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佐藤雅美【その恋が、どんな結末を迎えようと】(2月25日)
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佐藤雅美【その恋が、どんな結末を迎えようと】(2月25日)

2020-02-25 12:00

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    ニコナナ内で活躍中のライター・タレント陣が徒然と日常を語ったり、闘牛のように暴れ狂ったりと何が起こるかわからない、それぞれコラムがスタート!
    「回胴フラグティエ」ではアドリブ兄の相方を務め、“ニコナナの歌姫”“自称Dカップ”などの異名(?)でもおなじみ、佐藤雅美がついにブロマガへ登場だ!!

    【佐藤雅美twitter】
    https://twitter.com/sugar_masami

    「その恋が、どんな結末を迎えようと」

     

    「パンケーキが食べたい。」
     
    別にキラキラが好きなタイプでもないし甘いものに目が無い!みたいなタイプでもない。
    「デザートは別腹だよね?」と言われれば、「いえ、同じ腹です」と答えたくなる私は、
    昔からスイーツに興味がある人間ではなかったのです。
    同じカロリーを摂取するならステーキが食べたい。もう一品頼めるならお米が食べたい。
    そんな私が急に思った「パンケーキが食べたい」という衝動。
    これを逃せば次は無い。そう思って友達を連れだし向かったのはお台場。
     
    それなのに、
    ルンルンとパンケーキ屋さんに向かいながら
    「バナナトッピングにしよー♪」なんて笑いあい
    入ったお店は、なぜかゴリッゴリの“イタリアン”でした。
     
    全ては店舗の前に置いてあった牡蠣の看板のせい。
    甘いものに目が無いタイプでも別腹でもないけれど、牡蠣には目が無い。
    オイスターイズベツバラ。
    あんなに甘いクリームとバナナでいっぱいだった私の口は、
    牡蠣の写真を見ただけで完全に牡蠣の口。
    後悔なんてあるはずない。むしろ望んでいたこと。
    逆境でこそ、その人の真価が問われるというならば、私は胸を張って言える。
    「私は、ただ、牡蠣が好きなんだ」
     
     
     
    お台場の海を見渡しながら色々な牡蠣料理を楽しむアラサー2人。
    ついでにミネストローネも、アヒージョも、ステーキも、ピザも頼んで、日々のあれやこれやらを話していたその時、
    reserve」の札が置かれた隣の席に、ある大学生と思われるカップルが座ったのです。
     
     
    眼鏡をかけ短髪で、チェックのシャツを首元まで閉め、裾をパンツにインしている男性。
    決してオシャレとは言えないけれど、清潔感溢れる佇まい。緊張しているのか姿勢を正して席に座る彼。
    彼女の方は、頑張っているのが同じ女性から見てもよく分かった。白ニットにフレアスカート。
    履きなれてないように見えたヒールの靴。そしてドレスアップしたい時につけるような大ぶりのイヤリング。
    窓際の席だということを知り、嬉しそう席に座る彼女。
     
     
    一目見て分かった。
    私にとってはただのパンケーキを食べる予定が牡蠣に変更してしまったただのテヘペロな1日だけど
    この2人にとって、今日その日は間違いなく「記念日」なのだ。
     
     
     
     
    オーマイガー!!!!!
    そう気づいた瞬間、急にそわそわしだすアラサー2人。
    注目しすぎたらダメだ。せっかくの素敵な1日を私たちが邪魔したらダメだ。
    でも気になって仕方ないの!!!!!!!!!!!
    だって!!!!今!!!!!!
    目の前にあるのは(正確には横だけど)SEISYUN!!!!!
    恋のSYUNKAN!!!!!!!!
    MUNEGA!!!!
    DOKIDOKISURUYO!!!!!!!
     
      
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