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  • レコーディング小話11,12月号

    2016-12-12 14:081
    12月某日、焼き肉屋。僕は酩酊していた。
    来年3月に発売するゲーム実況者わくわくバンドのファーストアルバム、その収録曲のラフミックス音源を聴いて、僕は涙を流しながらハラミをしがんでいた。
    その音源は数日前にドラムとベースのRECを終え、仮のギター、キーボード、ボーカルが入ったもの。
    仮とはいえ、全てのパートそれぞれは本人達が演奏し、歌ったものがMIXされている。
    超パーティ、埼玉スーパーアリーナの1万数千人の前で生演奏をした興奮冷めやらぬまま、僕たちゲーム実況者わくわくバンドは初のアルバム制作に取り掛かっている。

    どうも、ヒラノ課長です。

    11月某日、レコーディング日。僕はゲーム実況者わくわくバンドのメインコンポーザー、せらみかるの家に来ていた。
    ただ、家主はいない。せらみかるの家には、僕ただひとりである。
    ゲーム実況者わくわくバンドのレコーディングは基本的に以下のような流れで収録される。
    みんなで「せーの」で曲を合わす→ドラム、ベースのリズムRECをする→ギター、キーボードの上物RECをする→歌録りをする。
    個別の演奏に合否を出す順は、演者→エンジニア→湯毛、せら→最後に全員で聴いて問題なければOK。
    ここで特筆すべきは、湯毛とせらみかるの異常な耳の良さだ。
    演奏の最終チェックを担当する二人だが、湯毛にいたってはスマホゲームをしながらリズムのズレ、ピッチのズレを認識し、せらみかるにいたってはチューナーなしでギターがほぼチューニングできてしまうほどの音感の持ち主だ。
    音のチェックをしている時によくある光景が、曲を聴いている最中にスマホをいじっている湯毛が、曲が終わると同時にスマホから目を離し、「あそこおかしくないですか?、どこどこをこうできますか?」と、キッチリ添削を始める。
    僕が「湯毛ぽ(ゲームしてんのに曲を)いつの間に聴いてたん?」と尋ねると、「ゲームしてるけど耳は曲聴いてるんで。」と、理解不能な回答が返ってきたのが印象的だった。
    せらみかるは逆に少し集中して音をチェックをするタイプだ。
    要所要所のこだわりは人一倍ある半面、各パートの演奏やアレンジに対する柔軟性も持ち合わせている。
    そんな二人の司令塔を軸に、レコーディングを行う時は誰のレコーディングであろうが、5人は時間とスケジュールの許す限り、ほぼ全員一緒にいる事が多い。
    わくわくバンドが初めてレコーディングを行ったのが合宿で、全員一緒が当たり前だった環境が下地になっているからなのか、僕はそれがとてもいい風習に思える。
    ただ、自分以外のメンバーがレコーディングを行っている時間はなかなかのまとまった時間であり、その時間を有効活用するのは当然の事で、非レコーディングメンバーはそれぞれ遊んだり、持ち込みの仕事をしたり、英気を養ったりと様々である。
    その日も、リズムRECの最中にせらみかるはノートPCをスタジオに持ち込み、作業しようとしていた。
    その時は彼のユーザーチャンネル開設に向けて、大事な追い込みの時期だった。
    ただ、彼は忘れてしまったのである。
    大事なノートPCの、アダプターを。

    前述した様に、せらみかるはレコーディング作業には欠かせない人物であり、誰のレコーディングであろうとスタジオにはいてもらわないと困る存在だ。
    みんなで「せーの」で合わした後、アダプターのささっていないノートPCで作業をするせらみかる。
    「うわーー、もう、バッテリーが2%だ~~~」
    僕はこんな時に、効率的に順序立てて考えて行動できないほど愚かではない。
    せらみかるから家のカギを預かる。
    キーホルダーにはウッドマンのラバーストラップが付いていた。
    せらみかる邸に到着するとまず、7本ほど転がっているE缶が目に入る。
    「こいつは本当にロックマンが好きなんだな」
    ノートPCのアダプターを探しながら、僕はそう思った。

    12月某日、その日もレコーディング作業を終え、僕は東京から大阪に帰ってきた。
    アルバム用の新規に書き起こされた曲たちも段々と形を成してきて、上機嫌だ。
    アルバム制作をしている当事者でありながら、このアルバムの完成がとても楽しみになってきた。
    僕のギターは現在、これから大量にダビングをするであろう時に備え、メンテナンスに出している。
    普段ならギターを置きに真っ直ぐ家に帰るのだが、今日はいつもより身軽。僕はいい気分ついでに、お腹も満たして帰ろうと焼き肉屋に入った。
    注文を済ませ、肉とビールに舌鼓を打っている最中、大事なことを思い出した。
    大家から新曲のラフミックスが送られているのである。
    早速イヤホンで音源を確認した僕は、不覚にも感極まってしまった。
    本当にこの曲たちやアルバムを、いろんな人に聴いてもらいたい。
    素直にそう思いながら、僕はビールをおかわりした。
  • 生絞りハイボール祭り2016&課長とモリ君のトップガンTHE大忘年会3のイベント詳細と会員限定先行予約

    2016-12-06 20:00
    550pt
    2013年4月、かちょモリは上機嫌だった。
    東京では初となる主催イベントを終え、今はビールを片手に来場者をお見送りしている。
    その中に一人、誰よりも陽気なやつがいた。
    コジマ店員である。
    彼は僕達には内緒で、普通にこの会場に遊びに来ていたのだ。
    イベント中にその事実を知った僕とモリ君は、口を揃えてこう言う。

    「なんで来てくれたんやろかw」

    そう、お互い知らない仲ではなかったのだが、コジマ店員がかちょモリに興味があったという事実に驚きと嬉しさを隠せなかった。
    なぜなら、かちょモリ二人で一緒に実況動画を見てバカ笑いをした、唯一の実況者だったからだ。

    その後、コジマ店員はこの雰囲気がよほど気に入ってくれたのか、かちょモリのイベントには毎度来てくれるようになった。

    そして2015年8月、セピアは上機嫌だった。
    東京お台場カルチャーカルチャーでのイベントを終え、会場内で打ち上げをさせてもらった僕たちは心地よい疲れを癒している。
    自分が帰らなければいけないギリギリの時間までの、つかの間の充実した時間だ。
    そんな中、酒が入るとよりいっそう饒舌になる男がみんなとひとしきり談笑した後、突然堰を切ったようにまくしたてる。

    「このステージで音速兄貴だったらどうよ!?ふぁんきぃがここでこう!!マリオさんがこんな感じでタララ~ンと弾いて、そこで俺のカウントを合図にみんなでウワーつって!!!」

    カルカルのステージに上がり身振り手振り大振りで自分の感情をあらわにしてくれるセピアを見て、本当にこの人と一緒にイベントをする事ができて良かったと思った。
    勝手な想像なのだが、
    打ち上げでこんな楽しそうにしているのだ、きっとイベント自体にも満足してくれているだろう。
    モリ君とそう話し、意気揚々と会場を後にする彼を見送った。

    どうも、ヒラノ課長です。

    月日は流れ、2016年もあと僅かとなりました。
    今年の夏の暮、僕はコジマ店員から思いがけない言葉を貰った。

    「課長!俺ら一緒になんかやろうよ!モリ君もセピアさんも誘って4人で実況録ろうよ!」

    とても嬉しい言葉に僕は即座に「やる!」と、二つ返事で返した。
    「でもホントに俺らでいいのー?」と、軽く尋ねたら、

    「かちょモリにはもらってばっかりだから!普通に一緒にやりたいと思ってる!」

    こうして、生絞りハイボールは生まれた。

    2016年12月30日、僕たちはこの4人で縁のある東京カルチャーカルチャーでイベントをやります。




    ●イベント詳細
    【開催日】2016年12月30日(金)

    【会場】東京カルチャーカルチャー ※お台場から渋谷に移転しました

    【昼の部】生絞りハイボール祭り2016
    開場10:30 開演11:30
    チケット代:3500円(税込み)
    出演:コジマ店員、セピア、課長とモリ君

    【夜の部】課長とモリ君のトップガンTHE大忘年会3
    開場17:00 開演18:00
    チケット代:3000円(税込み)
    出演:課長とモリ君

    【年齢制限】昼夜共に20歳以上
    ※身分証明書が必要となります。(入場整列時に確認いたします。)
    1つでOK→・運転免許証・パスポート(旅券)・顔写真が載っている学生証
    2つ必要→・住民票・住民カード・保険証・学生証(顔写真なし)・キャッシュカード・クレジットカード・TSUTAYAなどの会員カード(名前入り)・病院の診察券

    【注意事項】昼夜共に全自由席、飲食代別、要1オーダー

    【備考】当日はグッズ販売をおこないます

    ●チケットのお申込み
    一般発売に先駆けまして、チャンネル会員限定先行予約受付を行います。
    こちらは「コジマ店員のプレイボールチャンネル」、「シェイクセピア」、「かちょモリチャンネル」に入会している方を対象に抽選で行われます。
    各チャンネルのどれか一つにでも入会されていれば、該当するチャンネルブロマガからのお申し込みが可能です。(※夜の部の先行予約はかちょモリチャンネル会員限定)
    各チャンネルとも個別の予約枠を設けており、各チャンネルごとの当選数は同じです。(3つのチャンネルのうち2つに入会されている方はそれぞれのチャンネルから合計2回、3つ全てに入会されている方は合計3回のお申し込みが可能です。)

    チャンネル先行チケットには整理番号の前に、当選されたチャンネルのアルファベットが記載されています。(例:K12、S7、KM23、など)
    イベント当日の入場整列時には整理番号K1、S1、KM1の方々を先頭に3列で、同じアルファベットごとに、番号順にお並びいただきます。

       K1、K2、K3、K4、K5~~~~~~~~
    先頭 S1、S2、S3、S4、S5~~~~~~~~
       KM1、KM2、KM3、KM4、KM5~~~~

    【チャンネル会員限定先行予約(抽選)】

    ・エントリー期間:12/6(火) 19:00~12/8(木) 23:59
    ・当落発表:12/13(火) 15:00

    ・入金・引換期間:12/13(火) 15:00~12/15(木) 23:00

     ※チケットの当落は抽選で行いますので、エントリー期間内であれば急ぐ必要はありません。
     
    この先の会員限定部分にチャンネル会員限定先行予約の受付ページURLを記載いたします。
    ここまでお読み頂きありがとうございました。興味があればぜひ、足をお運びください。


     
  • 超パ当日&後日談

    2016-11-06 17:261
    11月3日 PM11:50 僕は泥酔していた。
    ニコニコ超パーティー2016が無事終わり、ここは出演していた実況者達の安堵と喧騒が入り混じる打ち上げの場だ。
    祭りが終わった後、この場に至るまでハイペースでビールをあおっていたため、僕の意識はもうろうとなり、精気の抜けた体が舟をこぐ。
    そんな折に、元気いっぱいのコジマ店員が僕に喝を入れる。

    「課長はそうじゃなああああい!」

    どうも、ヒラノ課長です。

    去る11月3日、ニコニコ超パーティー2016にゲーム実況者わくわくバンドで出演させていただきました。
    去年の超パも出演させていただきましたが、今回はゲーム実況に加え、なんと約15000人のオーディエンスの前で演奏する大舞台となりました。
    3日の深夜早朝にさいたまスーパーアリーナの舞台に立ち、本番リハーサルを終えて、同日の昼前に会場入りしました。
    ライブに意識が集中しすぎていたせいか、同じく会場入りした音速兄貴のギタリストであるtowaco氏と話をしていると、
    t「ステージどんなん?」
    と訊かれ、
    課「めっちゃ広かった!でもイヤモニ(イヤホンモニター)してるから音に包まれてる感覚はなかった!」
    t「ふぅん」
    課「普段スタジオで音合わしてる時よりも数倍クリアに聴こえてくるから慣れるのに大変!」
    t「へぇ~・・・、俺マリオメーカーのステージどんなん作ったんか聞いてんけど」

    そう、ゲーム実況では音速兄貴、わくバンそれぞれのメンバーがひとつずつステージを作り、相手チームにプレイしてもらうというリレー実況を行いました。
    僕の作ったステージはコチラ→課長のスピリチュアルアスレチック 92C7-0000-02B5-5E39

    実況ステージが終わると、わくバンのメンバーはライブステージの用意をして、楽屋に向かった。
    ライブ演目は8/31に発表したゲーム実況者わくわくバンドの2ndシングル
    「時の妖花」
    そして、ニコ厨ならずとも知っている人は知っている、せらみかる作詞作曲の
    「エアーマンが倒せない わくバンver」

    何度もリハーサルを重ねてきたこの2曲だが、大舞台の本番の前、5人は楽屋で最後の音合わせをする。
    普段のわくバンのライブ前では、あまり見られない光景。
    僕が覚えてる限り、本番前5人揃って生音で合すというのは、Zeppの時以来じゃないかと思う。
    そうこうしているうちに、遂に僕たちの出番がやってきた。

    ゲーム実況者わくわくバンドを初めて見る人達にどう見られたいのか。
    メンバーのビジョンは同じ方向を向いている。
    僕は改めて自分がわくバンのメンバーだという事を認識し、支えてくれた人たちの事を考えた。
    自分のミスがわくバンのミスになるという事。
    僕だけのわくバンじゃなくて、みんなでわくバンなんだという事。
    僕は普段パフォーマンスに重きを置いている節があるが、この日ばかりは演奏に傾注した。
    こんな自分も、Zeppにあの日、初めて5人で立った時以来の感覚だったと思う。

    演奏が終わった後、少し心の余裕も出てきたのか、僕は
    「今度はあの花道を歩いてみたい」
    などとたわごとを言っていた。

    そして祭りの後、実況者集団は打ち上げに向かった。
    実況者が集まって酒を酌み交わし、話をするのはもちろんゲーム実況の事。
    前述のもうろうとした意識もどこへやら、僕達は好きなゲーム実況者の話をしながら楽しい夜を過ごした。

    後日、ホテルの朝食をすませ、外でタバコを吸っていた僕に声をかけてきた男がいた。
    「お疲れ様です」
    音速兄貴のギタリスト、towacoである。
    「おはよう」
    と、僕も返す。
    課「荷物持ってるやん、もう大阪帰んの?」
    t「今から帰る。大阪好きすぎて早く大阪に帰りたい。」
    課「1秒でも長く東京にはいたくないと」
    t「1秒でも早よ大阪戻りたい」

    この人そんなに大阪好きやったんか・・・、そんな事を考えながらtowacoの顔を見ていると、自分でも思いがけない言葉が出てきた。

    課「一緒に帰る?」

    それからtowacoと二人で新幹線に乗り、ギタートークに華を咲かせ、新大阪で美味しいそばに舌鼓を打ち、僕のニコニコ超パーティー2016は幕を閉じた。