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記事 4件
  • 天井買う人、天井売る人

    2014-09-09 14:04  
    誰しも天井では買いたくないと思っていても、株は不思議なもので高くなってくると買いたくなってきます。その反対に株価の上昇を眺めていて冷静に天井を売ろうとする方々もいると思います。  天井で買ったつもりではなくても結果として天井で買ってしまうこともありますし逆に天井で売るつもりはなかったけど結果としては天井圏で売ることができたという投資家もお見えになるのかと思います。  更には株というのは面白いもので、天井だと思って売ったら、そこから何倍にも株価がなったりもします。実際には株式投資で資産形成される投資家は何倍にもなる銘柄に分散投資して儲けたりもしているのかも知れません。  ビジネスが変化しようとしている場合は過去の天井は、始まりになることを肝に命じておく必要があります。現実を追う投資家は天井と思しき株価で売ろうとしますが、夢を追う投資家は天井圏であろうとお構いなしに買おうとします。  市場では
  • 足で稼ぐアナリスト

    2013-10-17 01:09  
    10月だと言うのにいつまでも暑かった今年の秋は短いものとなりそうです。季節は秋を通り越えて冬に向かいます。今年も残すところ2か月余りとなってきましたが皆さんの運用成果はいかがでしょうか?  日経平均の今年の高値は今のところ5月の15900円ですが、年末に向けた相場展開ではこれを超える動きとなるのかに関心が寄せられます。米財政問題の 解決ができるできないで弱気の声もあり14000円前後で推移する日経平均ですが、ここから仮に横ばい傾向となっても多くの個別銘柄には大きく株価上昇の 可能性があります。  ところで、本メルマガの読者にはもしかしたら個人的にアナリスト活動(自らプレゼンを受けたり企業分析)をされている方がお見えになるのかも知れません。  多くの3月期決算企業の第2四半期決算が間もなく本格的な発表シーズンとなります。皆さんも含めてアナリスト活動が活発化するシーズンとなります。  私も含め
  • 株価上昇・下落には何らかの訳がある

    2013-08-27 15:31  
    ~直近の株価が上昇したきちり(3082)の場合は何があったのか?~  株価には上下変動がつきものです。何らかの訳があって変動しています。横ばいばっかり続く銘柄を投資家は買いたいとは思いませんが、そこにすら何らかの理由があります。 上がるのは 1)決算発表で好業績が発表されたから 2)株価の位置が過去と比べ低いから 3)新たな大口投資家が現れ、浮動株を吸い上げて需給が良くなったから 4)利益につながる好材料の発表が見込まれるから 5)中長期的に利益成長が見込めるから 下落するのは 1)株価が過度に急上昇したから 2)利益確定したいという売りが出る 3)利益が減少する可能性が感じられるから 4)中長期的な視点で売りが出ているから 5)大口の投資家が売却しているから ちなみに横ばいとなるのは 1)株価の位置からどちらにも行きづらいから 2)投資家の関心が薄くなっているから 3)買い手も売り手も慎
  • そこで語られたこと

    2013-03-05 17:44  
    企業の評価は定量的なものと定性的なものによる組み合わせによってなされると考えられます。  多くのアナリストがこれらを見極めながらレポートしようとします。現在は3月期決算企業なら第3四半期までの定量データが明らかになっており、通期をほぼ見通せる段階まで来ています。また、来期の業績にも関心が寄せられ、その動向を探ろうとします。  取材の多くは集合的なプレゼンによることが多いのかも知れませんが、時間を割いて個別に面談し質問を重ねていきます。  証券アナリスト協会は会員であるアナリスト向けに企業説明会を開催しており、私も頻繁に関心を持った企業のプレゼンには出向いています。                   ◇  たった30分で終わった先週の鈴木(6785)という長野を拠点とした金型やコネクター部品会社の第2四半期の業績はまだすこぶる本調子とは言えない が、徐々に上向いているとの感触を得ました。同