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挑戦するベテラン経営者のIPO

2018-01-31 02:25
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     今年のIPO銘柄第一号となる筈だった世紀は上場承認が取り消しとなり、改めて2月23日にマザーズ上場を予定しているMマート(4380)が今年初のIPO銘柄となることになりました。
     2月はこれに続きジェイテックコーポレーション(3446)が2月28日にマザーズ上場を予定。上場承認が取り消されない限り、2月はこの2社がIPOすることになります。
     3月も既に子育て支援会社、SERIOホールディングス(6567)のマザーズ上場が予定されており、例年通りのIPOラッシュが見込まれます。


     Mマートは2000年に設立された業務用食材の卸売り販売会社。BtoBサイトを通じて販売する事業モデルで、前1月期の売上はまだ5億円を超えたレベルに過ぎませんが、今期は第3四半期までで4.48億円となり年商6億円のペースとなっています。
     利益面では前期は5,288万円ですが、今期は同四半期までで8,828万円で1億円を超えるペースとなっています。

     代表取締役は同社を設立したオーナー経営者である村橋純雄氏。資料によると1936年生まれで今年82歳になる年齢です。
     通常はマザーズ銘柄というのは20代から30代の若手経営者に率いられることが多いのですが、同社の場合は反対に超ベテランの経営者の下で成長しようとしています。

     同社のサイトを拝見すると企業理念や社訓などが並んでいます。また株主にいくつかの約束を示しています。
     企業理念については、
    「商売は道徳であり、誠実さである。仕事とは自分を育ててくれた社会に対する報恩の志と行為である。社会に必要とされる企業・社会に必要とされる人間になる。」
    といったことですが、ベテラン経営者に率いられた同社ならではの理念かと思います。

     目につくのは以下のような株主への誓いです。IPO前からこうした誓いを立てている企業は珍しいのかも知れません。実際に行動に移されるかどうかはともかく、その姿勢は評価に値します。ベテラン経営者のIPO後の成長への挑戦に皆様とともに大いに注目したいと思います。

    「Mマートは、業績の向上、業務の効率化を追及し、適正な株主還元に努めます。
    Mマートは、自分の目標数字に責任を持ちます。
    私たちは、株主の皆様に約束したことは、必ず達成できるよう一生懸命尽くします。
    Mマートは、株主の皆様との積極的な会話に努めます。
    私たちは、株主の皆様からの声を尊重し、経営に活かします。
    Mマートは、コンプライアンスを何よりも大事に行動します。
    私たちは、いかなる時も法令に従って行動し、透明性の高い経営に努めます。」


     2月IPOのもう1社であるジェイテック社は大阪府茨木市に本社を置く社員数30名のハイテク企業。事業内容は大型放射光施設で使われるX線ナノ集光ミラーの開発・製造・販売、各種自動細胞培養装置等の開発・販売となっており、電子とバイオの両方に関わっている珍しい企業との印象があります。

     前6月期の年商は約8億円で経常利益は約2億円と比較的小ぶりの企業ではありますが、伸び盛りの状況が見られます。
     「科学技術、特に創薬・医療技術の研究開発におけるイノベーションを生み出す製品を提案し、提供する」という行動指針を掲げ、今後ますますの活躍が期待される企業との印象が持てます。

     世紀の承認取り消しで残念に感じておられます皆さんには新たなハイテク系IPO銘柄の登場で大いに関心を高めて頂ければ幸いです。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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