1993年5月、私は初代大使としてUzbekistanに赴任した。
赴任の前、当時の次官、小和田恒氏が昼食をご馳走してくれた。様々な話題があったと思うが、赴任にあたっての心づもりを述べられた。
「政治的にウズベキスタンが世界の関心を呼ぶことはないだろう。日本の経済界が進出することもないだろう。ウズベキスタンはシルクロードの中心で文化が栄えた所だ。文化面で頑張って、将来につなぐ気持ちで仕事をしたらどうか」
信任状を手交するのにカリモフ大統領と会った。カリモフ大統領は次のように述べた。
「日本は大使を送るのにずいぶんゆっくりしてますね。米英独仏等全て大使がきて仕事してますよ。貴方にすることがありますかね」。
小和田次官は「文化面で頑張ってみたら」と言われたが、単なる言葉だけでなく、即、援護射撃をしてくれた。私が赴任して最初の客は画家・平山郁夫氏等の一行の訪問である。外務省ははウズベキスタンに文化
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>>11
よかった。喜んでいただいて。たまにはいいことをいうでしょ。
>>12
貴殿の倒錯は日々の私の言語活動の調味料です。感謝申し上げます。
昨日の通報について、下のような回答があった。あいかわらず、ニコニコ運営は、仕事が早い。
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ニコニコお客様サポートです。
度々ご通報にご協力いただき、大変恐れ入ります。
今回ご連絡いただいた件につきましても、
担当者に報告の上、当サービスの利用規約に基づき対応を検討いたします。
しかしながら、検討結果は個別にご案内を行っておりません。
大変恐縮ではございますが、何卒ご了承ください。
以上、よろしくお願いいたします。
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予想通りではあるが、担当者が読んでいることは想像できる内容であり、一定の信頼感は感じている。
これからも、誹謗中傷に対しては、通報を続ける。
>>14
誹謗中傷とは恐れ入る。
私はどんなに他者から論難されても誹謗中傷と思ったことは無い。自分が論難されたら、その論難が正当を欠くと思えばやり返すだけだと思う。そこには誹謗中傷というくくりは無い。
誹謗中傷に対して通報?誰に、ニコニコ動画?ニコニコ動画と言うのはそんなに言わば専制主義で運営されているのですかね。
>>私はどんなに他者から論難されても誹謗中傷と思ったことは無い
>>やり返すだけだと思う。そこには誹謗中傷というくくりは無い。
なるほど、そして、フレデイさん以外のひともご自分と同じだとおもってるんですね。なにかひとつわかった気分です。
>>そんなに言わば専制主義で運営されているのですかね
疑問であれば、その点を問い合わせしてみたらいいとおもいます。PCでご覧になっているなら、いちばん下までスクロールしてでてくる黒い部分のなかに、リンクがありますよ。経験上、とりあえず1,2日以内に答えが返ってきます。
手取り足取りていねいに初歩の基礎から教えてくれるんじゃないでしょうか。
孫崎さんのこの記事を読んだとき、クリミア・タタール人のことを思い出してとっさにコメントしたのだが、その直後に昼食を食べた喫茶店で見た産経新聞の一面は、署名のはいったレポートが紙面の半分弱を占めていた。
「露、終わらぬ民族弾圧」
「スターリン時代、40万人強制移住」
「クリミア・タタール人受難」
「ウイグルと酷似」
といった見出しが躍る。
個人的に、なにか不思議な符合を感じたが、しかし、9日はソ連の対独戦勝記念日であり、産経はそれにぶつけた、そしてもしかしたら孫崎さんも?と考えれば、不思議でもなんでもない。
レポートの内容の大半は知っていたし同意見だ。じつは、以前にこの孫崎ブログでクリミア・タタール人のことは書いたことがある。たぶん北方領土関連の記事へのコメントとしてだ。
本日の産経新聞記事はわたしの書くものよりも簡潔かつ明確であり、別に賛成はせずとも、ひとつの見方考え方として、(よく知らなかったのなら)一度は読んでおくとよいようなものだ。
これはたぶん当たっている想像だが、ソ連が崩壊したとき、クリミア事情にくわしい欧米の国々あるいはDSは、当然ウクライナに商売のにおいを感じ、情報の必要を感じ、それゆえはやくもウズベキスタンに「米英独仏等全て大使がきて仕事してますよ」というわけだ。それに比べれば、小和田氏はずいぶんボンヤリしていると感じるが、実はその路線でも孫崎さんのような人を得れば、あとになって結局かの国に感謝されるような仕事になるのだろうし、日本の持ち味なのかもしれない。
ただ、これだけは言っておかなければならないが、要するに、スターリン時代のソ連で、極東の朝鮮系住民(この件はしばらく前に孫崎さんが書いていた)だけでなく、クリミアに住んでいたクリミア・タタール人も、そして日本人捕虜も中央アジアに強制移送・移住させられたのだ。もしも日露戦争に日本が敗れていたなら、たぶん半島の住民は百万千万単位で虐殺されのこりは中央アジアに移送され、いまの半島はクリミアのようにロシア系住民の多い地域になっていたにちがいないとわたしはおもっている。それはそれで、今になってみれば、面倒が少なかったのかもしれない。
要するに、スターリンは大弾圧・虐殺をおこなったのであり、シベリア抑留や北方領土問題もそれらと関連するものとしてみるべきなのであり、しかもプーチンのロシアは、それを反省していないのだ。
反米ならなんでもありなヒトビトは、こうした点を見ることもなく、ウクライナ問題でも、DSがー、米国がーと叫び、それに理由がないとはわたしもおもわないが、一方で、ロシア側にもちゃんとそうなってしまう理由があるということ、つまり、米国が悪いと百万回くりかえしても、中国(この場合はロシア)がいいことにはならないというのは、このように、ちゃんと具体的な理由があって言っているのだ。
最初のコメントで、
「政治的にウズベキスタンが世界の関心を呼ぶことはないだろう」という1993年の小和田氏に洞察力が足りなかった
と書いたが、わたしがそう考える理由は、上の記述で明らかであろう。1993年の時点で、ウズベキスタンは欧米諸国にとってはのちのウクライナへとつながるホットスポットであったというわけだ(それだけが欧米諸国の関心というわけでもないことだろうが)。わたし程度でも、今ならそれが想像できるわけだ。
また、深読みすれば、孫崎さんの小和田氏へのごく軽い皮肉も感じる、奥の深い文章であった。
>>17
世界支配というのを明確に打ち出しているのがアングロサクソンであることは事実なんですよ。私たちは「それは駄目だ」と駄目押ししてるのです。
現代中国、現代ロシアにはそのようなアングロサクソンの持つ野心と強欲はありません。ビジネスと文化交流を呼びかけている健全な国です。
諸君らがこの国の主流を占めたら諸君らだけでなく日本全体がアングロサクソンの鉄砲玉になるでしょう。それだけは阻止せねばならないと私だけではなく多くの日本人が思ってます。
米国と軍事同盟を結び中国と諍いを視野に置く国がアジアに一国も無いことが何を意味するのか、諸君らは分かってない。勉強不足も甚だしいと言わざるを得ません。
>>20
小和田さんはどうでしょう?アングロサクソンの厭らしさをご存じなんじゃ無いでしょうか?
>>21
米比相互防衛条約とかしらないひとですか?
あのベトナムだって、近年、米軍との距離が縮まっているのに。
つまり、中国が無理なことをすれば、バランス上、米国に近づくのが必然です(逆もですが)。そりゃま、「諍い」をどこの国ともしたいとおもってる国なんかないとおもうけども、しかけてくるのではね。