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記事 10件
  • ゴールデンウイークを前に

    2020-04-27 23:16  
     安倍首相が唐突に学校閉鎖を発表してから早や2か月が過ぎました。 日本賞賛論では無いですが、日本人は倫理性が高く、各個人が統制を取れる資質があるため混乱を免れているのでしょうが、「政治家はしょうがないなぁ~」では済まされない時代になりつつあります。しっかりと政治を監視しておかないと、いつまでも利権政治が続くことで世界から取り残され、国が衰退します。 昨日の新聞にも一律10万円の給付について「年金世帯や富裕層に恩恵」とありましたように、地方議員(その神輿に乗る地方選出国会議員も)が何を求めているのかが良く分かります。そう、全て票田(地盤)への売り込みです。 沢山の著名人が指摘するように、収入が安定している政治家、公務員、年金生活者等に配る意味が分かりません。病院や介護施設で働く職員へ・・・なら分かります。 こんな緊急時にこそ弊害が表面化します。縦割り省庁(及び族ゴキブリ)が既得権維持のために
  • 2020年3月期年度末

    2020-03-28 17:03  
     あっという間に今年度も終わり、明日が3月期決算銘柄の権利付き最終日になります。 2月末~先週までの「安い」と感じたところで優待銘柄を少し買いましたが、この中には昨年秋頃に売った銘柄の一部の買い戻しもあります。今後の相場展開は分かりませんが、保有しておきたい優待内容と配当レベルですので、当面は上下動を気にせず保有しようと考えています。 もちろん、「世界景気にもっと暗雲が」と感じれば投げねばなりませんが…。 さて、2014年にNISAが導入されて7年目に入りました。 当初の数年間は使い勝手が悪く、かつ周知にも時間が掛かったため既に株取引をしていた個人投資家が利用する程度でしたが、数年前からは関係当局や各金融機関も前のめりになり広がりを見せていました。 「10月4日は投資の日」と銘打って業界挙げての投資勧誘が行われ、米国株式の上昇にもけん引され、日本株が連れ高していた2017年以降に特に口座数
  • 利回りはまだ下がる?

    2019-12-17 01:09  
     国内株式市場の足元はTOPIXでみて1,700でPER約15.8倍、PBRで約1.2倍ですから、他市場や過去と比べても割安と言うほどの水準ではないです。また日経平均VI先物などを見ても、この1年間ずっと右肩下がりで気になるところです。 債券では、現在指標となっている利付国債(利率0.1%、発行価格102.62)も一頃より戻していますが、足元の利回りは-0.1%の手前辺りを上下していますから、多少戻したとはいえ、依然として僅かなキャピタルゲイン狙いとしか言えない水準で投資対象になりません。 またREIT指数は2年前から再度上がり続けており、この秋からは約2,200辺りをウロウロしていますが、2013年の異次元緩和の開始以来ほぼ倍になっていて、(個人的には)利回り面からも若干割高に感じます。 と言うことで・・・オーソドックスな投資対象としては普通に円建てで投資できる対象を見つけ辛いです・・・
  • 投資先がない

    2019-11-23 12:52  
     先週はヤフーとLINEの統合発表によりLINEはストップ高、ZHDも約17%高となる一方で、TOBが済んだZOZOは寄付きこそ高かったものの、その後は続落しました。 個人的には8,000億円もの価格でZOZOを買うだけで何故に株価が上がるのか?不思議でしたが、流石にLINEとの統合は話題性があります。 が・・・、株価の方は正直なもので、SBGへの傘下入りで将来性を感じられる会社は株価が維持され、話題性で短期資金が入った銘柄や、オンライン衣料品会社は売られています。 これからは中小が乱立しているIT系企業のM&Aも話題性が高まりそうです。 注意点は、材料性の高いニュースが出れば一気に買われ、下方修正などが出れば直後から反射的な売りに見舞われることです。 例えば、直前まで数日間連騰していたMTG(7806)などは悪材料が出た途端に僅か5営業日で36%も下落しました。そもそも売上高500億円の
  • 膠着

    2016-04-15 13:26  
    まず、小泉進次郎氏が農林部会長に就いてから農政関係のニュースが面白いです。このような議員こそ選挙で圧勝させてあげたいです。  それにしても、補助金をネタに農協とメーカーが結託してオーディオやエアコン付きの高級農機を売り込んでいたとは知りませんでした。まさに血税に群がる政官財の癒着構造そのものです。  それにしてもと・・・、参院選が近づくに連れ、この期に及んで政局の為にTPP法案や選挙制度改革の先送りをしているようでは情けなさ過ぎます。呆れるほどの政治家の質の低下と牛歩政治が間もなく訪れる「失われた30年」を予感させます。  そんな訳ですから、何と申しましょうか、昨年後半からの国内金融市場も政界同様に虚しさばかりが感じられる値動きとなっています。  国内債券の利回りはほぼゼロで投資対象とはなりません。株式市場は外人投資家の動向次第で乱高下。幾分安定しているのが利回り商品であるREITくらいで
  • 冷静に その2

    2015-09-25 12:35  
    はじめに。昨日のラグビー対スコットランド戦はちょっと残念でした。南アに勝ったため期待してしまいましたが、とは言え中3日でやるスポーツではありませ んから、日本チームは良くやったと思います。対南ア戦の最後の5分くらいは、その必死さに泣きそうになりながら見ていました。  先週は、これが世界GDP第3位の国の国会か?と耳目を疑うほど中身の伴わない論戦が続いた後に成立した安全保障関連法案。もちろん、戦争法案でも無ければ、個別的自衛権の解釈範囲も超えていて、どっちつかずの、何とも腹に落ちない法案が成立しました。  昨年7月のコラムでも「禅問答」を繰り返している国会の様子にウンザリした状況を書いていましたが、つまり1年以上にも渡り政治ごっこの道具にされてき た法案で、しかも手遅れレベルになってから野党各党は何をしたかったのかと。今更の混乱を見ていて本気で国防を考えているのか単なる政治パフォーマンスな
  • 不動産ファンド担当者との会話

    2014-12-04 14:07  
    先週、筆者のところに某上場不動産ファンド(REIT)の担当者がいらっしゃいました。  最近、弊社にも投資用不動産の相談が増えていますので、ちょうどプロの不動産市場がどのような状態なのか確認したところをQ&A方式でご紹介します。Q.本日いらっしゃったのは、やはり現在の不動産市場ではなかなか不動産が買えないということですよね?A.そうです。不動産は今高いので、REITとはいえ普通には買えない状況が続いています。   小屋さんのように、個人の投資家とつながりがある方で、何か不動産の良い情報をお持ちではないかと思って来ました。Q.現在のREIT市場は、配当利回りも3%台に突入して、過熱気味かなと感じていますが、2007年~2008年当時の過熱感と比較してどうですか? A.2007年当時よりは、まだ大人しいと思います。   2007年時は、テナントの賃料もまだまだ大幅に上昇する前提で、組み立てていま
  • 納得のいく投資を

    2014-07-18 19:39  
    7月3日のコラムでは「上がるかどう分からない」との前提で割安銘柄の発掘を試みてみましたが、本日はソディックが金属3Dプリンターの記事で買い気配 のままストップ高になっています。こんなニュースが出るなら、そしてこんなに買われるなら買っておけば良かった(苦笑)と思いました・・・毎度のことです が(笑)。  確かに計画通りになれば売上げを10%近く押し上げるほどの材料ですが、まあ、こんなニュースが出てきて、そして良く見たら割安だった、しかも動きも軽そうだと言う事で買われているのでしょうか?相場は難しい(当たり前?)です。  分からないからこそ、1)割安に放置されている、そしていつかは、2)投資家から評価されるはず・・・等々の判断で買うしかないのでしょうね。小職の場 合には「上がりそうか否か」ばかりを基準にして儲かった記憶がありませんから、今後もこの手法でカメのように地道に行こうと思っています。
  • 市場潮流

    2014-06-02 12:58  
    今週(5月26~30日)の東京株式市場は、日経平均株価で170円(率にして1.2%)上昇しました。引き続き堅調な米国株に加え、為替が円安・ドル 高基調で推移したことなどから、日経平均は29日まで今年初となる6日続伸となり、1カ月半ぶりに1万4600円台を回復しました。  昨13年末にかけて株式相場が上昇した局面で増加した信用買い残の整理もほぼ一巡したとみられるなど、需給関係も改善しつつあり、久方ぶりに相場の地合いは好転しています。  株式相場の上昇は歓迎すべきですが、筆者は欧米の長期金利が低下傾向であることが気にかかっています。日本株の上昇を予想する根拠として米国の景気改善 が続くことをこれまでも何回か述べてきました。実際、米国の経済指標は記録的な寒波の影響が薄れるともに好転しており、FRBが量的緩和の縮小を継続して いることと合わせ、米国の長期金利は上昇傾向を辿ってもおかしくはないと考え
  • 金融市場の行方 その2

    2013-04-19 12:13  
    毎週続けて金融当局のマヌケ仕事を書いていましたが(笑)、先日はAIJの浅川社長や最近問題となった金融関係者を良く知る方達とお話しする機会がありました。  この浅川社長をはじめとした50代後半~60代前半の大手証券出身者は、2000年のITバブル前後に独立したり転職したりでアチコチの業界に移って 様々なビジネスをしているそうですが、そんな方達は皆腕に自信がある方達ばかりで、中でも浅川氏は野村証券時代の伝説の証券マンと言われたほど仕事が出 来、部下の面倒見も良く、そして営業に於いてはとても説得力がある方だったそうです。  営業は得意だったけど、運用は苦手だったのでしょうか(苦笑)。やはりそんな方にとっては、世間の厳しさを知らないままに、美味しい余生を送ろうなどと 腑抜けた考えで天下りしてきたマヌケな年金担当者をその気にさせることなど、それこそ他愛ない事であったろうと想像できます。これら年金担当