• 土室圭「徒然日和【1】」

    2018-04-21 19:5319時間前



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    土室圭先生による、地方の高校を舞台にJK四人組の何気ない日常を描く百合姫連載作「徒然日和【1】」が登場です。

    小春は高校入学の日に、同学年が二人しかいない(!)ような田舎の別の中学に通っていた知り合いの七椰と実里に同じクラスメイトとして再会、さらに小学生の時に仲良しだったものの親の転勤で別れてしまった真冬とも再会することに。
    こうして、仲良しJK四人組によるお花見に、部活選び、雨の日に一緒に下校、などなど特別ではない、でも本当は特別な日々が描かれていきます。

    特に小春と真冬は、幼馴染み再会カプとしてすでに鉄板扱い(?)になっていますし、七椰と実里も通学が遠くて大変ということで七椰の親戚のアパートに二人揃って入居しているという設定な上に、本来二人は別の部屋なのに実里が七椰の部屋で世話焼き女房的にナチュラルに同棲状態なのはグッドですね。
    ただ、七椰とは部活選びで知り合ったイケメン(?)女性教師の草壁先生が絡んでくる予感もあったりして(苦笑)
    あと、最初は都会育ちなクール美少女と思われていた真冬が、実は四人組でも一番成績が悪いというポンコツ(苦笑)だという意外な面もあったり、七椰が実里のヒモ状態(!)だったりと、ほのぼのハートフルだけでなく、適度なコミカルさがあり、青春ものにありがちな変にノスタルジックなところもないのは好感が持てましたね。

    百合姫が月刊化後に日常系で狙った(?)作品は残念ながら長続き出来ませんでしたが(溜息)、仕切り直し(?)とも言うべきこの作品は何とかまだ続いてくれそうなので、土室先生には引き続き肩肘張らない少女たちの想いを描いていってもらいたいものです。


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  • 中村カンコ「うちのメイドがウザすぎる!【3】」

    2018-04-15 08:45



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    ぬぁんと~(笑)、10月からアニメ放送も決まったという(実は1年前から話があったのだとか)、中村カンコ先生によるおねロリギャグ百合「うちのメイドがウザすぎる!【3】」が発売ですよ~。

    美少女ミーシャ(主にヘンタイ的な方向で(苦笑))激ラブな、料理を始め家事全般が完璧な上に、元自衛官(!)として驚異の身体能力を誇る家政婦つばめに加え、つばめの元上官でつばめの罵詈雑言が忘れられないドM性癖(!?)により退官してまでつばめを追いかけて家政婦になった(但し、料理などは壊滅的…)みどりという二人のヘンタイメイドが(みどりは一か月限定ですが)通うことになった高梨家。
    相変わらず、嫌われながらもミーシャを愛でることに余念のないつばめと、つばめにさえ面倒くさがられる(苦笑)みどりとの嚙み合っていない遣り取りも、見所(?)の一つになってきましたね(笑)
    また、すごい資産家であるみどりの実家が経営する近くの超高級ホテルにミーシャたちが泊まったり、初めて父親のヤスヒロと二人きりで温泉旅行に行ったミーシャが遭難しかけたり(!)、ミーシャをライバル視するゆいに雪合戦での勝負を挑まれたりたりと、なんだかんだでミーシャの周りが賑やかになってきているのがいいですね~。

    この作品、帯などでは一応「ホームコメディ」(?!)となっていますが、カンコ先生ご自身があとがきで「百合」と明言されていますし、みどりを当初の男ではなく、女性キャラにしたことも大正解だったと思われているそうですから、これからも貴重な(?)おねロリギャグ百合として、引き続き楽しませていただきたいと思います(つばめの眼帯の謎(!)、気になります)

    しかし、蛇足ですが、柚木涼太先生の「おねしょ」などもそうですが、確かにつばめはロリコンなヘンタイなのに、ロリコンヘテロエロにありがちな陰湿さが感じられないのは、暴力性を感じさせず、コメディとして成立させる力が「百合」にあるからなんでしょうかねぇ。


  • 古鉢るか「はなにあらし【1】」

    2018-04-15 06:47



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    連載開始時から百合ファンの注目を集めていた、古鉢るか先生の「はなにあらし」、待望の第1巻が刊行されましたね!!!

    内容は至ってシンプル。
    女子校に通う、千鳥となのはは「恋人同士」なのですが、そのことは他の仲良しクラスメイトの3人にも「秘密」だということ。
    そんな千鳥となのはが、周りに気付かれないよう気遣い合いながら、お揃いを買ったり、お昼を食べたり、二人だけで(というのは幻に…)部活したり、いろいろな好み(ラーメンは何が好きかとか)をお互いに比べたり、といった他愛がないといえば他愛のないことでもドキドキしたり、照れたり、時にはちょっとスレ違ったりする様が淡々と描かれています。
    さらに、そんな二人のなれそめも、しっかり描かれていますが、何気ないことが気になったことから、告白へという流れも、この二人らしい展開のように思えましたね(笑)

    ということで、絵柄の方もゴチャゴチャしていないシンプルさで、微妙に変化する千鳥となのはの表情にスポットが当たるようになっているのは上手いと思いますし、後になってなれそめも描かれたものの、最初から「付き合って」いる女の子同士のイチャイチャをコメディタッチではなく、等身大で描くというのも、有りそうで無かったことですよね(千鳥となのはの身長に差があるというのも、何か萌えます(笑))

    それから、それこそ手をつなぐといった何気ないことでも、見ているこちらも恥ずかしくなるほど(笑)ドキドキするのは、周りには「秘密」であるからこその逆転の発想の賜物なのかもしれませんね(そして、その「秘密」が後ろめたさを感じさせないのも重要ですよね)

    ともあれ、また一人、有望な王道百合の描き手であるるか先生が、この作品と同様にさりげなく登場されたことは、「百合シーン」の充実っぷりを示しているように思えますから、これからも素敵な百合をよろしくお願いしたいと思います!!!