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ジョージ・オーエルの「1984」を2017年の必読書とするMICHIKO KAKUTANI. の論評。事実を抑圧せんとするトランプ政権の危険に米国大衆が反応。他方、安倍政権で同様な事が生じているが危機感の低い日本
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ジョージ・オーエルの「1984」を2017年の必読書とするMICHIKO KAKUTANI. の論評。事実を抑圧せんとするトランプ政権の危険に米国大衆が反応。他方、安倍政権で同様な事が生じているが危機感の低い日本

2017-01-27 10:33
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MICHIKO KAKUTANI. ミチコ・カクタニ(Michiko Kakutani、漢字:角谷 美智子)は、『ニューヨーク・タイムズ』などを中心に活躍する文芸批評家。日系アメリカ人二世。1979年にニューヨーク・タイムズに入社。1983年以来同紙の書評欄を担当。1998年にピューリッツァー賞の批評部門を受賞するなどその批評記事は高く評価されており、アメリカの読書界における最も影響力のある人物のひとり。父はイェール大学の数学科教授を務め、経済学の一般均衡理論の基礎となる多価写像の不動点定理を証明した角谷静夫

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 約70年前にジョージ・オーエルによって描かれた暗黒郷は突然我々に身近なものとなった。

指導者ビッグ・ブラザー下の世界は人々の家庭で常に盗聴する態勢を敷いている。止むことない戦争、そこでは外国人に対する恐怖と

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トランプが押し出す「事実」について米国の主流メデイアが批判する立場を取る限り、別に害があるとは私は考えないのですが。いずれ、止まるのではないでしょうか。

安倍政権下で今起こっていることは深刻です。日本の主流メデイアが安倍政権に恭順して嘘や嘘もどきを垂れ流していますから。

No.1 88ヶ月前

「1950年の核戦争を経て、1984年には、3超大国に分割統治され、その一つのオセアニアでは、思想、言論などあらゆる市民生活が統治され、物資は欠乏し、テレスクリーンによって監視された社会」を描いている。
党の象徴「ビッグ ブラザー」に対する忠誠心が問われ、「思想犯罪者」は、拷問による「矯正」が日常的に行われ、肉体、精神を破壊し、党への忠誠心を植え付け、社会復帰させる。
救いがあるのは、「プロール(プロレタリア)」奴隷階級、被支配階級は、動物的に扱われ、革命を引き起こす可能性を秘めている事である。
孫崎さんが、どんな意図をもって、「1984」を取り上げたのかわからないが、トランプ氏は、一般大衆にも問いかけているのであり、既成特権階級に挑戦し、庶民階級に理解を示す手法を取り上げて言うのであれば理解できるが、党の象徴「ビッグ ブラザ=トランプ氏」ととらえるには、無理があるのではないか。

No.2 88ヶ月前
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