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  • 第3回インターバルレクリエーション…「プレイアブルカラオケ・2nd」

    2018-02-13 12:00

     このインレクは前記事の文楽とのダブルヘッダーで開催されました。本会としても初の試みでしたが、プレイアブルカラオケ(以下、プレカラ)については以前にも企画しているので軽めのレポートと致します。時節柄、MAAの忘年会も兼ねたような形となりました。
     今回は私の持っている機材の中でも一番の重量級シンセであるFantomG7を持ち込み。ボーカルプロセッサー「VP-7」やケーブル類・ダンパーペダルなんかも入れるとかなりの荷物ですね。メインシンセだけあって、プレイ範囲は広がり参加者が一層楽しめる状況も作れるかなと考えました。

     FantomG7は豊富な機能と音色が用意されており1台でかなりのことができる仕様です。これを使うことでの従前のプレカラとの1番の違いは、「サンプリングデータ」を叩けることでしょう。TM NETWORKのGet Wildでおなじみのフレーズや、IKUZOシリーズでネット世界を席巻した「あ、それ」なども鳴らすことができます。パッドを押すだけで遊べるので、参加者の皆さんも気軽に触ってくれていましたね。「オケに合わせてみても、タイミングって思ったよりも難しいんだねー」などの声も聞かれ、演奏の機微みたいなものを感じたりされていたかもしれません。
     小型ミキサーも持ち込んでおり、シンセ以外の楽器の接続も可能です。前回と同様、今回もEWI(ウインドシンセ)の接続があり、プレカラを盛り上げてくれておりました。そのうち、会員にギタリストさんやベーシストさんが加入されたりすると、一段と「プレイアブル」になるのではないかと思っています。鍵盤2台でツインシンセという手法もありますね。カラオケという性質上、次々と楽曲が入力されていきますが、時には鍵盤やギター1本で歌ってみるというタイミングがあっても良いかもしれませんね。あくまで、歌いたい人が望めばですけれど…(笑)。
     
     もともと、本会の構成員はネット上の音楽関連で繋がった人達の集まりという経緯もあって、カラオケとの親和性はかなり高い印象です。歌は上手だし、幅も広いし、世代がほぼ近いので歌う曲のジェネレーションギャップが少ない(笑)。モノマネなんかも軽やかに飛び出す。これもまた長めの時間を楽しむためには大事な要素だったりします。また、冬は乾燥がかなり強く、喉の保護のために加湿器投入も大切なこと。今回はアロマ対応の加湿器をお持ち込み頂きました。会員さん一人ひとりのお気遣いで各種行事が成り立っているのを実感します。

     スタートから6時間ほどのプレカラでした。これでもまだまだ「イケる」という雰囲気でしたね。楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。今回は文化レク→インレクのダブルヘッダーという濃密な1日でしたが、心もカラダも温まる豊かな時を過ごせたのではないかと思っているところです。

    -FantomG7、VP-7-
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  • 第4回文化レクリエーション…国立劇場「文楽鑑賞教室:日高川入相花王 渡し場の段 ~解説 文楽の魅力~ 傾城恋飛脚」

    2018-02-09 12:00


     12月16日(土)に第4回文化レクが開催されました。この日は文化レクとインレクのダブルヘッダーで企画が組まれています。インレクについては次の記事でレポートします。

     文楽の鑑賞は私自身初めてです。国立劇場では10名以上の予約だと団体割引が適用になり、もちろん席も予め押さえることが可能に。第2回文化レク(寄席)の時もレポートしましたが、法人機能がこうした面で活用できるのは良いことですね。文楽のような伝統芸能の鑑賞には「ドレスコードがあるのかな!?」と思って事前に検索をかけたのは誰にも言えない秘密です。
     この日は週間予報では雨模様の線もあったようですが、会員さんにとてつもない「晴れ属性」の方がいて吹き飛ばして頂きました。実際、一滴も降らないんだからホントに驚きました…。国立劇場は最寄り駅からは少々歩くので時間的な余裕を持っていくのがベストだと思われます。

     さて本題へ。文楽初体験、もうね、とても素晴らしかったです。テクノロジー全盛の現代にあって芸術の幅も限りない広がりを見せている世相の中、伝統芸能はどのような立ち位置を確保していくのか気がかりでもあったのですが杞憂としか言いようがない。あえて不安があるとすれば「どう社会に継続して伝えていくか」という点でしょう。素晴らしい文化もそれが浸透しなければ廃れてしまう。後継していく演者の確保も重要な課題。そういう意味では「鑑賞して、かつ、周囲の人にその魅力を伝えていく」というのが伝統芸能支援の柱であることは疑いありません。
     「文楽」がどういった内容を持つものなのかはホームページや解説モノに触れれば分かることなので、このレポートでは感想を主としたものにしたいと思います。寄席では高性能コンデンサーマイクが用いられていましたが、文楽では語り手(太夫)は拡声器なしの生声でのパフォーマンス。強く喉を鳴らさなければ会場の隅々には届かない。声色で老若男女を使い分ける技術もさることながら、太夫の語り・そして汗を吹き出しながらの熱演そのものが鑑賞者の感情移入を誘わずにはいられません。迫力、気迫、情感、情緒をふんだんに感じさせ、客席の心理と溶け合って一つの演目を構成するかのような空間でした。もちろん、太夫によって語りの熱量・印象は異なるのかもしれませんが、その多様さもまた文楽の面白みの一つでしょう。
     会場に響き渡る三味線の震え。これもまた味わい深いものでした。淡々と弾(はじ)かれているようですが、太夫の語りを支え、盛り上げ、時に包み込むような。あの音色そのものが持っている哀愁というか旅情というか、その力を感じます。ふと考えたのですが、日本に生まれ育つとTVや学校や行事などで三味線の音に触れることが少なからずありますよね。そして、この鳴りが何らかの情感を呼んでくるというのは肌感覚で分かる部分があると思うんです。太夫の語りと肌感覚で想起する情感が噛み合わさって「文楽」の世界が胸に広がるイメージ。一方、この日も散見された外国人にとっては三味線の音に接したことのない方が大半だと考えられ、そうした方々はどのような印象を受けるのか非常に興味がありますね。私達日本人とは必ずしも同じような感想を得るとは限らない。そこにまた文楽の新たな味わい方と言ったものも提示されるのかもしれない。個人的にはそうしたテーマにも関心はあったりします。
     舞台で踊る人形達の振る舞い。1体の人形を3人の人形遣いが操ります。この呼吸を合わせることの困難さを想像しながら鑑賞していました。いやはや見事としか言いようがない。本(ストーリー)自体の面白さはもちろんですが、あの息の合った流れるような動きに目を奪われてしまいます。人間らしさに寄せようとする部分はもちろんあると思うのですが、人形ならではの所作というものも実は奥深い。江戸期から洗練を重ねて成熟してきたものなのでしょう。同じ本を人間の役者が演ずるよりも、もしかしたら人形の方が豊かに訴えるものがあるかもしれない。いや、人形だからこそ共鳴できるメッセージがある。文楽が愛され続ける理由もその周辺にあるのかもしれませんね。
     人形が舞台の主役であることは確かですが、この日は波の演出なども素晴らしかったです。愛しき人を求め渡し場で波に飛び込んだ乙女が洗われるシーン。その心情の激しさを映し出すかのような荒波の動き。これもまた人の手によるもので凄い迫力。人形1体のシーンに、人間が10人位いたのではないかとも見えました。一つ一つの演出が非常によく練られていて、見る者に感銘を与えずにはおかないものでした。

     この日の催しは文楽を知るための教室が用意されており、ユーザーライクなスタンスで好感が持てます。まずは文楽を見る → 教室(解説) → 解説を踏まえて文楽を見てみよう という流れ。人形遣いさんが解説に立ち、太夫さん、三味線さんの実演を個別に提供。文楽での音は「生音」ですから実演中もマイクはオフになっているのですが、実演の合間のトークではマイクがオンになっており、PAさんとのシームレスなやり取りに気付いてニンマリしてしまいました。こういった円滑な運営それ自体も文化の質を下支えするものだなと感じたものです。演者の方々の解説では、小洒落た表現や今風な物の言い回し(AKBがどうのこうの…)なんかも散りばめられていて、会場を和ませてもいましたね。

     以上、文楽初体験のレポートでした。今回は国立劇場という充実した設備環境もあって、舞台上のスクリーンに本(セリフ)が表示されていて理解しやすい状況でした。一方、全国で開催されている文楽は必ずしも同条件ではないことでしょう。でもそれは不利ということでは決してない。見せ方・味わい方は現地現地で異なるでしょうけれど、その多様なあり方自体が文化を一層面白く、魅力あるものへと誘って(いざなって)いるのです。


    ※第4回文化レクリエーションのアセスメント結果は https://musiumart.or.jp/assess/6 で参照できます。



    -MAA集合写真-
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    -掲示版-

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    -国立劇場全景-
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    -立て看-
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    -チケット封入-
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    -お茶漬け(じゃないよ)-
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    -ゆるキャラ(くろごちゃん…謎)-
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    -場内喫茶店-
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    -開演タイムアタック-
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  • 第2回インターバルレクリエーション(後編)…江戸城跡・皇居周辺「まち歩き」

    2017-12-28 12:00


     前記事の続きとなります。この日は午前と午後に分けてインレクを行いました。前編・後編として記事化しています。午前の企画が上野で行われたので、「そう遠くない所で散策でも出来たら」という発想での開催となりました。以前から「ふらふらっ」と街歩きしてみるのもインレクとしてはありなんじゃないかという本会運営サイドの話が、ちょうどタイミング・場所的にも「はまった」という経緯でした。

     午後からの参加者を加えてのスタート。時期としては寒風が吹きつけることもあり得そうでしたが、お散歩には絶好の天候に。この日のレクは最初から最後までスムーズに進んで「快調」の一言でしたね。皇居という特殊な場での非日常的な雰囲気を感じながらの歩み。色々と考えながらの時間となりました。相当なコストをかけての施設整備、参観のための警備体制、外国人観光客の賑わい、築城以来の人々の息遣い、歴史的事件の現場、未来にわたる姿の想像、などが頭を巡ります。入場に際して持ち物検査がありますが、昨今のテロ事情を踏まえると警戒度を高めざるを得ないのだと理解します。参観にあたっては宮内庁から音声ガイドアプリが提供されており、これを活用すると良いでしょう。

     江戸城跡、松が整然と並んで凛としていて素敵なんですよ。決して華があるわけではないのだけれど、存在だけで「典雅な雰囲気」を生み出す木。じっと見つめていると対話出来ちゃいそうな気がするくらい。幾万の人間をその場で見てきたのか、そんなことを考えるだけで胸に迫ってくるんです。
     もうざっと400年以上も我が国の政治・経済の中心地であり続ける江戸。当時の日本のあらゆる決定を下したお城。その地を確かに踏みながら空気を味わう。先人の足跡や呼吸をイメージしながら歩く。原宿や渋谷を散策するのとはもちろん趣きが違うのですが、私はこうした企画は嫌いではないですね。単に歴史好きという側面もあるのですけれど(笑)。城郭や城下町、古戦場など全国各地にこうした場所があります。月日をかけながら地道に訪ねて、その地域地域と向き合う時間が過ごせたら地味ではあるけれど豊かで意義深いことだと思うのです。

     さて、歩みは進んで江戸城本丸天守台に昇って「江戸から東京を眺望」。降りた眼前に広がる皇宮東御苑の広場(芝生)に会員さんが持ってきたシートを敷いて小休憩を。とにかく「ぼーっと」する時間。いいですね、こういう間が。喫茶店や食事処での語り合いも良いけれど、囲いのない場で過ごすのも悪くありません。傾きかけた陽が私たちを柔らかく抱擁する。少しだけ瞼も重たくなるような。周りを見渡すと、飛び跳ねる子供たち、談笑するカップル、大の字で寝転がる外国人。ほのぼのした光景が江戸城ありし時代のせわしさと好対照を為しているように思え、時の流れというものを感じないわけにはいかないですね。「諸行無常・盛者必衰の理」。これは決して哀音としての響きではなく、「今、ここに自分は生きている」という確かな実感が立ち現れるイメージで。時の使い方、残りの自分の人生のあり方にもおぼろげに接続したり…。

     しばしの和やかな幕間を終えて、「松の大廊下跡」をなぞるように歩く。忠臣蔵が残すメッセージ。世間では悪役設定が多い吉良も地元では敬意を集める主だったとも伝わります。赤穂浪士の美談も遠望すれば「正義と正義」がぶつかる様相だったのかと。互いの正義を分かった上での内蔵助の断固たる行動が魂を揺さぶる。内匠頭の、上野介の、赤穂浪士の、吉良家の面々の散らした命が今の時代に語り掛けるような。勝者も敗者も今となってはあったのでしょうか、悩ましい。断絶した浅野家、討ち取られた上野介。勝敗の間に漂う人間のサガ。松の廊下には解のない問いが横たわっているように思えてなりません。

     その他にも域内には「都道府県の木」が植樹されており各地から来る人への心遣いなのでしょうか、図らずも出身地のそれを探してしまいます(笑)。ゆったりとした歩様で2時間程度はかかる行程。お散歩としては十分なボリュームだと感じました。散見される皇宮警察の姿や城外にそびえ立つ高層ビルが江戸時代と現代を分かつマイルストーンのようにも映って微笑ましい。旧時代と現代が交差する江戸城の魅力。また会員さんと一緒に味わいに来たいな、と考えながら閉門のアナウンスに耳をそばだてつつ、大手門をくぐって下城と相なりました。

    -外国語でもアナウンスしていた警察-
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    -よく躾けられていました-
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    -本丸天守台跡に-
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    -東御苑広場から本丸天守台を望んで-
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    -シートを敷いてピクニック気分-
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    -日本中に衝撃を与えた事件現場-
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    -植樹されている都道府県の木-
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    -大手門と高層ビルのコントラスト-
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    -和田倉噴水公園のイルミネーション-
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    -公園からパレスホテルをパシャリと-
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