• 深見真&コト「ライター×ライター【1】」

    2018-06-16 21:10



    (C) Houbunsha Co.,Ltd.
    深見真先生とコト先生による、アニメ脚本家として奮闘する女性たちを描く社会人百合「ライター×ライター【1】」が刊行されましたね!!!

    親の反対を押し切ってアニメ脚本家の道に進むことを決めたカエデは、大ヒット間違いなしという期待作でデビューという大抜擢されたものの、その期待作がまさかの大コケしたため、その後は脚本家としては鳴かず飛ばずでバイトで辛うじて生活する状態に。
    そんなカエデが、デビュー作のプロデューサーを務めたサヤカから急に呼び出されたところ、売れっ子先輩脚本家のユキカの弟子兼アシスタントとして同居しないかという驚きの提案が。
    そして、美人で尊敬する先輩との同居を快諾したカエデの最初の仕事は、サヤカがプロデュースし、ユキカがシリーズ構成を担当する人気ラノベ「アイギリ」のアニメ化企画に脚本家として参加することに決定しましたが、最初の企画会議から原作者のサリにいきなり強い反発を喰らい、さらにカエデが担当した脚本がボツ扱い寸前という危機に直面するものの、なんとかサリに納得してもらうことに成功します。
    しかし、ようやく順調に制作が進むかと思われた矢先にCG制作会社が突然倒産(!)し、見せ場の戦闘シーンの大幅な書き換えが不可避になってしまいますが…。

    ということで、漫画家、ラノベ作家、ゲーム制作者などオタク業界人(?)を主人公にした百合も少なからずありますが、アニメにおける「脚本家」という監督や声優と比べ、あまりスポットが当たらない裏方(失礼)を主人公した百合というのは、新鮮ですよね。
    特にカエデとユキカは、同じ脚本家であっても、先輩後輩、脱落寸前(苦笑)と売れっ子と境遇が全く違う女性同士が、同居し、共同作業する内に、同じアニメオタクとして心が通じ合っていく様が、自然に描かれているのは、さすが深見先生だと思いました。
    あと、カエデとユキカを取り巻く、プロデューサーのサヤカ、監督のリカコ、ラノベ作家のサリにイラストレーターの凧(!)といった女性陣もみんな魅力的で、カエデとユキカを気遣うサヤカやサリと凧のペアなども、百合的にいい感じなんですよね。

    また、素人には分かりづらいアニメ制作の裏側も、実際にアニメの脚本を担当される深見先生がきっちり踏まえられていて、(笑えないアクシデントも含め)興味深いものがありました。

    あとがきでも、コト先生が「次はもっと百合百合させたい」と明言されているとおり、作られる側もしっかり「百合」を意識されているのは、心強いので、是非とも右肩上がりで「百合」として頑張っていただきたいですね!!!


  • 広告
  • 岸虎次郎「オトメの帝国【13】」

    2018-06-11 16:172



    Copyright (C) 2012 Shueisha Inc. All Rights Reserved.
    一時は打ち切りの危機もあった岸虎次郎先生による百合群像劇「オトメの帝国」も、無事13巻が出ましたね~。

    今回も、亜衣とちえのクラスの昼休みに突如勃発した(?)「あーん」パンデミック(笑)を皮切りに、何人もの少女たちの苦く、切なく、甘く、麗しい時間が様々な角度から描かれていますが、個人的にやっと一区切り付いた静香と美緒のその後とか、奈緒の「前張り」(!?)に触発された鬼火先輩の傑作BL(!)を見せられて焦るマスク先輩とかあたりがやっぱり良かったですし、それ以外でも「そうくる」というオチの秀逸さなんかもいいんですよね~。

    まあ、群像劇は「エス」のころからの定番でもあるわけですが、「フィクション」と「リアル」、「シリアス」と「コミカル」のバランスの絶妙さで「百合」ならでは「ハッピー」さをこれだけの長期に渡って、描き続けてくれていることの「ハッピー」さを再認識させていただきました!!!

    岸先生には、引き続き納得がいくまで、彼女たちのことをよろしくお願いしたいと思います、ね。


  • ツナミノユウ「ふたりモノローグ【4】」

    2018-06-11 10:24



    ©Cygames,Inc.
    勘違い、スレ違い、でも幸せな(?)ツナミノユウ先生によるコミカル百合「ふたりモノローグ【4】」が刊行されましたっ!!!

    前巻で、かつてみかげとひなたの仲を裂いた(!)弘美が登場しましたものの、結局その時は二人に当人であることを認識されませんでしたが、今回ひなただけはそのことに気付いてしまいます。
    しかし、そんな弘美に、みかげと三人仲良しになれたらって思うひなたは優しいですねぇ(みかげは気付かず、誤解したままですが…)
    さらに、1学期の終業式で、ついにみかげがひなたに告る決意をしたのですが、結果はお約束のヘタレオチ(苦笑)
    そして、待望の夏休み、のはずなんですが、ひなた分不足(!)で半死状態だったみかげですが、ひなたと一緒に夏期講習に出ることになって、見事ふっか~つ(あと、カバー(空押しコメントがいつもながらスゴイ…)にあるようにひなたのメガネデビューも見れますよ~)
    また、ミヤコ先輩がオタバレしたり(モブのコンビニお姉さん、再登場熱望(笑))、サロマのバイトに、みかげとひなたの花火大会(やっと手つなぎ!)、洸の試合の応援に駆け付けるみかげとひなたとサロマに、何気に怖いほど(苦笑)モテモテな洸など、相変わらずな自意識過剰ワールドが炸裂してましたね(爆)

    それにしても、やっぱりこの作品、普通だと絵柄的にも(笑)ヤンデレホラー百合になっておかしくないところを、勘違いギャグに反転させる力技がすごくキマっているところが面白いんですよね。
    それから、誰も「女の子同士」とか気にしていないとか(いや、それ以前に問題あり過ぎか(笑))

    あと、メガネを「外す」と美少女、というネタは相変わらずありますが、メガネを「掛けたら」また違う美少女に、というパターンはまだ少ないので、メガネっ娘大好きな私とすれば、さすがツナミノ先生、カッケェ(何)

    しかし、4巻目でやっと1学期終了って、ツナミノ先生、これからも頑張ってくださいね!!!