• その68:秋季例大祭新刊告知

    2017-10-07 00:2931
    キノコ狩りに行きたい。
     今年もまたスケジュール調整に失敗して秋のこの時期に原稿に追われています。この季節に山行かないとかキノコ屋としてどうなんだ。とりあえず10月のイベントに持っていく新刊は出来上がりましたが、今度は11月に向けて二冊目の作業が迫ってきています。(本当は紅楼夢に出すつもりだったんですけど間に合いそうにありませんでした)そろそろキノコ分の不足が限界突破しそうなので、現実逃避する前に出来上がった新刊の告知をさせてください。


     こちらが10/15(日)に東京で開催される秋季例大祭新刊
    「霊夢はどこへいった?」です。
     サークルスペースはき-44Bで一部500円にて配布します。
     書店委託はメロンさんにお願いしてます。
    https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=288654


     今回はなんか表紙が上手いことできたんじゃないかなぁと思います。なんというかポップな感じ? 表紙はいつも本文を書き終えた後にやっつけで作るんですが、こいつは何やらうまくはまった気がします。割とお気に入り。

     あらすじは霊夢がどこかへ行ってしまったのでそれを追いかけてに魔理沙があちこち探し回るお話です。こういうのって霊マリの王道ですよね。まあ物理的に追いかけてるだけで、探す場所もそんな多くないんですけど。以下がサンプル画像です。







     今回はおなじみのキャラから天空璋の新キャラまでいろいろ出してみました。ついでに憑依華のラスボスも出てきます。私が勝手に考えた奴ですけど。前に一回タマちゃんを先取りできたこともあるし、今回も案外あたったりして。あたってたまるか。

     また今作から使っているソフトをsaiではなくsai2に変えています。まだ正式版ではないためちょくちょくエラーが出たりもしますが、今のところいい具合です。定規機能や枠線機能、念願のテキスト機能が付いたおかげでこれ一つで原稿が作れるようになりました。まあでもテキストが一文ごとに別レイヤになったりとかまだ不満点も多いんですけどね。今後のバージョンアップに期待します。



     それと今回既刊の「マイボスマイヒーロー」を少量ながら増刷する予定です。

     今まで基本は新刊を余らせる程度に刷っておいて、在庫がなくなったら動画化などで公開して再発行はしないというやり方でやってきていました。しかしこいつはもともと刷った数が少なく、イベントなどで尋ねられる回数が断トツに多いもので、その度に在庫がないと返すのも忍びないので例外的に第二刷です。

     特に内容などは変えるつもりはなく、せいぜい誤植等の修正だけにするつもりです。途中で気が変わってセリフとかいじるかもしれませんけど。



     またこちらについては先日取り急ぎでご報告いたしましたが、
     当日イベント会場に私はいません。千の風になっています。
     スペースに座っているのは売り子の人だけですので、スケブや色紙、作品に関する質問、キノコの話題にはお答えできませんので予めご了承ください。

     また売り子一人だけのため、混雑したり席を空けている場合もあるかもしれませんので、その時は遠慮なく後回しにしてください。新刊が売り切れたことは今のところ経験がないのでたぶん大丈夫です。まあ配布してる横でキノコの話を長々と語ってるおじさんがいなくなるのでやりとりはスムーズになるんじゃないですかね。

     以上、秋季例大祭の告知でした。私の分も楽しんできてください。

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  • 【連絡】10/15(日)秋季例大祭不在のお知らせ【サークル参加はします】

    2017-10-01 18:13
    日に日に朝晩の冷え込みも強まる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。私は今しがた昼に起きようと思って目を覚ましたら17時を過ぎていていっそ開き直って二度寝してやろうかと思っていたところです。

     さて今回はタイトル通り10/15(日)に東京で行われる秋季例大祭への参加についてです。現在新刊の仕上げ作業に入っているところなので、こちらが完成次第に新刊告知と一緒に再度行うつもりですが、取り急ぎご連絡させていただきます。

    当日私はいません。

     どうにもこうにも外せない予定が入ってしまいまして、泣く泣く断念することになってしまいました。無念です。ただ普段お願いしている売り子が一人でも行っていいよと承諾してくれたので、参加自体はしますし、新刊も出します。
    要はいつものイベントで私がいないだけです。欠席と言うとサークル参加ごと取りやめのようなイメージがあったので、不在という形でご連絡いたしました。

     まあ私に会いたいという方もそういらっしゃらないでしょうから特に問題はないでしょう。ただ必然的にスペースに座っているのが終始売り子一人だけになってしまうので、

    ・感想や質問には直接お答えできないこと
    ・キノコに関する対応ができないこと
    ・スケブなどをお受けできないこと
    ・トイレなどでスペースが無人になるときがあること
    ・もし人が大勢来たら列が伸びてしまうかもしれないこと
    ・キノコに関する対応ができないこと

     これらの点に関しましては誠に申し訳ありませんがご理解いただきたく存じます。特に無人になっているときや列が伸びそうな時は後回しにしていただいて、混雑回避にご協力いただければ幸いです。そうそうないと思いますが。

     以上、取り急ぎの連絡にて失礼しました。当日何事もなくイベントが行われ、皆さまが心の底から楽しまれることを遠く岡山から願っております。










     ちくしょう。行きたかったなぁ……。


  • その67:夏虫草カーニバル(2日目)

    2017-08-31 02:295
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    ≪注意≫
    このブロマガはキノコ屋見習いの観察をまとめたものです。実際の同定に利用できるものではありません。
    記事内容に訂正・補足がある場合はコメント等でご指摘いただければ幸いです。
    なおキノコの正確な判別は経験者でも間違えるほど難しいものです。慣れない内はベテランの方に付き添って
    もらうなどして、素人判断での採取・喫食は行わないでください。死にます。
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    虫草祭二日目の朝です。一日目の余韻と眠気を噛みしめながらの4時起床。もともと虫草祭でのスケジュールとは別に朝食前に有志で探しに行こうという話になっていました。お誘いいただいたるねこさんやAさん達と合流し、近くの山の中へ向かいます。この辺りの土地勘は全くないので先行する人たちに黙々とついていきました。


     途中それなりによさげなポイントもあって、他のメンバーはフトクビハエヤドリタケとかコツブイモムシハリタケなどを見つけていきます。対して私は何も発見できず、口数少なく地面を這い回っていました。何か見つけたと思ったら別の人がキープしてたやつだったり、ただのゴミだったり。
     そろそろ時間的に厳しくなった頃合いでようやく見つけたのはハリタケ型の何か。おそらく先述のコツブイモムシハリタケあたりだろうと思います。自力発見は初なので、意気揚々と採取に取り掛かり、慎重に落ち葉をどけようとしたところで

    「時間なので戻りますよー」

     ヤブの外から聞こえた声に反射で振り返り、慌てて手元に目を戻すとギロチンした虫草の姿が……。虫草探す時は時間に余裕を持っていきましょう。

     早起き以外の疲労感を抱えつつ宿舎に戻り朝食を摂りました。これからの活動に向けてしっかりエネルギーを補給しておきましょう。これで朝一の調査で収穫でもあればもっとおいしく食べられたのでしょうけど。へへ、この焼き鮭やけにしょっぱいな……。

     ご飯を食べたら集合写真を撮っていざ調査地へ。現地は登山や渓流釣りでも人気の場所で駐車場もあるそうですが、こちらは50人を超える大所帯。参加者の車に乗り合わせて舗装されてない山道を進みます。山中で一般の登山客の方と話をしたところ、いったい何事かと思われたそうです。


     案内をする方の話では川を渡って山道を奥に行ったところが一番のポイントなのだそうです。そうと聞いたら行かなくてはなりません。山道の手前や駐車場周りも一応ポイントだというお話でしたが、ためらうことなく奥へ向かう道を選びました。

     山道へ入るための吊り橋。足場は狭いし土台もぐらぐら揺れるので一人ずつ渡るようにとのこと。吊り橋効果は期待できそうにありませんね。みんな慎重にわたっていくため、橋の前では渋滞が起き、辛抱溜まらず下の川を歩いて渡る人もいました。みんな長靴が水没したり、靴を脱いで渡ったりしてましたがガンガン突き進んでいきます。私はこういう橋を渡るのが結構好きなので大人しく列に並んで待ってました。



     吊り橋の待機列で出遅れつつも山道に入ると見事なブナ林が広がっていました。こういう環境だとやはり倒木から生える朽木生型が狙い目ですね。最近地面から出る地生型にはやや食傷気味だったので、これ幸いと朽木を探してまわりました。ところが探せど探せどこれぞ、という朽木が見当たりません。よくよく見れば生えているブナもまだ細いものが多いように思えました。後で聞いた話では私が探していた辺りはかつて薪炭林として使われていた場所なのだそうで、林としてはまだ新しいところだったようです。道理で見つからないわけだ。ようやっとあったいい感じの朽木も既に先行していた人たちが観察を始めていて、ムラサキクビオレタケなどを見つけていました。倒木を求めて私はさらに山の奥へと足を進めました。



     

     途中で見つけたアワフキムシタケ。名前の通りアワフキムシから生える虫草でぱっと見はハチタケやマルミアリタケによく似ています。わかる人に言わせれば微妙に違うそうなんですが私は正直よくわからないので宿主を掘って判断しています。

     宿主の好みか虫草の好みかは知りませんが冷涼な環境が好きなようです。岡山でも見つかるのは県北ばかりで、県南で見つけたことはありません。ただ生えるところにはかなりの数がまとまって生える習性があり、慣れてくると飽きるほどに見つかります。



     朽木から出ていたサビイロクビオレタケ。こいつは他の朽木生型が生えるにはまだ硬い倒木でも生えていることがあります。そういうのは倒木の表皮のすぐ下側にいることが多いので採取も比較的楽な相手です。



     サビイロクビオレの採取を終えて、立ち上がろうとしたところで見覚えのある白い影を見つけました。拾ってみれば案の定ウスキヒメヤドリバエタケです。こいつは前の記事でも紹介している通り、岡山で既に見ている種で、この夏だけで発生地を3か所見つけていました。なのでここでもまたお前かってなもんでとりあえず回収しておしまい。

     ちなみ今回の現場では初見の虫草を見つけることができず、時間を惜しんで探し回っていたので採取後の写真しか残してません。この後に出てくるキノコの写真は諦めて帰ってる途中に撮影したものです。



     やったぜ! キイロスッポンタケだ! と喜んだのもつかの間、隣にいたAさんから「ヒメスッポンタケじゃない?」と指摘されました。帰って調べなおしたところキイロスッポンタケは柄の色がもっと白色の強い淡い色合いをしているようです。まあヒメスッポンもいいキノコですよ。臭いし。



     なんかのちょうちょ。



     クチキトサカタケ。ブナ材から生える日本特産のキノコです。なかなかいいキノコなので近くにいた参加者の方に「クチキトサカタケですね」と言おうとしたところ、頭の中が虫草モードになっていたせいか、「ミドリトサカタケですね」と言ってしまったらしく、しばらくかみ合わない問答を続けてしまいました。



     よくわからないチャワンタケ。よくわかりません。




     ヒメベニテングタケ。こちらもブナ林特有のキノコ。ちょうど傘を開いている綺麗な個体がなかったので幼菌だけです。岡山県の山でも北の方へ行けば見つかるのでベニテングタケに比べたら低めのところに生えるキノコのようです。
     

     せっかく山形まで来たのだから何かこちらでしか見られないキノコでもないかと期待していましたが、まだ本格的なキノコシーズン前ということもあり、出会ったのは上記くらいのものでした。虫草に関しても先述のもの以外だとハチタケやカメムシタケといった過去に見たことのある普通種ばかり。こりゃ今回は外れだったかな、と思いながら山道を戻り、集合場所に戻った私に信じられない言葉が飛び込んできました。

    「アリヤドリタンポが出たんだって」

     まさか! いったいどこで!? 問いただす私に帰ってきたのは無情な答えでした。
    「駐車場のすぐそばの沢沿いで見つかったらしいよ」
     うそーん……。私は何のために……。



     そしてこちらが発見者の許可をもらって撮影したアリヤドリタンポタケ。歴戦の虫草屋も思わず唸るほどのレア虫草! そもそもの発生数が少ない上に見た目も地味でめったなことでは見つからない相手です。この日、本種を見つけたのはお一人だけでなんと今回が虫草祭初参加なのだとか。いまいちアリヤドリタンポの凄さにもピンと来ていないらしく、やはり純真無垢な心が必要なのだなと改めて思いました。

     フィールドワークを終えて宿舎に戻ってからは昼食をとりながら各々同定作業に入ります。この時配られた用紙に自分が見つけた虫草の名前を書き、調査全体の記録を残します。また珍しい虫草を見つけた人には『珍菌賞』といって理事会から商品が貰えたりもします。

     まあ今回はアリヤドリタンポで決まりだろうとちょっとトイレに抜けたすきに珍菌賞の発表が始まっていました。ちょうど三位の発表をしているところで部屋に戻ると、何と私の名前が呼ばれているじゃないですか。

     え? なんで? と思っているとウスキヒメヤドリバエタケが入賞していたようです。この夏に何度も見ることがあったのでそんな珍しくもないものだと思っていたのですが、聞いた話だとそこそこ珍しいやつだったみたいです。知らなかった、お前珍しかったのか。ぞんざいに扱ってごめんな。



     ちなみに前日からお世話になっているるねこさんも同率三位でした。写真はるねこさん発見のヨコバイタケ。そういえば気生型は全然探さなかったな。これどこに生えてたんですか、と聞いたところ、「駐車場の近く」とのことでした。……やっぱりか。

     ともかく、虫草祭に参加し始めて3年目、初の珍菌賞受賞です。新規発見ができなかったのは残念ですが、十分な成果と言えるでしょう。どうですか、錦田さん。これが虫草屋歴3年の実力という奴です。なあに錦田さんは今回が初参加ですから、まずは経験を積んで、

    錦田さんは2位でした。



     こちらが錦田さんの見つけたアリヤドリツブタケ。アリから生える虫草でハリタケ型になるという何とも珍しいやつです。奇しくも初参加の方が見つけたアリヤドリが1・2フィニッシュという結果になりました。というかこんなのいるんですね。全然知りませんでした。もっと経験を積んで出直してきます。

    私「ところで、これってどこら辺で見つけたんですか?」
    錦「ああ、これは駐車場の近くで」




     でしょうね。