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記事 32件
  • 為替市場動向~金融緩和期待のユーロ相場~

    2014-05-29 17:31  
    いわゆるSell in Mayという投資格言がある5月も今週で終わろうとしています。昨年の5月のジェットコースター相場は記憶に鮮明に残っていますが、今年の5月は日本に限っていえば株も為替もボックス圏相場に終始しそうです。  昨年のSell in Mayの大きなきっかけは、米国のFRB前議長バーナンキ氏の量的緩和策第三弾の段階的終了発言でした。あれから1年。FRBは 今年1月から毎月100億ドルずつばら撒きを減らし現在に至っています。今後の関心事は、いつ金利を上げるのか?という点でしたが、前号でも記しました が、米国の長期金利は潜在成長率などの諸条件と照らしても低い水準で推移しています。10年債は2.5%水準。好調な米国経済指標が発表されても反応薄 く、不思議な動きを見せています。  先般公表された米国の4月の金融政策決定委員会(FOMC)の議事録には、金融緩和継続について委員会メンバーの認
  • ファブレス・メーカーはブランドを売る企業である

    2014-05-28 15:14  
    =【永久不滅投資法】の真髄=  「バフェット流」と大きくクロスオーバーする【永久不滅投資法】では、「良い企業を安く買う」ことが重要なポイントです。しかし、「良い企業であればいつ買っても損はしない」のも事実です。  つまり、良い企業であれば永久に稼ぎ続けるので、(よほどのバブルでない限り)どのようなタイミングで購入しても、最終的には大きな投資収益を上げることができるというわけです。  問題は株価よりも(もちろんこれも重要な要素ですが…)、その企業(ビジネスモデル)が今後も高い収益を維持できるかどうかということです。それを判断 するためには、企業を様々な観点からじっくり研究しなければならないのですが、今回は「ファブレスメーカー」というキーワードについてお話します。  さて、最近3Dプリンターが飛躍的に発展・普及していますから、それほど遠く無い将来にすべての家庭が「製品を製造するメーカー」になる
  • 有料メルマガライブラリから(106)日本の株式市場は株価の上昇期に入ってきたように感じられる状況です

    2014-05-28 15:10  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。 =「日本の株式市場は株価の上昇期に入ってきたように感じられる状況です」=   (有料メルマガ第210回・2013/1/15配信号) ※注 2013年1月現在の内容ですので留意下さい。  去年の11月15日以前の日本の株式市場なら、米国市場などで株価が下がると、日本市場の株価が上がるようなことはほとんどありませんでした。  また、日経225や個別株でも、寄り付きから株価が下落傾向にあると、そのまま安くなって、大引けにかけて株価が寄り付きの株価を上回ることは、めったにありませんでした。  しか
  • 消えた企業 残った企業

    2014-05-27 18:32  
    株式市場は栄枯盛衰。上場までたどり着けてもそこからが大変。株式市場に上場する以上は利益成長が求められているからです。  少し油断したら存亡の危機に見舞われることもあり、いつの間にか市場から消えてしまうケースもあります。  手元に2001年夏号の会社四季報が丁度ありましたので、ぱらぱらとページをめくっていたら、今や昔の懐かしい企業の名前が一杯出てきます。  過去10年余りの期間で四季報から消えてなくなった企業の多いこと多いこと・・・。  株式投資のリスクを感じてしまう今日この頃ですが、であれば市場にわざわざリスクマネーを投じる必要はないことになりますがそれ以上のリターンを得られるということで投資家は株式市場に参加していることになります。  売り買いしてなんぼの短期投資家とじっくりと長期スタンスでリターンを得ようとする長期投資家の集積があっての株式市場ですが、できれば短期であれ長期であれ倒産リ
  • バリュー株の魅力

    2014-05-27 18:30  
    中小型株の大幅下落局面の中、いかに割安感のあるバリュー株でも売り圧力に負けている状況が見られます。小型株受難で見向きもされなくなった専門工事業界の2銘柄を再び比較してみます。  3月17日にも同様の試みをしていますが、それから2か月を経過して株価の位置と企業価値自体が変わってきましたので改めてチェックしてみたいと思います。 【専門工事業界2社】



    大成温調(1904・JQ)


    テノックス(1905・JQ)


    上場年月


    1991年12月


    1991年11月


    上場後高値


    5660円(1991年)


    7264円(1992年)


    同時価総額


    650億円


    434億円


    上場時公募価格


    6474円


    6310円


    同時価総額


    744億円


    377億円


    上場後安値


    170円(2002年)


    175円(2003年)


    同時価総額
  • 市場潮流

    2014-05-26 11:03  
    今週(5月19~23日)の東京株式市場は、日経平均株価で365円(率にして2.6%)上昇しました。週前半は1万4000円をはさんでの一進一退が 続きましたが、後半にかけては米国株式の堅調な動きや円高の一服などを受け、輸出関連株を中心に上昇。一部の報道で、かんぽ生命保険が保有比率を拡大する 方針だと伝わったことなども投資家心理を好転させました。  先週、当コラムで言及した自社株買いを発表する企業に対する注目度も引き続き高まっています。日経QUICKニュースの滝口朋史記者は本日、「株、下値 不安じわり後退 実質マイナス金利で財務戦略に変化の芽」と題する記事を配信しました。滝口記者は、長期金利が0.6%前後で推移するなか、3月の全国消 費者物価指数が前年同月比1.6%上昇するなど、実質金利(金利マイナス物価上昇率)のマイナスが定着することで、豊富な手持ち資金を擁する国内企業が、 自社株買い、成長
  • 億の近道執筆陣の本

    2014-05-23 17:21  
    億の近道執筆陣は、数多くの書籍を著しています。 普段は無料で読んでいるその源流が、書籍にはあふれています。 ぜひお手にとって、あるいはダウンロードしてお楽しみ下さい。 また、各種の講座DVDも発表されています。 こちらもご覧になって、ご自身の投資に活かしましょう! 画像をクリック!↓↓↓↓
  • 四季報を見よう

    2014-05-23 17:16  
    始めに、先週のメルマガに つきまして開業医をしておられる読者の方からコメントを頂きました。医療と見做されていないあの手の整骨院で保険が使えることへの疑問とともに、厚労省の 行政手法に対しても絶望的と感じている様子が窺えました。小職の友人の医師も以前から同様のことを言っていますが、それこそ真面目にやっている現場の先生 方こそが(詳しいだけに)我々より強い危機感を持っておられるようです。厚労利権に群がるゴキブリどもの所業はいよいよ忌々しき状況に至っていると感じま す。  ところで、先週は下記のように書きました。 「ここ数カ月間はその大事な施策が出てくるのを市場が待っている時期でした。余り期待は出来ないものの6月には(それなりの)第3の矢が出てくるのでしょ うし、日銀も少なくとも資産買い取り枠を広げる程度の施策は打ち出さねばいけないムードになってきたと感じます。そうなるとまずはメガバンク、不動産
  • 最近投資クラブで検討した株式 第一実業株式会社(8059)

    2014-05-23 14:02  
    久しぶりに投資クラブで検討した銘柄紹介です。  日本株をやっている読者の方々には楽しみにしていただいているコーナーです。  それでは、いつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択の4つのポイントを確認してみましょう。 ・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社 ・財務的に安定している会社 ・ROEが高い会社 ・多額の設備投資が必要でない会社 の4点を投資クラブでは重視しています。  第一実業はマイナーな会社だと思いますが、産業機械やプラントに必要な器具の輸出入商社です。  つまり産業機械やプラント開発、エレクトロニクス投資などへの設備投資が盛り上がってくれば業績が良くなる銘柄です。 1.売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社  平成26年3月度決算の売上高は1221億円、売上総利益が173億円、当期純利益が24.6億円です。  粗利益率14.2%、当期利益率2.0%となってい
  • 有料メルマガライブラリから(106)特別版 銘柄研究「帝国電機製作所(6333)」

    2014-05-21 14:44  
    有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、本日は特別に銘柄研究「帝国電機製作所 (6333)」を掲載いたします。すでに過去サンプルとして、先週コンテンツブログの方へ掲載しましたが、再編してご覧頂きます。  この銘柄は、その後高値3500円までありました。執筆時の株価が1451円ですから、実に+241%というパフォーマンスです。しっかり調査分析をし、それをよりどころに強気でホールドすることが成果をもたらすという好事例です。  自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをぜひ参考になさってください。  なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。==銘柄研究「帝国電機製作所(6333)」==   (有料メルマガ第210回・2013/1/15配信号)  本日は、1939年(昭和14年)創