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  • ご加入いただいていた方へーニコニコチャンネルからの配信中止のお知らせ

    2016-04-28 13:45
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     これまで「香山リカ医院」にご登録いただき、ありがとうございました。

     たいへん勝手ながら、このたび私は、自分の公式メルマガや動画放送をこれ以上、株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコチャンネル」内にて続けるのをやめることしました。
    その理由をご説明します。
     
  • 【「安倍政権NO!☆0214大行進」出発集会スピーチ用メモ】香山リカの第一診察室 vol.71

    2016-02-16 14:00
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    「安倍政権NO!☆0214大行進」出発集会スピーチ用メモ
     香山リカの第一診察室  vol.71      2016/2/16
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     どうぞお入りください、お待たせしました。
     ココロのおかげんはいかがですか…?
     
     こんにちは。
     今年の東京は気温が上がったり下がったり、株価のように天候も乱高下です。
     診察室ではインフルエンザにかかった、という話が多く聴かれるようになりました。
     今年は 熱が37度台で も検査してみるとインフル、というケースもよくあります。あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、やはりうがい、手洗いは 忘れないようにしたいものです。

     さて、 今回は2月14日に 代々木公園で行った集会でのスピーチ用の原稿(完全にこれ通りに話したわけではありませんが)をお届けしたいと思います。ぜひぜ ひ感想をお聞かせください。お待ちしています!


    「安倍政権NO!☆0214大行進」出発集会スピーチ用メモ(代々木公園、2016年2月14日)

     今年ももうすぐ3月11日がやって来ます。東日本大震災と福島第一原発事故が起きたあの頃、私は5年後の日本がこんな国になっているとは思ってもいませんでした。また5年後の私が、しかもこんなバレンタインの日に、こうやってマイクを握って愛を語るのでも犠牲者への祈りを捧げるのではもなく、時の政権への怒りを訴えているなんて、まったく想像もしていませんでした。
     5年前の3月、私たちはたしかに誓ったはずです。この震災の犠牲になった人たちを忘れない、被災した人たち、原発事故で避難している人たちの力になりたい、二度と原発事故を起こさないよう、日本中の原発をなるべく早くなくしたい、国際競争や経済成長ばかり追い求めず、ひとりひとりの命と心が大切にされる社会を作っていきたい、と。
     ところがこの5年間、とくに第二次安倍政権が誕生してからの日本はどうでしょう。
     被災地の復興も十分とはいえず、原発事故にいたってはいまだ収束のめども立っていなというのに、原発は次々に再稼働され、特定秘密保護法が制定され、かたよった経済対策で格差は拡大、貧困にあえぐ人、ブラック企業で過労うつに陥る人は増える一方です。また、沖縄では辺野古で工事への着工が強行され、この東京でも毎週のようにおぞましいヘイトスピーチが路上にあふれ返るようになりました。そして昨年、ついに憲法破壊による戦争法が成立させられ、いまメディアへの露骨な権力介入により、私は正しい情報を知ることさえできなくなりつつあります。
     私はこの5年間、本当はもっと静かに大震災の犠牲者のために祈っていたかったです。もっと何度も被災地に出かけて、精神科医としての経験を生かして、復興のお手伝いがしたかったです。みなさんも同じだと思います。でも、安倍政権があまりに愚かなことやおかしなことを行い続けるため、私には被災地のための時間が十分に与えられませんでした。
     私は、はっきりと気づきました。私たちがお互いのことを思いやりながら、希望を持って心静かに生きるためには、一度だけ勇気を出して立ち上がって、大きな声をあげ、激しく闘わなければならないのです。
     今や平和は、静かにつくり上げる時代ではなく、それを奪おうとする者から、断固として奪い返さなければならない時代になったのです。
     みなさん、この闘いが終われば、私たちはまた、本来のやさしい自分、おだやかな自分に戻ることができます。私も、もともとの“おしとやかな自分”に戻るつもりです。
     でもそれまでは、しばらくの間、私たちはやさしさ、おだやかさ、つつしみぶかさを封印し、強く大きな声をあげていきましょう。拳を振り上げて怒りをあらわしていきましょう。そして、本当の平和と自由と希望を、私たちの手へと取り戻していきましょう。
     未来の2月14日、バレンタインデーには、私はきっと笑顔で、愛を語り合い、静かに大震災の犠牲者に祈りを捧げているはずです。それを信じて、いまは心を高く高く揚げて力強く闘っていこうではありませんか。みなさんひとりひとりの力が本当に必要です。この闘いにいなくてよい人は、誰ひとりとしていないのです。これから行進に出発しますが、ひとりとして列からはずれることがないよう、お互い手を取り合い、励ましあって元気に進んで歩いていきましょう。
     これは、私の闘い、あなたの闘い、私たちの闘いなのです。       

     
    では、おだいじに~!!


  • 【1月5日「市民連合」街宣でスピーチしました】香山リカの第一診察室 vol.70

    2016-01-07 17:159
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    1月5日「市民連合」街宣でスピーチしました
     香山リカの第一診察室  vol.70       2016/1/7
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     どうぞお入りください、お待たせしました。
     ココロのおかげんはいかがですか…?
     
     安全保障関連法の廃止を求め「SEALDs」や「ママの会」などの市民団体の有志が、この夏に予定されている参院選で野党統一候補を支援するために昨年末、「市民連合」を結成しました。その初の街頭演説会が1月5日、東京・新宿駅前で行われ、平日の昼間にもかかわらず、5千人もの人が集まったことは、報道などでご存じかと思います。私もゲストスピーカーのひとりとしてスピーチしたのですが、当日、時間の関係で省いた部分も含め、その全文をここで公開させていただきます。

     私自身は「市民連合」の世話人などではなく、どちらかというと外野の応援団なのですが、みなさんから「もっとこうしたら?」「こんなことやって」などのご要望やご意見があれば、“中の人”たちに伝えたいと思います。どしどしご意見お寄せください!


    **********


     この年末年始も、私は、北海道・小樽市の実家にもどり、母とふたりですごしました。ほかの地方都市と同じように小樽も景気はよくありませんが、窓の外にはいつもながらの静かな雪景色が広がっていました。「穏やかなお正月ね」と母は言い、私は一応、「そうね」と答えましたが、目を閉じてちょっと記憶力や想像力を働かせるとその穏やかさは今やとてももろいものでしかないことを知っています。日本はすでに集団的自衛権の行使を容認する戦争法を持つ国になり、この穏やかさや平和は、一瞬で消えてしまうかもしれないのです。

     精神科医の私の診察室には、ひとよりまじめで繊細なため、働きすぎたり人間関係で気をつかいすぎたりして、傷つき疲れた人たちが大勢やって来ます。社会の空気にも敏感なその人たちは、私に「先生、これから世の中はどうなってしまうのでしょう。なんだかすごく怖いんです」と言います。私は、以前ならそうしていたように、「大丈夫、心配はいりませんよ」と言ってあげることができず、「そうですよね。でも考えすぎても仕方ないから、今は目の前のことだけ見て暮らしましょう」と伝えます。

     近年の脳研究の進歩は目覚ましく、人間の多くの心の働きについても、科学の光があてられるようになってきました。しかし、肝心なこと、「人間にはなぜ意識つまり人間らしい心が備わっているのか」については、実はまだほとんどわかっていません。ただ、意識や心は、生きものが地球に誕生して以来、何百万年ものたいへんな苦労や犠牲を経ながら進化し、ようやく手に入れた奇跡であることがわかってきました。ところが、なぜか進化はそこで止まり、私たちはいまだに自分以外の誰かの意識や心の中にアクセスすることはできずにいます。親子でも親友でも恋人でも、その人がいま本当は何を考えているのか、まったくわからないのです。でもだからこそ私たちは悩み、苦しみ、そして他の人の心の中を一生懸命、想像して理解しようとし、まだ言葉や身振りでなんとか自分の気持ちを伝えようとするのではないでしょうか。

     安倍政権が誕生してから、秘密保護法の制定、生活保護法や派遣法の改悪、原発再稼働、沖縄辺野古本体工事への強制着工そして解釈改憲による戦争法の制定など、ひとりひとりの暮らしと気持ちと命を踏みにじるような政策がどんどん実行されています。マスメディアへの公権力の介入も露骨に行われ、何が起きているのか、知ることさえむずかしくなりつつあります。また、そういった政権の雰囲気に後押しされて、在日外国人へのヘイトスピーチ、生活保護受給者へのバッシングを平気で行う人たちもあとを絶ちません。

     「一億総活躍」などという単純きわまりない言葉で国民をひとくくりにしようとする安倍政権は、私たちが労働マシーン、さらには戦闘マシーンとして国家に奉仕することを求めているかのようです。それはつまり、もう自分以外の誰かの胸のうちなど想像しなくてよい、意識を、心を捨ててよい、人間であることをやめてよい、ということにほかなりません。
     意識や心があるからこそ、私たちは、目をあければ現実を見ることができ、目を閉じれば果てしない記憶や想像の旅に出ることができます。何百万年もの進化の結果、手に入れたこのすばらしい人間としての心を、権力によって奪われることなどあってよいわけはありません。

     みなさん、私たちがやろうとしているのは政治の闘いではありません。文化や文明の闘いでもない、と私は思っている。これは人間としての闘い、人間であることを守る闘いです。私たちから言葉を奪わないで。私たちから心を奪わないで。人間であることをやめろ、と言わないで。私は、安倍政権にそう言いたい。

     ここにはいろいろな人が集まっていると思います。いろいろな世代、職業、国籍、宗教、いろいろな思想や価値観の人がいると思う。でも、この闘いに連なる条件はたったひとつ、「人間であること」だけです。いろいろな違いもあると思うけれど、私たちはお互いに絶対に手を離してはなりません。私もみなさんの手を離しません。だから、私の手も離さないでください。タイムリミットは迫っているけれど、勇気を持って、安倍政権から人間としての心を守る闘いを、いっしょに闘っていきましょう。

     
    では、おだいじに~!!