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記事 4件
  • 第41回:【思潮/科学・統計】2014年成人の日社説分析速報

    2014-01-25 22:00  
    後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第41回:【思潮/科学・統計】2014年成人の日社説分析速報念願の番組の1つに(声は出せませんでしたが)出演できましたよ!1月13日、TBSラジオにて放送の「荻上チキ・Session-22」!同日の番組で、本年の成人の日社説13紙ぶんのレビュー+総評を提供させていただきました。そしてそれをめぐって荻上チキ、飯田泰之、松谷創一郎の各氏が話をしてくださったりといろいろと嬉しい時間を過ごさせていただきました!しかも今回の依頼をいただいたきっかけが、昨年の「杜の奇跡20」で出した同人誌『統計学で解き明かす成人の日社説の変遷――平成日本若者論史5』という、なぜか商業新刊である『「あいつらは自分たちとは違う」という病――不毛な「世代論」からの脱却』(日本図書センター)を差し置いての抜擢であるという。同人誌がきっかけでラジオのコメント提供、というのはかなり珍しいと思

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  • 第40回:【政策】PISA2012年調査結果を読む

    2014-01-15 19:00  
    後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第40回:【政策】PISA2012年調査を読むさて、今回は、3年に1度、世界的に行われる教育調査である「OECD生徒の学習到達度調査」(PISA)の、2012年調査結果が発表されたので、それについて見ていくこととします。本稿は、国立教育政策研究所によってとりまとめられた『生きるための知識と技能5――OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2012年調査国際結果報告書』(明石書店、2013年)をベースに紹介していきます。参加国と地域は次の通りです。OECD加盟国:オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、韓国、スロ

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  • 第39回:【年頭所感】「無視」が先鋭化を生む

    2014-01-06 22:00  
    後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第39回:【年頭所感】「無視」が先鋭化を生む「SUPER ADVENTURES 70」(2014年1月5日、ビッグパレットふくしま)で配布したサークルペーパーです。さて、今回は、今年最初の即売会ということで、年頭所感でも書いてみようと思います。昨年10月、私は『「あいつらは自分たちとは違う」という病――不毛な「世代論」からの脱却』(日本図書センター)という本を出しました。同書で私が取り扱ったのは、「若者」に対するイメージの変遷から見る、我が国における社会学的な言説の変遷でした。1970年代の「しらけ世代」論から現在に至るまでの若者論の流れは、若い世代をメディアや若者研究の側が、そして若い世代自身が社会から切り離していく過程でした。1970年代における「モラトリアム人間」言説の受容をはじめとする若い世代の心性の「異常さ」を問題視する言説に始まり、一方19

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  • 第38回:【書評】2013年・今年の1冊

    2014-01-01 22:30  
    後藤和智の若者論と統計学っぽいブロマガ第38回:【書評】2013年・今年の1冊「コミックマーケット85」3日目(2013年12月31日、東京ビッグサイト)で配布したサークルペーパーです。ベスト(1冊)飯田泰之、荻上チキ『夜の経済学』扶桑社、2013年9月ベター(10冊)ベター1:西内啓『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社、2013年1月ベター2:澤田康幸、上田路子、松林哲也『自殺のない社会へ――経済学・政治学からのエビデンスに基づくアプローチ』有斐閣、2013年6月ベター3:ロジャー・グッドマン、井本由紀、トゥーッカ・トイボネン:編著『若者問題の社会学――視線と射程』明石書店、2013年6月ベター4:鈴木智之『「心の闇」と動機の語彙――犯罪報道の一九九〇年代』青弓社、2013年12月ベター5:小玉重夫『学力幻想』ちくま新書、2013年6月ベター6:山村宏樹『楽天イーグルス 優勝への3

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