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記事 10件
  • 有料メルマガライブラリから(488)「ハイパー・インフレリスクに備え、資源企業への投資作戦検討」

    2023-08-15 23:56  

     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「ハイパー・インフレリスクに備え、資源企業への投資作戦検討」= (有料メルマガ第338回・2013/4/16配信号)※2013年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。【前略】 先週のコラムでは、大型株に資金が入ってくると予想して、大型株である日立や旭硝子を購入したことをコラムで書きました。 実力派のアナリストであった吉田滋氏の意見をまるのみして投資した日立の上昇率が高かったのですが、インカムゲインが欲しい私は、少しの利益で利益確定して、6月に配当の出る高配当利回りの旭硝子に資金を入れました
  • 父と野辺山にて

    2023-06-13 01:12  

     1935年生まれの父から聞いた話です。 音西と書いて「おにし」と読ませる珍しい苗字があるそうです。 「おとにし」さんなら普通の読みですが、それを「おにし」と読ませる読み方に心当たりのある方はいらっしゃいますか。 おにし(音西)一族が長野の八ヶ岳の野辺山で林業を戦時中に営んでいたそ うです。 太平洋戦争末期は鉄不足、金属不足、資源が足りない中でした。 国策として、北海道民を長野に移住させて、長野の木の伐採量を上げようとしたそうです。 おにしさん一家も北海道からの移住組でした。 野辺山周辺は多くのカラ松があります。 高地であり飛行訓練もできます。 燃料不足の日本軍のために木炭などの燃料や木製グライダーを作るためだったのでしょう。連合国から石油を止められて日本は物資不足・燃料不足に追い込まれていたのです。 一方、1945年5月の名古屋大空襲では父の実家は全焼してしまいました。 父一家は北海道
  • 日本の資源を見直そう

    2022-08-24 19:51  

     日本を再び偉大な国にしよう!! Make Japan Great Again!!トランプ大統領が Make America Great Again 米国を再び偉大な国にしようと呼びかけたのと同様に日本にまた誇りを取り戻すことは株式市場にとっても重要な視点です。 日本国には2600年以上にも及ぶ国家の歴史があり、世界最古の国家とも言うべき世界でも類稀な存在である点を見直してみると自信を無くしてきた投資家にパワーが戻ってきそうです。そもそも隣国の急激な経済成長を見て呆気にとられる内に日本国は持ち前のパワーが衰退した。 少子高齢化社会、消費税で委縮する社会、コロナ禍で委縮する社会、給料が上がらない社会となる中で隣国は見せかけとも言うべきGDPの拡大を見せ、わずか20年ほどの間で欧米の支援を下に発展を遂げてきた隣国の軍事的な脅威に怯える日々。 うかうかしていたら尖閣は隣国の手に落ちるのではない
  • 自治会

    2022-06-08 14:30  

     昨年から自治会(いわゆる町内会)のお手伝いを始めていますが、考えれば考えるほどに将来性の無い仕組みだなぁ~と、つくづく感じます。 100年以上も続く自治会の運営方法は時代が変わっても余り変化が無いようです。地域住民の有志による運営も高齢化が進むことで機能不全に陥っていると感じます。少なくともこの30年程で高齢化率は劇的に変化していますし高齢化は依然進行中です。 先日は町内会の部長さん(御年86歳)が「町会役員は年寄りばかりで役に立たない」と愚痴っていましたが(汗)、この部に所属する班長さん10名のうち80代じゃないのは私と近所の工務店社長だけです。しかも残り8名は近所のおばあちゃんたちで、他の地域も似たり寄ったりだと庶務の方が仰っていました。 地域の消防団の組成も大変だし、ごみ集積所の掃除にしても課題山積(ルール無視が横行)で、順番に当番をしている町内の人たちは誰もが困っていますが、「
  • 自治会

    2022-06-07 15:53  

     昨年から自治会(いわゆる町内会)のお手伝いを始めていますが、考えれば考えるほどに将来性の無い仕組みだなぁ~と、つくづく感じます。 100年以上も続く自治会の運営方法は時代が変わっても余り変化が無いようです。地域住民の有志による運営も高齢化が進むことで機能不全に陥っていると感じます。少なくともこの30年程で高齢化率は劇的に変化していますし高齢化は依然進行中です。 先日は町内会の部長さん(御年86歳)が「町会役員は年寄りばかりで役に立たない」と愚痴っていましたが(汗)、この部に所属する班長さん10名のうち80代じゃないのは私と近所の工務店社長だけです。しかも残り8名は近所のおばあちゃんたちで、他の地域も似たり寄ったりだと庶務の方が仰っていました。 地域の消防団の組成も大変だし、ごみ集積所の掃除にしても課題山積(ルール無視が横行)で、順番に当番をしている町内の人たちは誰もが困っていますが、「
  • 日本にある天然資源が注目される時

    2022-03-02 15:27  

     日本は天然資源に乏しい国だとよく言われるが、それは一面正しく、一面は間違っている。 ロシア産の天然ガスが欧州の生命線だとされるが、日本には太平洋という無尽蔵ともいうべき資源の宝庫がある。 そこにはレアメタルやメタンハイドレード、海底マンガン団塊などが埋蔵されており、いざとなればそうした資源を有効活用することができるという点を改めて日本を見直すべきだ。 ただ海底資源は掘削等のコストがかかるので実用に至っていないのだろうが、比較する諸外国の天然資源価格の上昇が更に続けば採算に乗る時期もやってくる。 千葉県の房総半島南部はまさに天然資源の宝庫らしい。 インターネット上でも指摘されているようにここには可採埋蔵量約800年分の水溶性天然ガスが九十九里地域などの陸地に埋蔵されていて、日本の貴重な国産資源となっている。 この国産天然ガスは総延長600キロメートルというパイプラインで県内中央部に張めぐ
  • 書評:トコトンやさしい海底資源の本

    2018-09-26 16:16  
     書評:トコトンやさしい海底資源の本  大高敏男 乾睦子 著、 日刊工業新聞社  https://amzn.to/2QW05ED  「海底資源」というキーワードをかなり幅広く解釈した内容ですが、その範囲の広さにもかかわらず、コンパクトかつ充実した内容だと思います。  特に第1章、第2章で鉱物に関する基礎知識の解説(担当:乾睦子)、第3章~第6章では、海洋や海底の資源やエネルギー変換技術、採掘技術、探査技術についての基礎知識の解説(担当:大高敏男)という構成は良いと思います。  海洋資源は大きく鉱物とエネルギーに分けることができるかと思いますが、2004年度の家庭用エネルギーの内訳は<電力44.9%、石油24.3%、都市ガス17.5%、LPG12.2%>です。また、業務用エネルギーの消費量も、おおむね同じで電気が全体の約半分を占めます(しかも、もし日本中の車が電気自動車になれば、電力使用量
  • メタンハイドレートと地熱発電は日本を救う?

    2016-12-21 00:35  

     世界は石油資源を巡って紛争が絶えない。過去の歴史を見ても第2次世界大戦は資源を巡る戦争だったということも言えます。  このように過去一貫して石油輸入大国として存在してきた日本もそうした紛争の片棒を担いできたのかも知れません。  サウジやイランから石油を輸入し火力電力所や自動車燃料に使われ、製品が製造されてそれが輸出され外貨を得る経済の循環が日本には見られますが、もしかしたら日本には資源がないと思われていて、高い原油を買わされてきたのかも知れませんが、どうやら日本には資源があってそれを使ってこなかった。また資源創出のための大変に優れた技術があってそれを活用したら資源は安価に作れるとなれば話は違ってきます。  ロシアとの経済関係も資源を中東に依存しないで済む方法としてロシアの地下資源に白羽の矢が立ったとも言えますので日本経済は資源を巡る施策がポイントを握っているようにも思われます。  米
  • 新産業論(その1)

    2016-08-17 14:09  
    =島や海の開発は日本に課されたビッグプロジェクト?=  中国の南沙諸島の開発は世界中の良識派の人々が驚愕の目で見ています。  海の下に沈んでいた環礁に建造物を建て、滑走路まで建設する始末で本来はフィリピンやベトナムに帰属すべきこのエリアを我が物顔でいつの間にか国土とし て占有してしまったやり方が国際法違反であるとの見解が示されたにも関わらず、その主張はますますエスカレートしそうな状況です。  これに対して日本はどうか、自国領土であるはずの尖閣諸島周辺に中国船が頻繁に出入りしている状況が近い将来は南沙諸島の二の舞になるのではないか、それどころか沖縄が中国に占領されるような時代が来そうとの懸念が脳裏をよぎってしまいます。  既に韓国が竹島を勝手に占領し、軍事施設を設置するなど日本の弱腰が近隣諸国に付け入るスキを与えてしまった感があります。  北方4島も同様で、戦後の日本は周辺の島を隣接する国
  • 市場潮流

    2014-08-25 14:00  
    今週(8月18~22日)の東京株式市場は、日経平均株価で220円、率にして1.4%の上昇となりました。21日(木)まで昨年12月以来の9連騰となりましたが、22日はさすがに反落しました。  商いは低調で盛り上がりを欠く展開でしたが、米国株式市場でNASDAQ総合株価指数が約14年ぶりに高値を付けるなど米国株の上昇、為替市場での円安 の進行などにより、投資家心理が改善。ゲーム、建設などテーマ性のある銘柄の循環物色が続きました。下値には公的年金の買いが入るなか、個人投資家の買い 意欲は旺盛であり、海外投資家の中長期的な資金も流入しているようです。  欧州の景気減速、地政学リスクの高まりなど、海外情勢が不透明ななか、上値追いには慎重な雰囲気が強いだけに、来週以降も、中小型株の循環物色が続くのではないでしょうか。主力の大型株は基本的に押し目買いスタンスかと思います。  こうしたなかで、鉄鋼原料(鉄