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特別掲載:有料メルマガコラムから個別銘柄情報 石原ケミカル
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特別掲載:有料メルマガコラムから個別銘柄情報 石原ケミカル

2017-09-20 13:10
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     石川臨太郎の有料メルマガ「生涯パートナ―銘柄」では、研究レポートの他に、コラムでも、株価に変化が期待できると感じられる銘柄を取り上げ、その後研究銘柄として取り上げたり、研究銘柄にしなくともフォローを続けることも行っています。


     8月1日号でコラム初出、その後8月29日号でフォローアップした銘柄である石原ケミカルが、本日9月18日に一時的にストップ高しました。
     同社は、もし東証第一部に昇格すれば、9月18日の高値を超えて上昇する可能性もあると感じています。

     そこで今回は特別に、コラムに掲載した同社のコメントを公開いたします。

     株価が上がるかどうかは事前には誰にもわかりません。
     ミスターマーケット(=マーケットに参加する全ての投資家の総意という意味で使用しています)が投資を増やせば株価が上がります。


     石原ケミカルは、東証第一部昇格というカタリスストが発生する可能性も高く、9月にも3月にも魅力的な優待があるので、フォローしてきましたが、ついに9月18日に一時的にストップ高の2171円まで急騰し、その後で利喰いに押されて1920円まで下がりました。


     石原ケミカル初出の今年8月1日のコラムを引用します。


    ■石川臨太郞の有料メルマガ 2017/8/1号よりコラム部分の抜粋


    『なぜ日本高純度化学をいま取り上げたかというと、日本高純度化学の株価の上昇に刺激されて、JCU、上村工業、石原ケミカルというメッキ薬銘柄が決算発表前だというのにツレ高したことから、連れ高した3銘柄に関して注目したいと考えたからです。

     JCUと上村工業は過去に研究銘柄にしたことがある企業で、共に研究銘柄としてから株価が大きく上昇した企業です。

    【中略】

    3.石原ケミカル

     石原ケミカルに関しては日本高純度化学の株価が上がったので調べてみたら、東証第1部への昇格を狙ってやったことだと思うのですが、従来3月だけだった優待を、3月の他に9月にも実施すると発表していました。

    石原ケミカルの5月12日の中間期の優待新設(=優待拡充)のIRです。
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170512/ahi9ui/140120170511467802.pdf

     石原ケミカルの株価は優待拡充を発表した後で上げ始めました。日本高純度化学の株価上昇でツレ高となりました。ただ7月28日の14時30分に第1四半期の決算短信が発表されてからは乱高下を繰り返しました。

     もし株価が下げていくなら、日本高純度化学と比較するとPERもPBRも低く、自己資本比率も81.2%と高い高配当優待利回りの企業なので、東証第1部への昇格を期待して研究銘柄にしようと考えています。

    石原ケミカルの3か月間の株価のチャートです。
    http://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=3month&scode=4462&ba=1&n_cid=DSMMAA13

    石原ケミカルの2018年3月期の第1四半期の決算短信です。
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170728/am4w1b/140120170728441455.pdf

    【中略】

     新しい購読者もいらっしゃるので、なぜコラムで研究銘柄候補の企業を取り上げているかを説明します。

     どの企業の株価が上がるかは、私にも分からないので、研究銘柄にする企業を決めるのに迷います。できることなら研究銘柄にしたときから株価が大きく上げていくのが一番良いのでしょうが、株価は思い通りに動いてはくれません。

     一度にファンダメンタルズの分析を数銘柄行うのは無理なので、1社を選ぶしかありませんが、購読者にご自分で企業分析をするきっかけにしていただければと考えて数銘柄を取り上げています。』

    (以上で引用を終了します)


     8月29日のコラムにも次のように取り上げました。


    ■石川臨太郞の有料メルマガ 2017/8/29号よりコラム部分の抜粋


    『1.石原ケミカル

     私としては珍しく株価が下げたら研究銘柄にするというコメントを書いています。予感があったわけではありませんが、石原ケミカルはこの後で、公募増資を発表して急落しました。

    石原ケミカルの公募増資のIRです。
    https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170818/ane9fh/140120170818458333.pdf

     公募増資としては金額14億程度と、小型の扱いになります。
     石原ケミカルのIRに聞いたらみずほ証券だけの取り扱いのようで、公募増資で買うことは難しそうなので、公募価格が決まって、株価の変動を確認したうえで研究銘柄にしようと準備しています。

     同じく石原ケミカルのIRに東証1部への市昇格を狙わないのかと聞いたら、昇格に関しては昇格する気があることを否定しない(=つまり昇格する気はある)との回答でした。

     当たり前ですが3月の他に9月にまで太っ腹優待を新設したのは東証第1部昇格狙いに決まっていると私は考えています。

     業績予想も強気になっており、前期までは業績が横ばい傾向の見通しがおおかたのに2018年3月期は利益が4割増と強気の予想を発表しています。

     石原ケミカルは株主優待も充実しているため、買い需要はあるものの一日の出来高の平均は5000株くらいで流動性が乏しくて売買しにくい銘柄でした。

    石原ケミカルの直近の株価データです。
    https://www.nikkei.com/nkd/company/history/dprice/?scode=4462&ba=1

     自己資本比率80%を超えており、無借金で、現・預金をごっそり持っている石原ケミカルが14億円程度の設備のために公募増資をするのは経済的合理性から説明できません。

     増資だと高い配当金を払います。
     有利子負債なら超超低金利下でいくらでも借りられます。

     石原ケミカルは自己資本比率が81.2%もあり6月末に現・預金31.8億円+短期有価証券7.5億円+投資有価証券54.7億円=94.0億円も持っています。

     なんで14億円程度の小さな設備投資のために増資をするのか。
     不思議ですよね。

     もちろん負債もありますが、全ての負債(流動負債+固定負債)が37.5億円しかない石原ケミカルですが、受取手形及び売掛金34.8億円+電子記録債権2.9憶円=37.7億円とすぐ現金に変わる短期性の営業資産で全ての負債をカバーしています。

     公募増資で株価が暴落して配当優待利回りが一気に高くなりなりました。
     出来高を見ると私には石原ケミカルの出来高増加は空売りによるものではないかという予想をしています。

     数千株の出来高だったのに増資発表後の出来高は29万株、14万株、4.7万株です。どう考えても空売りだと考えて空売りの情報がチェックできるサイトで確認してみました。

     8月18日には1200株しかなかった信用売りの残高が、8月24日には147,300株にまで増加していました。
    http://karauri.net/4462/
    http://karauri.net/4462/sokuhou/?date=2017-08-24

     とにかく石原ケミカルの3月の優待は信用取引を利用して優待をタダ取りする優待族に大人気で権利月最終日で高額逆日歩の常連です。9月の優待も魅力が高いので高額逆日歩を避けるために9月に向けて空売りが買い戻されていく可能性が高いと考えています。

    石原ケミカルの株主優待

     9月権利:
     クオカード
      100株以上で1000円相当、500株以上で2000円相当、
      1000株以上で3000円相当

     3月権利:
      100株以上で1000円相当のクオカード、
      500株以上で3000円相当のグルメギフト、
      1000株以上で10000円相当のグルメギフト

    <石原ケミカルの事業内容>

     石原ケミカルは電子関連・自動車用品・工業薬品の三つの分野で、金属表面処理剤や自動車用化学製品などの事業をバランスよく展開しています。中でも、現代の生活に不可欠な各種の電子機器に用いられている電子部品用めっき液は高い技術とシェアを誇っており、国内・海外を問わず多くの顧客を支えています。

     1)電子関連分野
       a)金属表面処理剤及び機器等
        ア)錫及び錫合金めっき液
          パソコン、携帯電話、AV機器などは、IC、チップ部品、コネ
          クター等の電子部品を内蔵しています。これら電子部品は、プリ
          ント基板との接合性(ハンダ付け性)を高めるために錫及び錫合
          金めっきを施しますが、石原ケミカルは、この錫合金めっき液の
          開発、製造、販売、アフターサービスを行っています。
          また、電子部品の材質、形状の変化によるめっき条件の設定やめ
          っき皮膜物性の改質や測定などの技術的問題の支援、ラインのめ
          っき液管理などユーザーと深くかかわって開発・改良を進めてい
          ます。
        イ)化成処理液自動管理装置等
          プリント基板加工時の無電解めっき液やフラットパネル製造時の
          現像液などの化成処理液を自動的に分析し、不足している薬品を
          自動的に補給管理する化成処理装置の開発、製造、販売、アフタ
          ーサービスを行うとともに、これらの機器に使用する試薬の開発、
          製造、販売も行っています。

       b)電子材料
        ア)ニッケル超微粉
          携帯電話、パソコンなどの電子部品である積層セラミックコンデ
          ンサーの内部電極材料となるニッケル超微粉の仕入・販売を行っ
          ています。
        イ)マシナブルセラミックス、エンジニアリングプラスチック及び炭
          素繊維強化プラスチック(以下CFRPという)
          半導体製造装置及び検査装置の部品等に使用される耐熱性、電気
          絶縁性の高いマシナブルセラミックス及びエンジニアリングプラ
          スチックを材料として調達し、ユーザーの仕様に合わせて機械加
          工し、販売しています。
          また、CFRPをウェハーや液晶パネルの搬送装置の部品として
          販売しています。

     2)自動車用品分野
       a)自動車用化学製品等
        ア)自動車用化学製品
          自動車用ワックス、消臭・除菌剤などカー用品専門店、ホームセ
          ンターなど小売店を通じて消費者に販売する製品や、塗装補修用
          コンパウンド、シャーシー用塗料、洗浄剤など修理工場、板金塗
          装工場、ガソリンスタンドなどで使用される製品のほか、カーメ
          ーカー向けのOEM製品の製造・販売を行っています。
        イ)溶接用スパッター付着防止剤
          建設機械やビル建設の鉄骨等の電気溶接時にはスパッター(鉄の
          溶けた粒子)が飛散し、溶接部周辺に溶着すると、上塗り塗装の
          はがれ、錆の発生原因になり、美観も損ねるなど不具合が生じま
          す。石原ケミカルは、このスパッターの付着を防止するスパッタ
          ー付着防止剤の開発、製造、販売、アフターサービスを行ってい
          ます。

     3)工業薬品分野
       a)工業薬品
         鉄鋼、化学関連の大手ユーザーの生産工程で使用される特殊性の高
         い商品や官公庁向け薬剤の仕入販売を行っています。主な商品は、
         自動車用鋼板等の表面処理剤、触媒、活性炭、水処理剤等です。』

    (以上で引用を終了します)


     研究銘柄はもちろんのこと、コラム銘柄も有効に活用していただければうれしいと、石川臨太郎もスタッフも望んでいます。

     取材を含む様々な角度からの分析は、きっと個人投資家の皆さんへ参考になると考え、今回は特別に掲載しました。ぜひご参考に。


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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    過去サンプル(研究銘柄)
     銘柄研究 ニチリン(5184)
     銘柄研究 帝国電機製作所(6333)


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    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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