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記事 4件
  • IPO後に株価が上がらない銘柄

    2017-06-14 00:57  

     IPOした企業には投資家の期待が集まりますので経営者の皆さんはその期待に応えようと頑張ることになります。  とは言え、先行投資期にある企業にとっては簡単に業績を上げていくのは難しいと思われます。そもそもIPO後に簡単に業績が上がるのは過去先行投資を実施してきたからでそこに資金力と人材力、ブランド力が加わって成長の道を歩むことになります。  しかしながら上場前にこれだけの利益を出すとして上場しておきながら上場後にいきなり下方修正するろくでもない(と感じられる)経営者がいて投資家は戸惑うこともあります。  昨年は平山(7781)という人材派遣、製造請負企業でそうした事象が発生して苦労した投資家がお見えになったかも知れません。  下方修正ぐらいはまだましで中には2015年にヒューマンウェブという社名でIPOした現・ゼネラルオイスター(3224)のように赤字に転落した事例もあります。  20
  • 沈黙期間という悪弊

    2014-12-02 22:46  
    上場した会社がアナリストに対して自社の決算内容を説明するのはごく当たり前のことですが、企業は決算発表を四半期ごとに行っているため、その発表前には沈黙期間を設けてアナリストをシャットアウトします。  株価の状況がどうであってもこの沈黙期間は堂々と適用されます。上場してかなりの時間がたっている企業ならともかく、上場後間もない知名度のない企業までもが、そうした対応でアナリストに会おうとしないのは問題です。  オウチーノ(6084)という会社は2013年12月にマザーズに上場した企業です。株価は上場(公募価格3500円で13万株発行)後に9550円ま で上昇しましたが、そこからあれよあれよという間に2000円割れまで下落してしまいました。今期決算の赤字転落が背景になっています。  私は株価が下落している同社に一度取材を試みましたが、沈黙期間に入ったということで担当者から取材拒否を受けたことがありま
  • 祝上場

    2014-11-18 21:00  
    私の母校である同志社大学の卒業生が起業した上場企業3社に先週から今週にかけてご縁を頂きプレゼンや個別面談をさせて頂く機会を得ることができました。  1社はSHIFTというコンピュータシステムの不具合を見つけるテスト業務を担う成長企業です。あとの2社はオウチーノという不動産情報サイトの運営会社、商業施設の開発を行う日本商業開発です。  このうちのSHIFT(3697M 代表取締役 丹下大)には本日知人の紹介で訪問させて頂きました。同社の上場は13日。上場日には値がつかず、翌日 に6000円で値がつき、終値は7000円。更にその翌日となる本日は7900円寄り付きから8500円のストップ高。公開価格1300円に対して初値は 4.6倍で値がつき、本日は上場初値から41%の上昇となりました。  丹下社長は現在40歳。10年前の30歳の時にこの会社を立ち上げ創業時は紆余曲折ありましたが、現在のソフトウ
  • OUCHINO(6084)のビジネスについて

    2014-10-07 22:20  
    あれほど耳につくテレビCMを続けてきたオウチーノ(6084)の株価が低迷しています。中古住宅などのインターネットサイトの運営をビジネスとして昨 年12月に上場した同社ですが、上場時の公募価格3500円に対して上場後の高値は9550円までありましたが、先週は2190円まで値を下げてきまし た。  先週末に開催されたフィリピンセブ島の不動産セミナーにとある方とのご縁で出席してきました。20名定員の会場は結構一杯でリクルートコスモス出身の方の詳細な説明もあって大変に参考になりました。  フィリピンは人口ピラミッドが日本とは反対で若い人が多く人口の増加が今後続くとされる国です。その中でもセブ島はリゾートでもあり人気のスポットとし て関心が高まっているようです。今の内に買っておけば儲かるのでは云々というセールストークもありましたが、今回のオペレーションホテルを購買すべきかど うかはともかくフィリピン