• 伊藤ハチ「月が綺麗ですね【4】」

    2018-06-24 09:097時間前



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    伊藤ハチ先生による、ケモ耳ハートフルファンタジー百合、「月が綺麗ですね」も順調に4巻目が発売です!!!

    今回、ちると千里は相変わらずほのぼのバカップル(!)っぷりを継続中ですが、一方、カヨと鈴、百と日和先生の関係にも進展があり、特に鈴のことで思い悩むカヨの姿と、それを見守るちると千里の優しさはやっぱりいいですよね~

    最近のハチ先生は、おねロリにおける暴走(?)っぷりにばかり注目が集まってしまったきらいがありましたが(苦笑)、ハートフルさも大切な持ち味であることをこの作品は改めて感じさせてくれますし、「エス」や「ビアンもの」ではバッドエンドが定番だったのが、「百合」においてハッピーエンドを当たり前に楽しめるように変化したことは、本当に嬉しいですね。

    それから、百と日和先生の関係にも要注目ですし、ハクにもいい女性(こちらも年下がぴったりかも?)が現れてほしいなんて贅沢ですかね(笑)

    それにしても、何気に百合姫の難関(苦笑)4巻を突破とはさすがですし、ハチ先生にはこれからもほっこり出来る百合良作をよろしくお願いしたいですね!!!


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  • 玉崎たま「行進子犬に恋文を【1】」

    2018-06-23 19:1021時間前



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    女性も将校として軍隊で活躍できるようになった世界を舞台に、女性将校を育成する「女子幼年学校」での女性たちの関係を描く、玉崎たま先生の「行進子犬に恋文を【1】」が発売です。

    おばさんに勧められるままに「女子幼年学校」に入学することになった犬童は、入学式前に学校の位置が分からず迷っていたところ、加賀美と大葉という幼年学校の美しい先輩に出会いますが、みすぼらしい恰好をしていたため加賀美には馬鹿にされたものの、入学に備え大葉によって身ぎれいにされた彼女は、入学式で周りの注目を集める美少女に変身したのでした(但し、本人は全く自覚無し)
    そして、今までの放任された生活から一変して規律重視の学校生活を送ることになった犬童は、戸惑ったり、叱責されたりすることの連続になりますが、一番の困惑の種は、自分たちを指導する模範生徒となった加賀美が、初対面時と同様に、一見厳しく当たるように見えて、実は自分のことを親身に気遣ってくれているように思えてきたことなのでした。
    しかも、外出が特別に許可される日曜日に、加賀美から二人きりで飯盒炊爨に誘われてしまった犬童でしたが…。

    ということで、時代的には軍歌「橘少佐」や髪型「二〇三高地」が登場するように、日露戦争後くらいを想定しているように思えますが、優秀な軍人でありながら、幼い犬童を残して亡くなった犬童の母親と加賀美との因縁や、そんな犬童を幼年学校に入学させたおばさん(しかも正確には血縁ではない)の思惑、また銃に憧れて入学したという犬童の「寝台戦友」(!)である三春の過去など、「殺し、殺される」(さらには「将校」ならば「死なせる」の比重のほうが高い…)ことを宿命付けられた「軍人」という存在を巡る不穏な謎が、犬童を中心とする女性たちの関係とどのように絡んでくるのか、見守っていきたいと思います。

    玉崎先生には、異色(?)でありながらも、素敵な百合をこれからもよろしくお願いしたいと思います。


  • ななつ藤「君は少女」

    2018-06-23 12:40



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    「ハルユリ」もよかったななつ藤先生による、少女と大人の女性の逢瀬をしっとりと描いた「百合姫」掲載の中編「君は少女」が刊行ですよぉぉぉ。

    両親の離婚により、母親の実家がある、自然は豊かですが、ほとんどの人が顔馴染みという内輪な人間関係ばかりの田舎に引っ越してきた少女真希は、引っ越しの当日に2,3年前に移り住んできたという着物が似合う大人の女性なつめと偶然出会います。
    その後、暇を持て余した真希は、夜に家の近くをぶらついていて、ホタルが飛び交うような清らかな川があることに気付きますが、その時、水音がして、振り返ると一糸まとわぬ姿で水浴びをするなつめの肢体を目にしてしまいます。
    その次の日、誘われるままになつめの家に行った真希は、お互いに話をする内にすっかり打ち解け、真希は度々なつめの家に行くようになりますが、ある日、雨に振り込まれてなつめの家に行った真希はキスをされ、そのままなつめと初めて体を重ねてしまいます。
    それが「セックス」だったと自覚したことで、真希にとっての周りは一変してしまい、とりわけなつめに対する想いは日に日に強まっていき、あの時の川で再会し、お互いの想いと身体を再び重ね合わせた二人でしたが…

    ということで、少女が美しい女性の手ほどきにより大人になる瞬間を、エロスをメインに据えながら(描き下ろしとカバー裏も最高でした(笑))、単なる「エロ」だけではなく、心と身体の揺れをも含めてじっくりと描き上げていて、最高でしたし、ななつ先生の艶めいた絵柄がひときわ活きた作品になったと思います(あまり風呂敷を広げ過ぎて情緒が失われたら、台無しですから…)

    単行本1冊で完結という分量も、1回のHだけでなく、2回目、そしてエンディングと、(タイトルに込められた)真希となつめの気持ちが変転する様に焦点を絞って描くという点では、丁度よかったのではと思いましたね。

    ななつ先生には、これからも素敵でリリカルな百合を描いていってもらいたいと思います(ペコリ)