• 韓国社会の「ウリとナム」の概念から発生する問題

    2017-03-25 22:21109

    さて、本日は以前から何度か記事にしている、韓国社会独特の概念である「ウリとナム」に関連した問題についてとなります。


    韓国では「常に自分は絶対的に正しい」といった考え方が一般的であるため、他者に対しても「自分と同じ正しさを共有している」と考える傾向にあり、そのため韓国人はその前提で内輪のトラブルを外国に持ち出す傾向にある。


    これには韓国独特の「ウリとナム」の概念が関係しており、ウリとは日本人の使う「私達」とか「我々」といった単語よりも自他の境界が曖昧になった概念であるため、「自分が正しいと思っている事は相手も正しいと思っているはずだ」といった前提からこのような現象が発生し、正しさを共有できない相手は劣等な考えの「ナム(ウリ以外の存在)」と定義される。


    このため彼らは常に他者に対して「自分と同じ正しさを持つべき」と考えているが、韓国内でも正しさが完全に共通化することは珍しく、これがあるために韓国と深く関わろうとすると必ず韓国内の派閥対立に巻き込まれトラブルを引き込む事になる傾向があり、そうならないためにも韓国との関わりは常に「ナム」でいることが理想となる。



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:韓国の「正しさ原理主義」


    まず事前情報として、彼らにとっての「正しい」とはどのような概念なのかについて、去年記事にしていますので読んでいない方はそちらを参照してください。


    参考記事
    韓国社会の「主観的・絶対的正しさ」に対する考察
    韓国社会の「主観的・絶対的正しさ」に対する考察2


    大雑把に書くと、彼らにとって正しさとは「自分達が望む”かくあるべき姿”」の事であり、同時に「優劣」の事でもあり、私達が想定する「客観的事実」とは全く異なる概念です。


    ※ここで書く原理主義とは、彼ら独特の主観的な正しさを絶対視し、いかなる異論も認めず否定する態度のこととします。


    上記を踏まえてまずこちらの記事から

    【記者手帳】来韓したスカーレット・ヨハンソンに「韓国大統領の弾劾どう思う?」
    朝鮮日報 2017/03/20
    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/20/2017032000456.html
    https://web.archive.org/web/20170320224732/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/20/2017032000456.html (インターネットアーカイブ)

    「米国でも大統領弾劾の声が後を絶たないと聞いています。韓国大統領が弾劾されたことをご存じですか? これについてどう思うか気になるのですが」

     17日午後、ソウル市内のCOEXインターコンチネンタル・ホテルにあるグランド・ボールルーム。新聞社・テレビ局からインターネットの芸能メディアまで記者だけで300人以上が集まっていた。ステージ上のハリウッド女優スカーレット・ヨハンソン(32)=写真=は表情を少しこわばらせた。ヨハンソンは、SF映画『ゴースト・イン・ザシェル』の公開(29日)をPRするため日本から飛行機に乗って来た。韓国に来たのも初めてだ。ある記者が韓国大統領弾劾について質問したのは、「画面を圧倒する演技の目力の秘訣(ひけつ)」や「原作(1995年公開の日本のアニメ映画)がある映画のキャラクターを演じる難しさ」など新作映画についていくつかやり取りがあった後だった。

     ヨハンソンは少し戸惑った様子で「私を韓国の政治に巻き込むのですか? 準備ができていないんですが」と冗談でかわそうとしたが、こわばった表情までは隠し切れなかった。そして、「私もニュースでは読みました。非常に複雑な状況のようですね。面目をつぶしたくないなら、この問題には巻き込まれない方がよさそうですね。もちろん、トランプについては言いたいことが山ほどありますが」と答えた。

     ヨハンソンは韓国人にとってスーパーヒーロー映画『アベンジャーズ』シリーズの魅力的なスパイ「ブラック・ウィドウ」でおなじみだ。ハリウッドを代表する若きフェミニストであり、反トランプの立場を表明している。テレビのバラエティー番組に出演してトランプ大統領の娘イバンカさんのパロディーをしたこともある。

     次は「映画のように透明人間になったら、まず何がしたいですか」という質問が出た。ヨハンソンは凍り付いた雰囲気を何とか和らげようと笑顔で「青瓦台(韓国大統領府)に入り、弾劾の質問に対してもう少しうまく答えなさいと言いたいですね」と言ったが、ぎこちない冗談に誰も笑わなかった。すると、今度はヨハンソンが「あまり面白くなかったですか? 反応があまり良くないですね?」と言ってぎこちなく笑った。

     この日の会見が行われた40分間で、ヨハンソンが受けた質問はたった7つだった。彼女はトランプ大統領と米国の政治に対する見解を問われた最後の質問にはまったく答えなかった。翌日の一部新聞やインターネット・メディアには「スカーレット・ヨハンソン、透明人間になったら青瓦台で弾劾調査」という見出しが出ていた。


    上記記事では、映画の宣伝で来韓したハリウッド女優に対し、記者がいわゆる朴大統領弾劾問題について質問をし困らせたといった内容です。


    そもそも彼女は新作映画の宣伝のために韓国へやってきたのであって、政治的な主張のために来たわけでも、ましてや朴元大統領を批判しに来たわけでもないのですから、私達の常識からするとなぜこんな質問をしたのかがまるで意味不明です。


    ではなぜこんな質問の発想が出てきたかといえば、韓国では「自分が正しいと感じている事は相手も正しいと感じているはず」と考える傾向にあり、韓国では朴大統領の弾劾を韓国民主主義の優越性の証拠と考えてい人々がいるため、スカーレット・ヨハンソンさんも同じように考えていると思い込んでいたからです。


    そしてなぜ朝鮮日報はこの件で質問した記者を否定的に書いているかといえば、それは客観的視点から批判しているのではなく、朝鮮日報などの保守系メディアは朴大統領弾劾を主導した親北左派系と対立しており、「正しさ」が異なっているからです。


    つまり質問をした記者達にとっては、自分達は正しい事をしているのだから彼女もそれに同意する「ウリのはずだ」と想定の下で質問をし、朝鮮日報などは「彼女は(この件で)ナムなのに何を見当違いの質問をしているのか」と批判を行ったわけです。


    これと似たような事例として、韓国の記者が外国の有名人や政治家などに対して頻繁に「キムチは好きですか?」と聞く事例があります。
    「どちらでもない」とか「興味が無い」という発想が無いのです。


    こうした客観的視点の存在しない考え方が一般的であるため、韓国人は頻繁に自分達の「正しさ」を相手に認めさせようとします。
    例えば以下の事例が典型的です。


    (※1)
    韓高校生説得に英ウェブサイト動いた…「日本海」→「東海」変更 聯合ニュース(韓国語)  2017/03/23


    以前から書いているように、日本海呼称問題とは「日本海呼称が気に入らない韓国人の心象の問題」であって、客観的に見た場合彼らの主張は時系列が根本的におかしいうえに、何度間違いを指摘しても同じ主張をし続ける状態がもう20年近く続いています。


    この状態ですから、百歩譲って彼らがこの問題を解決したいのならば、本来は日本とこの問題を話し合い、結論が出てから他国に訴えるのが筋なのですが、彼らは「自分達は正しい事をしているのだから、相手もこちらの正しさを理解するはず」と考え、頻繁に上記のようなことを行うわけです。


    つまり、韓国人にとっては「常に自分は正しい事をしているのだから、普通は誰もがその正しさを理解する『ウリ』のはずであり、正しさが理解できないのは劣等なナムだけであるはず」この原理主義的な前提が存在しているためこのような現象が発生するわけです。


    2:対立を外へ持ち出す


    このように、韓国社会では「正しい」という概念に原理主義的な面が存在しており、正しさの概念そのものが私達とは根本から異なる事や、独特の「ウリとナム」の概念の事もあり私達にとっては想定外となるようなトラブルが発生します。


    更にこの件には別の問題も存在しており、当たり前のことではありますが韓国においても常に「正しさ」が1つにまとまるわけではなく、韓国人同士でもウリとナムに分かれる対立は頻繁に発生しています。


    一連の朴元大統領を巡る問題でも親朴派と反朴派の対立が騒動になったわけですが、双方が「自分達こそが正しい」と主観的に考え、また「劣等なナム以外は自分達の正しさに同意するはず」と考えているため、度々この対立を韓国の外へと持ち出します。


    例えば以下の事例では


    【社説】海外サイトで書き込み合戦、韓国人の恥さらし 朝鮮日報 2017/03/21


    CNNの公式フェイスブックページやBBCニュースのコメント欄で、韓国の親朴派と反朴派が罵り合いをしたり、さらにはアメリカのホワイトハウスの公式ページにある「市民の声受付」で朴大統領弾劾関連やTHAAD反対関連の署名運動を始めたのだそうです。


    傍から見たら「自分のところでやれ」という感想しか出てきませんし、実際そういったクレームが出てきているわけですが、要するにこれは双方が「自分達は正しい事をしている」との大前提が最初に存在しており、「正しさを主張すれば誰もがウリになるはず」と考えこのようなことをしているわけです。


    またこれは4年前のことになるのですが


    慰安婦の碑建立めぐり仲間割れ、米自治体と住民は憤慨=韓国 searchina/livedoor news 2013年4月8日
    (※2)
    「韓国人を追い出せ"米慰安婦碑葛藤、地域住民反感 newsis/NAVER(韓国語) 2013-04-06


    当時アメリカのニュージャージー州フォートリーという都市に慰安婦像を設置した韓国人達が、像のデザインや表現などを巡って対立、他の住民までも巻き込む大騒動になった結果、地域全体から大顰蹙を買った事例です。


    これも同じで、韓国人同士でも「正しさ」に違いがあるが、双方とも特殊な「正しさの概念」を前提に「自分達は正しい事をしているのだから、劣等なナム以外は理解するはず」との前提の下、対立を外にまで広げた結果なのです。


    彼らにとっては、常にどんな事でも「ウリ(味方=正しい)」か「ナム(敵=間違い)」かしかないので、中立とか無関係といった発想は存在しないわけです。


    ちなみに余談になりますが、では逆に韓国にとって無関係な対立を韓国に持ち込んだらどうなるかといえば、多くの場合で「迷惑行為」と認識されます。
    なぜなら彼らの主観では「どうでも良いこと」だからです。


    また今回引用した件では、朝鮮日報がこの行為を批判的に扱ってはいますが、では朝鮮日報の記者達は比較的客観的視点がもてるのかといえばそうでもなく、日本海呼称問題や竹島問題、或いは慰安婦問題や旭日旗問題などでは、ここで問題とした人達と多くの場合で同じ言動を行っています。


    批判的でいられるのは、あくまで「ウリの利害に関わらない」場合のみなのです。


    3:常に無関係なナムと認識させる


    今回書いたように、韓国社会は「正しさ」の概念そのものが特殊である事、またウリとナムという独特の概念が存在している事から、私達の常識とは全く異なるトラブルが発生する場合があります。


    そしてここで重要なのが、今現在日本と韓国の間でもこの問題が発生していることです。


    それは慰安婦問題です。


    多くの人がご存知でしょうが、現在日本と韓国は慰安婦像や一昨年の慰安婦合意などに関連し実質的な対立状態にあり、また韓国内でも合意を継続し像を移転すべきとする側と、合意を破棄し像は現状維持するべきとする側で対立しています。


    そして日本国内においても、大韓民国民団が公式に像の移転と合意継続を訴えました。


    韓国民団団長「釜山少女像、最大の被害者は在日同胞…撤去すべき」 中央日報 2017年01月13日


    ではこれで在日韓国人が一枚岩であるかといえばそうでもなく、実際にはこの見解に反対している人々も存在しています。


    [インタビュー]「韓国語ができず恥ずかしかったが、今や水曜集会率いる司会者」 ハンギョレ新聞  2017.03.23
    韓国の挺対協 事務方トップに在日3世の梁路子氏 聨合ニュース 2017/02/15
    [インタビュー]「慰安婦被害者の心踏みにじる韓日友好は望まない」 ハンギョレ新聞 2017.02.20


    上記の記事で取材を受けている金富子氏や梁路子氏などがその典型例なのですが、彼女らの背景などを調べる限り、恐らく本人や親などが元々朝鮮総連(北朝鮮系)の所属から民団(韓国系)に籍を移した人物です。
    (※梁路子氏に関しては、その後日本に帰化しているようです)


    現在の民団には2000年代初頭に北朝鮮が拉致を認めて以来、こうした背景の人々が多数存在しており、結果民団と総連に事実上の垣根が無くなくなり、民団の組織内で別々の言動を行い対立する状態が続いています。


    つまり、民団が組織として像の移転や合意継続を主張しても、組織内の別派閥が反対している状態であり、実際には民団の総意でもなんでもない状態なのです。


    更に問題なのが、梁路子氏の場合は韓国の慰安婦問題で中心的役割をしている政治団体「挺対協」の事務方トップに就任した人物であり、この組織は韓国内の典型的な親北系団体である事です。


    しかも、以前から書いていることですが韓国では慰安婦の定義を「軍や国の命令で軍人や官憲が組織的・直接的に行った女性の拉致」としている事で、この組織の事務方トップとなったという事は、この人物も慰安婦の定義がこの認識に準じている事です。


    そして更にこの人物、日本共産党との繋がりが深いようなのです。


    広がる草の根の連帯と問われる日本政府の責任 「慰安婦」問題考える旅に参加して 日本共産党 2013年08月25日


    しかも上記記事では、「日本政府は範囲を狭めて強制はなかったと言うが、工場で働くと言ってだまして連れて行くこと自体が詐欺で犯罪。証拠をと言うなら日本政府が持っている資料を見せてほしい」と発言しており、明らかに慰安婦の定義を使い分けています。


    そして問題なのが、慰安婦像や慰安婦合意を巡る問題は明らかに韓国内の派閥対立であるのですが、これが民団を通じて日本国内に持ち込まれており、日本のいわゆる便宜上の保守系などが民団の意向を支持するような態度を取り、共産党などが実質的にその対立軸と積極的に関係を持つようなことをしているのです。


    つまり、双方が双方の「ウリ」になるような態度を取ってしまっているわけです。


    これは大問題で、本来この問題は韓国内の問題なのですから、日本は「韓国で問題を解決してください」とする、韓国人視点から見た「無関係なナム」と認識させ、韓国人同士の問題を持ち込ませないことが重要であるにも関わらず、それができていないのです。


    結局、こういったことをしているから彼らは問題を日本に丸投げするような態度を取り、慰安婦像の問題でも「日本が折れるべき」という論調に繋がっているわけですから、わざわざ日本人が問題を引き込んでいるようなものです。


    結局のところ、こうした人々がいるから問題が継続され続け解決へ向かわないという側面もあるわけです。
    本来日本は韓国に対して常に「無関係なナム」でいるべきであり、韓国の問題を日本国内の対立軸に持ち込ませるべきではないのです。


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    (※1)
    韓高校生説得に英ウェブサイト動いた…「日本海」→「東海」変更
    聯合ニュース(韓国語)  2017/03/23
    http://www.yonhapnews.co.kr/society/2017/03/23/0706000000AKR20170323094400371.HTML

    (ソウル=聯合ニュース)ワン・キロァン記者=釜山(プサン)のある女子高生が英国のウェブサイトに掲示されている「日本海(Sea of Japan)」単独表記を「東海(East Sea)」単独表記に正した。

    主人公は釜山国際高校のチェ・ヒョンジョン(17)さんで、彼女は英国のメディアサイト「ザ・スタック・ドットコム(Thestack.com)」が韓国と日本の間の海を「日本海」単独表記している地図を発見して数回のEメールで是正を要請し「東海」に変える成果を上げた。

    2014年、英国ロンドンで設立されたザ・スタック・ドットコムは全世界の各種問題とニュースなどを紹介するサイトだ。

    チェさんは先月21日「奪われた東海の名前を私たちが取り戻そう」という趣旨でサイバー外交使節団バンクと国家基幹ニュース通信社聯合ニュースが選抜する「第4期青年公共外交大使」に応募し、他の中・高校学生と大学生130人余りと共に教育を受けた後、是正活動に乗り出した。

    彼女はザ・スタック・ドットコムが韓国関連記事を作成しながら「日本海」を単独表記した地図を使っているのを発見し、同社のマーティン・アンダーソン編集長にEメールを送って東海表記の正当性と日本海表記の不当性を知らせた。

    まず日本海は日本帝国主義の残滓で、東海表記は韓国人の人生の一部分であることを強調した。また、国際水路機構(IHO)、国連地名標準化会議など海の名前を定める国際機構で分割されている地形物の名前については互いに合意し、新しい名前を作ったり互いに違う地名を全部受け入れることを一般原則とする勧告内容も紹介した。

    ナショナルジオグラフィック、ワールドアトラス、ロンリープラネット、世界最大多国籍教科書出版社などが東海/日本海併記を支持している事実に言及して、すでに世界的な地図製作出版社、教科書発行機関、観光出版社などが日本海単独表記を東海併記に変えた具体的な事例も提示した。

    これに対し同社はチェさんに「私たちの記事で混乱を与えた点について謝罪申し上げます。あなたが指摘した通り、日本海表記写真を下記のように東海に修正しました」と返事を送ってきた。

    チェさんは活動後、ブログを通じて「東海を日本海表記した数多くのサイトに是正要請をしたが全部拒否された。それでもあきらめなかったことで、ザ・スタック・ドットコムの東海単独表記書簡を受けることができた」として「努力すればやり遂げることができ、東海も取り戻すことができることを知った」と感想を明らかにした。

    彼女は「今後も全世界すべての世界地図の誤った日本海表記を東海に正せるよう熱心に活動する」と話した。

    バンクは22日、チェさんと共に1カ月間多くの活動をした38人の青少年に「公共外交大使」任命状を授けた。


    (※2)
    「韓国人を追い出せ"米慰安婦碑葛藤、地域住民反感
    newsis/NAVER(韓国語) 2013-04-06
    http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=104&oid=003&aid=0005072687

    ニュージャージー フォートリー キリム碑 韓人団体不協和音 米マスコミ報道
    【ニューヨーク=ニューシス】ノ・チャンヒョン特派員= 「なぜそのような石碑を私たちのタウンにたてるのか?」
    「フォートリーを侵攻した韓国人たちを追い出して捨てよう。」

    米国ニュージャージー・フォートリー(Fort Lee)の慰安婦キリム碑をめぐる韓人団体間の葛藤により韓人社会に対する反感が広がるなど‘慰安婦イシュー’がとんでもなく変質している。

    ニュージャージーのザ・レコード(The Record)とフォートリー・パッチ(Fort Lee Patch)など地域新聞が4日と5日に相次いで関連報道をして、他民族の住民たちが韓人社会と慰安婦キリム碑に対する強い反感を表わしているためだ。

    その間フォートリーの慰安婦キリム碑は韓人団体が二つのグループに分かれて造形物のイメージと文言などをめぐって不協和音を示してきた。この問題がより一層広がったのは、去る3日に市民参加センターが主軸を成す日本軍強制慰安婦追慕委員会が‘正しいキリム碑のための請願運動’を宣言してからだ。 <ニューシス2013年4月3日送稿記事参照>

    ペリセイズパークの第1号慰安婦キリム碑などの建立のノウハウを持っている追慕委員会は記者会見を行い、先月フォートリー議会が承認した建立案の6種類の問題点を提起した。慰安婦が‘性接待(Sexual Service)を強要された’という文言が誤解をもたらす可能性があり、日本戦犯旗を背景に韓服を着た少女のイメージが望ましくない、などの内容だった。

    追慕委の指摘は内容的に正しかったが、提起方式が洗練されていなかったという指摘を受けている。とにかく推進主体は韓人団体なのに、これを審議承認した市議会を公開的に圧迫する戦略が韓人社会のもう一つの分裂に写りうるためだ。





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  • 今年のソメイヨシノの韓国起源説

    2017-03-22 22:38192

    さて、本日は毎年繰り返されている韓国によるソメイヨシノの起源主張についてとなります。


    今年の韓国によるソメイヨシノの起源主張は、例年に比べるとトーンが明らかに低くなっているが、そこには現在の韓国の政治・経済の混乱や、今年1月に行われた日本の森林総合研究所による公式の「ソメイヨシノ=王桜説の否定」など、複数の要素が関係している。


    特に森林総合研究所の公式発表は非常に効果が大きかったが、これで問題が解決したかといえばそんな事は全く無く、韓国内では現在でもソメイヨシノの韓国起源説が広く信じられており、将来的に状況が悪化する可能性はまだ充分存在している。


    これと似たようなケースとして、韓国による侍や剣術、日本刀、剣道などに対する起源主張があるが、この事例の場合には問題発覚後に日本の全剣連などが中途半端な対応をし、「トラブルを避ける」ような言動を続けた結果、2000年代後半頃からまた状況が悪化し始めた背景があり、ソメイヨシノの事例では轍を踏まないようにしないといけない。


    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



    1:日本による効果的な対応


    まずは以下の森林総合研究所によるプレスリリースと、この内容を報じる読売新聞の記事から

    ‘染井吉野’など、サクラ種間雑種の親種の組み合わせによる正しい学名を確立
    森林総合研究所 
    http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2017/20170118/index.html

    ポイント

    4つの種間雑種の学名を、エドヒガン等の親種の組み合わせで整理しました。
    Cerasus × yedoensis という学名は、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種名として用いるべきことを示しました。
    韓国済州島のエイシュウザクラは、‘染井吉野’と異なり、エドヒガンとオオヤマザクラの種間雑種(C. × nudiflora)であることを明らかにしました。

    概要

    国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、岡山理科大学と共同で、サクラの種間雑種について、形態や遺伝情報に基づく最新の知見を踏まえて分類体系を再検討し、正しい学名を整理しました。

    栽培品種の‘染井吉野’は、エドヒガンとオオシマザクラの雑種に由来するひとつのクローンであることが明らかにされています。その学名は、エドヒガンとオオシマザクラの雑種であることを示すCerasus × yedoensisと栽培品種名の‘Somei-yoshino’とで、Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’と表記されます(以下では、CerasusをC. と略記します)。しかし、親種の組み合わせが異なるサクラに対しても、形態が似ていることからC. yedoensisの学名が用いられることがあり、サクラの分類に誤解や混乱が見られました。

    形態や分子遺伝情報に基づいた最新の成果を踏まえて分類学上有効な学名を検討した結果、C. × yedoensisの学名はエドヒガンとオオシマザクラの種間雑種に限って適用すべきことを明らかにしました。一方、エドヒガンとヤマザクラの種間雑種にはC. × sacra(モチヅキザクラ)、エドヒガンとカスミザクラの種間雑種にはC. × kashioensis(カシオザクラ)の学名が適用されることを明らかにしました。済州島産のエイシュウザクラは、C.yedoensisの変種として扱われることがあり、‘染井吉野’の起源説も唱えられていますが、C. × yedoensisとは親種の組み合わせが異なるエドヒガンとオオヤマザクラの種間雑種C. × nudifloraとして区別され、‘染井吉野’とは系統が異なることがわかりました。

    本研究成果は、2016年12月22日にTaxon誌でオンライン公開されました。
    (中略)
    韓国済州島のエイシュウザクラは、これまでC. yedoensis の変種として扱われ、‘染井吉野’の起源とする説が唱えられてきました。しかしエイシュウザクラは、エドヒガンとオオヤマザクラの種間雑種のC. × nudiflora であり、‘染井吉野’が含まれるエドヒガンとオオシマザクラの種間雑種とは親種の組み合わせが異なることを明らかにしました。
    (後略)


    関連記事
    「ソメイヨシノ」はどこからやって来たのか 
    読売新聞 2017年03月19日 
    1/4ページ) (2/4ページ) (3/4ページ) (4/4ページ


    かつて韓国の公共放送(日本のNHKに相当)であるKBSの取材を安易に受けたばかりに、発言内容を捏造されソメイヨシノ韓国起源説の国際的なプロパガンダに利用され続けた森林総合研究所が、公式にソメイヨシノと王桜(エイシュウザクラ)が別物であると発表しました。


    これなのですが、日本による韓国起源説への対応としてはこれまでに殆ど例が無いほど真っ当なもので、贅沢を言えば「2年遅い」と言いたくなりますが、韓国起源説の問題に触れただけで「差別主義者」扱いする人々がいる現状を考えれば、この対応で充分です。


    この対応が「真っ当」な理由は、韓国と「対等の論争」をせず、明確に学術的な観点に絞ってソメイヨシノと王桜(エイシュウザクラ)が別物である点を証明し、更にそれを国際社会に発表している事です。


    下手に「韓国が起源の捏造を~」等をメインテーマとしてやってしまうと、韓国との泥仕合になり第三者からは「どっちもどっち」と見られる可能性が高く、それはまさに韓国側の思う壺となってしまう事から、対立点を主題とせずかつ起源主張も否定できるこのやり方は韓国起源説に対する非常に効果的な対応と呼べるのです。


    また、このプレスリリースを読売新聞がこの時期に記事にしたのもポイントが高く、記事内容も韓国との問題を主題とせず、あくまで「ソメイヨシノはどこから来たのか」という知的好奇心を題材としている事で、「第三者に理解され易い」内容となっています。


    一見すると「当たり前のことをしているだけ」に見えますが、長年韓国起源説の問題に触れてきた身からするとほんとうに画期的なのです。


    また以前から書いていることとして、韓国起源説関連において韓国人が最も恐れているのが「日本人に問題を知られる事」なのですが、それはまさに今回のような対応をされることを恐れているからです。


    これには韓国が行う国際社会へ向けての起源主張の手法に関係があるのですが、韓国はまず「日本は朝鮮人が移民して作り上げた国である、だから日本の文化は大半が朝鮮文化のコピーである」というところからはじめます。


    そのうえで、「元々朝鮮文化であったにも関わらず、日本による植民地支配で全て日本に奪われ日本起源とされてしまった」「日本は朝鮮(韓国)に多大な文化的コンプレックスを持っており、朝鮮文化の起源を奪う事でコンプレックスの解消をしようとしたのだ」と宣伝をします。


    これは私が知る限り多かれ少なかれ大半の韓国起源説で行われているロジックです。


    そしてこれを様々な国で宣伝する事で、日本は加害者であるというイメージを作り上げ「外国人の味方」を増やし「外国人に日本批判をしてもらう」これが彼らが行う手法で、たとえば以下のアメリカン大学の事例などが典型的でしょう。


    (※1)
    [自由度]ソメイヨシノの兄弟たち 嶺南日報(韓国語) 2016-09-07


    記事では米国アメリカン大学の学長ルイス・グッドマン氏が、「済州島王桜が日本に渡って日本の園芸師達によって増殖されて、今から100年前に更に米国に渡って米国首都ワシントンD.C.のタイダルベイスンの湖畔に王桜通りが造成された」と言及したとされています。


    そしてこの手法では大前提として、「日本が何か言ってくる前に既成事実による地盤を作っておかなければ成り立たない」のです。
    しかしこの地盤が出来る前に「何をしているか」を日本人に知られ、最初に紹介したプレスリリースのようなことをされると、彼らの思惑の大前提そのものが崩壊してしまうわけです。


    また、この事実を知られると嫌韓が増えてしまい、「日本は加害者である」という韓国人が日本人に対して行っている態度の大前提も崩壊するため、そうした面からも韓国人や韓国人達から「良心的日本人(例1 例2)」と呼ばれている、私が便宜上「日韓友好論者」と呼ぶ人達にとって非常に都合が悪いわけです。


    日韓友好論者がソメイヨシノの韓国起源説のように明らかに官民挙げて、また右派左派関係なく行われている韓国起源説に対し、「一部の例を全体に当てはめて韓国人を差別している」等とレッテル貼りをし、問題を矮小化しようとするのもこれが原因です。
    「韓国が官民挙げて何をしているか」を知られたくないのです。


    だからこそ、最初に引用した森林総合研究所のプレスリリースや、それを受けての読売の記事は非常に価値があるのです。


    そして何より、韓国では日本のメディアが韓国人の意に反する報道をすると即座に抗議してくる傾向にあり、最近も以下のような事例があります。


    日本の産経新聞、WBC開催された高尺ドーム球場を「ごみの山」と非難 中央日報 2017年03月21日
    読売新聞、憲法裁判所判決に「国民の声におもねったとすれば行き過ぎだろう」 ハンギョレ新聞 2017.03.12


    また、以前も紹介した私が「韓国の知日派の指標」としている朝鮮日報の鮮于鉦論説委員の記事のように、朴大統領が韓国で罷免された後でも産経の加藤氏を非常識な相手として非難している記事などもあります。


    【萬物相】だれも責任も取らない「空白の7時間」 朝鮮日報 2017/03/12 (1/2ページ) (2/2ページ


    このように、韓国では日本のメディアが自分達の意に沿わない記事を書けば即座に反応し(国内向けのポーズとして)批判記事を書くのが通常なのですが、今回の読売のソメイヨシノの事例では現時点で批判記事がどこからも出てきていません。


    理由は先ほども書いたように、「地盤作りがされる前に意思表示をされてしまった」からです。
    韓国起源説のような事例の場合、韓国人は外国人を矢面に立たせて日本を批判させるのが常ですが、それが出来ないので「黙るしかない」わけです。


    特に現状の場合、韓国は日本だけではなく中国やアメリカからも「冷たい態度」をされている事、経済的にもかなり苦しい状況にあり尚更「自分達が韓国起源説で矢面に立ちたくない」背景もあります。


    2:起源主張そのものはなくならない


    上記のように、日本が効果的な対応をしたため一見すると問題が解決したように見えます。
    実際、「私達の常識」でならこれで問題は解決したといえるでしょう。
    学術的根拠を持たない韓国は「手詰まり」に見えますから。


    しかし実際には、単に韓国の政治的・経済的混乱や日本の森林総合研究所の対応などで小康状態になっているだけで、韓国内では今も「ソメイヨシノと王桜は同じもので元々は韓国のものである」といった考えは全くブレていません。


    実際、例えば以下の記事のように


    (※2)
    【取材後談話】ポトマック川沿いのソメイヨシノも済州島産  
    週刊朝鮮/NAVER(韓国語) 2017-02-05
    http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=103&oid=053&aid=0000022832

    (一部抜粋)
    韓国の学者の間でもその問題についての意見はそれぞれ違う。 チョン教授は、「ただでさえ日本側の攻撃に悩まさ死ぬほどである」と訴えをしました。 一言間違ったあとは膨大な抗議が殺到するということです。 それほど日本人にソメイヨシノの起源は、敏感な問題です。 国内も「ソメイヨシノグローバル化に乗り出した」という声が遅れて出てきています。 両国で発見されたソメイヨシノは遺伝的に同じです。 韓国にはソメイヨシノの自生地があり、日本はいまだに自生地を発見しませんでした。 それにもかかわらず、「さくら外交」に出てきた日本がソメイヨシノの起源が韓国だということを容​​易に認めていないようです。


    朝鮮日報系の雑誌である週刊朝鮮において、「日本からソメイヨシノの韓国起源説で不当な抗議を受けている」といった論調が出てきています。


    また、以下のように一昨年辺りから活動が活発になってきた韓国のカトリック系組織も、今年も相変わらず「済州島がソメイヨシノの自生地であることが明らかだ」「桜は韓国人より日本人がより愛する花という認識が桁取れているが、少なくとも桜が日本の花という誤った常識を正す必要がある。」といった主張がされています。


    (※3)
    春の香りを務める時間 カトリック官報(韓国語) 2017年03月15日


    他にも、地方紙大手のソウル新聞では「ソメイヨシノは韓国で自生する韓国固有種であることが確認され」という主張がされていますし、済州島では今年も「ソメイヨシノの自生地」と主張するイベントが行われています。


    (※4)
    「4月の雪」飛び散ってしまえば軍港高度濃く線」桜エンディング」 ソウル新聞(韓国語) 2017-03-21
    済州王桜祝祭 10日間開かれ  漢拏日報(韓国語) 2017. 03.14.


    韓国では今でも「1906年にフランス人Taquet神父によって済州漢拏山北面観音寺付近森の中で初めて採集され、ベルリン大学Koehne博士によってソメイヨシノの自生地が済州島漢拏山ということが分かった。」という主張が一般的なのです。


    (※5)
    花祭りの現場...済州王桜祭り 環境日報(韓国語)  2017.03.15


    個人的には、韓国内で韓国人同士がそう主張しているだけならば、それは「勝手にすれば良い」わけですが、明らかに韓国側は国際社会に向けて「日本のソメイヨシノは韓国起源である」といった主張を認めさせる事を諦めていない事がはっきりしています。


    今年そうした動きが少ないのは、先ほども書いたように日本との関係が悪化している状態である事、自分達が矢面に立ちたくないという思惑、アメリカや中国との関係も悪化し、経済の状態も悪いことなどからです。


    そしてもう一つの原因として、元々ソメイヨシノの韓国起源説は韓国の保守系による「李承晩の偶像化」と関係していた事も挙げられます。


    サクラがある日本大使館、ムクゲがない韓国大使館 朝鮮日報 2014/08/14


    李承晩は韓国の初代大統領であったのですが、同時に独裁者であり大量虐殺者でもあった事から、それが原因で国を追放された人物です。


    この事を韓国の親北左派系に利用され、韓国建国の正当性そのものを揺るがされてきた保守系は、李承晩の復権と偶像化をソメイヨシノの韓国起源説と融合する事でスムーズに行おうとしていました。


    韓国の親北左派系もソメイヨシノが韓国起源であるという主張そのものには同意していますし、起源主張は韓国の民族主義と密接な関係にあるので、この2つを融合されると李承晩の否定そのものが難しかったわけです。


    しかし、一連の朴大統領弾劾によって韓国内で保守系の地位が著しく低下した事で、李承晩の偶像化とセットで行われていたソメイヨシノの韓国起源説も「勢いを失った」のです。


    ただこれはあくまで一時的なものであり、保守系が支持を回復させれば同じことがまた起きますし、何より親北左派系も別方面から新たなロジックの起源主張をする可能性は充分にあるのです。
    韓国人の民族主義を煽るのに、ソメイヨシノの韓国起源説は非常に便利ですから。


    3:過去の事例から学ぶ


    今回書いたように、ソメイヨシノの韓国起源説は韓国の政治的・経済的状況、また森林総合研究所の行った実質的な対抗措置によって、一時的に「小康状態」にあり、今年はこれまでと比較するとかなり「静か」です。


    しかし、先ほども書いたようにこれはあくまで一時的なものであり、この問題が解決したわけではありません。


    なぜそう言い切れるのかといえば、侍や日本刀、剣道などに対する韓国起源説が今回の事例と「似た」経緯を辿っているからです。


    参考記事
    剣道に関連した韓国起源説の誤解とその真相


    詳しくは上記リンク先を読んでもらうとして、2000年代初頭に韓国最大の剣道団体である大韓剣道会が、剣道や侍、日本刀などの起源を主張し、剣道の韓国語読みである「コムド」を剣道のオリジナルとし、大韓剣道会主導でオリンピック種目化すると公式に宣言しました。


    そしてその後日本がこの件に対しこれといった対抗策を取らないと解ると、今度は2003年に日本の全剣連と繋がりの深い雑誌「剣道日本」の5月号において、以下のような主張をして既成事実化に動きます。


    雑誌「剣道日本2003年5月号」 韓国剣道便り(文 イ・キョンヨプ)

    (クリックで拡大します)


    こうした動きが続き、日本国内外から全剣連に苦情が相次いだ結果、2004年に全剣連は公式コメントとして「当たり障りの無い程度」の「韓国のコムドは剣道の起源ではない」という発表を行います。


    そこまではよかったのですが、その後大韓剣道会が言い訳を繰り返すとそれを鵜呑みにしてしまい、また韓国人や日韓友好論者たちが「大韓剣道会は起源主張をしていない、組織の一部のおかしな人達が言っているだけだ」と言い出すと、それも鵜呑みにしてしまいます。


    また更に、数年に一度行われる剣道の世界大会で、毎回のように韓国代表が「剣道の起源は自分達である」といったアピール活動をしても、たいした抗議をせずに事実上黙認するような態度を取ります。


    さらには、大韓剣道会と対立関係にある韓国の海東剣道が欧州などで組織的に起源主張をし始めても、それに対して全剣連も日本政府も何の対抗策もとらないといった事を続けた結果、以下の記事で書いたような状況にまで韓国側の態度は「政府主導で」エスカレートします。


    参考記事
    「Japan Expoに寄生しないで独自のコリアエキスポやればいいのに」→過去にやった事があります


    また大韓剣道会のほうも、一時期曖昧にしていた侍や日本刀、剣道の起源主張を公式ページで復活させ、「コムドのオリンピック種目化」もまた主張し始め現在に至ります。


    剣道の歴史(韓国語) 大韓剣道会


    この事からわかるのは、一度彼らに抗議すればそれで終わりではない事、日韓友好論者によるその場の思いつきの誤魔化しを真に受けてはいけない事、韓国側の起源主張に何の対抗策もとらないと、「行為が無制限にエスカレートし続ける」事です。


    特にソメイヨシノの起源主張の場合、盧武鉉政権(2003~2008年)の頃から続く国策事業としての要素が強く、政権が変わったからとそれで起源主張がなくなるようなものではありません。


    今回紹介したように、現在は韓国内の問題や日本側からの対抗措置が上手く機能したので「積極的な対外活動をしていない」だけであり、状況が変わればまた同じ事が繰り返されるのです。


    そして先ほど剣道の韓国起源説の問題で紹介したように、一度抗議や対抗措置を行ったあとの「その次の対応」を間違うと、状況が更に悪化し彼らの活動はエスカレートしていくのです。
    つまり、重要なのはむしろ「これからの対応」という事になります。




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    以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。









    (※1)
    [自由度]ソメイヨシノの兄弟たち
    嶺南日報(韓国語) 2016-09-07
    http://www.yeongnam.com/mnews/newsview.do?mode=newsView&newskey=20160907.010310820390001 (リンク切れ)
    https://web.archive.org/web/20160907214041/http://www.yeongnam.com/mnews/newsview.do?mode=newsView&newskey=20160907.010310820390001 (インターネットアーカイブ)

    2日、大邱(テグ)中区毎日ビル8階で社団法人青い平和が主催し、大邱カトリック大学社会的経済大学院が主管した「カトリック生態フォーラム」が注目を集めた。

    「エミール・タケ神父の王桜の兄弟たち」という主題で進められたこの日のフォーラムは、この1年間にエミール・タケ神父の功績を追ってきたチョン・ホンギュ神父が企画した席だ。

    この日、主題発表をしたチョン・ウンジュ博士(江原大学山林科学部教授)は、桜の専門家として王桜の世界化について話した。

    チョン博士は、植物を世界化して産業化するにはその木が由来した国と地域の人々の暮らしや文化を世界に知らせすることだとし、王桜の世界化のためには科学的技術とともに文化芸術的感覚、そして外交的な努力が必要だと強調した。

    さらに、米国のアメリカン大学(AU)社会学科のルイス・グッドマン学長は、済州島王桜が日本に渡って日本の園芸師達によって増殖されて、今から100年前に更に米国に渡って米国首都ワシントンD.C.のタイダルベイスンの湖畔に王桜通りが造成された事実を言及し、王桜が持っている韓国・米国・日本間の歴史、政治外交的・文化的価値について言及した。

    アメリカン大学は我が国の王桜と非常に縁の深いところだ。2011年4月、アメリカン大学の校庭には「韓国庭園」が造成されたが、王桜の自生地の済州市奉蓋洞にある天然記念物王桜から増殖した王桜などを植えた。

    太平洋戦争の真っ最中だった1943年4月8日、李承晩博士が、桜の原産地は韓国であることを主張してアメリカン大学に4本の桜の木を植えたが、その木こそが済州産王桜だ。

    また、パク・ソンジュ嶺南大学教授(生命科学科)は、これまでDNAフィンガープリンティング技法を活用してエミール・タケ神父がカトリック大邱大教区庁に植えた王桜をはじめ、羅州老安聖堂と馬山聖旨女子高の王桜が、王桜の自生地である済州奉蓋洞王桜と遺伝的に一致するということを突き止めた。チョン神父と済州島などを何度も行き来しながら現地を確認してサンプルを採取して得た結果だ。

    パク教授はまたタケ神父が済州島で植物標本を採取して欧州に送って登録した事実など、植物学者としてのタケ神父の活動状況を掘り出している。

    この日のフォーラムに出席した人士たちと王桜の権威者であるキム・チャンス博士など、いわゆる「王桜の兄弟たち」が作っていくストーリーへの期待は日増しに高まっている。


    (※2)
    【取材後談話】ポトマック川沿いのソメイヨシノも済州島産
    週刊朝鮮/NAVER(韓国語) 2017-02-05
    http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=103&oid=053&aid=0000022832

    日本の民間気象会社は、毎年1月末に桜開花時期を発表します。 今年は3月23日、福岡から始め北に上がりながら4月末までに桜の地図が完成されるとします。 日本の菊はありませんが、日本人の桜愛は変わってます。 気象庁は、数年前に桜の開花予想時期を誤って発表したため、対国民謝罪をする騒ぎまで起きました。 数百種の桜の中でも最高挙げられるのは、王桜です。 ソメイヨシノを置いて韓国と日本は100年以上の起源の戦争を繰り広げています。

    この戦争で非常に重要な人物がいます。 旧韓末フランス人宣教師エミールタケ神父です。 タケ神父は1908年済州島で初めてソメイヨシノ自生地を発見します。 原産地を決定するための鍵は、自生地です。 タケ神父は、ソメイヨシノの起源が韓国であることを明らかにしただけでなく、済州島に温州ミカンを伝播して蜜柑産業の種をまい主人公です。 1898年1月貧しい朝鮮に到着した竹の花嫁は、1952年大邱大教区の司祭墓地に埋葬されるまで一度もこの地を離れたことがありません。 週間朝鮮2442号にソメイヨシノと蜜柑の父であるエミール・タケ神父の話を紹介しました。

    記事が出た後、ソメイヨシノの専門家であるチョン・ウンジュ江原大教授からの「記事に問題がある」との連絡を受けました。 日本は桜を政治外交的に活用してきました。 1912年、米国の親善の意味で桜の何千本を送信します。 ワシントンポートマック川沿いに植えられたソメイヨシノです。 そのソメイヨシノの故郷を置いて韓日間済州島産という主張と日本で取り入れたという主張が結論のない戦いを繰り広げています。 記事でチョン教授の言葉を借りて、韓日桜の議論の顛末を説明しながら、「ポトマック川沿いのソメイヨシノも済州島産」と伝えた部分が問題でした。 「ソメイヨシノは正しいが、済州島産である」という言葉は、しなかったことでした。

    韓国の学者の間でもその問題についての意見はそれぞれ違う。 チョン教授は、「ただでさえ日本側の攻撃に悩まさ死ぬほどである」と訴えをしました。 一言間違ったあとは膨大な抗議が殺到するということです。 それほど日本人にソメイヨシノの起源は、敏感な問題です。 国内も「ソメイヨシノグローバル化に乗り出した」という声が遅れて出てきています。 両国で発見されたソメイヨシノは遺伝的に同じです。 韓国にはソメイヨシノの自生地があり、日本はいまだに自生地を発見しませんでした。 それにもかかわらず、「さくら外交」に出てきた日本がソメイヨシノの起源が韓国だということを容​​易に認めていないようです。


    (※3)
    春の香りを務める時間
    カトリック官報(韓国語) 2017年03月15日
    http://www.cukjournal.com/news/articleView.html?idxno=2146

    (一部抜粋)
    桜をすぐに知る
    春の始まりを知らせる3月の終わりごろ、道を歩いているとの距離は、風に合わせて桜の花が飛び散るたりもする。 駅谷駅で降り、学校まで歩いて帰りも桜ができブックである。 ボクサゴルの名前が無色ではない。

    ぴったりその頃に隣国日本では全国的に桜祭りが始まる。 人々は酒とおいしい食べ物をこしらえて花を鑑賞し宴会を持って本格的に花見を楽しむ。 昼夜を問わず、木の下でござを敷いて遊戯を楽しむ規模が大きいためか、人々は通常、桜を日本の国花と知っている。 しかし、日本は菊を決めていないことを知っているか

    日本の象徴とすることができる桜の原産地はまさに韓国済州島である。 済州島漢拏山で自生したもので発見されたソメイヨシノは起源について様々な説があったが、1933年4月、京都帝国大学日本の小泉健一博士が漢拏山の南樹林でソメイヨシノを見つけながら厳然とした自生地として認められた。 済州島がソメイヨシノの自生地であることが明らかだが、その自生地と起源について相反する意見が続い提起されてきたのは漢拏山に分布するソメイヨシノの調査が種ハプジョクからなるバーなし、主に外国人によって断片的に調査されているからである。 桜は韓国人より日本人がより愛する花という認識が桁取れているが、少なくとも桜が日本の花という誤った常識を正す必要がある。

    しかし、韓国も日本に劣らず桜の愛情を持つ民族であることがある時がある。 春の歌で有名なジャンボムジュンの「桜エンディング」が発売されてから5年が過ぎたのに桜が咲く頃にはまだ音楽チャートの順位圏に上がる姿を示すことを見れば分かるだろうと。 ソメイヨシノの開花時期は3月末から4月チョカ地である。 「あなたに笑顔を」花言葉のように、桜が満開の4月初め頃、これを見ていると自然に笑顔が帯びてジギルものだ。 その瞬間を楽しむことからだけでなく、桜のフレ花についてもう少し具体的な関心を持って楽しんで欲しいと願っている。


    (※4)
    (※4)
    「4月の雪」飛び散ってしまえば軍港高度濃く線」桜エンディング」
    ソウル新聞(韓国語) 2017-03-21
    http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20170321015001

    慶南昌原市鎮海区(旧鎮海市)は、軍港と桜の町である。 日帝が軍事的目的で1910年から軍港施設や道路などを建設するなど、軍港都市を計画して造成した。 解放された後、海軍士官学校をはじめ、海軍関連部隊と施設が相次いで入って大韓民国海軍基地になった。 都市のあちこちに日本植民地時代の時と1950〜60年代た古い建築物が保存されている。

    日帝が濃く軍港都市を造成し、都市美観を良くしようと桜を植えたのが鎮海桜の由来に伝えられている。 解放後、桜が日帝残滓という認識が広がってほとんど裸出した。 その後、ソメイヨシノは韓国で自生する韓国固有種であることが確認され、1960年代から鎮海地域に戻ってソメイヨシノを植え始め、36万本に及ぶ桜が都心と周辺の尾根まで豊かな今の鎮海の桜都市が造成されたある。 毎年3月末〜4月初め、白い桜に覆われ、都市と湖のように穏やかな海が調和した海岸での風景は有頂天である。
    (後略)

    済州王桜祝祭 10日間開かれ
    漢拏日報(韓国語) 2017. 03.14.
    http://www.ihalla.com/read.php3?aid=1489480071560542073

    第26回済州王桜祭りが、「王桜自生地、済州で繰り広げる春の饗宴」というテーマで来る31日から4月9日までの10日間、済州市涯月邑長田里と済州市典農路、済州大学の入口で開かれる。

    31日、済州王桜祭りの開幕行事が開かれる涯月邑長田里王桜の名所で、天才バイオリニストのユジン・パク公演、歌自慢、伝統遊び、地域特産品展示販売など、多様なプログラムが4月2日まで開催される。

    4月1~2日には済州市典農路で、「愛桜いっぱいの典農路の春」という副題で、王桜の花道全体を祭りに活用した済州ソサラ文化通り祭りが開かれる。

    4月8~9日、済州大学の入口では、「浪漫桜いっぱいの済州の春」という副題で、浪漫音楽鑑賞、愛のハート、トルハルバン、石膏マイムフォトゾーンを運営し、王桜の自生地の価値向上のために王桜の専門家らが参加する「王桜シンポジウム」が開かれる予定だ。

    特に、済州市は典農路と長田里の王桜通りに景観照明を設置し夜間にも王桜鑑賞ができるように決め、済州の桜の屋外展示場を設置して、今回の祭りには王桜をテーマにした学習場としての役割をさせる予定だ。

    済州市の関係者は、「今年は、済州王桜祭りは王桜の名所を活かし多様化できるよう開催する」とし、「今回の祭りは、地域経済活性化は勿論、使い捨て用品を使用しないなど、成熟した市民意識を向上させることができる環境祭りとして運営されるでしょう」と話した。


    (※5)
    花祭りの現場...済州王桜祭り
    環境日報(韓国語)  2017.03.15
    http://www.hkbs.co.kr/?m=bbs&bid=local6&uid=419528

    ギムドクボム課長、「観光資源化に観光客の誘致拡大一翼を期待」が明らかに

    来る3月31日〜4月9日までに涯月ジャンジョンリ、全農で、除隊入口メンバー

    (一部抜粋)
    ソメイヨシノは1906年4月15日、フランス人Taquet神父によって済州漢拏山北面観音寺付近森の中で初めて採集され、ベルリン大学Koehne博士によってソメイヨシノの自生地が済州島漢拏山ということが分かった。
    (中略)
    「済州王桜祭り」は、1992年から開催し始めて、今年26回目を迎える。
    「済州王桜祭り」は、済州島観光協会が初めて三道1洞全農での開催始め、1996年に開催さである1997年からは済州主催韓国芸総済州島支会主観的な場所を済州市総合競技場に移り、2000年までに開催した。

    続いて、2001年からは観光や文化芸術、旅行会社、観光の専門家などが参加する王桜祭り組織委員会を構成して開催してき、2008年からの王桜祭り組織委員会は、済州市観光祭り委員会で組織を整備して、済州王桜祭り」を主管するようになった。

    2009年第18回済州王桜祭りは、第27回菜の花祭りと一緒に連携して、政府総合庁舎市民福祉タウンに場所を移して開催した。 続いて、2012年からは場所を再済州総合競技場に移して開催している。
    続いて2016年から涯月ジョンジョンリ、済州市全農で、済州大学の入り口で分散開催されている。

    14日済州市によると、第26回済州王桜祭りが「王桜自生地、済州島で繰り広げる新春の饗宴」というテーマで、31日から4月9日までの10日間、王桜の名所で分散開催、ソメイヨシノと一緒に済州春の序幕を知らせる。

    イベント開幕の31日は涯月ジャンジョンリ王桜の名所で、春の序幕を知らせる開幕行事に加え、「幸せの桜いっぱいのエウォルの春の日」という副題で、地域住民と観光客が一点に調和した天才バイオリニストユジンバク公演、のど自慢、伝統遊び、地域特産品の展示販売など地域住民と一緒に幸せなお祭りで、4月2日までの3日間開かれる。


    済州市全農では、4月1日から2日まで「愛桜いっぱいの全農での春の日」という副題で、王桜並木全体を祭り場として活用した書消え文化の街祭りがワンボト花鑑賞に加え、楽しく、長い間記憶される記憶をプレゼントする愛のプログラムで構成されている。

    済州大学校の入り口では、4月8日から9日まで「ロマンチック桜いっぱいの済州の春の日」というサブタイトルで両側に並んで王桜鑑賞に加え、ロマンチックな音楽、愛のハート、トルハルバン、石膏パントマイムフォトゾーンを運営して、平日には、ソメイヨシノ自生地の価値向上のためにソメイヨシノの専門家が参加する「ソメイヨシノシンポジウム」を開催する。

    舞台行事のほか、祭り場には、観覧客に多様な見どころと楽しみを準備している。 全農にとジャンジョンリソメイヨシノの距離に景観照明を設置し、夜間でもソメイヨシノ鑑賞をすることができるように準備しており、済州の桜野外展示場などソメイヨシノをテーマにした学習の場の役割もすることになる。
    今回の祭りは、地域経済の活性化はもちろん、使い捨て用品なら送るなど成熟した市民意識を高めるせることができる環境フェスティバルで運営される。

    ギムドクボム済州市観光振興課長は「今年で26回目迎える済州王桜祭りは、済州市にある王桜の名所を活用する会場を多様化して開催される」とし、「ソメイヨシノ開花時期の違いなど、済州の地理的特殊性を最大限に活用して、開催時期に応じた王桜の名所を選定してイベントの期間を10日に開催する」と述べた。
    キム課長は「春の観光資源として積極的に活用、観光資源化に観光客の誘致拡大に一役を担うことになるだろう」と期待した。





  • 韓国と関係改善することの危険性

    2017-03-18 22:43157

    さて、本日は相変わらず日本の特定メディアで大流行中の「韓国との関係を改善すべき論」ですが、関係改善をすると発生する問題とその原因について書いていきます。


    現在韓国では朴大統領の罷免に関連し保守系与党の支持率が大幅に低下、逆に親北左派系の野党の支持率が高くなっているが、実際には朴大統領への劣等性の指摘で「正しさ」を証明しただけであるため、同じく親北系が「劣等性を指摘される」状態になれば簡単に勢力図が覆る程度の不安定なものでしかなく、どちらの側とパイプ作りをしても安定性はない。


    また、韓国ではどんな事でも他者と比較したがる傾向にあり、「自分の方が他より劣った扱いを受けている」等と感じると、彼ら独特の「恨(ハン)」という感情を溜め込み解消行動をしようとするが、現在韓国はアメリカや中国による日本と韓国への扱いの違いで恨を溜め込んでおり、日本に対する解消行動の機会をうかがっている。


    このように、韓国は現在分裂状態にありどこかと関係を良好にしたからと全体として関係が改善するわけではない事、また「恨(ハン)」の蓄積の機会が以前にも増して増えている事から、この状況で関係を改善すると一気に解消行動にでる可能性が高く、歩み寄りがむしろ問題の悪化に繋がる可能性が高い。



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:派閥による権力争いが続く韓国


    まずはこちらの記事から

    傾く国運、「旧韓末」の様相
    Viewpoint 2017/3/16
    http://vpoint.jp/world/korea/84005.html

    国家革新で競わず観念論が横行

     国運が傾いている。3カ月間、この国は朴槿恵(パククネ)大統領弾劾審判で南と北に、嶺南と湖南に、進歩と保守に分裂し、世代対決まで起こった。太極旗部隊とろうそくデモにそれぞれ参加する親と子は互いに言葉も交わさない。それで滅びないのは珍しい。多くの人々は「韓民族の格別な底力のおかげだ」と楽観するが、それは錯覚だ。

     韓国人には朝鮮王朝のDNAが綿々と流れている。朝鮮の指導層は尚武精神と技術立国で国を強化することより、観念論と名分論に陥って、内部争いに多くの時間を費やしてきた。『朝鮮はなぜ崩れたのか』の著者・鄭ビョンソクは「高麗末、度重なる外からの侵入の影響で朝鮮初期には富国強兵策議論が多かったが、中期になり朝廷の官吏らは責任回避の次元から名分と義理を重視する画一的性理学に陥った。包容と統合の精神が消え、丙子胡乱(清の侵攻)で国を奪われた頃には政争はもっと深刻だった」と書いた。

     1592年から1636年までの44年間は韓民族の歴史では酷寒期だ。壬辰倭乱(文禄の役)から始まり丙子胡乱まで外国の侵略が相次いだ。清の侵攻中にもかかわらず、仁祖と朝廷官吏はどうでもいい主題で争っていた。彼らは仁祖の生母死後、それを三回忌とするか、一回忌が正しいか、14代宣祖が仁祖(16代)の父なのか祖父かのようなことをめぐって争っていた。

     一方で王室が保有する漁場と塩漬けには税金が賦課されなかった。戦乱が迫ると大司諌が軍備のために特典を廃止しようと上訴したが、仁祖はきっぱりと棄却した。指導層は無能で無責任だった。

     歴史は繰り返す。憲法裁判所で弾劾が認容され、国を正しく立て直そうとするなら、国家革新をめぐって競うべきだ。国の安全と危機のために国民統合を指向し、国を堅固にすることに力を尽くすべきだ。

     だが、大統領を目指す野党圏の候補者の口からは革新と刷新競争が聞こえない。文在寅(ムンジェイン)前代表と安熙正(アンヒジョン)忠南知事が言う「積弊清掃論と大連合政府論」や「怒り論と善意論」論争は朝鮮の観念論と五十歩百歩だ。与党や保守陣営の反法治、反民主主義の言動も朝鮮時代を彷彿(ほうふつ)させるだけ。

     国の外は殺伐としている。屈強な指導者に囲まれている。金正恩朝鮮労働党委員長、習近平中国国家主席は連日、北東アジアを揺るがし、トランプ米大統領と安倍晋三首相も国益のためには地獄でも行く意思の指導者だ。旧韓末のように韓半島が列強の遊び場になるのは時間の問題だ。

     国内外が危険なこの時代、国家統合して危機を突破することが急務だ。米日中朝露の指導者と伍して国を守らなければならない。その力量と度胸を持った大きい器の指導者が切実に望まれる。

    (白永喆(ペクヨンチョル)論説委員兼論説委員、3月10日付)


    記事にもあるように、朝鮮は元々国が危機的状況になると派閥に分かれて国内で政争に明け暮れる傾向にあり、記事では同じことが現在韓国内で発生しているとしています。


    また、上記では言及されていませんが、これと同じことが日韓併合前の19世紀末から20世紀初頭にかけても起きていた事は、過去に「韓国は歴史から何も学ぶことができない」で書きました。


    朝鮮では伝統的に国がピンチになればなるほど分裂し内部での権力争いが苛烈になっていく傾向があり、まさに今現在の韓国がその状態なのです。


    そのうえで、例えば以下のように駐韓日本大使の発言として「慰安婦合意に否定的な候補が大統領に当選する前に黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相に少女像撤去を要求すべきと主張したとみられる」といった記事が出てきています。


    駐韓日本大使「韓国大統領選前に少女像撤去を要求すべき」 朝鮮日報 2017/03/15


    しかし、そもそもそれなら既に日本政府はやっていますし、日本からの抗議に対して韓国政府は「(撤去を要請した)努力はした」と、ポーズだけで何もしなかった経緯があり、最早現韓国政府と与党には事態をコントロールできるだけの力がない事がはっきりしています。


    また、約1ヶ月ほど前には以下のように


    「韓国と日本は離せない関係」=韓国与党臨時代表 聨合ニュース 2017/02/20


    現在「一応」与党の立場にいる「自由韓国党(旧セヌリ党)」の臨時代表が日本の民進党岡田氏と会談し、「不便なことは互いに話し合い、理解するよう努めなければならない」と、関係継続を訴えましたが、既にこの時点で与党には何の力もないわけですから、話し合い自体が無意味です。


    しかも、与党側の大統領有力候補とされていた黄教安大統領代行が出馬を断念、現在与党候補は乱立状態でどの候補もわずかな支持しか得られていない状態です。


    黄教安首相が大統領選不出馬を明言、選挙構図の新たな変数に 東亜日報 March. 16, 2017
    政党支持率11%なのに大統領選候補は11人の自由韓国党 東亜日報 March. 15, 2017


    また更に、最近の記事として以下のような出来事があります。


    韓国大統領選:文在寅事務所前で列を成す官僚たち 朝鮮日報 2017/03/17 (1/2ページ) (2/2ページ
    「ポリフェッサー」の変身は無罪? 東亜日報 March. 16, 2017
    【社説】前代未聞、政権奪取前から官僚を脅す姜昌一議員 朝鮮日報 2017/03/17


    韓国では大統領選挙を5月9日に予定しているようですが、まだ選挙期間に入っていないにも関わらず、官僚たちが現在支持率1位の文在寅氏とのコネを作ろうと躍起になっており、またかつて文氏の対立候補のブレーンを勤めた大学教授までが文氏に媚を売っているようなのです。


    さらには引用最後の記事のように、現在朴元大統領の秘書室長だった人物が、文化体育観光部の幹部に不当な圧力をかけ辞任させようとしたとして、職権乱用の罪で起訴されているにも関わらず、文氏が所属する政党(共に民主党)の議員が同じような「脅し」を行い、それが全く問題にされていないような状態なのだそうです。


    当たり前の事ですが、この状態で現在の韓国与党と何を話し合っても無意味ですし、では既に「政権を取ったも同然」の態度を取っている文氏ら共に民主党とパイプを作ればどうかといえば、そもそも文氏は慰安婦合意やTHAAD問題ははなから日米と話し合う意思すらなく突っぱねるつもりです。


    それとは対照的に、北朝鮮の金正恩は「対話の相手」と公言しています。


    【時視各角】金正恩委員長が対話の相手という文在寅氏(1) (2) 中央日報 2017年03月16日


    そして以前から書いているように、文氏はポピュリズムを前面に出した先鋭的な民族主義者ですので、こうした人物と真っ当な話し合いなどまず無理です。


    更に問題なのが、以前から書いているように韓国では他者の劣等性を指摘できれば自己の優越性や正当性を証明できるという価値観があるわけですが、文氏や共に民主党は「朴大統領の劣等性」のみで高い支持率を得ただけで、他にアピールできる点が何もないのです。


    しかも、現在韓国は経済的にかなり危機的状況にあるわけですが、韓国政界ではかつてギリシャを破綻に追いやった「公務員や公共施設職員の増員による雇用促進政策」が主流になりつつあるようなのです。


    【時論】来年の青年就職がさらに厳しくなる理由=韓国(1) (2) 中央日報 2016年12月29日
    「労働時間・賃金減らし、若者雇用増やそう」公共運輸労組が初めて提案 ハンギョレ新聞 2017.03.14
    【コラム】経団連とゴルフをする安倍首相 朝鮮日報 2017/02/19 (1/2ページ) (2/2ページ


    つまり、文氏が大統領に就任しても、恐らく1年か2年ほどで「劣等性の指摘」をされて大きく支持を落とすことが目に見えており、仮にこちらが大幅に妥協して彼らとパイプを作っても、すぐにそれが無意味になることがわかりきっているわけです。


    これでは、分裂するどの派閥とパイプを作っても対立する派閥とモメることになるわけですから、関係改善の動きそのものが更なる関係悪化を招く事となります。


    2:「恨(ハン)」の蓄積が増加


    上記だけでも韓国との関係改善は問題だらけなわけですが、韓国の場合には彼ら独特の価値観によって現状更なる「トラブルの芽」が育ちつつあります。


    これも以前から書いていることですが、彼らの独特の価値観に「恨(ハン)」という概念があります。


    この概念、日本人には理解するのが非常に難しい概念であり、私も完全には把握できているとはいえないわけですが、どんな概念なのか私の解釈を大雑把に書くと「(韓国人の望む)かくあるべき姿が達成されない場合に、彼らが感じる様々な感情、及びそこから来る諦めと絶望、また一時的に溜飲を下げるために行われる解消行動の総称」です。


    日本の「恨み」とは概念的に全くの別物です。


    そしてもう一つ重要な事として、これも以前何度か書いていますが、恨とは例えば「レストランで隣の席の人が自分より良いものを食べていた」理屈の上ではこれだけでも恨の蓄積が発生し、隣の席の人やレストランに対しての恨の解消行動の動機となります。


    そして現在の韓国では、日本に対する恨の蓄積が次々と起きています。
    例えば以下の事例


    (※1)
    公式訪韓ティラーソン米国務長官、「晩餐」要請拒絶…韓国・日本温度差 newsis/東亜日報(韓国語)  2017-03-17


    現在アメリカのティラーソン米国務長官が訪韓しているわけですが、日本では公式の晩餐会に出席したにも関わらず、韓国では公式の晩餐会出席を拒否したようなのです。


    韓国では、常に他者と比較し「どちらが上か下か」を意識する社会的習慣があるわけですが、この件の場合には「日本との晩餐会は出席したにも関わらず、なぜ韓国では拒否したのか」と「扱いの悪さ」を不満に感じる声が多く、日本とアメリカに対する恨の蓄積が発生しています。


    また以下の事例の場合には、同じくティラーソン米国務長官訪韓に関連していますが、韓国では彼の訪韓前には以下のようにティラーソン氏が日本に駐韓大使帰任の口添えをするだろうと期待されていました。


    (※2)
    「少女像氷河期」韓日関係...ティラーソン歴訪で解けるだろうか イーデイリー(韓国語) 2017.03.15


    しかし実際には、氏は韓国に対して「慰安婦合意を守るべき」と釘を刺しただけで日本に対しては特に何も言及しなかったため、これも同じく日本とアメリカに対する恨の蓄積のトリガーとなっています。


    恨の蓄積はこれだけではありません。
    現在韓国はTHAAD問題に関連し中国から様々な経済的嫌がらせを受けているわけですが、ここでも中国だけではなく「日本に対する恨の蓄積」が発生しています。


    THAAD配備で中国が韓流締め出し 日本アニメは大ヒット 聨合ニュース 2016/12/04
    中国のTHAAD報復で消えた韓流、攻勢に出た「日流」 朝鮮日報 2017/01/19


    上記2つの記事では、「THAAD問題に関連し中国が韓国の文化コンテンツ排除を行っているが、この韓国の危機的状況を日本が利用し日本のコンテンツを売り込んでいる」といった事が書かれており、どうも彼らは「日本による中国への文化コンテンツ売り込みには、少なからず韓国への悪意がある」と考えているようなのです。


    こうしてこの件でも、韓国では日本と中国に対して恨の蓄積が続いています。


    そして恨の蓄積は「恨の解消行動」とセットになっています。
    (恨の解消行動とは例えるなら「夏の暑い日に冷蔵庫の扉を開けて涼む行為」に似ています)


    この状態からどのタイミングで解消行動が行われるかが重要となるわけですが、そのタイミングは韓国人が「日本との関係が改善できた」と実感できたときです。


    現在韓国では、なんとしても日本の助けが欲しいためどうにかして日本と関係を改善しようと、日本で韓国の側に立つ人々や日本のマスコミなどに様々な働きかけをしています。
    この状態では韓国は内心「自分達のほうが立場が弱い」と理解しているので恨の蓄積があっても何もしてきません。


    しかしいざ関係が改善されると、それはイコール「日本が韓国の要求を聞いた」と解釈されるので、彼らの価値観では「自分達のほうが立場が上になった」と認識し、その時点から恨の解消行動が始まります。


    過去の例では、2012年頃からの韓国の一連の「反日」や朴大統領の「告げ口外交」などがこれに該当します。
    当時の韓国では、日本のメディアなどによる韓流ごり押しなどを通じて、「日本は韓国に対して憧れの眼差しを持っている」「嫌韓は韓国に対する嫉妬だ」との認識が形成されていました。


    だからこそ「自分達のほうが上だ」とする認識の下で、それまでに蓄積された恨が一気に解消行動として噴出したわけですが、それはつまり現在の状態で韓国と関係改善をした場合、「同じことが起きる」という事でもあります。


    3:安易な関係改善は危険


    今回書いたように、現在韓国はかつての朝鮮半島で発生したことと同じように、危機的状況に対して一致団結ではなく「分裂による政争」が発生しており、しかもどこも中・長期的な安定性を欠いている事から、どの派閥とのパイプを作っても将来的にモメる事となります。


    どこかとパイプを(或いは両方と)作った時点で、対立する片側の派閥から劣等性の指摘の標的となるのです。


    また、彼ら独特の「恨(ハン)」の蓄積が今現在も続いており、彼らは日本に対する恨の解消行動の機会を伺っています。


    当然の事ですが、こうした状況は日本ではまず発生しない事ですので、日本人にはなかなかそんな状態になっているとは想像も出来ないでしょうし、韓国に対する知識がなければ「韓国と諸問題を話し合うために関係改善すべき」といった意見が理に適っているようにも見えるでしょう。


    しかし実際には、今回書いたように彼らは私達とは全く異なる価値観を有しているからこそ、私達とは全く異なる反応をするわけですから、日本人の常識を韓国に当てはめてもそれはまったく見当はずれの行為であり、そんな事をしても日本人の想定するような着地点には到着しないのです。


    にもかかわらず、現在の日本には「日本人の常識を絶対視」し「日本の常識でごり押ししよう」とする人々、つまり「韓国との関係改善をして話し合おう」といった主張をする人達が大勢存在しています。


    また或いは、同じく日本の常識を絶対視するからこそ、韓国を「非常識な相手」との認識の前提で攻撃する人々もいますが、どちらも見当違い甚だしいです。


    以前から書いていることですが、彼らは私達とは全く異なる常識の下で平行進化してきた人々であり、要するに「日本の常識が韓国では非常識であり、韓国の常識が日本では非常識である」これが全てなのです。


    つまり問題は、日本人が日本人の常識をあまりにも絶対視しすぎていることなのです。
    (韓国人にも同じことが言えますが、彼らは客観的視点を持たないのでそうした概念そのものがありません)


    重要なのは、日本の常識がこの世の絶対ではない事と、日本と韓国の常識は大幅にかけ離れており、非常に相性が悪いのだと理解し、「日本人の常識でごり押ししようとしない」事です。


    現状ならば、「韓国が対応を変えるまで現状を維持する」が妥当な選択です。
    常にどちらが上か下かでのみで人間関係を構築するのが韓国的価値観の基盤ですから、「郷に入っては郷に従え」の態度で接するのがトラブルもリスクも少ないわけです。


    特に慰安婦合意に関しては、国際的に評価を受け複数の国の首脳から賛同を得ているわけですから、こちらが折れて関係改善を急がなくとも、それで日本の国際的評価が下がる事はないのですから。



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    (※1)

    (※1)
    公式訪韓ティラーソン米国務長官、「晩餐」要請拒絶…韓国・日本温度差
    newsis/東亜日報(韓国語)  2017-03-17
    http://news.donga.com/google/donga/3/all/20170317/83372069/1

    就任後、韓国を初めて公式訪問したレックス・ティラーソン米国国務長官が政府の晩餐要請を断ったことが17日、知られてその理由が注目される。

    政府のある消息筋はこの日「政府がティラーソン長官訪韓を控えて日程を調整し、外交長官会談後に晩餐を提案したが、これを断ったと聞いた」と明らかにした。同消息筋は引き続き「米国側から韓国の要請を受け入れるか悩んで、終盤に韓国で別の晩餐協議を進めているという理由でユン・ビョンセ外交長官とは晩餐しないという意思を伝えてきたと理解している」と付け加えた。

    外交的慣例に照らせば、両者が会談する場合、昼食または晩餐につながるのが一般的だ。特に政府は今回のティラーソン長官の訪韓を「貴賓訪韓」と見なし、これに合わせた格と日程を調整してきたことが分かった。しかし、ティラーソン長官は公式訪韓にもかかわらず非公開の晩餐協議のために、公式晩餐をしないことにしたのだ。

    それだけでなく、韓国を訪問する直前に立ち寄った日本での行動とも明確に比較される。去る22日午後10時頃、日本に到着した彼は翌日午後、米日外相会談、共同記者会見、安倍晋三総理との面会、岸田文雄日本外相との晩餐日程を順に消化した。これについて外交家はティラーソンが公式訪韓で晩餐をしないのは最近の韓国の政治的状況を考慮したという観測が出ている。

    ある外交安保専門家は「ティラーソン訪韓は今回の韓・中・日歴訪日程で重要度が低いことを端的に見せる事例」として「次期政府ができるまで、現政権とは深みある対話をしないという意味」と評価した。また他の専門家は「会談後、晩餐するのは未来を約束するという意味で、現在の韓国政府とは不要だと判断したのだろう」とし、「韓国では最小限の形式だけ守った」と話した。

    公式晩餐要請を断ったティラーソン長官が韓国で誰に会うのかも注目される。当初、彼は韓国で政界要人に会わないと公式に発表していた。これに米国軍当局との晩餐協議を行うという観測が提示される。来る18日、直ちに中国へ渡って王毅外交部長と習近平主席に会う予定であるだけに、米国が自主的にTHAAD関連交渉戦略を議論する可能性が大きいということだ。

    キム・ドンヨプ慶南(キョンナム)大学極東問題研究所教授は「ティラーソン長官が米日外交長官会談後の記者会見で韓国が政権が変わっても慰安婦合意を責任をもって履行しなければなければならないと、日本側の主張を受け入れたことは、韓国の次期政府に「THAAD合意」を履行しろと無言の圧迫を加えたとも解釈される」として「THAAD問題もまた、米国政府が決めるというメッセージと解説される」と話した。


    (※2)
    (※2)
    「少女像氷河期」韓日関係...ティラーソン歴訪で解けるだろうか
    イーデイリー(韓国語) 2017.03.15
    http://www.edaily.co.kr/news/NewsRead.edy?SCD=JF31&newsid=03703126615863648

    日本政府は釜山(プサン)日本総領事館前の慰安婦少女像設置に抗議し、今年1月9日、長嶺安政駐韓日本大使と森本康敬釜山総領事を本国に召還後、2カ月以上帰任させずにいる。

    長嶺大使の本国召還後、日本政府は2015年韓日政府間合意を根拠に日本公館近隣の少女像撤去および移転を要求して韓国政府を圧迫した。独島(ドクト、日本名:竹島)に少女像をたてるという市民団体の計画には「独島は日本領土」と主張するかと思えば、菅義偉官房長官は慰安婦少女像の名称を「慰安婦像」に変えると明らかにするなど、歴史歪曲の試みを見せて慰安婦問題関連攻勢的態度と妄言を継続した。

    日本政府の態度が変わったのは最近、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する憲法裁判所の罷免決定がなされてからだ。弾劾審判発表から現在まで、日本政府とメディアは問題になる様な言葉を自制し、国内状況を見守る様な慎重な態度を見せている。特に大統領罷免決定で日本側も少なからぬ衝撃を受けたと見られる。

    ある外交消息筋は「日本の政治・社会的雰囲気で大統領弾劾決定はかなり衝撃的な事件」とし、「問題なのは次期政権で日本に非友好的な野党がなる可能性が大きく、内部でも対応をめぐって考えがいろいろある」と話した。日本政権や政界など内部でもパク前大統領罷免後、韓国の政治動向と次期政府に関する情報を収集して新しい対話の経路を作るため早く駐韓大使を帰任させるべきだという意見が浮上していると伝えられた。

    キム・ソンチョル世宗(セジョン)研究所研究委員は「弾劾決定前は韓国内の不確実性もあって、あえて大使駐在国にする必要はなかったが、今は状況が変わった」として「次期政権が形成されるこの時期に、ひとまず大使が再び韓国に入国して候補らに会い、国内状況も探りながら韓日関係対応のための布石を確かめ、国内動向を把握する必要ができたのだろう」と分析した。

    しかし、日本政府が相変らず12.28韓日慰安婦合意だけを強調し、大使帰任問題については口を閉ざす慎重な態度を見せており、適当な「契機」が必要なのではないかという指摘がある。「韓国政府の少女像関連措置を見た後、駐韓日本大使の帰任時期を判断する」として強硬な立場を見せた日本政府が突然、態度を切り替えるには名分が必要だということだ。

    今回のティラーソン長官の歴訪を契機に北韓・北核問題の深刻さが浮上し、韓米日3国共助の重要性を強調する共同の立場を表明することが韓日関係にも転換点になるという話が出てくる理由だ。韓米日共助の重要性を再確認し、慰安婦合意と関連して韓国と日本の両方の責任ある履行をもう一度強調する原則論的な共感を形成する方式で当面の葛藤局面を弥縫するシナリオが考えられる。

    一方、ティラーソン国務長官は15日から三日間、日本に留まって16日午後、安倍晋三総理、岸田文雄外相と会談を持つ。その後、韓国と中国を相次いで訪問する予定だ。