• 映画「PK」  90点

    2018-04-22 23:09
    ※長いです


    今世界で一番映画がアツいのはどの国かと言われたらインドだと思うんですよ。

    (日本映画も「永遠の0」なんか評判いいらしいですけど)


    きっと、うまくいく」を見て以来、「いいインド映画はないのか」と常々探しているんですけど、「PK」という作品にたどり着きました。



    これは「きっと、うまくいく」に出ていたのアーミル・カーン主演の次の作品です。



    ウィキで調べたところによると、アーミル・カーンという人間はインドではものすごく人気者で、この人の作品はインド人にとっては特別なものだということです。日本でいう宮崎駿監督みたいなもんでしょうか。



    この「PK」ですが、宇宙人であるPK(アーミル・カーン)がある日地球にやってきて、自分の星とのギャップに振り回されるといった感じの社会派コメディです。


    そのギャップというのが、「地球人は服を着る」とか「ウソをつく」とかなんですけど、特に大きく扱っているのが宗教に関してです。



    地球上では、ほとんどの宗教に「神」という概念があるにも関わらず、宗教によってその崇め方が全然違うのはどういうわけだというのがPKが感じる違和感なわけです。

    (ある宗教にとっては牛は神聖なものだが、ある宗教では牛を殺して神に捧げたりする)



    この辺は宗教感のうすい日本人にはかなり伝わりにくいのではと思います。宗教に関わってくる話もそうですし、インドという地域における文化や空気が作品を通して大きく関係していることも。


    例えばインド人の女性が、話相手に「ぼくはパキスタン人」と自己紹介されると空気がピリッとするんですけど、この辺も日本人にはよくわからないですからね。インドにとってのパキスタンがどういう存在なのか。




    そういった国と国、星と星とのカルチャーギャップを、宗教を軸にコメディタッチで描いていくわけなんですけど、如何せんかなり説教臭くなってしまっています。そこはマイナスでした



    この作品は、インドでは興行収入で「きっと、うまくいく」を超えたらしいんですけど、そういった文化的わかりにくさや説教臭さが日本では全然無名な理由なんでしょう。




    ただ作品全体から感じたのは、作り手の「世界をもっとよくしたいんだ」という思いです。

    これは「きっと、うまくいく」や、同じくインドを題材にした「スラムドッグミリオネア」からも感じました。


    「この世界はこういうところが良くないよね。それを改善しようよ」という意思を映画を通して感じました。


    又吉直樹が小説「火花」を書いた時も「これですごい論争になるんじゃないかな。これは革命なんじゃないかな」という思いを持っていたらしいです。(もちろん実際は全くそんなことにはなりませんでしたけど)

    アーミル・カーンも「この映画で世界が変わらないかな」なんて少なからず思っていたのかもしれません



    映画でも音楽でも、崇高な作り手というものは、ただ面白い儲かる作品を作ろうとしているわけではなくて、世界をよりよい場所にすることも考えているんではないかなと私は思います。






    2018年に見た映画    


    マンチェスターバイザシー     91点
    アメリカンビューティー      90点
    PK                90点
    グレイテストショーマン      88点   
    ドキュメンタル(シーズン4)   85点
    シェイプ・オブ・ウォーター    83点




    2017年に見た映画まとめ

    2016年に見た映画まとめ

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  • 2017年に読んだ本まとめ

    2018-04-08 13:09
    2018年に初頭に書き始めて保存しておいた、「一年間に読んだ本」に関するエントリですが、書ききるエネルギーが続かず、こんな時期でのアップとなってしまいました。。

    とりあえず下記↓が2017年に私が読んだ本です。




    2017年に読んだ本   (Sに近いほど実践的)


    S  
       LOVE理論    
       無敵の思考       
       持たない幸福論2    1    
       ザ ゲーム 30デイズ   
       たった一通の手紙が、人生を変える  
       天才数学者はこう賭ける
         ※関連エントリ「ケリーの公式」
       
    A  
       この世でいちばん大事な「カネ」の話   
       損する結婚儲かる離婚    
       鈴木さんにも分かるネットの未来   
       コンテンツの秘密


    B  
       飛田を目指すもの    
       飛田の子        
       「反原発」の不都合な真実  
       現役東大生が1日を(略     
       飛田で生きる    
       私の遺言    
       コンテナ物語     
       世界を変えた10冊の本
       生き残りのディーリング   
       運命を切りひらくもの      
       借金2000万を抱えた(略




    私は本を読むにあたって「ライフハック」?という点を重視しているのです。つまりその本の知識を元に人生の生産性がどの程度上がるのかっていうことです。


    「本を読んだ次の日から生活習慣が変わった」とかだとランクは上ですし、逆にすごく面白かった本でも、それ以降の行動に変化がなければランクは上がりません。上記のランキングでいうと、「飛田を目指すもの」や「コンテナ物語」はものすごく面白かったですけど別に俺の人生には何の変化もないんでランクはBになってます。




    今振り返ってみて、自分の人生が「少しは変わったなあ」というきっかけになったのは

     持たない幸福論

     天才数学者はこう賭ける


    この二冊が印象に残ってます。


    詳細は(上のほうに貼ってあるその本のリンクにあるので)省きますが、「持たない幸福論」に関していうと、貧困に関する考え方が良かったです。 

    それは「貧困というのはお金がないことではなく、所属するコミュニティがないということだ」という考え方です。

    だから著者は、積極的にいろんなコミュニティに所属したり主催したりしてるのです。

    私が少し前に麻雀サークルを自分から立ち上げたことは、この考え方がすごく影響していますし、ニコ生やツイッターでの活動の仕方も影響は多少受けていると思います。





    「天才数学者はこう賭ける」には、トレードのポジションの建て方に関してものすごく影響を受けています。
    この本から受け取るべきは、とにかく「ケリーの公式」につきると思います。

    またまた詳細は省きますが、「ケリーの公式」というのは賭け事に対するポジションの建て方に関するもので、簡単にいうと「チャンスの時にいっぱい賭ける」ということです。ただそれだけのことです。


    そしてそれは、実際のトレードで実践するのはかなり難しいことでもあります。

    事実、私も2018年の3月初旬には、負けが込んでいるにもかかわらずポジションを落としませんでした。そしてさらに負けが込んでからようやくポジションを半分ほどにしたんですけど






    現在の私に影響を及ぼしているのはこの2点です。内容にして数ページのことです。
    結局、本を読んで残っていることってその数ページなんですよね
























    ※2016年のまとめ

  • 映画「グレイテスト・ショーマン」  88点

    2018-03-11 23:30
    最近かなり良い評判を聞くことが多いヒュー・ジャックマンのミュージカル映画です。


    あとから知ったんですけど、1800年代の実在した興行師PTバーナムをモデルにしてます。




    100分と短く、しかもミュージカル映画なのでストーリーがとにかく早い。

    成り上がりも挫折も、そこからの復活もあっという間です。


    恋愛がらみの人間関係の問題とか、(バーナムは、いわゆる見世物小屋を主催していたので)マイノリティへの差別なんかの人権問題もテーマとしてかかわってくるんですけど、その辺の軋轢や修復もとにかく早いです。

    あとストーリーが「シング」にそっくりなのが少し気になりましたが。。



    でも映像の優美さや、とにかく素晴らしい音楽の力ですべて吹き飛ばして万事解決という感じでしょうか。音楽がすごく良かったです。すごく



    今作も含め、「シカゴ」や「レミゼラブル」なんかの本場ミュージカルを見ると、アメリカのショービジネスの実力は本当にとんでもないレベルにいるなあと感じます。

    日本は「君の名は」みたいなアニメを作ることはできても、あういうまさに「ショー」に全振りした作品は逆立ちしても無理だろうなあと思うと残念です










    2018年に見た映画    


    マンチェスターバイザシー     91点
    アメリカンビューティー      90点
    グレイテストショーマン      88点   
    ドキュメンタル(シーズン4)   85点
    シェイプ・オブ・ウォーター    83点




    2017年に見た映画まとめ

    2016年に見た映画まとめ