激安Vocal Rider?HoRNet AutoGain Pro MK2レビューと使い方解説!
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激安Vocal Rider?HoRNet AutoGain Pro MK2レビューと使い方解説!

2016-11-06 01:28


    Cubaseとの相性は最悪です。動作確認してあるLogic、Live、RAEPERは問題ないです。
    ※Cubaseで動くようになりました。



    めちゃくちゃ安いボリュームオートメーションプラグインです。

    検索しても全く情報がない
    HoRNet AutoGain Pro MK2


    日本どころか世界で見ても持ってる人がそんなにいないくらいです。多分日本人で最初に買ったの僕です。


    さてこのプラグインどういったものかというと…

    • Vocal Rider、Bass Rider、MAutoVolumeのようなボリュームオートメーション自動化プラグイン
    • 26.99€(約3000円)という驚きの安さ
    • LR、M/Sの処理に対応
    • 本来音を大きくするところを小さくする逆ゲインが可能
    • RMS。Peakの切り替えが可能
    • サイドチェイン対応
    • あらゆるソースに利用可能
    • VST2.4、VST3、AU、AAX、RTAS対応

    という特徴を持っています。
    ちなみにVocalRiderは3万円。MAutoVolumeは約6000。
    AutoGain Pro MK2めちゃくちゃ安いですね。

    実はAutoGain Pro MK2の下位版があります。こちらは2年くらい前に発売されていたような。

    AutoGainAutoGain Proです。

    AutoGainはサイドチェインの入力信号を元にボリュームオートメーションを書いてくれるプラグイン。それだけ。超シンプルなため価格も激安11.99€です。…でも本当に出来ることが1つだけなので価格相応ですね。




    AutoGain Proは出来ることが大きく増え、入力信号のアタック、リリースやフィルターにゲインレベルの調整。グラフィカルなUIを搭載。これで十分ですよ普通は。変わり者はMK2買いましょう。こちらは21.99€でMK2へのアップグレードは3.99€なのでこちらから購入しても良いかもしれません。




    そしてAutoGain Pro MK2はAutoGain Proにステレオ処理とM/S処理の追加。さらにグラフィカルなデザインになりました。




    VocalRiderなんていらないじゃん!面倒なボーカルMIXもこれで十分!やったー!

    って思ったんですが…

    これどうやって使うの…。

    苦しめられました。

    というわけでパラメータも何やら厄介なAutoGain Pro MK2。詳しく解説します。

    実際に使っている人、これから買おうかと思っている人、どういう機能があるのか知りたい人。是非御覧ください。

    プリセット



    プリセットが用意されているため、ここから調整していくと良し。

    Bass steady…ベースの音量を一定に保つ
    Classic Vocal…AutoGainの動作を再現
    Mid-Side vocal…M/S処理でボーカルを整える
    Peak enhancer…ピークを強調させる
    Peak reducer…ピークを抑える
    Pump sidechain…サイドチェインコンプのようなウネウネ感(ポンピング)を出す
    Steady Center…真ん中の音(Mid)を整える
    Stereo enhancer…Sideの音を強調させる
    Stereo reducer…Sideの音を整える
    Vocal steady…ボーカルの音量を一定に保つ

    Automation Mode Display



    AutomationにはIgnore。Read、Writeの3つがあります。
    Ignoreは通常のモード。Write、ReadはDAWにオートメーションとして書き込み、読み込むというものです。

    では実際にオートメーションを書いてみましょう

    WriteモードにしてDAW側もオートメーションが書けるように設定しましょう。


    これで再生!



    …。
    ???
    オートメーションが書けません。

    ちなみにこの後REAPERで試したらオートメーションを書くことが出来ました。

    Cubase!!!!!

    どうやらCubaseでオートメーションを書くことが出来ない不具合がAutoGain Pro MK2にはあるようです。サポートにメールしたいけど英語分かんない。うーん…Cubaseユーザーの方は注意。他のDAWだとうまくいくはずです。

    ちなみにFaqsには

    Why automation data is not written to my DAW?
    When you put AutoGain and AutoGain Pro in write mode, automation data comes from the GUI thread so the plugin window must be open to be able to send data to the host during the playback. Once the automation data has been written you can close the GUI.

    いやできないんですけど…。

    ※できるようになりました。

    ただしこのオートメーションモード…雑です。
    UI内では細かく描かれているのにオートメーションとなると音の動きがカックカクに。なにこれ…。


    ModeではAutoGainの動作を再現する『Classic』とLRの処理をする『Stereo』とM/S処理をする『Mid/Side』があります。
    モノラルのソースだとこのプラグインは使えないのかというとそういうわけではないのでご安心を。その点は後ほど説明します。



    DisplayではDetector 1、2とGain 1、2があり、これが白い丸になっていると右隣のディスプレイにボリュームのラインが表示されます。

    Detector



    Detectorとは入力信号です。ここでは何の信号を元にゲインをコントロールするのかを決め、その信号にフィルターやゲート、アタックとリリースを設定可能です。



    Sourceには5つ項目があります。

    Int. Mid…インサートしているトラックのMidの音を信号とする。
    Int. Side…インサートしているトラックのSideの音を信号とする。
    Ext. Mid…サイドチェインで入力されたMidの音を信号とする。
    Ext. Side…サイドチェインで入力されたSideの音を信号とする。
    Int. Fix…一定の音量を信号とする。

    Sideの音を信号にする時ってどういうときなんでしょう…。まだうまい使い方が分かりません。

    オレンジの線が入力信号(Detector)のもの。青が実際に変化している音量です。



    Int. Midの場合。トラックの音をソースとしてるので2つの線が同じ動きをしていますね。



    Ext. Midの場合。オケの2mixのサイドチェインで入力しています。
    ちなみにCubaseでサイドチェインを使用する場合VST3じゃないとできません。それとグレードはProとArtistでしか出来ません。



    Int. Fixでは全く線が動いていないことが分かります。音量を一定にする場合これを用います。

    今更言うのもなんですがこれ左から右へ動いてますから、右から左へ動いてると思ってみると意味分かんない説明になります。

    続いてこの6つのつまみを見てみましょう。



    Gateは小さい音を反応させないというものです。入力された音の小さい音の部分ではオートメーションを書かなくなります。

    Levelは入力信号です。この音量によってボリュームオートメーションの動きも変化します。

    HPFはハイパスフィルター、LPFはローパスフィルターです。たとえばオケの2mixをサイドチェインで入力してボーカルの音量を整えるという時。キックの音というのは大きいためそれに反応し、そのキックの影響でボーカルがうねってしまう場合にHPFでキックの音域をカットすることで、入力信号にはキックを含む低域が含まれなくなります。よってボーカルもキックによるうねりを無くすことが出来ます。

    AttackReleaseはコンプレッサーのように考えると良いでしょう。これらの値が早いと細かな音量変化を捉えることが出来ますが、その影響で音量変化も激しくなってしまい安定しなくなります。逆に遅いと音の変化を捉えることが出来ません。



    それぞれの値を1にしてみました。オケの音量変化が捉えられていますね。しかし実際に変化する音量も細かくなりすぎてしまいます。

    大きい値にしてみましょう。



    線が真っ直ぐになっていますね。これではInt. Fixと変わりません。アタックとリリースの値は非常に重要となってきます。

    細かな音量を変化を捉えつつ、安定させた入力信号にしたい場合はアタックを小さく、リリースを長くしてみましょう。個別に設定するには鍵のマークをクリックしてください。


    続いて実際の音量変化を調整するパラメータを見ていきましょう!ここ超重要です!



    Stereoの場合、左がLeftで右がRight。そのままですね。
    Mid/Sideの場合、左がMidで右がSide。
    って言ってもCubaseではうまく動作してくれないのですが…。
    モノラルの音に使用する場合この2つを同じ数値にしておく必要があります。



    RederenceではDetector1、Detector2、Noneがあり、どれを元に音量変化させるかというもの。先ほどDetector1で設定したためこれを選択。



    ModeではPeakとRMSの2が選択できます。
    Peakではどんな一瞬のピークでも反応しますが、RMSでは一瞬のピークはスルーします。Peakでは細かく音量変化し、RMSは人間の耳で感じる音量に似ているため自然なボリュームになります。
    PeakとRMS、MIXしてる人なら…分かるよね?

    Min GainMax Gainは音量変化の幅を決めるものです。



    Min-1、Max1です。すごく音量が振れてるように見えますが、実は違います。このディスプレイの上が+1、下が-1となっているためこれは音量変化が+1で止まってしまっている状態です。もっと動きたいのに…!制止させられているわけですね。分かりづらい?VocalRiderにもこの機能ありますね。



    Minが-15、Maxが15。上限、下限が大きくなったため音量変化の余裕ができました。しかしあまりにも余裕があると、思わぬ音量変化が起こってしまうため突然大きくなったり小さくなったりしないようにここで調整しましょう。


    ScalerはDetectorにどれだけ影響されるか(?)です。すみませんどう言えば良いものか…。

    Scalerが100%だとDetectorの音量変化の影響をダイレクトに受けます。0%だと一切影響受けないので音量変化が一切起こりません。

    Reverseが逆ゲインモードです。

    逆ゲインモード?



    これがノーリバース!入力信号と同じ動きをしていますね。大きい音をより大きくというものです。プリセットのPeak enhancerがこれ。



    これがリバース!大きい音の部分は小さくするというもの。コンプレッサー的な動作をします。プリセットのPeak reducerがこれ。

    このリバース機能サイドチェインと組み合わせると本領発揮します。

    例えば途中から別のトラックの音が鳴る場合にボリュームを調整してこのトラックの音量を下げて他のトラックも聞こえるようにしたい。そんな場合リバース機能+サイドチェインで他のトラックが鳴っているときだけ音量を下げることが出来ます。


    AttackReleaseはDetectorのものよりも更に重要です。

    アタックが小さいとすぐに反応して音量変化するため、アタックが短いソースに最適です。ベースにはアタック短めがいいでしょう。
    リリースが短いとポンピングが発生してしまい、とても聴けた音にはなりません。リリースは長めにしておくと良いでしょう。
    鍵のマークをクリックし別々に設定するのがおすすめです。




    …ということです!

    ただ…オートメーションだけではなく弱点が結構あります…。
    • 音のアタックだけなぜか音量が大きくなる(一番厄介)
    • 音量が一定のサスティンがだんだん大きくなったり小さくなったりする
    • 音のコントロールが難しい
    値段相応って感じでしょうか。Wavesの力を思い知らされます。VocalRider…ってすごいプラグインなんですね。
    簡単に言うとうまく動いてくれません。デモ版は一定時間ごとにノイズが入る仕様だったような気がします。買う前に挙動を確認しておくといいかもしれません。

    AutoGain Pro MK2なかなか難解なプラグインですが、使いこなせば強い武器になるはずです。ボーカルの音量平坦化のために買ったのですが、Waves MV2でやったほうが結構簡単であんまりボーカルには使ってません…。僕は持ってませんが平均化であればDeeTrimも良いかもしれません。
    ただリバース機能を使って他トラックとの兼ね合いをうまくコントロールできるためミキシングには大いに活躍できます。良い使い方を知っている人がいたら教えてください。


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