• TOKYOには4つのダンジョンがある ~池袋編~

    2018-11-17 00:39
    物語とは人間が勝手にやっていることでも心は動かすもの
    なんもなしです。

    今回も日本の都市圏東京が誇る、4つのダンジョンを連載形式でご紹介したいと思います。
    おさらいすると構造が複雑な「駅」のことです。
    1. 【新宿駅】:ゲームアプリまで作られるほどの成長し続ける「強欲」の迷宮
    2. 【池袋駅】:油断していると出口の行先がわからなくなる「幻惑」の迷宮
    3. 【渋谷駅】:構造そのものが方向感覚を狂わせる「翻弄」の迷宮
    4. 【東京駅】:構造こそ単純なのに圧倒的な規模で襲い来る「物量」の迷宮
    そんな不可思議に満ちた東京のダンジョンの世界に皆さんをご招待しよう。
    お次は、池袋駅

    【その幻惑っぷりは、一つのまじないに込められている】
    「不思議な不思議な池袋、東は西武で西東武」

    ビックカメラ店頭ソングより
    この歌詞は池袋駅においての西武百貨店と東武百貨店の位置関係を表しています。つまり東口に西武百貨店があり、西口に東武百貨店があるということ。新宿駅では全く出てこない「東武東上線」ですが、こっちではガッツリと「西武線」と絡んでいます。どれくらい絡んでいるかというと「東京メトロ 有楽町線(もとい、副都心線)」で両社の直通運転が行われており、その合流地点である小竹向原駅は北は東武東上線に西武有楽町線、南は有楽町線新木場方面と副都心線みなとみらい方面でどっちも池袋を通過、さらに「西武池袋線」が池袋からから伸びている、ということのややこしさが池袋駅の「幻惑」を生み出しているのです。これに加えて「東京メトロ 丸の内線」や「JR山手線」などなどもあって…ついてこられるでしょうか。
    それでは池袋駅の幻惑効果を3つ、挙げたいと思います。

    【1.改札がとにかく場を支配している田の字構造】
    ひとつめは改札の位置で、どの会社も地上に地下にと改札を張り巡らしているので案内板が全く役に立ちません。左にも右にも改札口がありますよって言われたらどっちから行けばいいのかって迷うこと請け合いです。その状況を実現させる構造が「田の字」の構造。想像してみてください、田の字の曲がり角の左も右も一つの同じ改札が埋め尽くしていたら…どっちに行けばいいのかわからないでしょう。
    地下鉄の改札の位置もかなりのフリーダムで、丸の内線改札は中央を独占するレベルで設置、副都心線と有楽町線の改札はかなり離れている…わけなんですが丸の内線と副都心線は改札の中でつながっていて、また丸の内線改札寄りから副都心線に乗る、もしくはその逆が可能だとわかるとこの辺の位置関係がもっとわかりやすくなります。
    言いまとめると、駅の中の複雑さで言えば新宿駅を超える部分が確実にあるということです。

    【2.大きく分けて8つ存在する大出口、その西口方面の雰囲気の差】
    加えて出口に行くには田の字から「三田三」のように伸びている出口を目指さなければいけません。東(口)は西武で西(口)東武、ときたら当然北口も南口もあります。しかし北口は風俗街が目の前に現れる魔の出口でありまして、その南隣が「西口」なのに大きさも雰囲気も大幅に違います。そのさらに南がこれまた影薄めの「南口」、メトロポリタンプラザ直行の「メトロポリタン口」。あまりに自然なたたずまいでこれが駅の出口なのかわからない人も続出するしたたかさを持っています。
    対して、東口方面はぶっちゃけ大通りのどの辺に出てくるかの違いでしかなく、出てから歩いてリカバリーも簡単に効きます。むしろ外から歩いて入った方がわかりやすいくらいです。が、しかし、東口方面でも思わぬ幻術が炸裂しています。皆さんは西口の反対側が東口である、と思い込んでいませんでしょうか?池袋駅はこの辺りが大きく違います。

    西口の反対側にある出口は、西武東口です。

    【3.西武鉄道渾身のオリジナル東口、その名も…】
    じゃあ東口そのものはどこにあるのって質問の答えは簡単で、北口の反対側にあります。つまり8つの出口のうち3つは西武鉄道が用意した出口なんです。新宿駅の場合は大出口以外がびっしりとあるので大出口そのものはJRが用意したものでほとんど。私鉄もその辺に沿って改札がびびびびっしりと用意されています。しかし池袋駅はその辺の事情が大きく異なっていて、東は西武で西東武。東口方面はほぼ西武百貨店の独壇場なわけです。だから大出口も三つに分かれている…まではいい。問題はネーミングです。
    「西武東口」から出口一つ飛んで「西武南口」というのがあります。この西武南口ですが反対側にあるのはあくまで「メトロポリタン口」という位置関係です。これから説明するとある出口の名前が、「南口」の反対側にある出口の名前です。その名は…西武口
    いや方角的にどこやねんってツッコみたくなる気持ちはわかりますが、"西武北口"にすると対角線上に存在する「北口」のせいでそぐわない。"西部西口"にしようにもやはり反対側に「西口」があるので感覚的におかしい。「西部南口」と「メトロポリタン口」と「南口」は奇跡的に共存できる位置関係にありました。だから「西武口」にするしかなかったんだと思います。さっきも説明した通り、大通りのどの辺に出るかの違いでしかないのでこだわってもアレかと。

    【EX.小さい出口にもミステリー】
    改札と出口のせいで幻惑効果発生しまくりであることはお分かりいただけたと思うので、こんどは小さい出口を二つほどピックアップしましょう。まずは「離れの39番出口」。地図を見るとものすごくぽつーんとした出口になっており、西武百貨店よりさらに離れた位置に出ます。人の通りが少ないらしいので夜に歩くときは要注意です。というか夜9時くらいにそのあたりの通路は封鎖されます。
    もう一つは「幻の44番出口」。池袋ショッピングパークという地下の商店街に面する出口なのですが、この構内図には載っていないというミステリアスさがあります。この出口を調査した有志がおりますので手前のリンクから飛んでご確認いただければと思います。

    【狭い?広い?すべてを惑わすその複雑さ】
    外から見ると大したことはないが、中に入ってみると驚きの広さ。池袋駅はまさにそんな印象を皆さんに与えられる幻惑っぷりを誇るダンジョンであるというわけです。
    そんな池袋駅よりも狭く、そしてさらに「利用者を翻弄するレベル」で難しい「渋谷駅」について次回、お話ししましょう。
    なんもなしでした。
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  • TOKYOには4つのダンジョンがある ~新宿編~

    2018-11-13 22:43
    神秘とは物語じゃなくてそれを紡ぐ人間そのものかもしれない
    なんもなしです。

    今回は日本の都市圏東京が誇る、4つのダンジョンを連載形式でご紹介したいと思います。
    まあぶっちゃけて言うと構造が複雑な「駅」のことです。
    1. 【新宿駅】:ゲームアプリまで作られるほどの成長し続ける「強欲」の迷宮
    2. 【池袋駅】:油断していると出口の行先がわからなくなる「幻惑」の迷宮
    3. 【渋谷駅】:構造そのものが方向感覚を狂わせる「翻弄」の迷宮
    4. 【東京駅】:構造こそ単純なのに圧倒的な規模で襲い来る「物量」の迷宮
    そんな不可思議に満ちた東京のダンジョンの世界に皆さんをご招待しよう。
    まずは、新宿駅

    【新宿駅、自他ともに認める複雑さとその構造の妙】
    新宿駅、不可解なことに魔物ひとりたりとも居ないのに「新宿ダンジョン」というゲームアプリがスマホ用に配信されているレベルに達している日本のサグラダ・ファミリア。迷宮化の経緯も「意図してないのにターミナル駅化」というのが手伝って利用者0からの大成長を遂げている。そして周辺の駅、新宿駅じゃない最寄りの駅も新宿駅エリアとして取り込んでいるため、大迷宮と化したのである。
    何よりも発展が目まぐるしいのがこの駅の特徴で、先ほど挙げた新宿ダンジョンの頃にはなかった「ミライナタワー」とか「バスタ新宿」とかがたった数年で出現しているのである。どっかの雑誌の記事にも「工事は続くよどこまでも」とか言われてしまっていてこの駅どこまで成長期なのか、と言わざるを得ない。

    【出口の数も名付け方もおかしい】
    迷宮と化す駅の特徴は「出口の名付け方に特徴がある」、ということ。新宿の出口数はいうに50を凌駕しているため全部は確認しないが、大出口の扱いで数えるなら
    • 歌舞伎町最寄りの「東口」と「中央東口」
    • 京王線や小田急線が近い「西口」と「中央西口」
    • そしてミライナタワー寄りの「南口」「東南口」「甲州街道口」「ミライナタワー口」「新南口」
    な、わかりにくいだろ?

    【JRがとうとうけおって大工事を慣行】
    そんな新宿をもっと迷宮化させている要因は先ほど挙げた出口群を「改札を通らないと行き来不可能」ということ。入場料も払わずに東口方面から西口方面に建物を伝って行くのはもっと不可能な領域なのでおすすめできない。(←経験者)
    そんな状況では東京オリンピック目当ての観光客に不親切なんですけお!!」とJRが重い腰を挙げて現在工事中なのが「東口から西口まで繋がっている通路のコンコース化」、連絡通路としての開放である。実は新宿駅は「乗り換えに関してはとてつもなくわかりやすい構造」になっており、案内板の不親切さに目をつむれば「一日に何百万人もさばいてるんだから実は親切なつくり」と評しているくらいである。この親切さあふれる構造が連絡通路にも効けば、新宿駅の迷宮感に関してはかなり軽減されるのだろう。

    【エリアごとに管理会社の止まる電車がきれいに分かれる】
    ではその「親切なつくり」を紐解いていこう。
    • まず歌舞伎町寄りは「西武鉄道(西武新宿駅)」と「東京メトロ(丸の内線)」。
    • 京王線と小田急線寄りはさらに「都営地下鉄」。
    • 「JR線」は通路沿いにホームへの階段を伸ばしまくっているので位置的には中央。
    • ミライナタワー寄りは逆にどの私鉄とも最寄りとは言えない。出口ばっか膨れ上がってますね。
    このように新宿駅「本体」はとってもわかりやすいのである。周りにビルばっか建てるから迷宮化してるんじゃないだろうかってちょっとだけ思った。

    【やったら発展に意欲を燃やした結果生まれた迷宮】
    まとめに入りますが、新宿駅を迷宮至らしめたのは決してJRが東口と西口への道を改札で封じ込めただけではないということだけはお分かりいただけたと思うです。そして新宿三丁目駅などはこれらの勘定に含めていないため、まだまだ全貌ではありません。というか西武新宿駅は離れに位置していてマジで新宿駅ではないです。そのためか知りませんが西武新宿駅は新宿駅が持たない「北口」の出口の名を欲しいがままにしています。すべての謎を解き明かすカギはずばり「田・ラ・み」。なんでも地下の様子がこれらの文字によく似た形で伸びているんだとか。あなたも興味があったら新宿駅で検索してみることをお勧めいたします。

    次回、「池袋編」に続きます。なんもなしでした。
  • さっきの答え合わせ

    2018-11-09 00:22
    なんもなしです。こんな動画を見てました。

    何かを語るには徹底的な追及を、って感じで実際に向こうでHe-manがどんな展開をしていたのか気になって見てたんですわ。それで分かったことがいくつかあるので追記します。

    【He-manは決してやっつけネーミングではない】
    前回の記事で「彼-マン」だとかやっつけすぎませんかね、というツッコミをしましたがその考え方は大外れ。商品企画者からしてみれば「男らしい男」で「he-man」と名付けたわけだそうです。英語はこの辺りの奥が深いんだ。

    【She-Raはそもそもブランドが異なっている】
    一方のShe-RaはHeに対比してSheで名前の響きがいいものを、というこっちがやっつけ案件。しかしブランド名ははっきり言って違いました。He-manのフィギュアのブランド名は「マスター・オブ・ザ・ユニバース」。She-raの方は「プリンセス・オブ・ザ・パワー」と微妙に異なります。これらを踏まえてフィギュア売り場を再び探索すると、
    She-Raのアニメ版で出てきたユニコーンが出てきます…ってアレ?

    【ただし今はブランドが統一されている様子】
    過去にあったブランドの商品が別のブランドにひとまとめになるってのは珍しい事じゃありませんが、とりあえずShe-Raに関しては「フィギュアは諸事情あってマテルんとこで売って無い」って解釈であってそうっすね。

    以上補足終わり。なんもなしでした。