【連載13回目】映画の歩き方: フランス『アメリ』 編(前)
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【連載13回目】映画の歩き方: フランス『アメリ』 編(前)

2014-11-05 00:00
    ▼第013号
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    映画の歩き方®
    フランス『アメリ』編(前)
    KIYASUWALKER
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、マレーシア、中国…
    映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。

    今回は一つの映画に絞ることは無い。
    パリに散らばる
    数多くの映画のロケ地を廻った記録であり、
    また、今後のロケ地探訪の宿題を纏めたものである。

    フランス『シェルブールの雨傘』編(前)〜(後)の後の旅となる。

    ▼例えば、旅行の定番?『アメリ』でアメリが働いていた店


    ▼『地下鉄のザジ』にてザジがはしゃいだところ



    ひとまず、メインとなる映画の説明をしておく。

    ■アメリとは
    「お洒落?」な映画。
    「?」をつけるのは、どこかグロテスクなところがあったり、
    コミュニケーション不全が物語の根底にあるから。しかし、それが良い。

    2,000年代から、本作のような、
    ただお洒落なだけでなく、ただカッコいいだけでなく、少々狂った、ズレたような演出が増えていくように思える
    概要を説明するのが困難なのだが、どこか異常な女性の、奇妙な生活を描いた作品。

    アメリ [Blu-ray]

    映画ファンでなくとも、知られる機会が多い、フランス映画の一つ。
    日本でもミニシアター上映の伝説的(というより記憶的な)ヒットを持つ。
    原題は、 Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain と、中々長い。


    『アメリ』以外の作品のロケ地も巡ります。
    例えば、『地下鉄のザジ』。


    ■地下鉄のザジとは
    「?」付きの『アメリ』と異なり、こっちは確実にお洒落な作品。
    作品が備えるお洒落さで、しぶとく今の時代にも映画ファンの間で生き残っている

    少なくとも日本においては、アート系映画館で時たま上映される作品。
    時代が流れようとも誰かに新たな影響を与えていることは確か。ターゲットが判りづらくて限定的な書き方をしてしまうが、やわらかい絵本のようなデザイン作りを志す人であれば、必見。


    地下鉄のザジ【HDニューマスター版】 [DVD]


    パリにやってきた少女ザジが、大人を振り回しながら、大はしゃぎする。
    ロケ地探訪としては、パリの街を歩き回れてピッタリな映画。

    一言追加しておくと、筆者が映画ファンの方と話してきた感覚では、絶賛する人と、お洒落の空回りと考えて毛嫌いする人がいるように思えます。筆者としての結論は、名作とは言わずとも秀作であることは間違いない。

    ■パリとは

    もう筆者が説明するまでもない、フランスの首都。
    そして、筆者の力では語りきれないのどの歴史がある町。

    そして、どこを撮影しても画になる。
    『地下鉄のザジ
    』にように、映像遊びをしたくなる欲求が出る

    Michelin Paris Poche Map 50


    ■改めて自己紹介

    ▼筆者


    ネットの中の社会人

    ◇映画
    ナチス台頭前のドイツ映画と、戦後暫くしてからの日本映画が好物。
    ・好きな監督は、フリッツ・ラング、黒澤、山中貞雄、溝口あたり。

    ◇宣伝
    ・100年後の学生に薦める映画2112本をひたすら書いています。
    ※文字制限でこのページの更新が止まってますが、実際は1800本ほど掲載。
    http://2112.hatenablog.com/entry/2112MOVIES_1





    ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

    【01.大まかな旅程】

    シェルブールの雨傘編の旅程はこうであった

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    ロンドン(イギリス)→ポーツマス(イギリス)→船→シェルブール(フランス)→電車&バス→モンサンミッシェル(フランス)→バス&電車→ナント(フランス)

    さらに、ここから、
    ナント(フランス)→サンマロ(フランス)→パリ(フランス)
    となる。

    【02.治安とか言語とか諸々】

    治安
    筆者が行った海外のロケ地の中でも、格段に安全。

    言語
    当然フランス語。英語は駅の係員などが通じた。
    おそらく、ガッツがある人であれば筆談等で何とかなるはず。

    ▼料理も美味しい!(I先生の秘書さんに教えていただいた場所)




    【03.到着編(サンマロ)】
    筆者は、パリに着く前に、
    海賊の町、サンマロにいた。

    近代的な駅


    だが、歩いて(写真は筆者の趣味の風景)


    歩くと




     

    目的地は、こんな場所



    城壁に囲まれた、
    海辺の要塞の観光地

    非常に画になる町であった。




    広い城内


    可愛らしい店も多数


    海賊旗のあったピザ屋。


    さて、
    『映画の歩き方』らしく、いこう。

    ロケ地ではないが、サンマロには、
    映画『タンポポ』にインスピレーションを
    受けたレストランがある




    映画『タンポポ』の物語は?
    ラーメン屋の主人を亡くした女性が、
    行きがかりの男に助けられながら、新しいラーメン屋を作り上げるというもの。

    海外で集計された、とある映画ランキングを見ると、
    料理が美味しそうな映画ランキングにも挙っており、
    日本以外へのインパクトが大きい希有な映画の1つと言える。

    タンポポ<Blu-ray>


    ■お店の主人と会話した
    筆者「この料理屋は映画からインスパイアされたのですか?」と伺う。
    フランス人の店主「はい。そうです。でも、ラーメンは作りません。」
    きっと、開店以来、何十、何百回と聞かれた質問なのだろう。
    微笑ましかった。

    日本人の奥さんと始めた店なのだそう。
    店の雰囲気は、映画の雰囲気と同じで、
    おしとやかで、芯がしっかりとした店。若干、洋風よりの和風の店。
    白色が際立つ、不思議な店。


    筆者が思うに
    映画『タンポポ』に影響を受けた料理屋は、
    このサン・マロの店に限らず、世界中にまだまだあると思う。
    本家の日本でも、かなりあると言われる。

    別に店名に『たんぽぽ』という名前を付けようと付けまいと、
    100年後にも、そんな料理屋が、何かしらの形で残っていたら、
    1つの映画の力も捨てたものではないと思う。

    洋食や たいめいけん よもやま噺 (角川ソフィア文庫)

    ■補足
    尚、監督は伊丹十三。代表作は、『マルサの女』『お葬式』。
    筆者が好きなのは『スーパーの女』『マルタイの女』。

    スーパーの女<Blu-ray> 伊丹十三DVDコレクション マルタイの女

    しばしの休息



    夕陽が大好き




    夕陽が綺麗だ。筆者は夕陽に弱い。

    翌朝


    城内の博物館に寄る。
    写真は、そこから眺めた風景






    次回、このまま
    『地下鉄のザジ』のようにパリの町へ。




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