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有料メルマガライブラリから(337)「用心しながらリスクの低い企業を投資対象として選択する」

2020-05-28 16:34
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「用心しながらリスクの低い企業を投資対象として選択する」=
     (有料メルマガ第403回・2016/10/18配信号)


    ※注 2016年10月現在の内容ですので留意下さい。


    【前略】


     株式投資では投資家の恐怖を生み出すリスクオフの状況が発生すると、どんな企業の株価でも急速に下落します。

     だから、株式投資には資産を減らしてしまうリスクがあります。しかしその反面で、投資環境が平常に戻ったときには、下げ過ぎた株価が大きくリバウンドすることも当然のように起きてきました。


     過去のコラムでも何度か触れてきていますが、私のように、株式投資で上げた利益を使って、自宅の購入、賃貸不動産の購入とか私設年金のための掛け金などに資金をシフトすることで、自宅も賃貸不動産も年金もすべて株の利益
    (すなわち株式投資を行うこと)で手に入れたという体験をしてくると、資産形成のために株式投資ほど役に立つ運用手段は、他には思いつかないと考えていることも、また事実です。

     いまの景気環境でデフレが続いているなら、私の生活資金はいままで作って来た賃貸不動産の家賃収入や、年金の金額だけで充分に賄うことが出来て、不安は生じません。また、株式投資を続けているので、配当収入や優待も入るために、サラリーマン時代よりも余裕のある生活を確保できています。

     しかし、高いインフレが到来してしまうと、いま確保している家賃収入や年金だけでは生活に不安が生じるリスクがあると考えて、配当や優待を得る目的ばかりではなく、インフレ対策ということも意識して株式投資を続けています。

     ただ、投資環境が強烈に悪くなると、株式投資で資産を大きく減らしてしまうリスクも生じることから、投資する企業のファンダメンタルズや事業特性を把握したうえで、どんな景気の状態でも黒字を維持して、配当を確実に払ってくれると自分で確信が持てる高配当利回り株に、分散で投資をする方針を堅持しています。
     なお、最終利益が赤字でも、減価償却が大きくて、キャッシュフロー的に充分に配当ができる企業については投資対象に含めています。

     赤字企業ではなく、黒字ではあるが見た目のPERが他の企業より高いと感じる企業でも、減価償却額が大きいために、利益が小さくなってしまう含み益の大きな賃貸不動産や、自社使用の土地を持つ含み資産銘柄は、有望な分散投資の対象になると考えて、コラムで取り上げることがありました。

    (中略)

     もし10月にまた日本株の暴落が起きたなら、含み資産銘柄などは、投資していてリスクが低い企業に該当すると考えています。

    (中略)


     株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。勝算がないままで戦争を仕掛けるのは愚の骨頂ですし、必要もないのに戦争を仕掛けるのも愚かなことです。

     だから、株式投資に関して言えば『リスク管理』が大事です。株式投資するときの『リスク管理』とは、株式市場につきものの不確実性を考慮して、賢明な投資を実行することです。

     株式投資では『絶対に儲かる確実な投資』というものは、ありません。
     ただ、他の企業(=株)より、リスクが低い企業(=株)は存在します。

     『リスク回避』というのは、個々の企業ごとに投資した時のリスクやそのリスクの起こる確率を具体的に検討し、投資家としての自分のリスク許容度も合わせて考えて、自分には避けるべきリスク(=取ってはいけないリスク)を回避することです。

     注意したいのは『リスク回避』を言い訳に使い、早めに投資している株から逃げ出す理由につかってしまう可能性があることです。株式投資のように利益を上げるためには、何らかのリスクを果敢にとっていかなければならないゲームでは、稼げる見込みが低くなり、致命傷になる結果を生むことになるかもしれないからです。

     私も過去の多くの株式暴落を体験してきて、一時的に大きく運用資産を減らしても、しばらくしたら多くの企業の株価が回復して、暴落前より資産を増やす体験を繰り返してきました。

     ただ株価が暴落している時に、運用資産が大きく減ってくると、株に資金を張り続けるのは怖くなります。だから損するリスクはなるべく避けたいという思いが、とにかくリスクというものはなるべく避けたいという気持ちにつながりやすいのです。

     不安が強すぎて精神的の余裕がないままで株式投資を続けていくと、暴落が続いた時にリスクが高すぎて、本当にリスクを回避する必要がある時に『不毛な選択肢しか残っていない』という羽目に陥ることになりかねません。

    (中略)

     だからリスク回避は賢明な選択である場合もあります。しかしリスクをゼロにすることは、株式投資をする以上不可能ですし、不可能を求めるとろくなことはありません。安全プレイでは株式投資で利益を上げることは極端に難しくなります。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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     ニチリン(5184)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
     コラムでは、石井鐵工所(6362)、三井倉庫ホールディングス(9302)、三共生興(8018)、片倉工業(3001)、平和不動産(8803)ほか、10銘柄以上に言及しています。

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