• 宇宙ネット化事業の終焉

    2018-05-08 10:51
    量子通信はついに人間をテレポーテーションできるようになった
    しかしそれは人間の完全解釈の上に成り立っている
    人間はもう興味のない、完全に解の出た存在になった

    観測によって変わる宇宙

    人間の行動原理が単純だと分かったからこそ”観測”が成り立つ
    因果律は全宇宙をくるむ服にできたしわのようなもの
    転送とはその同じ服を着て同じ恰好になるようなもの
    同じしわができた状態がコピーされたということ
    (しわが伝播すれば、元のしわはかき消される)
    同じ体格でないと成り立たないし、その状態が観測によって動いてはならない
    そしてそれは外皮だけでなく、内容物にも応用できるいうこと

    つまりどんなに違う人間がいても”同じである”とする方法が見つかっただけのこと
    その観測方式によって、人はどこにでもいるようにできる
    その代わり人は同じであることを強要された
    記憶だけの他人に移すのとそう変わらないというのが実情だった

    そして人間は均一化していった

    人の能力は発想でも発見でもなく、知ってるか知ってないかでしかない時代になった
    知っている状態にできれば誰でも何にもなれる(身体の成長、改良も含めて)
    このブラックボックスのない状態は、最初はなりたいうらやましい職業の順番待ちだった
     しかしやがては底辺の仕事でも別に苦にならない、どっちでもいい状態を作り出した

    というより人の意識も身体もどうにでもなる状態は人から意識を奪っていった
    人類は一人でいいし、それはだれでもいい、何かを生む必要はないし
     生み出したとしても、余計な仕事が増えるだけで、発展にはたいして寄与しない

    壊し屋という職業が生まれたことがあった
    人と人を断絶して個性を尊重しようという職業
    しかしそれすら組織を堅牢なものに変えようとする過程で人の平準化の波にのまれた
    何かに対抗するには何かで秀でなければいけない
    それは知識の積み重ねであり、結局”それ以上”がない以上、他人と同じになるから
    それは昔なら学力差は成り立つが、もう今ではそれは成り立たない
    人はすべてが最高であり、それ以上がないから

    性欲もコントロールされ、寿命もあってないようなものになり
    誰も人類を増やして、さらに自分が死ぬということをしたいとは思わなくなった

    細菌も最初は新しいものができていたが、進化の限界なのか進化のための種となる
     薬剤も出尽くしたのか進化しようがなくなった
    どんなに細菌が進化しても、人間の化学がそれを許容して共生してしまう
    やがて細菌は進化する意味を失ってその状態のまま適度に繁殖していくし、
     また別の細菌に淘汰されるだけ
    その淘汰もなくなり本当の安寧が細菌界にも訪れる

    このまま時が止まったように時間は進んでいく

    宇宙人でも現れない限りこれは続いていくだろう
    これは無の状態と同じだろう
    やがで宇宙の構造は平均化して、エネルギーも分散して、観測できなくなり
     在っても、無い状態になる

    新しい宇宙を誰かが夢見ることを永遠に待つように
    それは眠りについた
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  • 曼荼羅 モーフィング 被膜化(ファンタジー)

    2018-04-08 07:56
    世界はリンク部分だけに溶解できる
    解釈が意味を作る
    構造が構造を支える
    平面が被膜化して塗厚くされて立体の体をなしている
    ただし無限にある立体に意味を与えられて平面になってきている
    無限から有限、有限からマッピング、マッピングから曼荼羅
    意味の固定は流動の究極、相対のない流動はどこから見ても静止と同義

    球体の進化
    球体から針が出るように進化させる
    最初は近親でも針が長くなるにつれて個の性質が強くなる
    その球体から出た針をある部分でスライスするように世界を作る
    世界は程よく多様化してる
    しかし流動のない文様
    それをたくさんの段階で切って、多様と多様の間にあるものでつなぐ
    ちょうど重ねたセル画のように中間の状態が重なって見える
    生のセル画の間に被膜のように仮想のセル画ができたように見える
    それはリンクがつながれば実体化する

    そこでリンクを作り、実在の進化、変化、適応の方向性を変える
    そうするとキメラだけの世界がそこにできる
    そして仮に確保した神界、魔界に人間界を内包した実験場を作る
    そこから過去にさかのぼるように生き物を掛け合わせて神と魔物を作る
    その場所が神界、魔界(思想によっては別の世界も)となる

    そのための生き物の情報集め
    実際の検体は要らない
    生き物が生き物に触れると凹のように影響を受ける
    同じように相手に凸できる
    それを可視化して、さらに生体人形にコピーできればキメラは作れる
    それが人が物を作る衝動の源流と、その行き着く先
    という考え方
  • 輪廻はショートスパンで(ファンタジー)

    2018-03-12 08:19
    この世は泡立つ沸騰した水のようなもの
    泡は居場所であり、この世に肉体が留まれる時間のようなもの
    その泡が生まれて消えるまでが輪廻
    1人の人生の中で代謝などによって輪廻は何度も繰り返され、心身ともに変質しいていく

    人の意思には番地のようなものがある
    移動するということは肉体は同じでも意思が変質してしまうという事
    それはある意味大人になる事

    基本的には大きな番地があって、泡の大きさがその人である印だ
    もしくは泡の出る位置をつなげたコースのようなものがアイデンティティーだ
    人は変質する、大きくなった自分は、前回泡立った自分では、もうない
    他人を押しのけて、新しい自分になったのだ

    何も進化しない人は一生のうちに何度も同じ程度の泡のまま
    やがて可能性という番地・泡は分解され、分解・再合成されて違う人達になる
    人の死は、人が変質していく中で、その可能性によって出る泡の位置の道が
     消えていることでしかない

    当然ゆっくり泡立つ所と沢山泡立つところ大きく泡立つところがある
    泡は泡に影響される、邪魔される、自我を持つ
    これは心的重力
    大きい泡には再現性、引力性、上書きアップデート性がある

    内包する空気こそ その人の思考
    構造が大きいというのは内包性がある事
    他の物の場所を取ることができるという事

    泡の中に泡を作れるという事




    とちゅう