フリーステレオイメージャープラグインA1StereoControlの使い方
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フリーステレオイメージャープラグインA1StereoControlの使い方

2016-01-17 16:20
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フリーエフェクトプラグインにも関わらずVST、AU、RTAS、AAXといった様々な規格に対応しているステレオイメージャー(エンハンサー)A1 Stereo Control
Macで使えるフリープラグイン少ないですからね。

おそらく使いこなせている方が少ないのではないか?と思いまして解説をしようと思います。

A1StereoControlを持っていない方はA1AUDIOのダウンロードページからダウンロードしましょう。A1TriggerGateを間違ってダウンロードしないように。いやダウンロードしても良いのだけど。



ダウンロードして解凍したら普段使用しているプラグインのフォルダに入れましょう。



ものすごく高機能なので、まずは見逃しがちな色んな機能を使ってみましょう。

ここをドラッグすることで…。


小さくしたり。


大きくしたり。


使いやすい大きさにしたらA1StereoControlと上に表示されているロゴをクリック。

SET CURRENT AS DEFAULTで次回のプラグイン立ち上げ時にも設定した大きさになります。


右上の▼みたいなやつをクリックすることでプリセットの選択や現在の設定をプリセットとして保存したり、UIの色を変えることが出来ます。
Factoty Presetsでプリセットを選択でき、Save Current Preset Asでプリセットの保存。
Colour Schemeで色の変更です。


色をClassic Darkに変えてみました。良い感じ。


ここでもプリセットの切り替え、保存が可能です。


その他の機能についても説明します。

INPUT…入力の音量。元の音が小さすぎるとか大きすぎるといった時に調整しましょう。

OUTPUT…出力の音量。最終的な音量です。

SWAP L-R…左右入れ替えます。

PHASE FLIP…位相を反転させます。意味が分かるなら使おう。

MONO…モノラルにします。

SAFE BASS…低音域のみ左右に広げずそのままにします。ベースやキックなどの低音域はサイド側に漏れると安定感が減ります。超良い機能。

MUTE ALL…ミュートにします。

BYPASS…プラグインの効果を切ります。これで音がどれくらい変わったかを確かめましょう。DAWのBYPASS機能と特に違いはありません。

PAN…左右に音を振ることが出来ます

STEREO WIDTH…右に回すと左右への広がりを得ることが出来ます。左に回すと広がりが無くなっていきます。モノラルの音声ファイルを左右に広げることが出来ません。

MUTE MID…MIDの音がミュートされ、SIDEの音のみ聴くことが出来ます。

MUTE SIDE…SIDEの音がミュートされ、MIDの音のみ聴くことが出来ます。

MID MUTEを選択すると「align phase」というものが表示されます。これをクリックするとサイドの位相が直線になる?サイドの音がモノラルになる?つ、つまりそういうことだ!


EASY MODE/EXPERT MODE…EXPERT MODEにするとより細かな設定ができます。


PAN

以下はPANカーブの設定。(実はよく分かってない)

linear…直線にPANが変化する。

logarithmic…対数曲線を描いてPANが変化する?

sin/cos…三角関数の周期を描いてPANが変化する?

以下はPAN LAWの設定。センター位置の時にどれくらい音量を下げるかというもの。だが、ここでは左右にパンを振った際にどれくらい音量が上がるのか。と捉えるべき。

PAN LAW -0db…通常の設定。基本的にはこれで問題ない。

-3db slope…パンを振った際に+3dbされる。

-6db slope…パンを振った際に+6dbされる。

STEREO WIDTH


fix MID level…MIDは固定で、SIDEのみ左右に広がります。

bind M/S levels…MID、SIDEともに左右に広がります。

dual pan…LRが個別にパンニングされます。

balance…LRが相対的に動いてパンニングされます。


では実際にA1StereoControl使ってどのように音が変化するのか試してみましょう!


まず3つのトラックを用意しました。
上からStrummed Acoustic(Native Instrumentsのアコギ音源)、Cubase付属のドラムループ、HALion Sonic SE 2のDry Finger Bassです。
このうちStrummed AcousticにA1StereoControlをインサートし、EASY MODEでPANとSTEREO WIDTHの数値を変えてみます。


するとこうなります↓広げて狭めてパンを振る。
https://soundcloud.com/lame-ort/a1sctest1/s-YpVT1

柔軟に音が変わりますよね。

このように1つの音に対して使うのも有効ですが、ステレオイメージャーは例えば左右に振ったシンセやエレキギターをバスにまとめてかけたり、ステレオのピアノ音源をモノラルに近い状態にした上でパンを振る。など様々な用途があります。

そして最も多く使用されるであろう場面がマスタリングです。
マスタリングではSAFE BASSという機能を使いましょう!


低音域のみ左右に広げずそのままにするという機能です。画像では130Hz以下の音はそのままという設定です。
低音域はサイドに漏れると安定感が無くなるため(左右からベースが鳴るようなEDM楽曲もありますが…!)SAFE BASSを使って低音域をミッドに留めておきましょう!
またMUTE MIDを使ってサイドに低音が漏れているかも確認してみましょう。



マスタートラックにA1StereoControlをインサートし、STEREO WIDTHを最大の200%、bind M/S levelsを選択。5小節目からSAFE BASSの機能をオンにします。500Hz以下と設定しました。分かりやすく大げさな設定です。
するとこうなります↓ヘッドホンで聴くと分かりやすいかもしれません。
https://soundcloud.com/lame-ort/a1sctest2/s-EVf80

サイドに低音域が漏れていないですよね。


以上です。フリーのステレオイメージャープラグインの中では最も高機能な上、使いやすいと思うので皆さんも是非使いこなしてみましょう!


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