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  • 次回配信予定
    • 2016/08/07
      麻雀最強戦2016 女流プロ代表決定戦・激突!タイトルホルダー レポート

    近代麻雀プレミアトーナメント決勝戦レポート レポート

    2016-07-08 19:00
    昨年のプレミアリーグがよりスリリングな戦いに!8名によるトーナメント戦をメンバーを毎回変更して4回開催、それぞれの優勝者が集まって決勝戦を行い、ファイナリストが決まる。今回は決勝戦の対局をレポートします。

    小林、得意の展開で完勝!

     今年の麻雀最強戦ファイナルの1枠を争う近代麻雀プレミアトーナメント。3月から毎月1回ずつの予選を経て、小林剛(無法の哭き)、池沢麻奈美(修羅の道)、藤崎智(豪傑大激突)、鈴木優(極限の攻戦)の4名が決勝戦に駒を進めた。
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     並びは小林・藤崎・鈴木・池沢。半荘1回勝負なので、各自緊張しているのは間違いないが、だからといってガチガチに固くなるタイプではない。が、そういったところから一番縁がなさそうな小林が何と牌をこぼしてしまう。それも二度もである。
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     これを見た解説の片山まさゆきさんは「コバゴー緊張してる?」とコメントしていたが、実際はどうだったのだろう?
    小林「放送対局では、普段と違い『配牌を取りながら理牌する』を強く意識してやるが、それを失敗しただけ。牌の種類、湿気、他家の配牌を取る速度にりやりやすさが変わるが、1局目だけ対応できなかった。もう一回こぼしたが、それは手牌7枚で空切りする牌をどこに入れようか考えていたら、結果的にこぼれてしまった」

     やはり小林はブレない男だった。その小林が親の東1局。北家・池沢からドラのpai_s_pe.jpgpai_s_2s.jpgのシャンポンのリーチがかかった。
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     これに対し
    安全に打ち進めていたた小林の手牌は、15巡目に次の形となる。
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    東1局 東家・小林
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     直前に池沢がpai_s_4p.jpgをツモ切ったので、筋のpai_s_1p.jpgでタンヤオを残す手もあるが、pai_s_1p.jpgがション牌なので小林は丁寧にpai_s_4p.jpgを合わせ打つ。ただ、pai_s_7p.jpgを捨てやすくなったので、安全なテンパイへの光明も差す。が、次のツモはpai_s_7p.jpgだった。
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     これだと通っていない暗刻スジの
    pai_s_6p.jpgを切らないとテンパイしない。
     
     最近、上梓した『スーパーデジタル麻雀』では「連荘不要」という謳っている小林だけに、ここは無理をしないだろうと思われた。
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     が、小林はpai_s_6p.jpgを勝負し、テンパイ料と連荘を掴み取ったのである。

    小林「ノーテンで確実にマイナス1000点になるより、多少の無筋は押したほうが収支は得(マイナス1000よりはマシ)になるので勝負した。自著で連荘不要と書いたのは、次局に多大な期待をするよりは今局の損得をちゃんと考えようという話。今局に得する判断をした結果に連荘がつくという認識だ。ただ、今回のようなトップしか意味のない対局であれば通常よりも『親で高得点を稼ぐこと』の価値が大く、普段よりは親番を維持するという意識は強かったかもしれない」

     この親番維持が小林にとって大きかった。続く1本場ではダブpai_s_ton.jpgドラ1の2000オール、3本場では藤崎のリーチを受けながらタンヤオドラ2の2000オールでリードを広げる。
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     先行逃げ切りは小林が最も得意とする勝ちパターンだ。こうなるとちょっとやそっとじゃ崩れない。東1局4本場では「辛すぎるチーテン」も披露した。

    東1局4本場
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    pai_r_9m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_8m.jpgとチーして一通確定となる1500点のテンパイ。すぐに藤崎からpai_s_1p.jpgを出アガった。が、元々1500点の連荘に固執しないタイプだけに、少し意外な印象を受けた。

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    小林「決定打にすべく、手役を強く意識しながら進めてきたが、12巡目ともなればもうすぐ相手から勝負手のリーチがかかってもおかしくない巡目である。
    自身はたった5種類受けで、しかも高くなる牌は限定されているイーシャンテン。着々と手を作ってきているであろう3人より先にテンパイしてリーチをかけ、一通でアガれるケースはそれほどなく、むしろ先制されてオリに向かうことが多いはず。ここはもうかわし手の意識で1枚目でも鳴く。ただしpai_s_1p.jpgpai_s_4p.jpgチーでは勝ち目は薄いので鳴かない。1500(積み場込みで2700)での連荘は確かに価値はない。あくまで相手の手を潰すために仕掛けなので、連荘はどうでもいいのだ」

     もし連荘の権利を選択できるルールなら、親カブリを回避するために親を流していた、とすら語る小林。この後は、全くスキのない戦いぶりで失点を最小限にとどめて局を消化していく。

     相手3人も小林に迫るべく攻め続けたが何せ決定打が出ないまま、オーラスまで局が進む。小林には自力で局を進める手はなかなか入らなかったものの、相手3人が放銃しあう展開だったのも幸いしたといえる。

     オーラス、2番手池沢は満貫ツモで逆転トップの条件だったが、小林は「らしい」一打で一局で優勝を決めた。

    南4局3巡目 南家・小林
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     ここで小林はドラのpai_s_2s.jpgを捨てソーズの好形を固定する。

    小林「ソーズを2メンツと考え、新しいリャンメンターツや役牌の重なりは一つも逃したくないので、いずれ出る危険牌のドラを切った。2枚使っているので、この巡目ならポンされる心配もほとんどないでしょう」

     この先切りが効いたか、
    pai_s_hatsu.jpgをポンしてpai_s_1s.jpgpai_s_4s.jpgのテンパイを入れた小林は、終盤鈴木からpai_s_1s.jpgを仕留め、近代麻雀プレミアトーナメントの優勝を果たした。一昨年はファイナル決勝卓まで進みながら藤田晋に敗れた小林。今年にかける意気込みをこう語った。
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    小林「この最強戦という場は独特の緊張感があってなんとも言えない。ファイナルは最大2回という超短期戦だが、なんとしても勝ちたい。一般的な考え方とまったく違う打ち方をすることもあるだろうが、視聴者の方に少しでも伝わってくれれば幸いです」
  • 麻雀最強戦2016 著名人代表決定戦・麻雀代理戦争レポート

    2016-06-22 19:00
    神対局を超えられるか⁉

     著名人代表決定戦の会場は、他のときより会場が賑やかだ。出場選手の付き添いの方が多いこともあるが、普段はいない編集者やTV関係者などが激励や観戦に訪れるからであろう。と、同時に著名人戦特有の「ドラマティックな対局」に期待し、ワクワクしながら見ている人も多い。はたして神対局と言われた2011年の著名人代表決定戦を超える対局となるか?
     予選A卓は、トレンディエンジェルたかし・ヒデオ銀次・堀江貴文・綾辻行人の並びで開始。
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     東1局、銀次が綾辻から満貫をアガった後は、小さなアガリの応酬で東場を終える。
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     ただ、トップ目の銀次はモヤモヤ感の残る折り返しだった。というのは、満貫をアガって迎えた東2局に悔いの残る決断があったからだ。

     東2局。親の銀次に次のテンパイが入る。
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     高目pai_s_6s.jpgで親満になるテンパイ。安めのpai_s_9s.jpgが場に2枚飛んでいる状況で銀次はヤミを選択。高目の狙い撃ちに構えた。だが、そのことで綾辻のテンパイを許し、すぐに銀次がそのロン牌を掴み大チャンス手を蹴られてしまったのである。
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     普段の銀次ならトップ目であってもリーチだったに違いない。だが、最強戦という大舞台、かつ2着勝ち上がりで満貫スタートという貯金が逆に仇となったか。銀次がリーチをかけていれば綾辻のアガリは難しく、仮に安目のpai_s_9s.jpgツモで2600オールだったとしても銀次の雀力なら勝ち上がり濃厚になっていたに違いない。この局の決断に悔いを残したまま、それでも銀次が微差のトップ目のまま東場を終えた。
     南1局。銀次は次はチートイツでテンパイし、1枚切れのpai_s_ton.jpgでリーチ。
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     出やすい待ち、アガれば裏ドラが乗らずともかなり安全なポジションに立てる。東2局からのモヤモヤを払拭するため「これで決める」という決断のリーチだった。しかし、西家・堀江が追いついた。
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     ドラ含みのカンチャンが埋まる絶好のツモでテンパイ。当然の追っかけリーチである。4巡後、pai_s_8p.jpgをツモって裏ドラも1枚乗せた堀江がトップ目に立った。
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     続く南2局ではたかしが役なしドラ1のカンpai_s_3p.jpg待ちでリーチ。これをツモって裏ドラを乗せて満貫のアガリとなる。
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     それまで不安そうに対局を見つめていたたかしのマネージャーもようやく安堵の表情を浮かべた。これでたかしは2着目の銀次に600点差に迫る。

     堀江の親が流れて迎えたオーラス、堀江は高い手にさえ放銃しなければ決勝確定。残る1枚の切符を誰が掴み取るかに注目が集まった。ここで勝ったのがたかしだった。
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    堀江との仕掛け合戦を制し、2着での勝ち上がりを決めたのである。



     オーソドックスな打ち手揃いのA卓に対し、個性的な打ち手が集まったB卓は福本伸行・押川雲太朗・本郷奏多・加賀まりこの並びでスタートした。
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     東1局、123の三色とピンズの一通のイーシャンテンの北家・加賀に、招かざる牌でのテンパイが入る。
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     加賀なら「こんなのテンパイじゃない」とツモ切りもあるかと思ったが、ひとまず打pai_s_9p.jpgでヤミテン。リーチでも出が期待できるいわゆるエースシャンポンだが、この手でリーチをかける加賀ではない。しかし、その前にpai_s_1s.jpgを引き渋々300・500のアガリで妥協した加賀。ただ、点数こそ安かったが、この後何かが起こりそうな期待感を抱かせるアガリだった。

     それはすぐに訪れた。加賀の手は再び三色のイーシャンテン。だが、同じ三色でも今度は三色同刻だ。
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     ここで加賀はノータイムで打pai_s_3m.jpg。狙いは当然ドラのpai_s_sha.jpgと三色同刻になるpai_s_5s.jpg待ちリーチ、百歩譲ってpai_s_5s.jpgpai_s_ton.jpgのシャンポンだ。だが、先にpai_s_5s.jpgが場に出たので加賀は素直にポンテンを取り、地獄待ちのpai_s_sha.jpgに受けた。残念ながらこのテンパイは福本のリーチによって成就することはなかったが、たった2局で十分すぎるほど「加賀ワールド」を堪能することができた。次局、リーチ・ツモ・ドラ4のハネ満を決めた加賀がダントツとなり、東ラス以降は2着争いに焦点が絞られた。
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     ここから抜け出したのが本郷だった。昨年は決勝まで駒を進めるも、押川の前に惜敗した本郷だったが、これがきっかけで麻雀熱はますます高くなり、今でも頻繁に卓を囲んでいる。
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    本郷「今日のために1年間頑張ってきました」

     その成果を見せるかのごとく、本郷はしぶといアガリを重ねた。
    途中、福本のツモり四暗刻リーチや押川のチンイツ裸単騎テンパイを受けながら、本郷は自らアガって相手の勝負手を潰していく。
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     オーラス、アガリでOKの本郷に対し、福本・押川は満貫条件。本郷は仕掛けを入れ、自ら決めに行くが、押川にもテンパイが入る。
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     ただ、ドラがpai_s_ton.jpgである以上、確定満貫テンパイへの道は険しい。押川は一発か裏ドラに賭けリーチを選択。そして2巡後にpai_s_8m.jpgをツモる。まずは第一条件はクリア。後は裏ドラだ。裏ドラ表示牌をぐーっと卓に押し付けた後、牌をめくる押川。

    押川「ああーーーーー!」
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     めくれた牌はpai_s_sha.jpg。これで加賀・本郷の勝ち上がりが決まった。
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    緑一色VS四暗刻!

     決勝は、加賀・堀江・本郷・たかしの並びでスタート。
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     A卓で銀次が国士、B卓で福本が四暗刻のテンパイを入れており、決勝でももしかしたら何かあるかも? という期待感はあった。すると東2局、ものすごいことが起こった。

     東2局1本場。7巡目に南家・本郷がドラのカンpai_s_8s.jpg待ちでリーチ。
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    その直後、pai_s_3s.jpgポンでソーズのホンイツへ向かっていた親の堀江にテンパイが入る。
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    東2局1本場 東家・堀江
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     トイトイに加え、ツモなら三暗刻もつく親っパネの大チャンス手である。リーチで逃げの利かない本郷から出る可能性もある。だが、山に6枚いる両者の待ちがなかなか顔を見せない間に、加賀もテンパイを入れて追いつく。

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    東2局1本場 北家・加賀
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     四暗刻の変化もあるのでヤミに構えた加賀。が、その直後、加賀は堀江のロン牌pai_s_hatsu.jpgを掴むのだが、何と加賀はこれを止めて打pai_s_2p.jpgで放銃を回避してしまうのである。
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     すると今度は堀江が本郷のロン牌のpai_s_8s.jpgを掴む。

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     リーチ後に加賀がpai_s_6s.jpgを通しているのでpai_s_9s.jpgは切りやすいが、すでに堀江はpai_s_7s.jpgを捨てているのでフリテンになってしまう。が、堀江はその不利を受け入れpai_s_8s.jpgを止め、pai_s_9s.jpgを切った。チャンスの後にピンチありとはよく言ったものだ。

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     数巡後、本郷がpai_s_hatsu.jpgを掴むが堀江は待ちを変えているのでセーフ。が、堀江がこれをポンして打pai_s_9s.jpg。フリテンながら高目緑一色のテンパイに組み変えたのだ。

    東2局1本場 東家・堀江
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     そして加賀はハイテイでpai_s_1p.jpgツモ。pai_s_hatsu.jpgが安全牌となったので、無理なくトイトイのテンパイを取ることができたのだ。
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     堀江・加賀ともにツモはなかったものの、それぞれがお互いのロン牌を止めあっての2人役満テンパイという、まるで漫画のような打ち回しを見せてくれた。これこそが著名人代表決定戦の醍醐味だ。

     東4局では、ダントツ堀江の一通確定リーチに対し、親のたかしがメンホンテンパイ。

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    東4局 東家・たかし
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     が、たかしはここが見せ場とばかり打pai_s_hatsu.jpgでテンパイ崩し。一気にメンチンに仕上げpai_s_1m.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_7m.jpg待ちにとる。一巡は、ヤミに構えたが直後に本郷のリーチもかかったことで、たかしも追っかけリーチに出た。
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     その本郷のリーチは[1][4]待ち。

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     これを堀江が掴んで満貫のアガリとなった。堀江の楽勝ムードが一転、混戦模様となる。

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     だが、ここからの堀江はしぶとかった。

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     追ってくる加賀を1万点差以内に近づけさせないゲーム回しでそのままゴール。見事、最強戦ファイナルへの切符を勝ち取った。

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    すげえ一打

     本郷のリーチ、堀江のホンイツ仕掛けを受けながら、リーチの現物待ちでイーペーコードラ2をテンパイしている加賀。そこにション牌のpai_s_hatsu.jpgを引く。はたして加賀の選択は?

    東2局1本場16巡目 北家・加賀まりこ 24500点持ち
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    加賀、打pai_s_2p.jpgで放銃回避
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     加賀の危険牌察知の感覚は芸能界トップクラスである。ただ、よほど嫌な感じがしない限り、それを通してしまう胆力が加賀にはある。逆に、止めた牌は実際にロン牌になっていることが少なくない。
     今回は、現状6400のテンパイで四暗刻の変化もある。加賀は打pai_s_2p.jpgで回し打つ。勝負していれば堀江の親満に放銃していた。
     ポイントは「本当にアガりたいのは四暗刻」ということ。イーシャンテンは維持しつつ、四暗刻になったら勝負。それで放銃しても悔いはないのだ。これは「屈伸打法」と呼ばれる打ち方で、高くジャンプするためにはいったん身をかがめる(危険牌を止める)ことから名づけられた。皆さんもぜひ参考にしてほしい。
  • 麻雀最強戦2016男子プロ代表決定戦・世代抗争編レポート

    2016-06-07 19:00
    猿川「短期戦では負けたくない」
     
     ベテランと中堅男性プロの激突となる男子プロ代表決定戦世代抗争編。予選A卓には昨年の男子プロ代表決定戦風神編の覇者・猿川真寿が出場する。

    猿川「昨年のファイナルは全然ダメでしたが、元々最強戦は自分に相性の良いタイトル戦。自分の長所は短期戦にこそ出るので、ここでは負けられません」
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    (麻雀最強戦2015ファイナルA卓に出場した猿川は、前田直哉・現最強位の前に敗れた。右から3人目が猿川)

     予選A卓は、猿川・鈴木達也・土田浩翔・荒正義という元・最強位が2人もいる組み合わせとなった。
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     東1局1本場、達也がハネ満をツモって先行。だが、荒が倍満・親満と立て続けにアガって大きくリードする。
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     続く、東4局1本場。親の荒が9巡目にチートイツ・ドラ2でヤミテン。そこに猿川がマンズのメンホンで追いついた。
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    南家・猿川の手牌
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     テンパったはいいが迷う形。ここで猿川は打pai_s_5m.jpgのヤミを選択する。3着猿川と2着達也の点差は13400あるため、ハネツモ狙いのリーチだろうと思っただけに意外に思えた。

    猿川「正直、決めきれませんでしたね。が、ヤミなら、好調の荒さんが前に出そうな感じがして、手堅いほうを選びました」

     結果、この判断が正解となる。荒がpai_s_4m.jpgをツモ切って猿川が満貫のアガリをものにした。
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     猿川は続く親番で6巡目にツモり四暗刻のリーチ。惜しくもツモることはできなかったが、土田から親っパネを出アガリ、荒を僅かにかわしてトップ目に立った。

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     こうなると下位2人は非常に厳しい。上位2人がサクサクと局を流しにくるからだ。特に荒は解説の藤崎智プロいわく「日本トップクラスの逃げ屋」である。南1局の猿川の親落ち後は、僅か3局で対局を終わらせ、荒・猿川の2人が勝ち上がった。
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    圧倒された初対戦
     
     ここで少し猿川の話をさせていただこう。静岡県生まれの猿川は、小学2年のとき兄が入門書を買ったことがきっかけで麻雀を覚える、中学生で既に雀荘勤務を考えていたという。高校卒業後に進んだ専門学校を半年で辞め、フリー雀荘で働き始める。だが、1年後には周囲に敵おらず、より強い相手を求め猿川はプロの世界に飛び込んだ。

    猿川「本当にプロは強いのか。自分の麻雀は通用するのか。そこに興味がありました」

     東京で開催されるリーグ戦やタイトル戦に7年間通い続けた後、上京を決意。その直後、マスターズのタイトルを獲得し、さらに活躍の場が広がった。荒と初めて打ったのもこの頃だ。

    猿川「荒さんの麻雀は牌譜で知っていましたが、実際に打つとそのオーラに圧倒されました」

     それ以降、荒を最強雀士として自らの目標としてきた猿川。決勝卓で今度は代表の座を賭けて荒と戦うことになる。

     B卓は佐々木寿人・伊藤優孝・山井弘・金子正輝の組み合わせとなり、親っパネを決めた山井、金子が勝ち上がりを決めた。
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    猿川、またもオーラスで決める
     
     決勝戦は猿川・荒・金子・山井の並びで始まった。
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     起家の猿川は、まず金子からpai_s_chun.jpg・ホンイツ・ドラ1の親満を出アガり幸先良く飛び出す。
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     だが、その金子が東3局の親で満貫をツモって最初の放銃を帳消しにし、4者混戦のまま東場を終えた。
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     その後、荒がpai_s_hatsu.jpg・ホンイツの1300・2600のアガリによって微差のトップ目のまま南3局を迎える。
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     北家の荒は金子の親を流すべくpai_s_hatsu.jpgpai_s_3s.jpgpai_s_sha.jpgをポンポンポンと3フーロ。あっという間に
    pai_s_6s.jpgpai_s_9s.jpg待ちのテンパイを入れる。
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     だが、金子もドラ1枚含みのピンフ、荒と同テンの
    pai_s_6s.jpgpai_s_9s.jpg待ちでリーチをかけた。
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     同巡、2着の猿川も追いつく。
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    南3局 西家・猿川はpai_s_chun.jpgをポンしてこの手牌 
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     荒の捨て牌には仕掛けの合間で手出しされたpai_s_7s.jpg、さらに金子のリーチ宣言牌もpai_s_7s.jpg。よってpai_s_8s.jpgがロンとなる可能性は決して低くない。だが、猿川は押す。2人からの声はない。

     だが、その4巡後、今度はpai_s_9s.jpgを引く。
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     pai_s_8s.jpgが通った以上、pai_s_9s.jpgはより危険な牌だ。超攻撃型のあの山井ですら荒・(下家で鳴かれる可能性もある)猿川に対して止めている牌なのだ。さすがに打てない。マンズも全て無スジ。ここはオリるかと思われた刹那、猿川はpai_s_9s.jpgを強打。今度は2人から「ロン!」。ここは荒の頭ハネで決着した。

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    猿川「4戦勝負の決勝とかリーグ戦ならピンズを抜きますね。ただ、最強戦のようなスプリント戦ならあれは押します」

     荒のアガリが1600点だったのが不幸中の幸いだった。4者僅差のままオーラスを迎える。

     最初にテンパイを入れたのは金子で、8巡目に
    pai_s_3m.jpgpai_s_6m.jpg待ちの高目タンピン三色。高目をツモるか荒から出れば優勝だ。
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     だが、荒も12巡目にピンフのpai_s_3m.jpgpai_s_6m.jpgpai_s_9m.jpg待ちで追いつく。
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     さらに親の山井がカンpai_s_6m.jpgのイーペーコー形でリーチ。全員が同じスジを引き合う状況になった。
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     その山井のリーチの直後、猿川が掴んだのが
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     この牌が山井に無スジだったのが幸いした。山井のリーチがなければ猿川は
    pai_s_9m.jpgをツモ切り、荒の優勝で決着していたのだ。しかも、猿川は最後のツモでpai_s_7m.jpgを引いてテンパイ。1人ノーテンを回避し、よりよい条件で1本場を迎えることになる。

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     リーチ直後のpai_s_9m.jpg、そして最後のpai_s_7m.jpg。これが猿川の勝負強さを象徴していた。1本場ではダブpai_s_nan.jpgトイツでソーズの多い配牌を手にした猿川は、キッチリ満貫手を仕上げ、2年連続のファイナル進出を果たした。

    南4局1本場 南家・猿川のアガリ
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    猿川「荒さんの凄いのはここ一番の勝負強さ。今回はその部分で上回れたことが嬉しいです」

     ただ、3年前のファイナルでは、決勝まで進むも沢崎誠の前に完敗。昨年のファイナルA卓でもノーホーラで敗退した。あと一歩届かない悔しさは自分自身が一番身にしみているはず。猿川にとって今年のファイナルが「三度目の正直」となり、尊敬する荒と同じ最強位のタイトルを獲得することを期待したい。



    荒正義のすげえ一打

    2件リーチと仕掛けに対し完全に手詰まりの荒。果たして何を切って凌いだか?
     
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     リャンメン待ちのノーチャンス牌はない。山井のリーチがなければ、金子のリーチ後に通ったpai_s_7s.jpgと自らが捨てたpai_s_1s.jpgの中スジのpai_s_4s.jpgで良さそうだが。だが、荒は山井に通っていないpai_s_4s.jpgを捨てた。その根拠は?
    荒「感覚です。山井にpai_s_1s.jpgpai_s_4s.jpgはないだろうと思ったので」

     だが、単に勘だけで捨てたわけでもなさそうだ。ポイントはpai_s_4s.jpg暗刻持ちなのになぜか場に見えていないpai_s_2s.jpg。いわゆる壁の外の牌で、これが場に見えていないとき、他家が固めているケースが多い。
     逆にいえば「pai_s_2s.jpgは誰かにトイツなら、山井にpai_s_1s.jpgpai_s_4s.jpgのリャンメン受けはない」とも想定することもできる。不自然なション牌が、見えない壁と意外な安全牌を気づかせてくれることもあるのだ。