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  • むしマガ Vol.393【「ヒアリに刺されて年間100人死亡説」を検証する】

    ヒアリ Solenopsis invicta. 撮影: 松本吏樹郎(大阪市立自然史博物館)  (CC BY 4.0) こんばんは。九州の大雨被害はひどかったですね。むしマガの読者には福岡や大分の方もいらっしゃると思うのですが、大丈夫でしょうか。 ・東京でヒアリ ついに東京でもヒアリが発見されました。 東京 大井ふ頭で「ヒアリ」見つかる コンテナの中からヒアリが見つかったということですが、このコンテナは中国から運ばれてきた後に日本国内のどこかの送り主に運ばれ、コンテナ内の荷物を降ろした後にまた大井に戻された後で、そこからヒアリが見つかったというものです。 このようなケースは全国各地であるでしょうから、もう港だけでなく、内陸部にもヒアリが人知れずコロニーを作っている可能性もそれなりにありそうです。 さて、前回の『ヒアリの生物学』の紹介の中で、「アメリカ国内でのヒアリによる年間死亡者数は100」という説明をしました。これは『ヒアリの生物学』に書いてあったことをそのままお伝えしたのですが、この数字の根拠については謎が多いことがわかってきました。 今回は、このヒアリによる死亡者100人説を検証していきます。そ...

    2017-07-09

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  • むしマガ Vol.392【ヒアリの生物学】

    Image: Insects Unlocked  (Creative Commons CC0 1.0 Universal Public Domain Dedication) 2017年5月、神戸港で国内では初となるヒアリが発見された。さらに同年6月には名古屋港と大阪港でもヒアリが確認された。ヒアリは原産地の南米からアメリカ、オーストラリア、そしてアジア諸国へと侵入、定着しており、その分布域を拡大している。 ヒアリは針をもち毒を打ち込んで攻撃し、場合によっては人間を死に至らしめるともある。このことから、国内のメディアでも「殺人アリ」ヒアリについて大きく取り上げるようになってきたが、この侵略的外来種が実際にどの程度脅威となりうるのかについて、正確かつ詳細な情報源が限られているのが現状だ。 この生物について国内で入手できる情報源のうち、もっとも豊富な情報を提供してくれるのが書籍『ヒアリの生物学』だろう。 『ヒアリの生物学』東 正剛、緒方 一夫、S.D. ポーター 著 東 典子 訳 2008年に出版された本書には、次のような一節がある。 ------ ヒアリは将来日本を侵略するだろうか?答えは「イエス」である。問題は、いつ、どこに侵入するかということだ。 ------ 9年前に出版さ...

    2017-07-04

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  • むしマガ Vol.391【クマムシの乾眠に樽状態形成は必須か】

     こんばんは。今月最後のむしマガをお届けします。梅雨さんはまだまだ元気ですね。 ・Make Tokyo Great Again  僕は東京都民なので、こんどの東京都議選は興味のあるところです。それにしても小池さん、やりますね。揉めに揉めていた築地移転問題、結局築地も残して豊洲にもつくる。科研費の年間予算が2000億円ちょっとなのですが、いったい科研費いくつぶんの予算が今回の問題に使われるのだろう、なんて研究者心理として考えてしまいます。  これがフランスなら、発炎筒やフランスパンがそこかしこで乱れ飛ぶ暴動に発展していてもおかしくないレベルです。こんなことなら、舛添さんがそのまま続投してたらよかったんや。と心底思ってしまいました。  でも小池さんの参謀、ある意味でとても優秀だと感心してしまいます。今回の選挙活動ではトランプ陣営のやっていたことをほぼ模倣。トランプは「Make America Great Again」と連呼していましたが、小池さんが方にかけてあるタオルには「Make Tokyo Great Again」と書かれています。    トランプが発していた「Make America Great Again」は少なくない人に嘲笑されていたわけですが、それでもこの...

    2017-06-30

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  • むしマガ Vol.390【エピジェネティクスで犯罪者予備軍を予測できるか】

     こんばんは。月曜日のむしマガをお届けします。ようやく本来の発行スケジュールに追いついてきました。 ・ヒアリ再発見  攻撃的な外来種アリが日本で初確認されたことを前号で触れましたが、初確認された神戸港にてさらに100匹ほどが路上で確認されたとのこと。 神戸で強毒「ヒアリ」=コンテナヤードに100匹  これ、やっぱり初発見されたところから逃げ出たやつなんでしょうかね。神戸あたりにすでに定着しているようだと、そこから一気に本州に広まる可能性もあります。東北以北は寒いから定着しないかもしれないけれど。  ヒアリが日本にとっても脅威となりつつあり、ちょっと本でも読んでみようかなーとチェックしたら、『ヒアリの生物学』というドンピシャな書籍を発見。 『ヒアリの生物学』  しかし売切れていて、本来の定価が2800円に対して中古本が5000円、新品だと10000円という プレミアムがついている。なんてこった。  しかしそれ以上に驚いたのは、著者が東正剛さんということ。僕の大学院時代の恩師です。9年も前に、ヒアリの侵入防御について問題意識をテーマにした本を書いていたとは。これを出した出版社もえら...

    2017-06-19

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  • むしマガ Vol.389号 2017/6/17【習慣の力】

     こんばんは。土曜日のむしマガをお送りします。 今週の後半はグッドな陽気が続く東京。今週は 4日間、多摩川沿いをサイクリングしています。これについては、 またのちほど。 ・ヒアリ、国内で初発見  先月に特定外来生物のヒアリが日本国内で初めて見つかった、 という発表が環境省から リリースされました。 ヒアリ(Solenopsis invicta)の国内初確認について:環境省  ヒアリは南米原産で、世界各地にその生息範囲を広げている。 攻撃性が強く、毒針で刺されると 死に至ることもある危険な生物です。 今回は中国経由で貨物として神戸に入ってきたところを 発見され、駆除されました。でも、 日本に定着するのも時間の問題かもしれません。  ヒアリについては、 ヒアリに刺されまくっている専門家の村上さんの記事がおすすめ。 小さな侵入者”ヒアリ”を退治せよ!  この記事の中でとくに興味深いのがレイチェル・カーソンの『 沈黙の春』の影響がヒアリ駆除に マイナスに働いたのではないか、という指摘。 保全生態学者の多くに尊敬されている レイチェル・ カーソンを批判的な文脈で引用しづらかったりするので、 ...

    2017-06-17

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  • むしマガ Vol.388号 2017/6/14【特別寄稿「天から降ってきた男(ある日の夜のミステリー)」】

     こんばんは。梅雨です。毎日雨ばかりが続くとげんなりする・・・ と感じるときに、いつも 思い出すことがあります。 アメリカでルームシェアをしていたとき、 同居人だったマレーシア出身の アイーンの言葉です。  「雨がいやだって言うけれど、 私が子供のときは雨が降らなければ生活用水を使えなかった。 だから、雨が降ったら感謝しないと」  彼女が子供時代に過ごしたボルネオの山中は、 当時はインフラも本当に貧弱だったらしい。 僕もそこに一度遊びに行ったことがあるのですが、 たしかに電気系統なども不安定な感じでした。 なぜかイヌとネコだらけで、 ついでにカワウソも飼われていたりして、 けっこう癒されるところでは ありましたが。 飼われていたカワウソ  とまあ、そんな風に、 雨が続く日にはボルネオのことを思い出します。 また行きたいなあ。 ・気の毒すぎる男性  世の中には漫画よりも漫画なストーリーが、 現実に起こっていることがあります。今週見た ニュースも、にわかには信じられないようなモノでした。 Kansas City man finds his doppelganger, freeing him from prison  強盗の...

    2017-06-14

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  • むしマガ Vol.387号 2017/5/31【努力と才能。能力を決めるのは、圧倒的に努力の方だった】

     こんばんは。5月最後のむしマガをお送りします。 発行が後半に偏ってしまいましたが、今月の 予定発行回数をクリアしました。遅くなってしまいましたが、 今号も読んでいただければこれ幸いに ございます。 ・思い込みの力  先日、 ジュンク堂池袋本店で行われたバッタ博士の出版記念講演会に遊び に行きました。   バッタ博士と    満員の熱気に包まれていた会場ですが、 キャパシティーの関係で観覧者数は数十人。それでも 手を抜かないのがバッタ博士です。一瞬のネタのためだけに、 わざわざ衣装を買い揃えておくなど、 完全にコスト度外視のプレゼン。あれ、 どこで買ってくるんだろう。ネタの仕込み方の度合いが、 以前にも増してパワーアップしていました。 自分も見習わないとな、と思いつつ、これは 見習えないな、と。  今回の『バッタを倒しにアフリカへ』 を読んでいて改めて感じるのが、バッタ博士の執念の 強さ。あそこまで逆境の中で、 執念を燃やし続けられるのは本当にわずかな人だけでしょう。  海外に留学に行くポスドクのうちのほとんどは、 30歳前後で初めて海外生活を経験します...

    2017-05-31

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  • むしマガ Vol.386号 2017/5/29【クマムシ研究者を目指す場合の大学えらび】

     こんばんは。予告通り、2日続けての配信です。 本当に毎日良い天気。 ・混雑は人から優しさを奪う  この前、1年以上ぶりくらいに、 午前8時頃のラッシュ時に小田急線に乗ったんですね。 もうびっくりです。拷問ですよあれは。  バラエティー番組なんかで、 お笑い芸人が罰ゲームを受ける企画なんかがありますが、 東京都心方面への通勤電車内の環境は、 あれよりも過酷な気がするな、なんて思ったり。  ちょっと前に、 満員電車にベビーカーを持ち込むことへの是非が議論になりました が、 ベビーカーどころか小学生が通学に使うことだって危険きわまりな いレベルです。  いや、別にどこかのブログみたいに「まだ東京で消耗しているの? 」なんて言いたい訳 ではありません。  あれだけ狭い空間に身動きが取れなくなるほど人間が押し込められ れば、ガンジーでも 理性と平常心を保つのは難しくなります。この日、 僕が満員電車の中にいた時間は 20分間ほどでしたが、 その間にも車内の2箇所で喧嘩がありました。 「あんた何押してんのっ!!」 「押してねーよ!さわんなよ!」  といったような、 聞いていてと...

    2017-05-29

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  • むしマガ Vol.385号 2017/5/28【クマムシ研究クラウドファンディングの実践とその解析(後編)】

     こんばんは、すっかり初夏の陽気が漂う今日この頃、 いかがお過ごしでしょうか。日も 高いし、今が一年のうちで最も過ごしやすい時期ですね。  先日、 むしマガでもおなじみバッタ博士こと前のウルド浩太郎博士の新著 『バッタを 倒しにアフリカへ』が出版されました。 友人だから言うわけでは無く、本当に面白いです。 まだ読んでいない方は、 とりあえず僕とブルマー小松がHONZに書いたレビューを 読んでみてください。 クマムシ博士のレビュー ブルマー小松のレビュー  このメルマガの読者の中で、これを読んでもピンとこない・・・ という人は、 まずいないでしょう。ええ。  個人的には、ああ、負けていられないな、と思いました。 バッタ博士に負けないくらい、 狂って生きたい。そんな気持ちにさせてくれただけでも、 バッタ博士には感謝です。  HONZのレビューでは書ききれなかったことなどもあるので、 本のネタバレにならない 程度に、機会があればちょっとここで書くかも。  それでは、今回も前回に続き、 今回もクマムシ研究クラウドファンディングについての 記録と考察を書きました。 ★むしコラム...

    2017-05-28

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  • むしマガ Vol.384号 2017/5/23【クマムシ研究クラウドファンディングの実践とその解析(前編)】

     こんばんは。だいぶ間が空いてしまいました。 月末に向けて出すべきメルマガを耳をそろえて お送りいたします。 ・クマムシ研究クラウドファンディング終了  3月から行ってきたクマムシ研究クラウドファンディングが無事に 終了しました。最終結果と して、317人の支援者から総額3,555, 840円の支援をいただきました。 最強生物クマムシの耐性の謎をゲノム編集で解明する!: academist  むしマガの読者の方からも多くのご支援をいただきまして、 この場にて厚く御礼申し上げます。  開始当初は200万円という大きすぎる目標を掲げたおかげで不安 も大きく、だいぶ胃が痛くなる 思いをしたのですが、 終わってみれば目標額を大きく上回る350万円以上のサポートを いただく ことができました。  この結果だけを見ると大成功で、まあ実際に大成功なのですが、 終了した今から振り返って みると反省点や「もっとこうすべきだった」 と思う点も多いものです。  そこで今号と次号では、 クマムシ博士が初めて挑戦したクラウドファンディングの報告と 総括を兼ねて、 クラウドファンディングの実情や効果的な取り組み方について...

    2017-05-23

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