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記事 5件
  • 想定通り

    2016-05-27 15:02  
    今年の1月に某ゴールドマンS社から出た「原油価格は20ドルまで下がる!」とのレポートから想定した通り、その後間もなく原油価格は20ドル台半ばで底を打ち、この数カ月で安値から倍近くにまで値を戻しました。  この件では2月4日のコラムに「怪しい、そろそろ原油価格は底値ではないか?」との意図でコラムを書きました(笑)  今世紀に入り、いよいよ儲け口が減ってきた巨大投資銀行は世間を騙すことによってしか利益を上げる方法が無くなってきたのでしょうか。酷いものです。  その某GS社が今度は5月18日付のレポートにて、原油の需給改善を示唆するとともに株式比率の引き下げ(現金比率の引き上げ)を言い出しています。つまり彼らは(価格が上がった)原油先物を売り、株式を買い始めたのかも知れません。注意しましょう。  注目の伊勢志摩サミットが始まりましたが、これから6月にはFRBの利上げ動向、英国EU離脱の可否を問う
  • 米国のリテール金融事情報告~その2

    2015-10-15 14:31  
    今回のメルマガでも米国出張で見てきたこと、感じたことをご紹介します。  毎年、カンファレンスに参加をしているとその年のトレンド(流行り)があることに気づきます。 ある年は、顧客とのコミニュケーションの取り方であったり (そういう年は運用の成績が良くない年が多い) とある年は、流行りのスマートベータの話であったりします。  こうした、資産運用先進国の米国でのファイナンシャルプランニングトレンドを把握するのも楽しい作業です  今年のトレンドは何だったと思いますか? 今年のトレンドは 「ロボ・アドバイザー」 の存在です。  米国では、最近運用ポートフォリオに関する助言を、人間ではなく機械(主にwebサイトですが)が行うことが増えています。  例えば、Betterment,FutureAdvisor,Wealthfront等が最近出てきたメジャーな企業です。  こうした会社では、個人の顧客のライフ
  • 日本の不動産2

    2015-04-21 02:52  
    先日来、不動産会社の両手仲介にかかる告発ニュースが出回っています。  以前から旧態依然とした日本の不動産業界の悪しき慣行(業者や地主側に有利な)が問題視されていましたが、様々な理由から国土交通省は市場整備を放置してきました。  国策と既得権者のため、売買にしても賃貸にしても不透明なままの取引慣行が維持されてきました。不動産は値下がりしないと言う土地神話も様々な業界にメ リットをもたらしますから一筋縄ではいかないのでしょうが、この両手仲介は海外の主要国では認められていません。何せフェアなビジネスになり辛いからで す。当たり前ですね。  同時に国策による景気対策もあり、新規住宅着工数を維持するためにも中古住宅の流通市場の整備を後回しにして賃貸料の値下げを防いできました。  賃貸にしても地域によって契約内容が大きく変わります。以前からずっと不思議に感じているのが「礼金」や「敷金」「更新料」という
  • 投資商品再考

    2014-08-01 22:50  
    ここ最近の組閣ニュースについて本当の国民の声は何かと言えば、組閣とは「入閣期待組」のための組閣では無く、国家の政(まつりごと)のための組閣をお 願いしたい、と言うものです。“当選5回以上で閣僚経験が無い議員”を「入閣期待組」と呼んでいるようですが、お国のための仕事も、たいした仕事もしてい ないにも関わらず強力な3バンによって偶然5回以上も当選している議員も居ます。国会議員本来の仕事や能力とは別の理由で複数回当選しているだけと言うこ とです。  この国の政治家はいつまで寝言を言っていれば気が済むのでしょう?無能な入閣期待組を満足させるために国を滅ぼすつもりか?と問いたい。「いや、その中 に能力の高い方がいらっしゃるから。」と言った詭弁も止めて欲しい。今までこのやり方で何度国政の舵取りを間違えてきたか真摯に反省せねば本当に日本は沈 没します。事実、阿呆太郎やド鳩の頃に日本は本当に沈没しかけまし
  • M生命保険会社のとある事業部について

    2013-11-15 14:20  
    今日は少し残念なお話。  日系大手のM生命保険株式会社にはPMM(Personal Money Management)事業部と言う従来の日系生命保険会社の生命保険営業とは一線を画した営業部がありました。  調べてみると、2000年に保険会社内部の指示で 「日本で初めての本格的なファイナンシャル・アドバイザリー事業を創りたい。キーは、徹底したクライアントファーストの姿勢(お客さまのためにベストを尽くす姿勢)と高品質なアドバイスを理念に捉えることだ。そうすれば、必ずお客さまはついてきてくださる。」 「日本で成功したファイナンシャル・アドバイザーの会社はまだない。君たちが、日本で最大・最優のファイナンシャル・アドバイザー集団を作り上げるんだ」 「そのために、ファイナンシャル・アドバイザリー事業のノウハウを持っている企業と業務提携を結ぼうと考えている。」 (会社HPより引用) という想いを持って設