• キッチン南海 両国店(両国)

    2016-10-22 06:02
    キッチン南海といえば、まず頭に浮かぶのはブラックカレーで有名な神保町の大人気店だろう。だが、実は全国各地に暖簾分けされた「南海」があり、今回ご紹介する両国の南海もそのひとつ。


    両国のキッチン南海は、総武線の両国駅の国技館側の出口から2分ほどの距離にある。簡単に道順を説明すると、まず改札口を背にして左(国技館の逆側)に進む。駅を出るとすぐ目の前にマクドナルドがあるので、通りを渡ってそちらの側に。左を向いて総武線の高架を背にして進み、チラチラと路地を気にしながら歩けば見付かるはず。

    ランチ営業しかしていない店なので、その分15時なんて中途半端な時間にも開いているという、不規則な生活をしているオレ様にとっては大変に有り難いお店でございます。


    で、この店の看板メニューといえばカツカレー(¥700)様。神保町の南海ほど真っ黒ではなく、どちらかというと濃い茶色といった色合い。



    ご飯の上に見ただけでサックリ揚がっていると解る薄めのカツが乗り、端にはたっぷり千切りキャベツ。と、ここまではいい。おそらく写真を見ただけでは特に違和感は感じないだろう。普通にビジュアルに優れたカツカレーというだけである。



    ところがどっこい、ちょっと食べ進めると異変に気付く。上の写真は、パっと見の解り易さを追求するために、キャベツを片付けてみた図なのだが、そのキャベツが敷いてあった場所から、おかわり一人前を予めよそっておいてくれた的な質量の米が現れる恐怖。これが両国南海の流儀。米の断層部分をよく観察してみると、お米がギュウギュウに詰まっている感じも見て取れると思う。

    これおかしいよな?
    普通はキャベツのゾーンはキャベツしか置かないよな?
    なんでキャベツの下から丸々一人前の米が出て来るんだ!?
    しかもルーの底からもザクザク米が発掘されるのは仕様か!?

    と、初見ではこのような混乱が起きる。

    まあ厨房でお皿にお米を盛ってる様子を見ればおかしいと気付くと思うんだけどね……。なんかもうペンキを塗りたくるように炊飯器からこれでもかと米を盛り固めるんだもの。この店の盛り付けを初めて見たとき、中途半端に余っちゃったお米をお皿に取って、別の炊飯器に移し替える作業をしてるんだと思ったほど。それがそのまま目の前に出されるっていう。

    って事はだよ、勘の良い方ならばピンと来たと思うが、このカツカレーは ”圧倒的にルーの量が少ない” のである。両国南海の初心者がまずヤラかす過ちが、米とルーの配分を間違えて、ルーが全然ないのに米がお茶碗に大盛り一膳分くらい残っちゃうという地獄である。針の山と血の池の次くらいのキツイ地獄である。

    [両国南海のカツカレー、食べ方レクチャー]

    両国に引っ越すなりハマって週三で通ったらせっかく痩せたのに見事にリバウンドしたオレ様が、両国南海童貞のお前らに食べ方をレクチャーしてやる。

    まずは考え方からだ。

    このカツカレーを一般的なカツカレーだと思ってはいけない。これはカツ+カレーという2つのオカズに、2人前のライスが付いて来たのだと考えよう。いわば、カレーライスとカツライスの合盛りなのだ。

    よって、カツを食べたら米、カレーで米と、カレーとカツを別個の物として食べ進める必要がある。これを間違えるとみるみるルーが減って行き、マヨネーズキャベツと福神漬けで米を消費するハメになるので注意すべし。

    もしルー多めでカレーを食べたいというひとは、まず米:ルー:カツを6:2:2ないしは7:1:2くらいの配分で食べ進めよう。それで終わりが見えて来たら、ちょうど好みのルージャブジャブ状態で食べられるようになっている……はず。

    また食の細いひとは、素直に注文時に「ライス少なめ」とコールしよう。ライス半分で注文して、やっと普通の一人前になるという代物だと覚えておくべき。

    てか、この米の量はやはり両国という土地柄なのだろうか。店内にはお相撲さんのサインが飾ってあるし、力士が食いに来てるところに鉢合わせた事もあるし、お相撲さん基準でこうなったのかなあ……。700円っていうとそれなりのお値段だけど、この米の量からすると激安に感じる。

    と、ここまで無駄に長い文量になりながら、まだ味について一言も書いていない事に気付いたので、慌てて食レポする。

    この店のカレーは、至って普通のちょっと辛口の美味しいカレーといった趣きなのだが、どことなく苦味や香ばしさが加わっているのがポイント。苦味といっても食べ辛くはなく、あくまでアクセントとして活きており、独特の風味と形容できると思う。オレはこの上手に苦味を立たせたバランスにハマってしまい、気付いたら週三で通ってメタボ体型に逆戻りし、嫁に白い目で見られたので、お前ら絶対に食べ過ぎ注意な。


    ■キッチン南海 両国店
    住所:東京都墨田区両国2-14-8
    電話番号:03-3632-6913
    営業時間:11:30~15:30(ご飯切れの場合は早仕舞いするはず)
    定休日:土日祝



    ~以下お知らせ~
    地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区
    マイクロマガジン社より発売中。お値段853円(税込み)

    『Frameチャンネル』
    荒井が運営者を務めるニコニコチャンネル。歌舞伎町のBARから夜の世界の住人達が他では知り得ない話ばかり垂れ流す、オトナの情報チャンネル。
    [住所] 東京都新宿区歌舞伎町2-46-7 第3平沢ビル7F
    [料金] チャージ¥1,000 ドリンク¥500~ 自慢のフードメニュー多数
    ※職安通り沿い・西武新宿駅北口を出てすぐ・ハローワークの隣の角のビル
    [営業時間] 19時~深夜
    [オフィシャルサイト] http://framejapan.com/
    [Facebook] https://www.facebook.com/framejapan
    [Twitter] https://twitter.com/framejapan
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  • 9月22日はフェチフェス08の日!ニコ生とFC2ライブで生放送!

    2016-09-21 18:05
    という訳で、ついにやって来ましたフェチフェス08!

    今回も02以来ずっと続けているネット生中継を行います。今回も朝の設営から夜の撤収まで放送ブースに張り付きなので、皆さんがお祭り騒ぎを楽しんでいる間、私はずっと配信マシンとにらめっこです。未だに一度たりともフェチフェスで買い物を楽しんだことがありません。楽しそうでいいなお前ら……。

    [番組内容]
    変態フェスティバル「フェチフェス08」の会場から生中継
    約100の出展者の方々がニコ生ブースに登場

    MC:松本格子戸
    Twitter https://twitter.com/koushido
    MC:荒井禎雄
    Twitter https://twitter.com/oharan
    案内人:三代目葵マリー
    Twitter https://twitter.com/ryuryunoryu

    [出展者の皆さん]
    腸皺ミタ C-ROCKWAOKS 東司西浄 アシッド系下痢糞マガジンGEVO たいれる社 東京電撃映像祭 怨念ガールズ 濱ッ子バキューム 倒錯の森 旭らま XCREAM KS 東京要人 GORO 人首輪協会 BURGER JAPAN 加納ろく かわうそドットコム Takuya Angel 3510屋 竹工房 ヌコの下僕 つるぺた研究所 信長書店 ぱすてるぴんく Kitanya Design Factory アメージング企画 ぷるたんぐ トイズハート あんじー社 雪猫 かたぐるまー シュガーホワイト D/3 銀龍堂 奈加あきら 七菜乃 一鬼のこ 福田もか 三和出版 地獄乃狂子 SOD&あず希ちゃん フェ血ス 身体改造 蟲川商店 吉岡愛花 巡 灯月いつか GFProject フェッティーズ GREEN コスプレ一本勝負 媒体聖女 ふわふわふぁくとり 範田紗々 しろんぱん工房 あひるどーなつ くぃーんさいず 日本ローレグライズ協会 ローズヒップSS CROSSNEXT CPE 暗黒大魔王 TOKYO ZENTAI CLUB ゼンタイ×セイタイ……その他大勢

    ※フェチフェス出展者等詳細はこちら
    http://www.fetifes.com

    なお、今回はFC2ライブでも同時中継します。

    ・フェチフェス08 FC2ライブ版
    http://live.fc2.com/52494988/

    ■ フェチフェス08
    開催日 : 2016年9月22日(木曜祝日)
    開催時間 : 12時~18時
    開催会場 : 〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8-10 綿商会館
    当日券 : ¥3,000
    フェチフェス公式サイト : https://www.fetifes.com/
    ※土地勘がないとわかり難い場所ですが、東日本橋駅か人形町駅から歩くのがオススメです。また、地図さえ手元にあれば総武線の浅草橋駅または両国駅からも徒歩15~20分程度です。

  • 森下でハシゴ酒(魚三&三徳)

    2016-09-05 10:48
    悲しいほど無名な土地ながら、実は貨幣価値がおかしくて外食天国な板橋区に生まれ育った事もあり、私はコスパにうるさい。喜んで払える1,000円と、死んでも払いたくない1,000円ってもんがある。

    そんなコスパ厨と罵られてもおかしくない私は、城東地区に引っ越して来てからというもの、数少ない外食チャンスを最大限に活かして飲食店の開拓に勤しんできた。

    やはり赤ん坊が生まれるってのはグルメブロガーにとって致命的なブレーキであり、食べ歩き記事ばかり書いてたヤツがある日突然子育てブログに変貌を遂げる理由はコレかと。なんでこんなにお外でお酒が呑めなくなるのかと。

    そんな想いを胸に秘め、この日は降って湧いた「荷物持ちとして女房子供を森下まで迎えに行く」というミッションのついでに、森下界隈でも特に人気の酒場でちょちょっと引っ掛けてやろうじゃないかと思い至った次第である。



    今回最初に訪れたのは、お魚料理で有名な酒場・魚三さん。年季の入った店内には大きなコの字カウンターが2列あり、それぞれにオバちゃんが張り付いてせっせと注文取りをしている。

    ここが最初の難関なのだが、このオバちゃん達は原則として愛想がない。決して接客態度が悪い訳じゃなく、むしろ常に適切な対応をしてくれるのだが、人気店で忙しすぎて愛想を振り撒く余裕がないのだ。そんな見事なまでの下町酒場の空気感を読み、タイミング良く注文を伝えるというコミュニケーション能力がまず必須。

    で、この日は席に着くなりオバちゃんに「今日はさつま揚げあるよ」と絶対に断れない謎の圧迫営業を受けた。おそらく他の常連客と間違えられたんだろう。これに対して「あ~ほんと?良かった今日来て。じゃあそれと瓶ビールちょうだい」と、平然と受け止められるようになったオレは本当に大人になったなとシミジミ思う。



    お通しとばかりに何故か食べる事になってしまったさつま揚げに続いて、鯖の塩焼きをオーダー。なんせ1人なもんで何を頼むか悩みに悩んだのだが、どうしても焼き魚が食べたかったのでコイツをチョイス。パリっと焼き上がってて脂乗っててウメーー。

    本来ならば、ここからあら煮・中落ち・煮付け・お椀などへ展開していくところなのだが、時間の制約があったし、ハシゴしたかったので、今日はこれでお会計。瓶ビールが約500円、さつま揚げと鯖塩で600円くらい(記憶曖昧)と、1,000円をちょっと超える程度で済んだのでヨシとしよう。

    ちなみにこのお店の注意点としては、金額だけ見ると「ちょっと安くていいね」というレベルなのだが、実際に物が来てみると量が多過ぎる場合が多々あるので、慣れない内は1~2品ずつ様子を伺いながら頼んだ方がいい。特に名物のマグロの中落ち(確か400円しない)なんか知らずに頼んだら、想像を超えるもんが出て来るよ。

    あとメニュー数が膨大なので、席に着いたらまず酒を頼み、早く出て来そうな適当な料理を1つ頼んだ方がいい。定期的にオバちゃん達がお盆に料理を乗っけて「これ食べな~い?」と回ってくるので、それを貰っちゃうのもアリ。そうやって適当な酒とツマミを引っ掛けながら、嫌がらせのように店の壁に貼られまくったメニューをひとつひとつ解読すべし。メニューを読んでるだけなのに発掘気分が味わえるぞ。


    ■魚三酒場(常盤店)
    住所:東京都江東区常盤2-10-7
    電話番号:03-3631-3717
    営業時間:16:00~21:30
    定休日:日祝



    次に向かったのが、魚三からほど近い場所にあるもつ焼きの三徳さん。ここもまた森下界隈では特に評判の良い名店である。写真のようにもつ焼きとチューハイ(もしくは下町ハイボール)なんて組み合わせが鉄板なのだが、この店は全体的に味付けが上手なので、基本的に何を頼んでも大外れってのは無い。むしろもつ焼きと全然関係ないメニューに大当たりが隠れてたりするし、なんだったら中華メニューや定食だってある。正統派ながら、かなりの異質さをも兼ね備えたお店だ。

    こういう店に1人で来ると本当に何を頼むか迷うよねえ。いつもはオレ以上のザル野郎である奥方様が一緒だから、酒も肴も深く考えずにアレコレ頼めるんだが、自分しか居ないとなると胃の容量や肝臓の処理能力の問題から、どうしても厳選に厳選を重ねてしまう。

    その挙句に、中々注文が決まらなかったので、しかたなくもつ焼き5本盛りという超無難な場所に落ち着いてみた。今まで秘密にしていたが、オレ様は相当なヘタレである。



    右はもつ焼き盛り合わせの塩焼きの皿。そして左は純レバというこの店の看板メニューのひとつ。

    お味の解説をすると、まずもつ焼きのタレは甘辛系で、無理やり例えるなら照り焼きソースのような路線。そして塩の方は黒胡椒がビシっと効いており、意外と刺激的な味わい。どっちも好きなんだが、このありそでなさそな塩焼きの味付けが特に好み。また今回は頼まなかったけど、ここのお団子ちゃん(いわゆるつくね)は、表面をサックサクに焼き上げており中はしっとり。タレでも塩でもバツグンに旨い。

    純レバはと言うと、鮮度バツグンのレバーをウナギのタレを思わせる甘辛系のタレで……たぶん煮込んだもの? イメージとしてはレバーとネギしか入ってない煮込みってな感じ。コロコロしたレバーがたっぷり入っていて、明らかに2~3人でシェアして食べるべき分量である。余談だがレバーソテーというメニューもあって、そちらは幅広にスライスしたレバーをステーキ風にソテーしてある。そっちも非常に美味しいので、訪れた際はどっちか1個は食べてみて欲しいなと。

    ただ、純レバにはもうひとつ微妙に路線が被るメニューがあって、それは三徳の(もしかしたら)NO.1看板メニューかもしれない煮込み。これは陶器のお皿にビーフシチューかのように盛られて出て来るタイプで、ぜひ食べてみて欲しいハイクオリティな1品。

    このように微妙に味が被る人気メニューがあるので、それもあって注文時に悩みに悩むハメに陥るのである。これらに加えてグラタンコロッケだのハムカツだの並べられた日には、各カテゴリーごとに20分くらい悩んでも仕方ねえだろ!即座に「コレ!」なんて言えねえよ!(何故か逆上)。


    ■三徳
    住所:東京都江東区常盤2-11-1
    電話番号:03-3631-9503
    営業時間:11:30~13:00(ランチ) 17:00~24:00
    定休日:日曜(日曜日でも営業している場合があるそうなので電話確認すべし)


    という訳で、名店ひしめく森下駅~清澄白河駅周辺でふらっと気楽に一人酒を楽しんだ訳だが、三徳で深酒してしまい、当初の目的だった「荷物持ちとして女房子供を~」というミッションをすっぽかして夫婦仲が気まずくなった事はオレとお前の秘密だぞ。




    ~以下お知らせ~
    地域批評シリーズ7 これでいいのか東京都板橋区
    マイクロマガジン社より4月8日発売。お値段853円(税込み)

    『Frameチャンネル』
    荒井が運営者を務めるニコニコチャンネル。歌舞伎町のBARから夜の世界の住人達が他では知り得ない話ばかり垂れ流す、オトナの情報チャンネル。
    [住所] 東京都新宿区歌舞伎町2-46-7 第3平沢ビル7F
    [料金] チャージ¥1,000 ドリンク¥500~ 自慢のフードメニュー多数
    ※職安通り沿い・西武新宿駅北口を出てすぐ・ハローワークの隣の角のビル
    [営業時間] 19時~深夜
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