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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【ゼミ室通信】アムロの成長 ~『機動戦士ガンダム』より」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「【ゼミ室通信】アムロの成長 ~『機動戦士ガンダム』より」

2018-06-07 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/06/07

    おはよう! 岡田斗司夫です。

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    今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
    DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。

    今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、5月26日 特別講義をお届けします。

    アムロの転換となる第18話『灼熱のアッザム・リーダー』


    (今までのお話)

    ブライトがミライに、「アムロをガンダムのパイロットからはずす」と話しているのを聞いてしまったアムロはショックを受けます。
    ガンダムに乗って、ホワイトベースを脱走するアムロ。
    みんなに説得されて、フラウ・ボゥ はバギーでアムロを迎えに行きます。
    隠れている場所にたどり着いたフラウ・ボゥは、アムロを説得しようとしますが……


    せっかくフラウ・ボゥ が迎えに来てくれたんですけど、アムロは目の前でガンダムのコックピットに入り
    「僕の気持ちがわかるもんか!」
    と言いながら、コックピットのハッチを閉めてしまうわけです。

    中二病と言えば中二病っぽいんですけど、やっぱりこのプロセスは一回絶対やっとかなきゃいけなかった。

    もともとアムロは、ガンダムのパイロットをやりたくて始めたわけじゃありません。
    俺はやらされている、みんなのためにやっていると言う気持ちがずっとありました。

    仕方なく戦っていくうちに、それでもどんどん戦闘力が上がっていきます。
    それにつれて、自分でも気づかないうちに気もちも変わっていたわけです。
    その気持ちがどう変わったか、アムロの言葉としては語られてはいないんですけど、この回を見るとはっきりわかります。

    ガンダムを降りろと言われたとき、それまでのアムロだったら、
    「それでもいいですよ」
    と答えたはずなんです。

    ところが、いつの間にか
    「(自分ががんばっているのに)ガンダム(の性能だけ)が認められているのはイヤだ」
    という気持ちに変わっていたのです。

    だから、
    「帰って来い」
    と言われても、
    「僕の気持ちがわかるもんか」
    という返事になってしまうのです。

    アムロの成長という意味では、『再会、母よ・・・』もあったし、『ククルス・ドアンの島』もあったし、『時間よ、とまれ』もありました。

    でも、40話あるシリーズの中で、アムロが自立するための転換点としては、ここが一番重要なエピソードだと言えます。

    感情的にはしんどいエピソードですけど。この転換点を超えることで、最終的には戦闘に積極的に関与していく人間になっていくわけですから。

    ハッチを閉めたアムロは、ガンダムに乗ったまま去ります。
    ここで飛んでいけばかっこいいんですけど、歩きながら去ります。

    で、フラウ・ボゥが、
    「待ってアムロ!」
    って叫んで、歩いているガンダムのあとから、バギーで走っていくという(笑)。

    当たり前と言えば当たり前なんですけど、マヌケと言えばマヌケな。
    ちょっとロボットアニメっぽくない?

    その割に、今回、やったら作画がいいんですよねぇ。
    ひっさしぶりに、いい作画の回なんです。
    よりによって、この回でこんなに作画が良くなくても!
    って思うんですけど(笑)。

    で、この構図、好きです。

    このバギーがね、後ろ向いてないんですよ。
    アムロがガンダムで立ち上がった時、バギーが左正面側を向いている。
    だからフラウ・ボゥは、

    手前にまわりこんでバギーに乗り、右旋回でバックしながら、頭をガンダムの方に向け、それから走り去っていきます。

    こんな作画、めんどくさくってやりたくないと思うんですよ、現場の人間も。
    コンテに描いてあるからやったんでしょうけど。
    こういう細かい細かいちょっとしたこだわりを重ねることで、リアリティを作ってくれてます。

    この構図、マヌケはマヌケなんですけど、僕、かなり好きですねぇ。

    去っていくガンダムの背中がちょっと寂し気に見えるところが好きですね!

    第18話『灼熱のアッザム・リーダー』より

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