うにゅほとの生活2355
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うにゅほとの生活2355

2018-05-17 23:37
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2018年5月17日(木)

「──…………」
「──……」
目を皿のようにして、花壇の周囲をぐるりと回る。
「いた?」
簡潔な俺の質問に対し、うにゅほが首を横に振る。
「……不気味だな」
「うん……」
我が家は、過去に二度、アリの被害に遭っている。
吸蜜性の小さなアリが、屋内に道を作るのだ。
去年は、ダスキンの害虫駆除サービスによって、いちおうの決着を見たのだが──
「……あのあと、また、繁殖してたよな」
「してた……」
プロの手による駆除を経ても、アリは全滅しなかった。
屋内へ再び侵入することこそなかったものの、花壇は相変わらずアリどもの城のままだったのだ。
「そりゃ、いないに越したことないけどさ……」
「もやもやする」
「わかる」
悪魔の証明だ。
アリがいれば、対処すればいい。
そのための道具は既に揃えてある。
だが、アリがいないことを確信するためには、それこそ花壇を掘り返すほどの手間が必要となる。
「……仕方ない、引き上げよう」
「いいの?」
「よくはないけど、どうしようもない」
「そか……」
「まったくいないなら安心してもいいけど、ごくたまに一、二匹だけ見かけるのがな……」
「こわいよね」
たまたま通り掛かった無関係なアリならいいのだが、楽観はできない。
「花壇は定期的に。今後は、家の周囲も捜索範囲に入れよう」
「はい」
今年こそ、アリから家を守るのだ。




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数匹しか見かけないのならば遠距離の探索アリじゃないですかね?
7ヶ月前
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それならいいのですが……
7ヶ月前
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