起業するひとに必須なプライドマネジメントという概念
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起業するひとに必須なプライドマネジメントという概念

2014-01-09 09:55
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 寝起きでうつらうつら考えていて思ったこと。メモ代わりに書く。起業家にとってなにが大事か。まあ、ぼくは起業推進反対派なんだけれども。なんで起業してはいけないかの大きな理由のひとつに、起業はそのひとの人格を破壊する、と思っていることがある。端的にいうと、起業すると人間としてイヤなやつになる、ということだ。まあ、もちろん例外はあるけど、かなりの確率で性格が悪くなる。これは別に起業家を非難しているわけではなく、起業というものの構造的な問題だ。
 お人好しな人間は疑い深くなるし、プライド高いひとはプライドがねじまがる。自信あふれた人間は卑屈になる。さわやかな人間が卑しくなる。他人に対してあふれていた善意はどこかに消えてしまう。
 これは起業という行動がもたらす環境に適応した結果であって、起業家そのものには責はない。起業ってそういうものだもん。他人を疑うのが仕事になる。競争相手とだけ戦えばいいというものではなく、取引先を疑い、部下を疑い、パートナーを疑う。実際に何回も裏切られる。あるいは自分も事業が失敗するか、だれかを裏切るかという選択をしょっちゅう迫られる。無茶非道に対して立場の弱さから頭を下げる。起業は立場が低い場所からスタートするから、基本、そういうことになる。起業をして性格が悪くなるのはあたりまえだ。よほど苦労せずに成功しないと起業家なんて絶対に性格が悪くなる。起業家で性格がいいひとは、ずっと恵まれた環境を続けて成功したひとか、成功してから性格をリハビリしたひとか、まだ、起業したばっかりでこれから性格が悪くなる人かの3種類しかいない。
 実際、経営者で人格者ってやっぱり盤石な事業基盤をもっている歴史ある大企業のひとだよね。苦労は買ってでもしろというけど、するべき苦労は汗をかくような苦労なんだよね。プライドを傷つけられる苦労なんてできればしないほうがいい。多少、たしなむ程度で十分だ。どうせ生きていれば経験するし。
 まあ、このあたりは前から思っていたことなんだけど、今朝、考えたこと。起業の結果、卑しくなった人間に出会ったとき、多くの人間は「こいつはもうだめだな」という判定をしてしまう。おそろしいことだ。性格が悪くなるのは仕方ないとして、性格が悪くなったことでダメ判定をまわりの人間にされてしまうということは、もう起業すらも成功する確率はゼロに近くなる。性格が悪くなるのが起業に付随する副作用という認識は、まだ甘くて、性格が悪くなったとまわりに気づかれてしまうぐらいに性格が悪くなると起業家としてもおしまいだということだ。
 そうなると、起業家にとって大事なことに自分の良い性格を保ち続けるというのは本質的に重要な戦略になりうるということだ。自分の性格を悪くしない、もしくは悪い性格をまわりに気づかせない。これが起業を成功させる重要な必要条件になっているのだ。
 性格を悪くしないということは自分のプライドをいかに守って仕事を続けるかということに直結する。このテーマにプライドマネジメントということばを与えることをぼくは思いついた。プライドマネジメントという概念はとても大事。というのが今朝、ねぼけながら考えていたことなんだけどね。
 プライドマネジメントにどういう方法論があるかは、いくつか、アイデアがあるのだけど、それはまた別の話。包括的な議論をするほど、まだ、考えが煮詰まっていないしね。


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次回もたのしみにしています❁
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