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フレデイ タンさん のコメント

私のテレビ視聴はスポーツの実況に略略限定される。NHKの現政権への忖度、バイアスが強く臭うから気分が悪くなるのだ。

昨日は実に不運だった。CATVにチャネルを移そうとしたとき、夕刻9時だったか、NHKがニュースをやっていて、イシグロ カズオについて放送していた。引きずられて視聴してしまった。アナウンサー氏がイシグロ氏の会見談話のごく一部(確か、日本の高度成長は日本が過去に拘らなかったからだ、、、と言う趣旨の部分)に焦点を当てていた。その時、私の直感は全部の文脈からその部分は解釈されなければ、とんでもないことになるというものだった。イシグロ氏はマルセル・プルーストの失われた時を求めての愛読者だ。イシグロ氏の作風も「遠い山なみの光」や「日の名残り」を読んでみると過去を重視しているのが分る。過去を現代に伝えるのに卓越した作家だと私は思っている。おいおい大丈夫か?と思いきや、その直後すかさず、アナウンサー氏が「安倍政権の支持率が3%上がって48%になりました」とのたまわった。

上記のような報道姿勢だと、「イシグロ氏は歴史修正主義の安倍氏を支持している」という刷り込みが国民の脳になされることは否めない。私は実に不愉快になった。やっぱりNHKは民放以上に駄目だな。日本はやっぱり戦争に突入するんだなと恐れを抱かざるを得ない。

No.4
77ヶ月前
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1:カズオ・イシグロ ( 1954 年生まれ ) の代表作は、『私を離さないで』と『日の名残り』であろう。『日の名残り』は英国最高の文学賞ブッカー賞を受賞している。 2:『私を離さないで』と。『日の名残り』のあらすじを見てみたい。 (1)『日の名残り』 あらすじ [ ウィキペディア ] 物語は 1956 年の「現在」と 1920 年代から 1930 年代にかけての回想シーンを往復しつつ進められる。 第二次世界大戦が終わって数年が経った「現在」のことである。執事であるスティーブンスは、新しい主人ファラディ氏の勧めで、イギリス西岸のクリーヴトンへと小旅行に出かける。前の主人ダーリントン卿の死後、親族の誰も彼の屋敷ダーリントンホールを受け継ごうとしなかったが、それをアメリカ人の富豪ファラディ氏が買い取った。ダーリントンホールでは、深刻なスタッフ不足を抱えていた。なぜなら、ダーリントン卿亡き後、屋敷
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。