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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「実写を超えるアニメの力、二次元の力」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「実写を超えるアニメの力、二次元の力」

2017-02-20 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/02/20

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2017/01/29配信「早い者勝ち!SFマンガはこれを読め」の内容をご紹介します。
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    2017/01/29の内容一覧

    実写を超えるアニメの力、二次元の力

     地上波の深夜で寝る前だから、なんでもいいからって点けて見ていたら、倉本聰が出てたんだよね。
     倉本聰っていうのは『北の国から』の脚本家で、テレビ界では有名な重鎮のおじさん。富良野塾っていうのをやっていて、そこから演技派の役者さんがいっぱい出てきたりしてる。すごく影響力のあるおじさんなんだ。
     倉本聰が「『北の国から』が何周年になった」とかでインタビューを受けてるんだけど、終わってからもう10年以上経ってるんだよね。
     「これから新しい『北の国から』を作るつもりあるのか?」っていう話になって。僕はそれにあんまり興味がないから、「はいはい」って、風呂出てボーっと見てたんだけど。
     そしたら、インタビュアーがいきなり「『君の名は。』を見ましたか?」っていうことを聞いて。そしたら倉本聰が生き返ったように「見たよ! すごいね!」って、『君の名は。』をめちゃくちゃ誉めだしたんだよね。「アニメであんな新しいことが出来るんだったら――」って。
     そしたらインタビュアーも乗ってきて「じゃあ、倉本さん、次はアニメじゃないですか?」って聞いたら、「そうなんだよ! 俺も考えてるんだよ!」って。
     『北の国から』のなかに、五郎が最後に蛍と純に残す言葉、遺言みたいなのがあるんだよね。富良野に行くと石碑になってるらしいんだ。石碑があって、「いつかお前たちが見てくれたら」っていう遺言みたいなのがあるんだけども。そこのところで、本当は“見せたい画”っていうのがあったり。
     あとは 『北の国から』って、本当はいつまでもずっと作り続けられるもんだと思ってたんだけども、色んな事情があって作れなくなってしまった。倉本聰が『君の名は。』を見た時に「あー!」って思ったっていうのは、たぶん、“役者さんがスキャンダルを起こさない”っていうのもあるし、“歳を取らない”っていうのもあるんだろう。
     でも、一番大きいのは、テレビドラマという形で富良野の美しい風景を見せるということに、倉本聰は限界を感じてたんじゃないかなと思うんだよね。
     『君の名は。』で何が一番面白くて、新しかったのかっていうと、普通の風景をものすごく美しく、綺麗に撮ってるところなんだよ。そこがめちゃくちゃ新しくて。
     倉本聰は、その辺りに食いついて来たんじゃないかなって思うんだけども。
     例えば、黒沢明がモノクロの映画を撮る時。逆光で竹藪のなかをガーッと走るシーンがあったんだけど、その時に、竹藪の竹の一本一本を墨で真っ黒に塗らせたんだよね。そしたら、黒い竹藪で逆光がより際立ってめちゃくちゃカッコいいじゃん。
     実写の映画なんだから、現実にある風景をそのまま撮ればいいんだけども、黒沢明は、自分のなかに「こういうふうに見せたい」というカッコいい絵があるとなったら、もう、竹藪を黒く塗っちゃうんだよね。
     その考え方っていうのは、実写っていうよりは、もうアニメなんだよ。アニメっていうのは 「こういうふうに見せたい」って考えたら、そういうことができちゃう。
     現実的に言えば、そんな真っ黒な逆光になるはずがないし、そんな逆光のなかで人間の眼だけが見えるはずがない。でも、そういうウソが平気でつけちゃう。
     いわゆる、“美しさを作る”ことができるんだよね。
     宮崎駿が『風立ちぬ』を作った時に「昔の日本は美しかった」って言ってるいるんだけど。
     彼が言う「美しい日本」というのは、田園風景とかそういうもののなかで“宮崎駿の記憶のなかにだけある風景”を指してるんだよね。それも写真とかじゃダメ。頭のなかにある風景というのをやらなきゃいけないんだ。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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