• 偏在するコンピューティングの住人

    2018-02-18 19:3423時間前1419

    ■VRChatという人工現実社会

    Vtuberであり、VRChatのプレイヤー」という人が意外にもそこまで多くない。

    私はVtuberをはじめる以前「VRChatで自由に使えるアバターを提供したいから、オリジナルキャラの”ねこま”と”みここ”を作った」という経緯があります。
    で…Vtuberをはじめるにあたり、ほぼ必須として扱われてるunityアセットの「FinalIK」は90$とお高いですが、実は定期的に半額セールになったりしています。
    半額の時に買っておいて、いつかみゅみゅさんみたいな放送、もしくわ自分のキャラを使ったアクションゲー作れたらいいなぐらいの気持ちで買いました。
    (みゅみゅさんのニコ生は2017年の頭ぐらいには認知していた)
    (FinalIKはサードパーソンのゲームのアニメーションを作るのにも使える)

    それもあって「VRChatにふらついてるVtuber」でもあります。
    この「VRChat」と「Vtuber」の関係性は、Youtuberさんが渋谷をうろついてるのに近いです。

    「VRChat」は現実世界に置き換えると「外」であり、「動画の撮影環境 (unityのプロジェクト)」は「家の中」で、YoutubeはYoutube。
    これって「VRの技術やunityのプログラムされた世界に人が住んでいて、同じようにYoutubeに投稿しているだけだよなぁ…」と常々思うわけです。
    この差はbit(電気信号)かAtom(物質)かの違いだけで、概念的に本質的な違いは無いと感じます。ここら辺については、落合陽一先生の語る「デジタルネイチャー」の概念なので、気になる人は「魔法の世紀」とか読むといいと思います。




    ■VRChatでアイドルスカウトする世界観

    VRChatとVtuberを両方やってる人が少ない一方で
    「VRChatをオリジナルキャラで楽しんでいるが、Vtuberではない」という層も一定数います。
    ※MUTAさんを例に挙げさせて頂いてますが、ほかにもオリジナルキャラで遊んでる方は結構います。
    ※あと「本人の意思」が大事です。「VRChatだけで遊びたい人」もたくさんいると思うので。

    これを見てしまうと「結構スゴくね?時代来てるんじゃね?」と思ってしまうわけです。
    だって「Vtuberを作りましょう!」とか「企画出しましょうとか!」そういうんじゃなくて…「オリジナルキャラでVRChat(現実社会)に居る人が、ただYoutubeに投稿すればいい」それだけなわけですから、デビューも企画も無しにVtuberは発生するわけです。
    もっと言えば、VRChatにログインしてスカウトしてけば、モデラーのVtuberユニットとか組めるよな?と思います。お金を余らせた人は「VRアイドルマスター」をVRChatでプレイできるわけです。なんという贅沢なお金の使い方…。

    ただ、現在は撮影環境をunityで自作する為、そのこの参入障壁があるとは思いますが、FinalIKとリップシンク設定してまばたきさせるぐらいなら、unityに慣れた人ならその日に設定できるレベルの事なので、個人的には絶望的な差ではないと思います。
    ようてんさんのブログとか参考になるのでVtuberはじめたい人は読むと幸せになれます。
    バーチャルYouTuberのやり方 #VTuber
    あとは、とりすーぷさんのQiitaの記事読めばいいんじゃないでしょうか。
    viveでプロジェクト作れば(steamVRのSDKとVRTKが使えるのもトラッカー以外の動機でviveを推奨する理由になるよなぁ)と思ったります。

    ■Vtuberの本質

    以上を踏まえると、
    個人的には「VtuberとはYoutubeに投稿しているVRの住人」という定義をしたくなります。

    いまでこそfacerigで実況するだけでそこそこ数字になるのでいい時代だと思いました。
    facerigがLive2Dサポートした数日後ぐらいにアバター作ってるんですけど、その当時そういう表現してもそこまでウケなかったです。両声類の人(フェイリスさん)が30分のニコ生で150人ぐらい集客していた記憶があります(これが当時のTOP勢)
    なので、声真似界隈や声優界隈の人が参入したら面白いだろうなぁと思ってたんですけど、全然リーチしてなかった。シアンちゃんとロージアちゃんののLive2Dアバター作ってたから誰かに使ってほしかったん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”

    ちょっと脱線しましたが、何か言いたいかと言いますと…
    「VRChat来て」って事です。
    まぁまぁ、確かにモデルの規約問題があったり、ウガンダナックルズとか、セキュリティの問題で荒れてますけど、明らかにVRChatをとりまく文化圏が未来かつ先進的です
    問題があるのも、黎明期ニコニコ(その他インターネットのサービス・ソフトとか。日本はWinnyの開発者様をくだらない裁判で失った国ですからね)だって同じ事だったと思います。インターネットという手前、歴史は繰り返すんだと…。

    VRChatはテクニカルアーティストさんやエンジニアさんにとって、これ以上にない遊び場だと思います。
    VRソーシャルはオルトスペースとか、セカンドライフの創業者様の作ったものもありますが、VRChatは「自作のアバターが使える」という一点突破でVRゲーなのに同時接続数万を記録しています。
    VRにおけるアバターとは「なりたい自分になれるよね」だとか「なりきり」だとか、そういう低レイヤー(※1)だけの話ではなく、社会の条件として必須。人間のもっと本質的な事に迫るテーマだと思います。
    そこが実装できていたのがVRChatだったのだと、自分は解釈しています。

    ※1、行為(感情)のレベルが低いという意味ではなく「議論の深さが浅い(低レイヤー)」という意味です。

    【補足】
    「物理的限界を超えて、なりたい自分になれる!楽しい!」というのは事実ですし実感しています。そこからもっともっと突き詰めると、人間の本質的な欲求とか、生物的な仕組みに迫る”深いテーマ”という意味で、「表層的な”なりきりだよね”という議論だけで留まってしまう事」は「議論の内容が低レイヤー」という表現をとりました。
    「なりきり楽しい!」の他にもアバターによって心理や行動に変化をもたらす側面などもあり、きっとこの文化や現象は、生物と生物の社会性して本質的な事なんだなと思います。
    うまく言語化できなくて申し訳ないです。
    【補足おわり】

    そして、VRChatだけでなく、別のVRプラットフォーム上でも「Vtuberの〇〇さんに会えるなら行く・行かない」という価値観になってくると思います。
    いよいよ、一部の人類がコンピューティングの世界に偏在してきた夜明けが、ここ最近のVR界隈なんだと思います。

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  • 3Dやunityの勉強方法について。

    2017-12-30 15:2033175

    ※はちまとJINとアフィ広告の収益が年間20万を超えるブログ以外は、自由に転載などしてくださって構いません。
    (2018/01/02:パブリックドメインという表現が適切でなかった為訂正)
    パブリックドメインという言葉は明確に定義されたうえで使うものなので、曖昧な解釈を求めるのは真逆の行為でした。
    何回か読んで勉強しておきます。申し訳ありません。


    ■導入

    けもみみVRちゃんねるの動画を見て「自分もやろうと思った!」という声を聞いてうれしいです。
    おそらく、やり続けて成功した人は「やり続ければ報われる!」と言うと思うのですが、年齢や経済状況や自分の才能を疑ったり等……現実は難しいと思います。
    私は偶然このタイミングで「オリジナルモデルのVyoutuberを出せた」から幸運に恵まれただけで、純粋な技術ではおそらく就職は無理だったのではないかと思います。2018~19年で見切りつけて諦めなきゃなと思ってたぐらいです。
    なので「やり続ければ報われる」とはとても言えません。ただ「やり続けて報われなくてもいいと思える事は、やり続けた方がいい」とは思います。
    他者の評価がどうであれ、やてって楽しくて満足できるのであればある意味常に成功している状態で、やればやるほど成功続きなわけです。

    次に、なんとかして「報われなくても楽しいサイクル」を形成する事自体が大事です。
    そしてVRはそれを実現してくれる道具でもあります。
    モデルの不正利用ばかりに目が行くVRChatですが…
    (私も問題だと思うし、焼け石に水でもなんとかしたくてモデルを配布・改造許可してます)
    「作ったものが目の前に現れたり、理想とする姿になれたりする」というのは、ただそれだけでやった甲斐があり楽しくなります。
    平面だとどうしてもRT数やブックマーク数に一喜一憂してしまいますが「作る→欲しい物が手に入る」というVRChatのサイクルは段違いに報酬系をめちゃくちゃ強化します。
    また、目の前に人がきてそれについて感想を言ってもらえるので、評価ももらえた場合の実在感が段違いです。
    道具やシステムは人間のパーソナル性に依存せず効果を発揮する(レベルアッパーみたいな)なので、そういう意味でもVRとVRソーシャルはスゴイです。
    「VRが人間を強化する」という話になるとどうしてもTilt Brushのようなツールの話になりがちですけど、それ以上に「VRは報酬系を強化する表現力を実現できる」という事の方が本質的だと思います。
    過去、様々なWEBサービスが報酬系のサイクル(コメントやランキング機能など)を使ってうまくやってきましたが、それらは効果を他者に依存するシステムでした。
    でも、自分の作ったものが手のひらに降りてくる感動は自分にしか依存しません。

    私は自分の才能に絶望しながらここまで来ましたが、少しづつ成長する自分を楽しめたら無敵だと思います。
    メンタリティに関するおすすめの書籍
    (アフィではありませんURL見たら分かると思います)
    勝ち続ける意志力 (小学館101新書) 梅原 大吾

    ■Unity・プログラミングの学習

    ※全部独学でやってるのでちゃんとした学のある方からするとガバガバだと思います。そのうえで読んでください。

    私は「本よりは動画教材」というタイプです。
    おすすめなのが ドットインストール です。
    書籍などを選ぶ前にまず Unity入門 を最後まで進めてみてください。そのうえで作りたいもののイメージができたら書籍のレビューなどを読んで決めるといいと思います。
    で「unityの勉強を本でやってもサンプルしか作れない問題あるある」というのがりまして、本で学習する際にサンプルを写経するのが基本となりますが、いざ特定の機能を実装しようとするとどうすればいいのか検討もつかづ「Unityの操作は分かったが、自分の作りたいものが作れない」という感じになります。

    その原因が「何かをしたい」=「プログラミングが必要」だからで、要はプログラミングができてライブラリの意味がわかってないと特定の機能を引き出せないからです。
    Unityのリファレンスを見る事で、命令の意味はわかりますがそれは「プログラミングの基礎知識」を前提としています。
    (クラスとかインスタンス化とかパブリック変数とか分からないといけない)

    そこで出てくるのが Progate です。
    Unityに絞って言えば、そこで Java を学習してください。
    「UnityはC#じゃねぇか!」って思うかもしれませんが、概念は同じですのでつぶしがききます。まぁ、書き方が違うとか、プログラマーさんにしか分かんない細かい癖とか違いはありますが、それが気になるレベルになるのに学習が必要ですので。
    ProgateのJavaコースをヒントなしで全部ダカダカって書けるようになると、Unityのリファレンス見ながら機能の追加ができるようになります。

    あとProgateは環境の準備をする必要がなくて、ゲームのように課題が用意されてるので本当にプログラミングの学習には最適。課金して全コース周回してもいいレベルです。

    個人的にまずはこの ドットインストールでunity基礎 → Progateでプログラミング学習 をやるのが、ネットで完結するしいいかなと思います。

    あとはオライリーから出てる本読んだり、書評読みながら1冊づつ潰してエキスパート化
    ヒントはみんな大好き「凹みTips」「テラシュールブログ」「Qiita」などで検索!
    おなじみの名前を見るようになったら、それらの方をTwitterでフォローしとくと最新の開発トレンドが流れて来たりして神(ARkit試したーみたいな動画がすぐ流れてくるの最高)

    あと、モデル配布してるのでこれで遊んでみてもいいかも
    みここ ねこま

    ■3DCGの勉強

    まずソフトですが、基本的に「Blender」をおすすめします。
    理由はオープンソースで世界的に開発されてるので、かなりスタンダードと言えます。ただ、プロを志す学生であれば学生のライセンス(相当安くなる)を使って「Maya」を使うのがいいと思います。
    また、学生に関してはこれらのソフトに限らず学生向けのライセンスを取得してべらぼうに高いソフト使いまくるのもいい経験になると思います。私はおっさんになってからはじめたので(未来という付加価値はこんなにも高価なのか・・・)と学生向けライセンスを眺めてた。
    あと、おっさんでも「MayaLT」ならまぁなんとかいける・・・!

    教材に関しては基本的に動画を見ます。Blenderの1つ1つの機能を紹介するタイプだったり、モデリング工程全部たれながした英語の動画だったりいろいろあるので、Youtubeを雑多に検索するといいと思います。

    本に関しては Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG が読んだ中で1番良かったです。
    まったく分からない初心者向けではなくある程度モデリングができる人向けの本なので、初心者の方は入門の本から買うといいと思います。
    ※ただし、ボーンがUnity向けの設定ではないので、そこは別の媒体で補完する必要があります。

    Unity×Blenderでは キャラクターであそぼう!unity日和。 ぐらいしかありませんが、色々使える事が書いてあります。

    あと操作が大変なので下記デバイスを推奨
    LOGICOOL オプティカル ゲーミングマウス G300s ロジクール
    Logitech G13 Programmable Gameboard with LCD Display[並行輸入品]

    あと、画力はモデリング能力に直結します。
    はじめて作った3Dキャラは三面図をじっくり作りこんではじめたので、モデリング~UVテクスチャ~セットアップの作業自体はニート時間7日で終わりました。参考リンク

    絵に関しては、描いてるだけでテンション上がるようなものを毎日ひたすら模写すればいいと思います。ここで評論家様が「好き嫌いせず色々描かないと伸びない」的な事言ったりもするんですけど、たしかにその通りですが、それ以上に「毎日継続する」という事の方が重要すぎて、継続する可能性を捨てて嫌いな物を描くのは損失の方が遥かにでかいのでアドバイスとして適当ではないんですよね~。まぁこういう感じの事言ってくる時点で…

    で、画力の根本的な部分に触れてる書籍は「脳の右側で描け」ぐらいですね。
    一応、ワークブックを2~3割ぐらいやっただけですが、かなり意味は分かりました。グリッドと逆さ模写はかなり本質的。

    これは完全に余談ですが、私はzbrushが全然使えなかったりする。

    ■質問について

    このブログに直接してください。
    見つけ次第QAコーナーという形で本文に追記するかもしれません。