• 板橋区本屋巡り 区役所前~高島平編

    2016-04-28 00:30
    地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区』発売記念として行っている、板橋区内の本屋さん行脚。 今回は、都営三田線沿線を中心に攻めてみようと思う。

    が、三田線に乗っては降りてを繰り返すのも面倒だし、何より初乗り料金を取られまくるのがシャクに触るので、いっそのこと区役所前駅から高島平まで歩いてやろうじゃないかと決意。 結論から先に述べると、40過ぎの老いさらばえた身体でやるべきではなかった。 危うく廃人になるところだった。



    そんなこんなで、今回は仲宿商店街のライフの目の前にある矢崎書店さんからスタート。 ここでは入り口目の前の新刊棚に平積みして貰えていた。 そういや最近、オレが子供の頃からレジに座ってたオバちゃんを見かけないのだが、もう店には出なくなってしまったのだろうか。

    それはともかく、仲宿の商店街も新しい店が色々と増えたねえ。 江戸時代から続いていた蕎麦屋の岡本や、荒井家御用達だったステーキ屋(洋食屋)のゆたか等、閉店してしまった事が悔やまれる名店も多いのだが、「店の絶対数が減らない」 という点は素直に評価したい。



    で、そのまま商店街を直進し、板橋を渡って本町商店街へ。 このやまさ書房さんでも、入り口すぐの新刊棚に数冊平積み。 この店もいい加減に古いよなあ。 板橋区は本屋がどんどん潰れて行っているので、是非とも頑張って欲しいところである。

    と、ここまでは比較的順調に進んでいた本屋行脚だったのだが、この先が酷かった。 基本的に旧中仙道を北へ進んでみたのだが、とにかく本屋がない! あってもブックオフ等の古本屋系ばかりで、新刊を扱う本屋が絶望的なまでにないのである。 「オレの記憶ではここに本屋あったのに」 という場所は何箇所もあったのだが、マンションになっていたり、駐車場になっていたりと本屋受難の時代を絵に描いたような有り様。



    気が付くと本屋が見当たらないまま志村坂上まで歩いていたっていう。 そこで見付けたラブホにしか見えないこの建物。 何かと思ったら赤ちゃんの髪の毛で筆を作るお店だった。 この外観で ”赤ちゃん筆” なんて書かれると、エッチな道具を指す隠語なんじゃないかと思えてくる。

    どうしてよりによってピンクのお城にしようと思ったのだろう……。

    誰か命がけで計画を止めようという人間はいなかったのだろうか。



    そのまま坂上駅を通り過ぎ、急坂を下って三丁目駅方面へ向かうと、途中でやたらと立派なドンキを発見。 MEGAドンキってアレか? マックとバーキンの仁義なきバーガー戦争に割って入る感じか? 「こっちのMEGAは大きいだけじゃない!」 的な気迫を感じる。

    ちなみに、このドンキはグランドオープンのフェア中だったためか、生鮮品の価格にうるさいオレ様も 「ほぅ!」 と思えるお値打ち品が山程あった。 特にお肉は国産品も輸入品も100g80円台からあり、鶏肉はもも肉が50円台だった。 味にこだわらなければ、これはかなりお買い得。 2フロアしかないものの、1フロアが広いので、ここはマメに覗いてみた方がよさげ。

    この周辺には環八沿いの複合施設など、大箱のお店が増えたので、いきなり生活しやすい土地になった気がする。 これまでは何をするにも車でどこかに出ないと買い物もままならない地域だったのに。 やっぱ小豆沢を中心に新築マンションがボコボコ増えた結果かね?


    とか何とか言ってる場合じゃないんだよ!


    本屋がねえんだよ!


    突然でなんだが、何年かぶりにフォント弄りしたくなるほど本屋がない。 赤太文字なんて超久々に使った気がする。

    祈り通じた!

    とか

    理屈じゃねえぇぇえんだよ!

    とかもっと積極的に使っていきたい。

    常に自分の原点を忘れないように心掛けたい。

    もうね、あまりに本屋がないもんだから、思わずこの一帯のお気に入りの飲食店がまだ残ってるかどうか確認して回る旅に内容変更してしまったくらいに本屋が絶滅危惧種。

    ちなみに、志村坂上では鮒与・ストックトン・飯綱等の生存を確かめ、1回も行けてないが饗酒堂グループの灯や、ひなた志村店の所在地を確認。 なんだったら早朝から酒が飲める徹夜明けの凸版社員の味方こと、とんかつ屋のとき和もあった。 よしよし。

    西台では大根や・インディラ・欣屋の生存を確認したものの、徳島ラーメンのお店や沖縄料理のお店が消滅。 和菓子屋の一不二が閉まってたのもドキっとした。 臨時休業か何かだよね? さすがに一不二が閉まったらショックで立ち直れないかもしれん。

    とか何とか言ってる間に気付けば西台を過ぎて高島平に。 ここにある南天堂さんは、売れると踏んだ本を出版社が引くくらい積極的に展開してくれる事で知られており、我が『地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区』がどんな扱いをして貰えているのか楽しみだったのだが……。



    2丁目団地の1階にある支店の方から覗いてみると、なんと20冊くらい平積みしてくれている! さすが南天堂!



    そんでもって駅を挟んだ北側にある本店の方では、ポスターまで貼り出して同じく20冊ほど特集コーナーを作ってくれていた! 有り難う南天堂! この光景が見られただけでも、脚がガチガチになる思いをしてまで区役所から歩いた甲斐があった!

    という訳で、板橋区内の本屋の無さに愕然とした1日でありました。 次は東上線沿線を攻めるぞ! でも歩くかどうかは微妙だぞ!




    ~以下お知らせ~
    地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区
    マイクロマガジン社より4月8日発売。お値段853円(税込み)

    『Frameチャンネル』
    荒井が運営者を務めるニコニコチャンネル。歌舞伎町のBARから夜の世界の住人達が他では知り得ない話ばかり垂れ流す、オトナの情報チャンネル。
    [住所] 東京都新宿区歌舞伎町2-46-7 第3平沢ビル7F
    [料金] チャージ¥1,000 ドリンク¥500~ 自慢のフードメニュー多数
    ※職安通り沿い・西武新宿駅北口を出てすぐ・ハローワークの隣の角のビル
    [営業時間] 19時~深夜
    [オフィシャルサイト] http://framejapan.com/
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  • 文庫版・板橋本の陳列状況を調査しに大山へ行ってみた

    2016-04-18 05:21


    文庫版・板橋本『地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区』が無事に発売された!

    が、こいつは板橋区近郊以外では絶対に置かれることのないニッチな本である!

    という訳で、そんな隙間産業を絵に描いたような本の動向を調べるには、板橋区内を実際にさまよい歩いてみるしかない訳であり、現在住んでいる両国から遠路はるばる板橋へ。

    しかしなんだね、実際に板橋へ行こうと電車に乗ってみると、息子を育てるためとはいえ、オレは生まれ育った愛する板橋区からこんなに離れてしまったのかと痛感するよね。

    両国・総武線→水道橋・三田線→板橋区役所前(約30分)
    両国・大江戸線→春日・三田線→板橋区役所前(約25分)

    と、同じ23区内の移動なのに微妙に遠い。が、三田線沿線の区民が巣鴨経由で池袋から東上線に乗り、下赤塚や東武練馬に行こうとするともっと時間がかかる訳であり、それを考えると別にそれほど遠くない気がしなくもない。

    だがしかし、JR板橋駅から30分も埼京線に乗ったら大宮に行ける訳であり、それを考えると凄く遠い。ついでに言えば、大宮からもう30分新幹線に乗れば軽井沢まで行けてしまう。23区の東の端と北の端の距離感は判断に悩むところである。それもこれも三田線と東上線の連絡が全く考えられていないからだ!2路線とも徒歩圏内の区民なんか区役所周辺に住んでいる区民だけだし、そりゃ三田線沿線と東上線沿線で文化圏が真っ二つにされるに決まってるよね!

    ……そんな話はどうでもよく、板橋本である。ほぼ板橋区内でしか売れない本なのだから、板橋区内の本屋さんにガンガン置いて貰わないことにはオレ様の手元に夢の印税が入ってこない。55万人いる区民の5人に1人が買ってくれたら10万部のベストセラーであり、1人が2冊買ってくれたら100万部を突破する、実に夢のある本なのだから、区内の本屋さんには是非とも頑張っていただきたいと切に願うばかりであり、こんな妄想ばかりしているから馬券をすっ外すのではないかと思う次第である。

    という訳で、実際に区内の本屋を回ろうとしたまでは良かったのだが、長い出版不況のせいか、8年前の発行時に比べると生き残っている本屋さんがだいぶ少なくなってしまっている。みんな本屋さんで本を買うべきだ!とりあえずオレ様の本だけでも買うべきだ!

    この日は時間も遅かったし、「行ったはいいけど閉店してました」では悲しすぎるので、確実に営業しているであろう区役所と大山の本屋さんを訪ねてみたところ……。


    区役所の並びにあるブックタウンさん。

    入り口近くの板橋専門系書籍の棚に数冊平積み。まあそんなもんかと思い、念のため他の売り場も見てみると、なんと旅行ガイドブック系の棚に数冊平積み。え、旅行……?

    まさか板橋本って置き場に困らせてしまう難儀な本なんじゃないのか!? いくらなんでも旅行目的の人間が本屋で板橋本は買わないと思うのだが、確かにどのジャンルに置いていいのかわからないのも事実。現にamazonでも「サブカル」「旅行ガイド」「歴史・地理」と3ジャンルにまたがっている。

    不穏な事実に気付いてしまい、オレ様はとりあえず大山へ向かった。


    [神谷]
    住所:東京都板橋区大山町14-5
    TEL:03-3973-3675
    営業時間:17:00(くらい)~00:00(LO)
    定休日:火曜

    いやまあオレ様が大山へ行ったら当然こうなるよ。仕方ないよ。だってかさごの煮付けなんだもん。ついでに言うとうなぎの肝串と鯛の味噌漬けも旨かったよ。アレだね、この店は素朴な魚料理をつまみながら燗酒をチビチビやると最高だね。

    板橋仲間を呼び出して2人で飲み食いして3,000円で済んだのだから、やはり大山の酒場はステキだよねと。しかもこの日は神谷にしてはお高いメニューばかり選んでこの価格だから、お値打ち品を混ぜたらもっと安上がりだぞと。大山を飲み歩ける境遇ならば、この店は知っておかないと損だよ。



    本題に戻ろう。大山の本屋といえばここ、大地屋書店さんである。ここでは入り口近くの新刊コーナーに数冊平積み(販促ポップ付きでプッシュしてくれてた)、そして板橋専門系書籍の棚にも平積み、そしてここでもやはり旅行ガイド系の棚にも平置き……。明らかに置き場に迷われてるよね? まさか3箇所に置かれているとは。

    ここまで来ると、逆に色々な置き場に並べておくことで、それだけ人目に付きやすいのではないかと好意的に解釈できる気がしなくもないが、やはり店にとって迷惑なのではなかろうかという罪悪感が拭えない。むう。

    様々な想いを胸に秘め、次にオレ様が向かった先は……


    [時ちゃんラーメン]
    住所:東京都板橋区大谷口上町8-6
    TEL:不明
    営業時間:19:00~03:00(くらい)
    定休日:月曜

    いやほら、神谷で程よくお酒が入ってたし、家で帰りを待つ女房に餃子のひとつも持ち帰ってやらんとナニがアレじゃん? この店の餃子は嫁も大好物だったし。ほら。な?

    でさあ、やっぱこの店の餃子って本気で旨いんだよ。それを言ったら今回頼んだつけ麺もラーメンも、その他の人気メニューである冷奴も塩バターラーメンも旨いんだけどさ。てかそれがこの店の全メニューなんだけどさ。ようは置いてあるメニューは全部一線超えて旨いって話であり、本当に大山を離れたことを後悔するばかり。

    両国もいいところだけど、明らかに観光地だし、生活のしやすさを考えるとちょっとねえ……。こうやって時間を気にせずフラフラ飲み歩けて、選択肢が無数にあって、なおかつお財布に優しい街ってなかなかないよ。

    そんな感情を込めて書き上げたさだお渾身の板橋本 『地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区』 とにかく買ってくださいお願いします。




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    [料金] チャージ¥1,000 ドリンク¥500~ 自慢のフードメニュー多数
    ※職安通り沿い・西武新宿駅北口を出てすぐ・ハローワークの隣の角のビル
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  • 文庫版・板橋本、本日amazonでの発売開始!

    2016-04-11 06:28
    という訳で、今日4月11日は『地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区』のamazonさんでの発売日である。

    で、現時点でamazonの売り上げランキングの「サブカル(一般)」部門で40位という微妙な位置に。しかも41位は板橋区の稲荷通り商店街にある駄菓子屋ゲーム博物館の中の人の本という謎の並び。

    また、この本はサブカル以外に「紀行文・旅行記」や「国内旅行」という枠にも属しているようで、そちらでは100位あたりをウロウロ。そりゃそうだ。何が悲しくて国内旅行の参考に板橋本を読まねばならんのか。どんだけ貧相な旅行なんだ。ってか23区である板橋を旅行先に選ぶってのはディスだろおまえそれ。うるるん滞在記とかで一度でも板橋区が出たことあるか?イモトが板橋の秘境にチャレンジした事実でもあんのか?

    オレ様が生まれ育った街をバカにするのもいい加減にしていただきたい。

    と、謎の憤りでテンション爆上げな訳だが、ここでひとつお詫びをさせて欲しい。文庫版の板橋本をじっくりと読み直してみたのだが、誤字脱字というか、文字の流し込み段階で発生したと思われる訳の解らないミスが何箇所かある。

    これは、8年前に書いた本の原稿をそのまま文庫のフォーマットに流し込み、見栄えの悪い部分を削るなり加筆するなりして体裁を整えたという作業工程に起因していると思われる。たぶんその時に編集部のミスで改行する場所を間違えたとか、漢字のヒラク・トジルを間違えたとか、そんな話なのではなかろうかと。

    でもね、こういうミスを直すいい機会を作ろうと思えば作れるんですよ奥さん。初版が全部売れて重版かかれば、その時にババっと直せちゃうんですよ!

    だからみんな文庫版・板橋本買って!おねがい!



    ~以下お知らせ~
    地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区
    マイクロマガジン社より4月8日発売。お値段853円(税込み)

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