• このエントリーをはてなブックマークに追加
父の日のプレゼント
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

父の日のプレゼント

2021-06-25 11:23


     億近読者の皆様こんにちは。

     小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。


     6月といえば父の日ですね。父の日は私たちパパにとって年に1回唯一感謝してもらえる日です。
     私は父の日にいつも子供の成長を感じます。

     うちの長男は今8歳なのですが、2歳の時に保育園で作ってくれたトイレットペーパーの芯で作ったペン立てはまだ大事にとってあります。一時は銀行の机の上におき、銀行をやめてからは家のタンスの上に飾ってあります。

     長男が通っていた幼稚園は毎年父の日に「父の日参観」をやっていました。
     そこで子供と一緒に工作などをするのですが、毎回最後に紙芝居に時間があります。そこで毎回お決まりで先生が私たちに聞きます。

    「紙芝居を読んでくれるパパはいますか?」

     もちろん誰も手をあげません。日本人はシャイですから。
     私は毎回手を挙げていました。子供が幼稚園に通う3年間で全て紙芝居を読んであげました。

     長男が年少さんの時のことです。
     私が紙芝居を読んでいると長男は私の膝の上に乗ってきてしまいました。
     みんなパパと一緒に紙芝居を聞いているのに、私だけ壇上にいるので、息子だけ一人だったわけです。寂しくなった子供は壇上に上がってきてしまったということです。
     泣いているので仕方ない。私は息子を膝の上に乗っけたまま紙芝居を読みました。

     翌年、年中の時には、息子は成長していました。私が壇上で紙芝居を読んでいるのを一人で座って聞いていました。「子供って成長するんだな」と思いました。

     年長の時はもう全く問題なかったのは言うまでもありません。


     年少の時の感じからわかりますが私の子供はかなり甘えん坊なので将来しっかり自立できるように小学1年生になった時にお金の教育を始めました。

     家の中で仕事をしたらお金を渡すというルールにしました。
     貯金箱は「使うお金を入れる貯金箱」と、「貯めるお金を入れる貯金箱」に分けました。
     そして、2年生の時にレベルアップとして「人のために使うお金を入れる貯金箱」を作りました。

     息子は自分のお金の管理はできるようになってきたので、「お金は人のために使うのも大事なんだ」と教えました。
     最初は「人のために使うお金を入れる貯金箱」には1月に100円しか入れませんでした。

     次の月に300円入れるようになり、500円と増え、なんと1,000円も入れる月がありました。

     息子は私に「人のために使うお金を入れる貯金箱」のお金でプレミアムビールを買ってくれました。年少さんの頃から考えたらずいぶんと成長しました。


     子供はすごいスピードで成長します。大きくなってしまう前にお金の教育をしましょう。金融リテラシーがないと世にある非合理的な金融商品を買ってしまうことがあります。ましてや高利貸しにお金を借りたら大変です。
     金融リテラシーを身につければ自分の身は自分で守れるようになります。


     2022年から高校でも新しい学習指導要領がスタートし投資の授業が始まります。今の若者はYoutubeで結構投資の勉強をしています。

     日本人の金融リテラシーが上がれば、今大人が買っている不合理な商品は将来絶滅するでしょう。

     私たち大人も子供たちに「こんな金融商品買うなよ」と言われないように投資の勉強をしていきましょう。


    (遠藤)


    [遠藤 功二氏 プロフィール]

     日本FP協会認定CFP
     1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
     MBA(経営学修士)

    大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
    証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
    自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

    子育て世代のための金融教育サービスFP君
    web:https://fpkun.com
    メッセージ:koji.endo@fpkun.com


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。