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【探求】「生命(いのち)」とは何か?「家族愛」とは何か?〈前編〉
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【探求】「生命(いのち)」とは何か?「家族愛」とは何か?〈前編〉

2016-10-11 11:58

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    2016.10.11現在/新着順)


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    【探求】「生命(いのち)」とは何か?  
          「家族愛」とは何か?〈前編〉


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    d10cbb5e05ab5d1a65b6767a9a0538e124f618e6▪︎嗚咽(おえつ)

     記念すべき『熱血道』の最初の記事にこれが相応しいのかという疑問がないわけではないのだけれど、ひとつのきっかけとして、この話題を取り上げてみようと思います。

     最近、「猪木とは何か?」ならぬ「生命(いのち)とは何か?」について真摯に向き合わざるを得ない機会を与えてもらっておりました。いや、これこそがまさに壮絶な「闘い」を象徴していると実感できるものであり、今もなお、それは続いております。

     そしてそれは6月半ばから、14年間一緒に暮らしてきた、いわば「家族」の一員である愛猫の体調が思わしくないことに起因しておるのです。

     実は7月からは食事を自分で取らなくなり、かつ食べたものを吐き出すような場面が見受けられるようになってきたこともあり、強制的に毎日、スポイト(シリンジ)で食事を流し込む生活を送ってきました。流し込むと言っても、そこまで大きなカラダではありませんから、1回に10グラムのスポイトを使っても、1日の合計が、多くて60g。
     まったく食べない日も多々見受けられました。

     もっと食べさせようとはするのだけれど、気分が乗らないと途端に口から吐き出し、スポイトを握ったこちらの手を、小さな両手で必死に遮ろうとするかと思えば、顔を背けることもあるものだから、スポイトの中味が猫の顔にかかってしまうこともしばしば。食べないと元気にならないからと頑張ろうとしても、嫌なものは嫌。時には、
    歯を食いしばって閉じたままスポイトを口に入れないように抵抗したりもする。
     そうなると、それまでは優に4kg近くはあった体重が、すぐに3kg台から2kg台に落ち、2.5kgを割り……と激減してきてしまいます。考えるとこれは、それまで80kg近くはあった人のウエイトが一気に半分のほぼ40kgになってしまうようなもの。当然のことながら、痩せ細っているのが見た目でもよくわかってしまうようになりました。
     習慣であるはずの毛づくろいをしなくなり、ひなたぼっこ姿もほとんど見られなくなり、逆に頻繁に見るようになったのは、なぜか風呂場の出入口付近に入り浸るように。おそらく風呂場の涼しさが自身の体温調整に好都合だったのか、それだけエネルギーを使いたくなかったのか。

     真意のほどはまったくわからないのだけれど、洗面器に水なりお湯を注ぐと、なぜか勢いよくゴクゴクと飲みまくる時も見られたり。とくに
    夏場はそこが快適だったのかもしれません。

     そうかと思えば、人間が思ってもいないような隙間を見つけ、その中に入り込んでしまう。それが机やベッドやソファーの下ならまだ発見しやすいのだけれど、DVDレコーダーの入ったラックやら本棚の奥やら籠の中など、本当に神出鬼没。得意技はかくれんぼ、と言ってもいいほどです。

     まさか消えてなくなりはしないだろうけれども、いったいどこに行ったのかと、体調が体調だけにそれこそ必死で行方不明者を捜索する飼い主でありました。

     しかしながら、その程度の変化なら問題の度合いは少ない部分もあるのです。最も深刻だったのは、やはり嗚咽(おえつ)になります。
     以前は食べたばかりの餌を吐いたり、胃液を戻したりはしていたけれど、少し前から吐き気があっても吐くための胃の内容物が存在しないため、しばらくすると、何も吐かず吐く素振りだけオエッオエッとなる。空咳のような状態と言えばいいのでしょうか。これが嗚咽。いわば、むせび泣きながら呼吸困難に陥るため、見ていると本当にかわいそうになります。

     しかもその頻度は、それまで週に一度だったものが3日に一度、2日に一度と増え続け、ついには1日に何度もそんな呼吸困難の泣き声を耳にすることに。

    ▪︎70万円        fe20ad1c3b84d30cb008b5dc9fd9afa15b007189                 

     さらに問題だったのは、嗚咽をしながら気を失うかの如く、その場にバタッと倒れてしまうのですから危なっかしいことこの上ない。
    例えるならその光景は、映画『シン・ゴジラ』の第二形態が東京・大田区にある呑川付近にてバタッと倒れてうずくまってしまった、あの姿と言えばいいのでしょうか。

     かといってゴジラがなぜそうなったのかは知らないけれど、ウチの猫の場合はおそらく
    呼吸困難から来るものかと思われ、本当に見ているだけでこっちの心が折れていくのがわかります。

     もちろん、その状況は逐一、近所の動物病院で説明し、検査も受けてはいるものの、レントゲンと血液検査だけではよくわからないとのこと。原因が特定できないのですから対処のしようがありません。
     それでも推移を見守りながら薬を飲ませて様子を見る日々を送ってはいたものの、なかなか改善は見られぬまま。
     麻酔をかけてバリウムを飲ませたり、CTで撮影してみることも選択肢としてはあったのだけれど、ネット上にある情報によれば14歳とは人間で言えば72歳に当たり、高齢の部類に入るだけに、これ以上の負担をどこまでかけさせていいものか。
     8月も半ばが過ぎた頃、日増しに体重が減って行く状況を見聞きした知人が、名医といわれる方がいる動物病院を紹介してくれました。この時の心境は、まさに藁をも掴む思いではいたものの、もう一方の自分が、「そこまでするのはどうなんだろうか…」と耳元で囁き始めていたりもする。

     それでも結局は1時間かけて急いで診察を受けに行き、およそひと月ぶりにあらためてレントゲン写真を撮影してみたのです。

     前回撮影した画像と見比べながら、獣医師は説明を始めます。
     すると、そこにはひと月前に撮ったレントゲン写真では、ぼんやりとしかわからなかったものが写っておりました。

     獣医師は言いました。「おそらく腫瘍だろう」と。言ってしまえばガンであります。
     この段階では、ひと月前にはわからなかった腫瘍の姿がそれなりに大きくなり、肺や気道などを圧迫していた様子が見て取れました。
     原因がわかってしまえば、手術をすれば助かるかもしれない。
     しかし、その費用は70万円かかる、とのこと。しかも手術が成功し、その後の通院しながらの治療費も考えると、軽く合計100万円以上になることが判明しました。
     それでなくともこれまで近所の動物病院での治療費に頭を抱え、かつ決して金回りの良い状況にない自分なのに、果たしてそれだけの金額をかけて治すべきか否か。聞いた話では、ある動物病院では、愛玩動物を思う飼い主の気持ちを逆手に取ったような検査攻めで医療費がかさみ、病院恐怖症に陥る人もいるとか。
     人間と違って健康保険がないものだから、治療費は全て実費。気休めにペット保険にも入ってはみたものの、そもそもその年齢になると制限がありすぎて、保険金が下りる保険自体が、今のところこの国には存在しません。
     ともあれ、とりあえず手術のためにも必要な細胞検査とCT検査を行なうべく、猫を入院だけさせて帰宅し、親族を含め何人かに相談したところ、仮に潤沢に資金があっても優先順位が違う、他にもっとお金をかける場所があるのではないのか、と諭される有り様。

     さて、どうしたものか――。

     以下、その内容の一部を紹介

    • 区別
    • 「あと1週間」
     
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