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changeさん のコメント

韓国主要3紙とも極めてリーズナブルな社説であり、北朝鮮の思惑を冷静に判断しているのではないか。

韓国と北朝鮮両者だけの首脳会談では、軍事力の差が大きく、韓国が追い込まれるだけであり、米国との協調関係が欠かせないというのは、当然の論理ではないか。
北の核保有は、米国だけでなく、中国も、ロシアも容認していない。北に対しては軍事対応と経済対応があり、多少の抜け道が報道されてはいるが、全体では、経済制裁で、北がかなり追い込まれており、さらに制裁が厳しくなれば、北の経済は壊滅的打撃を受ける。
また、軍事面で核開発の進行を緩めさせ、「核凍結」などの具体策を引き出すためには、米韓合同演習の実施は不可欠なのでしょう。

北は核技術を確立させ、米国に届くミサイルを開発しても、米国を屈服させることなどできず、逆に中国、ロシアなど友好国の警戒が強まることも予想される。米国だけでなく、中国、ロシアを敵に回しかねないもろ刃の剣になっている。
現在窮地に陥っているのは北朝鮮であり、韓国の良心的社説のように、対話は米国との話し合いの中で進めるべきであり、韓国が独自に対話を進めることは得策でないとみているのは極めて分かりやすい。
No.2
75ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
文在寅大統領は10日、大統領府を訪問した北朝鮮の金与正朝鮮労働党宣伝扇動部副部長から金正恩党委員長の親書とともに平壌訪問を要請され、「条件を整えて実現させよう」と述べた。 韓国の東亜日報。朝鮮日報。中央日報が社説を掲載しているが、主な論点を整理してみたい。 文大統領個人としては、南北首脳会談に前向きである。 しかし米国は否定的である。 これを背景に文大統領は『条件を整えて実現させよう」と条件を付けている。 首脳会談と韓米合同軍事演習を両立することは難しい。文大統領が首脳会談を理由に米国に韓米演習の再延期や大幅縮小を要求すれば、そこから韓米間に本格的に問題が生じることになる。(楊相勲・朝鮮日報主筆) 南北対話の入口である「核凍結」を担保するためには対北朝鮮特使を派遣して北朝鮮から「さらなる核・ミサイル試験の中断」水準の約束を引き出さなければならない(中央日報)  。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。