見積もりの前に
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見積もりの前に

2014-09-07 08:04
  • 1
今回は普段と毛色の違う話を書きます。

最近、ありがたいことなのですが、
ドット絵ご依頼のお問い合わせが少しずつ増えていて、
見積もる機会が多くなってきました。それに伴い、
見積りを想定する際に、事前に踏まえておいてほしい
予備知識を書こうと思います。見積もりは基本
無料でしていますが、皆さんが思っているよりも
結構時間と労力がかかるお仕事なのです。

・ドット絵を買うのではナイ

特に個人の方に気に留めておいてほしいのですが、
ドット絵は大量生産品ではありません。
依頼主が出した希望を丁寧に踏まえた特注品です。
作ってしまえば大量にコピーはできますが、
それを私は利用せず、その権利ごと納品しています。

つまり、ソシャゲやアバターのアイテムなどに見られる
1つ数百円の服や背景といったドット絵は、何千何万とコピーされ
多くの人が購入しますので、その値段でも高い収益を得ることができますが、
私が描いたものは1枚の値段にしかなりません。

それを踏まえず見積もりを想定されると、
「ドット絵高ぇ~」という事になってしまいます。
見積もりをご依頼される際は、ドット絵を買うのではなく

「ドット絵歴20年以上のオッサンを一時雇う」

と考えて下さい。実際それが現実です。

・時給で換算の意味

少量のご依頼の場合は価格をぐっと抑えて、
個人の方でも手が届くように考慮させてもらってます。

厳しいのは、企業がチームで実現しているクオリティを
個人で達成しようとしている場合です。
個人だからといって作業量は変わりませんので、
そのしわ寄せが私のところに来てしまうわけです。

少量の場合は拘束される時間が少ないので、
よほど忙しくない限り時給1000円(底値)で換算しています。
といっても、本当に時給を支払ってもらうわけではなく、
そのご依頼のドット絵にかかるであろう時間分の時給が制作料になる
という寸法です。制作以外の時間まで「雇う」という意味ではありません。

多量の場合は拘束される時間が長く、他の仕事も
必然的に断らなければならなくなるため、時給が上がります。
あまりに短期間に限界ギリギリの作業量だった場合は、
時給2000円を超えることもあります。といっても一般サラリーマンの月給を
時給に換算して考えていただければ、いかにドット絵の仕事が
厳しい生計かなんとなくわかって頂けるのではないでしょうか。

また、これはあくまで見積もりですので、
実際の作業が見積もった時間通りに進むとは限りません。
往々にして想定よりもかかってしまうわけですが、
しかし一度見積もった価格を後から変更することはありません。
※過度の修正依頼による追加料金は有ります。
時間がかかるほど、時給は500円300円と泣きたいほどに下がってしまいます。

ここまで読んでいただければ、見積もりが意外と大変なことも
お分かりいただけたんじゃないでしょうか。

・ちなみに

少量のご依頼の場合はニコ生にて公開しながら描くことにご了承頂きます。
本当は全てのご依頼が公開のもとで行えることが理想なのですが、
残念ながら今の社会はまだそこまで成熟しておりません。

隠すから盗用の心配があるのであって、開発中も公開してしまえば、
盗用=犯罪、何の得にもならないわけですが、なかなかご理解いただけない
旧社会の価値観が、今も進行中なのでございます。








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