• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 23件
  • ここでの注目地方銘柄

    2020-02-15 15:07  
     かつて熊本の生産設備エンジニアリング会社、平田機工(6258)で株価20倍化を目の当たりにした筆者は九州や中四国、北陸などの地方銘柄に研究対象を広げてきた。その結果、先般、熊本・山鹿に本社を置くIT×住宅をコンセプトにしたLibWork(1431)という素晴らしい会社とのご縁を頂いた。ご縁を頂いてから株価は5倍にもなった。 地方にはまだまだ素晴らしい会社が存在している。 こんな思いが、筆者の脳裏には焼き付いてきたので更に研究をしたいと極力地方に足を運ぼうと考えている。 それも東京から離れた地方の企業だ。億の近道の他の執筆陣も四国・高知に本社を置く画期的インプラント工法を開発した技研製作所(6289)を注目されているとのこと。 これまで訪問した地方企業では岡山のウエスコHD(6091)のほかサンマルクHD(3395)、KG情報(2408)がある。先日訪問したKG情報は業績の長期停滞でまった
  • 高配当利回り銘柄のわくわく研究

    2017-04-12 18:28  

     株価が下がれば下がるほど配当金が同じなら配当利回りが上がっていきます。  ですから現在のような株価下落局面でなかなか下値が見えない場合は、モノサシとしては配当利回りが高く、しかも配当性向が低い銘柄を投資視点にしておくと良いかと思います。  個人年金づくりのポイントはコア銘柄を何にするかが大事です。  配当性向が低い上に業績が安定した成長が見込まれるとともに配当利回りが高ければ高いほど投資対象となりえます。  基本は適度な分散投資ですが、高配当利回り銘柄への投資は場合によっては集中投資だってあり得ます。  以前、相川氏が取り上げていたテノックス(1905)は私のコア研究銘柄の一つで、個人年金づくりにとって今後3年間の投資に耐えられる銘柄です。  直近高値908円から112円下落した時価796円は年間配当金29円だと配当利回りは3.6%にもなります。皆さんの年金は大企業にお勤めだったら月
  • 企業経営者へ、自己株活用のススメ

    2015-10-01 11:14  
    株価がPER4倍から6倍台に低迷する銘柄、同じくPBRが0.4倍台から0.5倍台に低迷する銘柄などキャッシュリッチなのに評価が著しく低い銘柄が見られます。  こうした銘柄に投資している投資家からはため息が聞かれそうですが、企業側の一手が見えない中で、株価のジリ貧状態は今も見られます。  本来ならフェアバリューの水準まで買われても良いのですが、投資家の受けは悪く株価は安値圏に放置されたままとなっています。  本日はそうした安値圏に放置されたままの企業経営者にオススメしたい低迷する株価のフェアバリュー水準までの上昇に向けた対処方法として、その自己株活用術をお届けします。 【フュージョンパートナー(4845)の成功事例】  サイト内検索サイトのトップ企業として成長が続くフュージョンパートナーは今期も増収増益を見込んでいます。2001年にJASDAQ上場後、同社は規 模の小さなITサービス系企業と
  • 銘柄百花繚乱

    2015-07-15 00:45  
    株式市場にうごめくお金は投資効率を狙ってあちこちに動いていきます。  億の近道の読者の皆さんもそうした個別銘柄の動向に関心をもっておられるものと思います。  機関投資家が売買の対象とする主力株も銘柄ごとに異なった値動きを見せていますしましてや個別銘柄も動きはまちまちです。  時には高いにしろ安いにしろなぜこんな株価がついているのかわからない銘柄もありますし、全体相場が調整した局面では需給面(信用取引)に影響を受けて想定以上の値下がりを見せたりする場合もあって、それぞれになかなか面白い変動が見られます。  本日は私のカバー銘柄(中小型銘柄)からいくつか取り上げてみたいと思います。 1.超割安銘柄となったEJホールディングス(2153)  時価1000円  岡山に本社を置く総合建設コンサルタント。5月決算で先週末に決算発表。前期は想定を上回る決算となり、今期も高水準の決算見通しを発表。小幅の減
  • 株主総会に行ってみよう

    2015-03-03 15:44  
    決算が終わり2ヶ月以上経過すると株主総会の案内が送られてきます。3月決算だと5月20日前後になりますが、億の近道の読者の皆さんの中にも自ら積極的に株主総会に出向かれている方もお見えになっているのかも知れません。  私が主催している株式同好会のメンバーも今年は株主総会に出向きたいという話をしています。手始めに12月決算企業に足を運ぶ予定です。  先般取り上げた岡山に本社を置くKG情報(2408)の株主総会は3月12日ですが、株価の上昇の背景を探ることを狙いに個人株主とともに岡山まで運ぶことに致しました。  総会自体は短い時間で終了するでしょうが、これからの同社の発展を探るため、社長とも面談します。実際に現場を見ることがいかに大事かは皆様にもお伝えしたいことですが、それを本メルマガでもご報告したいと思います。  皆さんもぜひこの春、株主総会に出向いてはいかがでしょうか。  ところで、3月には今
  • 高配当利回り銘柄をどう見るか?

    2015-01-29 13:07  
    株式投資では不確実なリスクを伴う一方で何らかのリターンを得ることになります。  逆に言うとリターンを得るにはリスクを負う必要があるという理屈です。  リターンには利益や内部蓄積からの配分を得られるインカムゲインと将来の成長を期待した株価の上昇によるキャピタルゲインの2つが考えられます。  また、個人投資家にとっては株主優待によるメリットもリターンに入るかも知れません。  こうしたリターンは不確実なものですが、この中で配当によるリターンは企業の方針があって見通しが公表されていますので個人投資家の投資のよりどころに もなっています。銀行に預けても金利が微々たるものとなっていますので、その中で株式による配当金目当ての投資は中には5%台の配当利回りもあり、結果と しては大きなリターンになるケースもあります。  キャピタルゲイン狙いで投資した中長期投資家にとって株価が上がらない場合はこの配当利回りを
  • リコール問題と専門情報メディア

    2014-12-16 20:41  
    ぺヤングソース焼きそばに虫が混入して製品回収、しかも製造販売を中止するとの発表に消費者の議論が巻き起こっています。  そこに見え隠れする企業側の意図は何か、原因は何か、いつまで販売を止めるのか、また、消費者の反応も様々です。思い切って販売中止までに至った同製品 を製造販売する、まるか食品(ぺヤングブランドしか知らなかったのに企業名がわかった人も多いだろう)の狙いは、一体どこにあるのかなど関心が高まってい ます。  折しも同時期に日清食品でも冷凍のパスタに虫が混入して製品の回収に動くなど食の世界では安全・安心の消費者ニーズに応える企業の敏感な反応が目につきます。  実は食の世界だけではありません。自動車業界ではタカタ製エアバックの問題で大規模なリコール騒動が巻き起こっています。自動車業界に留まらずリコール問題は家電などの業界で頻繁に起きています。  モノづくり日本では販売後のアフターフォロー
  • 炎の突撃取材

    2014-09-09 14:02  
    かねてから関心を持って取材をしてきたKG情報(2408:時価554円)の益田社長に浜松町駅近くのカフェにて突撃インタビューを先週末に敢行しました。  先行投資で業績が停滞して直近の株価には勢いがない同社ですが、そのあたりを含めてヒヤリングしてみました。  益田社長いわく、今は先行投資の時期、実験的な新規事業への試みが実を結ぶまでには相当に紆余曲折がありますとの回答。つまり渋谷でスタートした結婚相 談所ビジネスはまだ集客が不足しているとの認識です。認知されるまでにはもう少し時間がかかるとの話。ただ、札幌での人材コンサルビジネスについては比較 的順調に進んでいるそうです。  新規ビジネスの取り組みには時間とお金がかかりますが、それは同社にとってはR&D費用に該当するそうです。  前期に売上の10%、5億円をかけて新規事業の実験をしようとしたのですが、結果としては4%に留まり、今期に残りの6%を
  • 地方企業の活躍に期待

    2014-08-26 16:18  
    日本の首都東京では2020年開催のオリンピックというスポーツのお祭りに向けた準備のための建設投資で景気が上向きつつある一方で、その他の地方では大震災後の復興に向けて動いている東北地方を除く地域を除いて沈滞ムードが依然として続いていると推察されます。  中央が潤うだけで、地方が疲弊していては日本国の存続が危ぶまれることになりますが、そうした状況は中央から地方にお金が流れることによって、今後徐々に修正されるものと考えられます。  日本は地方の有力な御殿様が人民を掌握して成り立ってきた社会で、明治維新後の天皇制の下で国家が形成され富国強兵策がとられ地方の優秀な人材が中央に 集まってきたという経緯があります。日本人の会話でよく出てくるのは、「あなたのお国はどちらですか?」ということですが、当然のごとくそれに日本ですと いう日本人はおらず、北海道だとか九州だとか、ないしは県で答えることになります。
  • 配当性向を考える

    2014-08-12 14:58  
    得られた利益のうちどの程度を配当金として株主に還元すれば良いのかが経営者の関心の的となっています。配当が株価に与えるインパクトとしてはそれまで無配が続いてきたのに復配をする場合ですが、これに続いて大幅な増配を発表した場合も株価への反応があります。  また、一定の配当性向を配当政策の基本として打ち出した場合も業績の伸びが期待される場合において好感されることになります。  とりわけ、最近は配当性向を重視しようという傾向が上場企業の間で高まっているように感じられます。一般的には利益が伸びると株価が上昇することになり ますが、利益が伸びても株価の低迷が見られる場合、配当金が一定だと株主は満足しません。利益のうちどの程度を株主に還元するかが経営スタンスとして注目 されがちです。  理論上は利益成長が続くのであれば無配にして再投資の資金に充当するのが効率的だと考えられますが、利益が出ていて無配というの