• 認知でストレスを軽減してみる

    2017-09-08 18:00
    ストレスの原因になっているもの、それをストレッサーと呼びます。
    ストレッサーをどのように評価するか、それを認知的評価と呼びます。
    認知的評価によって生じた緊張や疲れや悩みを、ストレスまたはストレス反応と呼びます。


    認知とは、物事を(見て)(理解して)(考えて)(感じる)ことです。
    認知は、インプットからアウトプットへ、シフトします。


    ストレッサーを(見て)              インプット
    ↓                          ↓
    ストレッサーを評価して(理解して)(考えて)     ↓
    ↓                          ↓
    ストレス反応が出る(感じる)           アウトプット


    ストレスを感じる時は、この一連の流れが一瞬にして行われます。一瞬にして。





    このストレス反応の一連の流れを理解して、
    ストレスを軽減する手段をコーピングと呼びます。


    コーピングには3つあります。


    1、回避
    2、発散
    3、認知修正


    回避:ストレッサーから離れる
     ストレッサー自体から遠ざかることでストレスを軽減します。

    発散:カラオケや旅行など
     気分のいいことをしてストレスを軽減します。

    認知修正:認知を改めてみる
     ストレッサーの捉え方を変えてみます。再評価することでストレスを軽減します。


    私がブログでもっぱら言ってきたことは、3の認知修正です。
    1の回避と、2の発散がダメって言っているのではありません。
    1も2も3も全部アリです。特に1は、回避できるのなら回避したほうがマジでいいです。


    認知修正は、捉え方を変えることで、『何で悩んでいたんだっけ(笑)。』と感じることを狙っています。


    ……


    いつもおっかない上司が、酒の席になるとすぐに顔が赤くなって、なんだかかわいく見える。


    それが認知です。
    自分の価値観や考え方、環境で、感じ方は変わるという事です。


    車を運転しているとき(また車かよ(笑))


    『車を運転している人(ストレッサー)は免許を持っているのだから、
    大抵の人は安全運転できるだろう(認知的評価)。
    ゆえに、急いで運転してる人は、何かしらの事情で急いでるのだろう(ストレス)。』


    『車を運転している人(ストレッサー)は免許を持っているのだから、
    大抵の人は安全運転して当たり前だ(認知的評価)。
    ゆえに、急いで運転してる人は、当たり前ができない免許剥奪モノの人だ(ストレス)。』


    前者のほうがストレスは少なそうです。
    ゆえに私は、前者の認知に改めました。
    それは、自分の為に。


    『できるだろう』と『して当たり前』と。
    この部分が違うだけで、ストレス反応(アウトプット)がずいぶん違います。
    わざわざしんどい考え方をしなくていいかもしんないと、そう思ったわけです。


    上司と対峙したとき


    『上司(ストレッサー)なのだから、
    仕事ができるのだろう(認知的評価)。
    部下のことを考えてくれてるのかなぁ(ストレス)。』


    『上司(ストレッサー)なのだから、
    仕事が出来て当たり前だ(認知的評価)。
    部下のことを考えて当たり前なのだ。…なのによぉ!!(ストレス)。』


    前者はずいぶんと緩い感じです(笑)。
    『考えてくれてるのかなぁ。』くらいに思っておくと、
    『…まぁ、考えてないかもしんないな。余裕なさそうやし。』と思えてきます。
    結果、
    『いいや、どっちでも。上司がガミガミ言わないようにするにはどうすれば?』
    となります。


    後者はギスギスした感じで、読んでいるだけでストレスが溜まりそうです。
    しんどいですなぁ。しんどいなら『当たり前』と考えるのをやめちゃえばいいのです。


    ストレッサーである上司は、何も変わりません。
    私の感じ方だけが、変わるのです。
    認知を変えることで、自分の感じ方が変わるということです。


    ■妊婦が気になる


    あなた、もしくはあなたの家族が、妊娠したとします。
    ある日、あなたは電車に乗りました。すると…。
    なんだか妊婦がよく目に入る。妊婦ってこんなにいたっけ?
    いままでほとんどいなかったのに。


    妊婦って最近増えたんだな。少子化ってほんとなのか?


    …違う、違う(笑)。


    子どもができて、子育てに関してのアンテナを張りだしたから、妊婦が目に入るのです。
    ずっと以前から、妊婦はたくさん電車に乗っていたのです。


    子どもを意識しだしたから、目に入るように(認知する)ようになったのです。


    ■三角のものを探す


    周りを見渡してください。
    三角のものを20個探してみてください。
    …けっこうないでしょう。1個ならまだしも、20個となると。


    私、意外なものを見つけました。
    エアコンのロゴが三角形をしている(笑)。


    いつもいる部屋なのに気づかなかった。
    三角を意識したから、見つけられたのです。


    「そう」意識しているから、「そう」見えるのです。それが認知です。


    ………


    ストレッサーに対する評価、すなわち認知を変えれば、
    ストレスは軽減されることがあります。


    認知的評価は2段階あります。


    1、快適か、不快か、無関係か
    2、対処可能か


    2まで行うことが適切です。
    対処を考えるのが難しいんですけれどね。諦めないで。しぶとく考えてみてください。


    2は、設定ということもできます。
    「今どのような状況で」「次どうするか」です。
    必要なのは、冷静性と客観性です。


    『仕事ができない部下をやめさせる』というのは、冷静とは言えません。
    それは、自分がどうこうと考えているだけであり、
    部下がどのような状況なのかを考えてはいないからです。
    まだ頭の中がごっちゃりしている感じです。


    「この部下は、仕事ができない。」と思っているから、
    その部下は仕事ができないように見えるのです。
    「この部下は、私の知らない能力を有しているかもしれない。私が知らないだけかも。」と思ったら、その部下は仕事ができるように見えてくるのです。
    マジでそんなもんです(笑)。


    認知するのには、時間がかかるんです。



    ………


    認知修正は、時間がかかります。かかるもんなので気にしなくていいです。
    しぶとく続けることが大切です。
    めんどくさいのでね、途中でやめちゃうんですよ。
    でも、ちょっとずつでいいから続けてほしいなって思います。


    私は一生続けると思います(笑)。
  • 広告
  • ひとつにならなくて、いいのです。

    2017-09-01 18:00
    病気を治すのは、医者ではありません。
    患者が治すのです。
    患者に治す意思があってはじめて病気は治ります。


    経営コンサルタントの仕事は、経営を立て直すことではありません。
    経営をサポートするのが仕事です。
    経営を立て直すのは、経営者もしくは経営陣です。


    カウンセリングでは、クライエント自身が問題を解決しようとすることが大切です。
    もしカウンセラーが問題を解決すると、結果的にカウンセラーに依存する形となります。
    クライエントは、何か起こるたびにカウンセラーに頼らなければならなくなります。





    もし、医者が病気を治してしまうと。
    もし、経営コンサルタントが経営を立て直してしまうと。
    もし、カウンセラーが問題を解決してしまうと。


    共依存の関係ができあがってしまう可能性が高いです。


    共依存でいいってんなら、何も言いませんけど(笑)。


    共依存の関係は、長期的にみると問題が想像以上に膨らんでしまうことが多いので、気を付けなければなりません。


    …とはいえですね、他者承認は有効に働く場合もあります。
    他者承認を得ていくうちに、
    自己承認、自己賞賛ができるようになっていくケースがあります。
    これは、私が思う中で、最高の状態です(笑)。
    …他者承認を得すぎて、それが当たり前になり、
    他者承認がないと不安になる(自己賞賛力が身に付かない)というケースもあるのですが…。


    いろんなケースがあるので、塩梅は様々です。


    病気が如何なるものか、素人にはさっぱりこってりわかりませんのでね。
    やっぱりお医者さんに全面的にお願いする側面は、あります。
    上記の例えは、一概には言えないようにも思えます。


    ……


    大切なのは、ココロ持ち。ココロ餅。


    誰の問題であるか。


    これを意識することは、実生活においてけっこう有効かなって、最近思います。


    きっちり区別することは難しいとは思いますが、意識しておくだけでだいぶ変わってきます。


    たまに勘違いしちゃうわけです。
    自分の問題なのに、相手のせいにしちゃうことって。
    無意識に。


    『あ、間違ってた。』と、気づけば、モーマンタイ。
    気づかなければ、大問題。


    気づくためには、自分と他者の境界線を認識することが必要です。
    自分は自分、他人は他人です。


    まぁあれなんです、境界線って忘れやすいのですよ。
    機会があれば、ミスチルの「掌」という歌をぜひ聴いてみてください。
    私の言いたいことが、謳われています。


    ひとつにならなくて、いいのです。
  • 考えるボタンと考えないボタン

    2017-08-11 18:001
    今回のおはなしは、心屋仁之助氏の「前者・後者」の概念に基づいています。
    概念の内容については、心屋氏のブログやその他のサイトで広く議論されていますので、そちらをご覧ください。


    私なりに、この概念に基づいて思うことを書いてみました。





    「考えるモード」になるボタン。


    よく言いますでしょう。
    「仕事モードになるスイッチを切り替える」


    ここでは。
    「スイッチ」ではなく「ボタン」と言い換えてみます。
    非常ベルボタンみたいなものを想像してください。


    6:00(考えるモードオフ
     朝起きて。
     顔を洗って歯を磨いて。
     朝ごはんを食べて、着替えて。
     自宅を出る。
    9:00(考えるモードアクティブ
     9時に出社して。
     考えて考えて仕事をし、12時になる。
    12:00(考えるモードオフ
     お昼休み。昼食を取る。
    13:00(考えるモードアクティブ
     考えて考えて。懸命に仕事をする。
     おっ?もうすぐ家に帰る時間だ。
    17:00(考えるモードオフ
     まずはひとっ風呂浴びて。
     飯食って、ちょっと酒飲んで。
     テレビでも観て。家族とおはなししたりして。
     さて、寝るか。


    仕事をするとき、モードを切り替えるために、ボタンを押します。
    仕事をしているときは、考えるボタンを押し続けていると仮定します。


    上のスケジュール表で言うと、赤字で書いている所が、考えているときです。


    普段は、「考えないモード」です。ボタンは離しています。
    仕事をするとき、「考えるモード」になります。この間、ボタンを押し続けています。


    仕事をするときにボタンを押し続けて、考えるモードに切り替える。


    この概念は、けっこう広く浸透していると思われます。


    すべての人間が、このような仕組みになっている…と考えがちですが、
    この仕組みが逆になっている人がいるのです。


    ……


    普段は、「考えるモード」になっている人がいるのです。
    そして、ボタンを押すと「考えないモード」になるのです。


    何も考えない状態になるためにはボタンを押し続けるタイプの人がいるのです。


    このタイプの人は、考え込むことが当たり前の状態なのです。
    ふっと気を抜くと、何かを考えているのです。
    ふっと気を抜くというのは、ボタンを離している、という意味です。


    逆に言うと、
    自分を考えない状態に持っていくためには、
    意識してボタンを押し続ける必要があるのです。


    瞑想ってありますよね?
    瞑想は無の境地、ですか?
    あれは、「考えないモード」になるために、ずっとボタンを押し続けている状態です。
    つまり。
    いつでもどこでも何かを考え込んでいる人が、「考えないモード」になるために瞑想する。


    みんなで集まっているときに、黙って飲んでいる人っているでしょう?
    で、声を掛けたら、「えっ?何か?(笑)」って笑う人、いるでしょう。
    「何を考えているのか、わかんない。」なんてね、そう言われる人、いるでしょう。


    言われたほうは、なんのことはない。
    それがその人の通常モードなのです。


    ですのでね。
    そのような人に、「考えすぎだよー。」ってアドバイスしても、意味がないんです(笑)。


    ………


    両者に優劣はありません。


    WindowsかMacintoshかの違いです。
    プレイステーションかWiiかの違いです。
    スーパーファミコンかPCエンジンかの違いです(笑)。


    どちらもアリなんです。
    大切なのは、両者の特性を知ることです。


    そして難しいことに。


    普段は「考えないモード」のタイプの人が、
    「考えないボタン」を持たされた、ということがあり得るのです。


    逆も然り。


    普段は「考えないモード」の人が、常に周りのことを考えなければならない環境で育った。
    WindowsにMac専用のソフトをインストールされたようなもんです。


    このようなことが起これば、そりゃ自分が何者かなどわからなくなります。


    PCエンジンの人が、「スーファミのゲーム動かせよ。」って言われても(笑)。
    で、実際は動かしちゃったんですよ。何かしらの手段を使って。
    エミュレーションでもしたのでしょうか。
    頑張ったなぁ。すごく頑張らはったんやなぁ。
    実現した時点で、すごいことなんですよ。


    そのような人に言いたいのです。
    あんまり頑張らなくていいって。



    ………


    上のスケジュール表ですが。


    普段は「考えるモード」の人だとどうなるか。


    6:00(考えるモードアクティブ
     自宅
    9:00(考えるモードアクティブ
     職場
    12:00(考えるモードアクティブ
     休憩(職場)
    13:00(考えるモードアクティブ
     職場
    17:00(考えるモードアクティブ
     自宅


    考えてばっか(笑)。
    そりゃ疲れます。
    ボタンを押すタイミングが難しい。


    周りに誰かがいると、やっぱり配慮する必要があるでしょう。
    配慮が必要だって思ってしまうでしょう。
    ずっと「配慮してください。」と要求され続けてきたのだから。
    いつでもモードアクティブです。
    ですので。


    ひとりの時間が必要なのです。
    ボタンを押すタイミングが、必要なのです。


    ボタンを押し続けて、電池を切るような状態が必要なのです。
    電池が切れたような状態であっても、周りはしばらくそっとしておいてあげてください。
    大丈夫です。怒ってないですから(笑)。


    ボタンは「入れる」機能だけじゃない。
    「切る」ボタンもあるのです。


    ……
    ………


    念を押しますが、どちらが優れているというおはなしではありません。
    そういうタイプなんです。A型とB型とO型とAB型に優劣を付けても意味がないのと同じです。


    自分がどちらのタイプなのかを考えてみるのもアリです。
    私は、「考えないボタン」をぶっ壊してしまったので、懸命に直している最中です(笑)。



    全然関係ないんですけど。
    こないだ生まれてはじめて釣りをしましてね。
    川釣りでしてね。緑に囲まれたところでひたすら浮きを見るという。
    これが新鮮でしてね。『何も考えなくてもいいんだなぁ。』って。
    成果は、まったく釣れませんでした(笑)。