• このエントリーをはてなブックマークに追加
『おじまご』連覇に向けて国士スタート!?真のリーダー大澤が特大トップ! The All Star League 2018 決勝観戦記(前編)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

『おじまご』連覇に向けて国士スタート!?真のリーダー大澤が特大トップ! The All Star League 2018 決勝観戦記(前編)

2018-04-13 18:59
    4/7(土)14:00よりニコニコ生放送およびFRESH!の「麻雀スリアロチャンネル」にて放送された、The All Star League2018 決勝の様子をお届けします。
    レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
    98bba9a30f0ac92d9bb83eb5034cdb98b2cbd1f1

    【1回戦:『おじまご』リーダー木原の国士炸裂!連覇に向けて好発進】

    5c743539638414d2047d9d559bce48ad06df8549
    やはり注目は、連覇を狙う『おじまご』であろう。
    その『おじまご』、なんと初戦からリーダー木原を投入してきた。
    すると、いきなり木原らしい「東場フルスイング打法」が炸裂する。
    9e6ec454afcde6a8fe8f4d284b3be4b616011bce
    ドラの9mを持ってはいないが、赤入りルールでオヤ番ということを考えると、素直に内に寄せていくのも悪くない。
    しかし、木原は当然のように打6sでフルスイング。チャンタを目指していった。
    4a0e67aefe16e87b9fd81c3856b98c0132d21122
    すると、門前テンパイまでたどり着き、柚花のリーチに追いかけて4,000オール。いきなり大きなリードを奪う。

    そして、東3局では、この配牌。
    8f10249a5340471f0af2190f527a32c9474af9c7
    ドラアンコで国士リャンシャンテン!?
    感覚的に、ドラトイツの国士は少しだけ成就しやすい。
    ドラを固めた他家がおらず、まっすぐに打たれないことが増えるため、決着巡目が遅くなるからだ。
    しかし、ドラアンコとなるとサバキが少し難しい。
    この手牌はほぼ国士1本なのだが、第1打でドラを打つのもかえって目立つため、木原はいったん6mから打ち始め、ほどよいところでドラを1枚外す手順を踏んだ。
    そして・・・
    1a80672be9c9ab2ff3db49b0e139467ad01e03dd
    ついにテンパイ。
    發を切って国士をぼかす手順もあるが、岩井が8sポンでホンイツ模様なこと、後に危険なヤオチュー牌を引いたときの安全度で發を残し、ドラを切った。
    他家からすれば、このドラはおかしい。
    外に寄せていたはずの相手が、チートイツも否定する謎の2枚目ドラ手出しである。
    このとき、木原と同じくリーダーとして初戦を打つ『きむしもにゃん』の金は、「あれは国士だと思っていた」と言う。
    その通り。真っ当な手順ならば、国士しかない。
    しかし、テンパイからが難しいのも国士。
    fe3dfa6c6fca221e7c7dd4886d38272267de7e21
    岩井が木原のアタリ牌である中をアンコにし、ホンイツテンパイで追いついた。
    中は残り1枚。
    こうなると、そう簡単にはアガれない。
    ded031caaf07ec4bb2eaa26a5dcb67cb8e046d71
    しかも、金からもリーチが入る。
    河を見てほしい。
    なにこの4m7m!めちゃめちゃアガれそう!
    金「国士テンパイかもしれないとは思ってるけど、さすがにあの4m7mの方が強いと思った」
    確かにこの時点で4枚ヤマに残っている。
    これは順当に金がアガりそうだ。

    その金の一発ツモ・・・


    3c034eeb1a19a8a672f1a7358b0d20273c722e67


    なんと、これが最後の中で、木原の32,000が炸裂した。
    a0b1c61899a0e40ed08cd45b05aa891c610034b5

    01713aaf96274118b1c03f2fe6ef9be5020655b1
    ド派手シャツに浮かぶ「勝利」の文字に、ただただ哀愁が漂う。。。(´;ω;`)ブワッ
    念のためにお伝えしておくと、金のシャツには他に「必勝」も入っている。
    ひ、必勝・・・゜(゜´Д`゜)゜
    こうして、初戦の木原・金リーダー対決は明暗を分ける形で、木原が連覇に向けて8万点トップの好発進を果たした。
    9a507b287dc0a2cc7b0cf9ea5860602efc9e8ac4

    控室に戻った金、チームメンバーとともに、「あの4m7mが負けるのかあ」とうなだれた。


    【2回戦:今大会のエース対決を岩井が制し、たろう・松本にたすきを渡す】

    チームのエース的な大活躍が話題になることが多かった、『ゼウスが選択』岩井と『MKHY』柚花。
    その2人が1回戦からの連投で、早くもともに今大会の個人最終半荘を迎えた。
    1回戦からのリーダー対決と同様に、ここでも明暗くっきり。
    ラス目で南場を迎えた岩井が、大まくりを見せる。
    db45924621ac1501a7e4ad36f483a7a278da77c9

    8f07fb5a82c5f01f32aba98453d288227b12807d
    ドラ白がトイツのこの手牌、赤が浮いているのだが、3pが出るとチーして赤5mをあっさり投げる。
    打点はあるため、チャンタやホンイツを見た遠い仕掛けだ。
    これに対し、オヤの柚花も応戦。
    893ee7c02e88eb0a56ecfa26a41f441c27ef5105
    この超手広いイーシャンテンから、ドラの白を打ち抜く。
    すると、この白をポン、後に西もポンした岩井がテンパイまでたどり着いた。
    a348f985945869197dbdc7d895982fd3ad6e981c

    柚花もテンパイしていたのだが、ここを制したのは岩井。
    b2d08c6a1e7370ce978871303c8daad87af99909
    3s3s8p9pからツモ6pで、9pを手出ししてしまうと7pが関連牌であることが確定してしまうが、岩井は丁寧にピンズ模様の柚花に対応して打9pとした後、7pを引き当てた。

    b6275a616f620b60148c57ccb5abae84150029b1
    すると、南3局でも岩井。リーチでトップをまくりたくなる点数状況だが、仕掛けた愛内の現物待ちをきっちりダマテンで5,200。
    これでトップ目下石に競りかけると、オーラスをリーチで決めてトップ。
    719a06f210a3281905c40d2ce5d27e9ecc9f0d00
    予選で大活躍の岩井が、南2局からの3連続アガリで、決勝の舞台でもチームをけん引し、個人最終戦を終えた。
    91360f2c023525402a8c5c296cd040f7effc81a6

    【3回戦:真のリーダー大澤が奮起!奇跡の逆転優勝へ・・・】

    ff5552263217031bc32b6e4788a4d412a2bbb358
    初戦の国士放銃から始まり、2回戦でもトップをまくられてトータル最下位に沈む『きむしもにゃん』。
    予選では初日最下位から1位通過する大逆転劇を演じたが、決勝でも奇跡の大逆転を起こせるか。
    8cf69b94eb7f626e270dccf40f6da081d419ee15
    今日もチームカラーの赤で統一し、カメラ映えもばっちりだ!

    ここで登場したのが、チームから真のリーダーと呼ばれる大澤。
    a1f319f3c80c920c5780f6d40db0631fd54fe08c
    前巡にペン7pターツを外すと、これがピタリはまってテンパイを果たす。
    通常ならリーチで問題ないが、1sが3枚切れ。
    それならばと、大澤はダマテンに構え、4s7sでのマンガンを取りにいった。
    すると、これが好判断。
    37b7e44365d55d3bc20f9eb59b64fe45fa130fe3
    松本のこのテンパイ打牌4sを捉え、12,000を打ち取った。

    大澤はトップ目で迎えた東3局でも、好形ドラ4のチャンス手だったが、なかなか伸びないまま、松ヶ瀬からリーチが入ってしまう。
    61f5941a4ffb75ea2bb36dad9b2d4126c40e9497
    メンツ手にするなら2枚持っている2pか8pを切りながら進めることになりそうだが、それではリャンシャンテン。
    それでは間に合わない。そうするぐらいなら・・・
    5a20f86ccd1556f3d9e4beac2cff68a8a4fa5d4b
    中スジの4sを打ってチートイツイーシャンテンに構えた大澤が、松ヶ瀬からの12,000で突き抜けた。
    大澤はこの後8万点近くまで積み、首位を走る『おじまご』園田を沈めたのだが・・・
    fc3b7a524ec659e2635794210af96ce471eef509
    なんと、沈めたはずの園田がオーラスに8,000オール。
    オーラス時点ではトータルで『おじまご』と並んでいたのだが、これで再び逃げられてしまった。
    7d18476e7b4531463a0de072ac22b8dfb6414f6c
    とはいえ、悲運な国士放銃からトータル2着目まで上がってきた『きむしもにゃん』。ついに『おじまご』を視界に捉えた。

    逆に、追いつかれつつある『おじまご』園田は、控室に戻ってくるなり、「倍満打っちゃったあ、ごめん~(><)」とチームメイトに駆け寄った。
    a077886fdaf61097c400732b472898cf1c57f39b
    東4局、オヤ番で南をポンすると、高目三色同刻のテンパイで生牌の白を打ち出し、大澤のリーチに倍満放銃となった。
    a6d53ddbd6079149ddc2dc50d1497a18c666d173
    アガリ連荘というルールを考えると、残り巡目も少なかっただけに少し悔やまれるか。
    とはいえ、これはトップ目にもかかわらず生牌でリーチに踏み切った大澤を誉めるべきだろう。
    0bf5e68b779a032463f0873b63b4ef528ffca211
    紆余曲折ありながらも、連覇を目指す『おじまご』が首位で前半戦を終えた。

    激動の後編に続く
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    麻雀スリアロチャンネルブロマガ
    更新頻度: 不定期
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥880 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。