• ソメイヨシノの韓国起源説は終わった?

    2018-09-20 00:0812

    さて、本日は去年辺りからちらほらと韓国内で出ていたソメイヨシノ韓国起源説否定について、これが永続的な変化なのか、それとも一過性のものなのかについて書いて行きます。

    初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

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    先日韓国の中央日報がソメイヨシノの韓国起源説が間違いであったとする記事を掲載したが、これでこの問題が解決したかといえば「まだわからない」という結論にしかならず、数年後にはまた元に戻っている可能性が充分にある。


    その理由として、韓国社会は「極端な権威主義」である事、この問題が文政権による「積弊清算」とリンクしている可能性がある事、剣道や日本刀などの起源主張の過去の事例と「似た」ルートを辿っている事なのが挙げられる。


    また、仮にこの主張が永続性を持ったとしても、韓国独特の正統性の考え方から「韓国の王桜のほうが正しい」という方向で活動が続く可能性があり、むしろ今後の経過を慎重に見極めないといけない。


    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



    1:ソメイヨシノ韓国起源説は終息へ向かう?


    まずはこちらの記事

    済州か日本か…ソメイヨシノ起源めぐる110年論争に終止符
    2018年09月13日16時20分
    [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
    https://japanese.joins.com/article/129/245129.html

    日本のソメイヨシノの起源は済州(チェジュ)にあるという主張が提起されてきたが、ゲノム分析を通じて日本のソメイヨシノと済州の「ワンボンナム(王桜)」は異なる種であることが確認された。これを受け、110年間続いてきた論争はやや呆気なく終止符を打つことになった。

    山林庁国立樹木園は明知大・嘉泉大学チームと共同で済州に自生する王桜のゲノムを完全に解読し、その研究結果を含む論文を世界的ジャーナル『ゲノムバイオロジー』9月号に掲載したと13日、明らかにした。

    済州の王桜のゲノムは全8本の染色体上にある2300万個のDNA塩基対で形成されていて、全4万1294個の遺伝子を持つことが分かった。

    特に今回のゲノム分析の結果、済州の王桜は済州に自生するシダレザクラを母系、ヤマザクラを父系として誕生した第1世代(F1)自然雑種と確認された。

    また、日本東京と米国ワシントンなどで育つ日本のソメイヨシノのゲノムと比較分析した結果、済州の王桜と日本のソメイヨシノは明確に異なる別の植物であることが分かった。日本のソメイヨシノはシダレダクラを母系、オオシマザクラを父系とし、数百年前に人為的な交配を通じて作られた雑種という。済州の王桜と日本のソメイヨシノはともに雑種だが、別の種だ。

    研究チームは済州で自然雑種の王桜が誕生したのは、他家受粉を通じてのみ繁殖する桜の種が済州という島の孤立した環境でそれぞれ異なる種の間でも受粉を許容したことで繁殖が可能になったと推定した。

    今回の研究をした明知大のムン・ジョンファン教授は「済州の王桜は雑種になって母系と父系にはない優秀な形質が表れる『雑種強勢』を見せる事例」とし「挿し木や接ぎ木で繁殖すれば形質が維持されるが、種子で繁殖すれば遺伝形質が分離して優秀な形質をなくすこともある」と説明した。

    ムン教授は「今回の自生の王桜のゲノム解読を通じてソメイヨシノをめぐる原産地と起源に関する論争を終わらせる解答を得たということ」とし「今回の研究結果は国内の自生王桜のうち優秀な木を選抜して保存するのにも寄与するだろう」と述べた。

    国立樹木園のチャン・ゲソン氏は「野生樹木のゲノムを完全に解読したのは世界的でも初めて。国内植物ゲノム解読と情報分析能力が世界最高水準であることを見せている」と評価した。

    王桜の起源をめぐる論争は1908年に遡る。韓国で布教活動をしていたフランス人エミル・タケ神父が済州で自生の王桜を発見したのだ。続いて1932年に京都大学の小泉源一博士も済州でソメイヨシノの自生地を発見したという記録を残した。このため済州の自生の王桜が日本に渡ったという主張があった。

    一方、日本の学者は日本国内にもソメイヨシノの自生地が過去にあったが消えただけだと反論した。しかし古い記録だけが残り、実際の王桜の自生地は確認されていなかったが、1962年についに済州で王桜の自生地が発見された。

    その後、日本のソメイヨシノの起源は済州の王桜という主張が強まったが、今回の研究結果で論争自体が無意味になった。

    北東アジア生物多様性研究所のヒョン・ジンオ所長は「韓国国内に庭園樹や街路樹として普及した王桜の大半は済州の王桜でなく日本のソメイヨシノである可能性がある」とし「日本のソメイヨシノを済州の王桜に変えていかなければいけない」と指摘した。

    チャン氏は「DNAバーコードで遺伝子を確認すれば日本のソメイヨシノか済州の王桜かの確認が可能」とし「済州の王桜の繁殖も難しくはない」と話した。


    関連記事
    【噴水台】ソメイヨシノ起源論争の虚しい結末 中央日報 2018年09月15日



    この記事なのですが、見ての通りこれまでの韓国起源説を否定する内容となっており、一見すると韓国がソメイヨシノの韓国起源説を放棄し、問題が一つ解決したかのように見えますし、NewsWeekなどはもう解決したと取れる趣旨の記事を掲載しています。


    ソメイヨシノ韓国起源説に終止符? 日本文化の起源巡る韓国世論に変化の兆しか NewsWeek 2018年9月19日


    しかし、これまでの経緯や韓国的価値観を考慮すると、実際のところは「結論を出すには早すぎる」という答えになります。


    その理由は幾つかあるのですが、一つ目は記事中の「なぜ韓国起源では無いのか」という部分の説明部分にあります。


    記事では明知大のムン・ジョンファン教授が遺伝子解析をした結果、「(初めて)別の種であるとわかった」としていますが、そもそも遺伝子解析による違い(ソメイヨシノの交雑元)は90年代に既に判明していた事であり、2007年のアメリカと韓国の共同研究でも別種との結果が出ています。


    Characterization of Wild Prunus Yedoensis Analyzed by Inter-Simple Sequence Repeat and Chloroplast DNA USDA 6/5/2007


    また20世紀初頭のドイツのケーネ教授や日本の小林教授による「王桜とソメイヨシノは同種」とする説は、当時からサンプルの不備が指摘されており、確定情報として広まっていたわけでも、一般的な学説として認知されていたわけでもありません。


    「過去にそういう説もあった」というだけのものでしかなく、当時からソメイヨシノと王桜は別種と認識されており、当時植物学の世界で論争となっていたのはアーネスト・ヘンリー・ウィルソン氏が提唱した、「ソメイヨシノは伊豆半島で交雑した自然交雑種である」という主張と、「(直接的か間接的に)人為的な交雑がされた種である」という2つの説です。


    韓国ではあたかも100年以上に渡って論争が続いてきたものにやっと結論が出たかのように書いていますが、実際にはソメイヨシノ=王桜説は韓国が民族主義の高まりと共に騒ぎ出すまで殆ど問題にもされていなかったのです。


    つまり、ムン・ジョンファン教授の今回の説は元々学術的に判明していた事をなぞっただけですので、この説が韓国で本当に「納得して支持された」のなら、元々ソメイヨシノの韓国起源説など発生するわけが無いのです。


    ではなぜこんな話が今更大々的に韓国で宣伝されているかといえば、韓国は極端な権威主義の傾向のある社会であり、韓国人の多くは権威から「こうだ」と言われるといきなり180度方向転換する場合があり、この件は明らかに権威に追従しただけです。

    余談になりますが、2005年にエンコリ(enjoy korea日韓翻訳掲示板)で行われた「バファリン作戦」は、この韓国社会の極端な権威主義傾向を逆手に取り、ソウル大学教授に閔妃暗殺の件についての公開質問状を出して過ちを指摘するという手法が取られました。

    つまり裏を返せば、一定の権威を持つ人物や組織がまた「本当はソメイヨシノは王桜だ」と言い出せば元に戻る可能性が充分にあるため、これだけでは何ともいえないわけです。

    2:文政権の「積弊清算」とリンク


    上記だけでも「最低でも数年は経過を観察しないといけない」となるわけですが、問題は他にもあります。


    それは、過去記事「2018年のソメイヨシノ韓国起源説」で指摘したように、この問題は韓国の(便宜上の)保守系による李承晩(韓国初代大統領)の英雄化とリンクしており、ここ数年韓国では「李承晩が日本統治時代にアメリカで積極的にソメイヨシノ=王桜説を広める努力をした」という宣伝のされ方をしていました。


    なぜそんな宣伝が必要だったかといえば、韓国の(便宜上の)革新系=親北系が数年前より「韓国建国の正統性」を揺るがす主張を続けており、その延長として韓国建国年が1919年か1948年かで過去大論争になりました。


    韓国はいつ誕生した? 建国年をめぐる左右バトルの行方 NewsWeek 2017年8月24日


    結果的に文政権によって「韓国建国は1919年である」という主張が事実上公式化されましたが、これがまかり通ってしまうと実は韓国建国の正統性が揺らいでしまうのです。


    なぜかといえば、韓国初代大統領である李承晩は1919年の大韓民国臨時政府設立宣言の翌年に、「一派閥の長でしかないのに勝手に大統領を名乗った」として上海臨時政府を事実上追放されており、その後暫く力をもったのが高麗共産党系(その後北朝鮮に合流した人々)だったからです。


    (※1945年の終戦頃に力を持っていたのは民族派の金九らだが、金九は元々李承晩と対立しており、終戦後に李承晩の部下によって暗殺されている)


    また、韓国の(便宜上の)革新系=親北系は、2011年頃より「李承晩は親日派だ」というプロパガンダを続けてきた背景があり、建国年のこともあり李承晩を初代大統領とする韓国建国の正統性自体が韓国内でかなり揺らいでいました。


    (※1)
    保守勢力が親日派復活理由は? 時事IN(韓国語) 2011年09月30日

    李承晩は親日派か、評価めぐり進歩と保守が論争 中央日報 2013年04月10日
    KBS、李承晩・朴正煕政権の親日派問題で放送延期 ハンギョレ新聞 2015-09-09
    韓国放審委、KBS 「李承晩日本亡命要請」報道に懲戒 ハンギョレ新聞 2015-08-27


    そのため、保守系はなんとかして「韓国建国の大義名分」が欲しく、その動機付けとして「ソメイヨシノが韓国起源であると世界に知らしめたのが韓国初代大統領である李承晩だ」とでっち上げて、英雄化することで李承晩による韓国建国の正統性を保とうとしたわけです。


    しかし、結局2017年の韓国大統領選挙で親北革新系の文在寅氏が大統領に就任し主流派になったことで、韓国建国年は1919年と公式化、韓国の保守勢力は「積弊」として序列下位の道徳的劣等者に位置付けられ「序列の下位者は上位者から何をされても文句が言えない」状態に陥りました。


    最近文大統領は北朝鮮訪問に多数の財閥関係者を連れて行きましたが、アメリカによる経済制裁の対象になりかねないこの訪問は、本来財閥関係者にとってなんとしても避けたい事態なわけですが、それでも同行したのはこれが原因です。


    【コラム】韓国大企業は「しもべ」で北朝鮮は「あるじ」なのか 朝鮮日報 2018/09/17 (1/2ページ) (2/2ページ
    南北首脳会談:韓国大企業トップ、北で「検討してみる」は禁句 朝鮮日報 2018/09/18
    【コラム】独房に入れられた韓国歴代政権の人々 朝鮮日報 2018/09/16 (1/2ページ) (2/2ページ


    文大統領に逆らえば、逮捕された朴槿恵元大統領に連なる「積弊」と認定され何をされるか解らないため、不利益があっても従うしかないわけです。


    恐らく今回の中央日報によるソメイヨシノ関連の記事も内情は同じです。


    ここまで李承晩の「英雄化」とソメイヨシノの韓国起源説が密接に関わった状態である以上、そのまま起源主張を続けていれば「積弊」として文政権から何をされるか解りません。
    文大統領らにとって李承晩は「道徳的劣等者」であり、それを支持する人々も同じく「道徳的劣等者」だからです。


    だからこそ、今更「90年代にすでに結論の出ているDNA解析の結果」を「新たにわかったこと」と発表し、名目上「実はソメイヨシノと王桜は別物だったと韓国人がみつけた」とする事で、「積弊認定」から逃れたのではないかという事です。


    またこの事から、次の大統領選で自由韓国党などの(便宜上の)保守系が政権に返り咲いた場合、これまでの経緯からまたソメイヨシノの韓国起源説は復活する可能性が充分にあります。
    現状は韓国内の政争の延長線上で起きた可能性が充分にあるからです。

    3:別方向からアプローチがある可能性


    ここまでが単純に今後ソメイヨシノ韓国起源説が復活するパターンの予想なのですが、他の可能性も考えられます。


    なぜかというと、これまでの流れが2005年頃の「剣道・侍・日本刀」の韓国起源説のパターンと似た経緯を辿っているからです。


    背景は違いますが、実は2005年に日本でマンガ嫌韓流が出版されると、紹介されていた大韓剣道会の「剣道・侍・日本刀」の韓国起源説が日本でかなり注目されるようになりました。


    結果どうなったかというと、この時期韓国内で「そんな主張はしていない」という論調が登場し、この時期、当の大韓剣道会も「そんな事は言っていない」と白を切っていました。


    が、翌2006年になると起源主張が復活、大韓剣道会の公式ページで以下のような主張がされるようになりました。

    KOREA KUMDO ASSOCIATION(韓国語)
    http://www.kumdo.org/deahan_kumdo/d-kumdo1-4.php

    (一部抜粋)
    これらの刃物の機能と技器が後代に日本に伝播されて、今日剣道の母胎となったのだから、これは誰も否定しない歴史的事実だ。 たとえ近代数百年間、私たちをきちんと守らないまま武を敬遠して刃物についておろそかにしながら自愧に浸漬したが、中国での「武備志」に紹介された唯一の剣法である<朝鮮勢法>と現存する世界最古の剣法である<本國劍法>は、世界剣道界に大きな光となっているのだ。


    ここまでなら単に「終わったと思われた起源主張が復活した」というだけなのですが、実はここ数年大韓剣道会は以下のような主張をし始めました。


    [記者手帳]剣道の判定めぐる被害意識、韓日いずれにとってもマイナス ハンギョレ新聞 2018-09-18
    取材日記】日本のための剣道ではない 中央日報 2018年09月18日


    要するに、剣道自体は東アジア全域の文化であり、韓国にも独自の剣道(クムド)があった、にもかかわらず日本が独断で独自のものと主張し理不尽に主導権を握っているという主張です。


    日本人には単なる起源主張と違いが解らずピンと来ないかもしれませんが、これは過去に紹介した事がある筑波大学の古田教授が解説していた「正統性」の概念に基いています。


    朱子学の影引きずる朴氏の反日 筑波大学大学院教授・古田博司 産経新聞 2013.12.5
    1/4ページ) (2/4ページ) (3/4ページ) (4/4ページ


    要するに、元々剣道は東アジア全域で「同じものがあった」のだから、日本が勝手にオリジナルを名乗るのはおかしい、本来は「(劣等な行為をする日本ではなく)韓国が正統なのだ」という、正統・異端で分ける考え方で、つまりは「劣等性の指摘による正しさの主張」です。


    「剣道の精神は相手を尊重…侍の精神とは違う」 中央日報 2018年09月13日

    ※独特の正しさの概念
    彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
    また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。

    そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。

    また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。

    【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念
    【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 後編


    実際には、大韓剣道会による「東アジア全域で同じ剣術があった」とする主張は、1621年に明の軍学者茅元儀によって編纂された『武備志』の記述にある両手持ち両刃直剣の解説を曲解したものであり、片刃の湾刀である日本刀とは別物なのですが。


    彼らはこの「日本の劣等性の指摘」をする事で自分達に正統性があり「主導権がある」と主張しているわけです。
    そのうえで、この「正統性の主張」に基いて韓国は「クムドのオリンピック種目化」を主張しています。


    背景は少し違いますが、今後ソメイヨシノの事例においても、起源主張は二の次で、同じように「日本の劣等性の指摘による自分達の正統性の主張」に基いて、日本に対して桜の主導権争いを仕掛けてくる可能性があります。


    例えば以下の記事にある主張を利用して


    (※2)
    [世上万事]桜花遊び(花見)に盛りこめられた胸が痛む歴史 KoreaDaily/中央日報(韓国語) 2016/03/15


    「ワシントンの桜並木のソメイヨシノは朝鮮侵略の賄賂としてアメリカに贈られたものだ」と主張する事で、「侵略の象徴のソメイヨシノはアジア人を傷つける、韓国の王桜を植えるべきだ」といった方向へ持っていく可能性があるという事です。


    あくまで可能性に過ぎませんが、実際に大韓剣道会は「日本の剣道は不当である、自分達にも独自の剣術がある」と主張して主導権を握ろうとしており、その手段として「日本の劣等性」を指摘している以上、ソメイヨシノ起源主張の復活以外にこれも警戒しないといけません。


    まだこの問題は様々な意味で「終わっていない」のです。


    「劣等性の指摘」に関する参考記事
    韓国人が日本人から嫌われる根本的原因



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    番外編マイリスト








    (※1)
    保守勢力が親日派復活理由は?
    時事IN(韓国語) 2011年09月30日
    http://www.sisain.co.kr/?mod=news&act=articleView&idxno=10958

    独立運動家の子孫が、ソウル汝矣島KBS前の道路に座っている。 8月2日からリレー断食もしている。 8月4日未明には、永登浦区庁で押しかけこれらモムルドンテントを蹴った。 しかし、傘寿を越えた高齢者は道端に座って動かない。 絶対退くことができないという。 KBSが8・15を迎えて企画した李承晩特集ドキュメンタリーである。


    抗日独立運動団体など計97団体で構成された「親日・独裁賛美放送阻止非常対策委員会」は、声明の中で「悪質親日派を断罪どころか庇護し、親日警察をさせて白昼に反民特委を襲撃し親日派清算を正面に拒否した李承晩は「建国の父ではなく、親日派の実質的庇護者」である。 自由民主主義を弾圧、結局4・19革命で追い出された独裁者であるだけだ」と述べた。 ジョンドンイク前東亜言論の自由守護闘争委員会委員長は、「李明博政府が親日行為を美化して独裁を称賛するだけである」と述べた。

    KBS、親日行跡バックソンヨブドキュメンタリー放映

    このような議論は、6月にも行われた。 KBSは去る6月<戦争と軍人>(バックソンヨブドキュメンタリー)を放送している。 放送は終始バックソンヨブの記憶と発言に依存彼の戦争の活躍を集中照明した。

    彼の親日行跡については、「満州軍官学校出身で<親日人名辞典>に登録された」という一言で渡った。 最も問題となるの履歴、すなわち抗日勢力を武力弾圧した朝鮮人の特殊部隊「間島特設隊」の役員で日本の侵略戦争に積極的に協力したという点は全く言及していなかった。

    市民団体がKBSが親日行跡があるバックソンヨブを戦争の英雄に美化して放送の客観性と公正性を破ったと苦情を申し立てたが、放送通信審議委員会は、問題ないという結論を下した。 ハンナラ党推薦の分け前の審議委員は「バックソンヨブ将軍を見美化した者は何の問題なるか」と言ったと伝えられた。

    李明博政府に歴史を再確立しようとする試みが多様に行われている。 最も強調したもの大韓民国の正統性の根を1919年臨時政府樹立ではなく、1948年李承晩政府樹立で見つかったものである。 ニューライト学者の重要な理論であった。 李明博政府は発足3カ月後の2008年5月に首相傘下に「建国60周年記念事業委員会」を発足した。 ハンナラ党は光復節を建国節変えようという「国民の祝日に関する法律改正案」を発議した。 政府機関のホームページと政府庁舎刊行物で「光復節」は、「建国節」に変わった。

    政府は、2008年8月15日を光復節行事ではなく、「建国節」イベントに支払っうとした。 結局報酬は「建国節」に、進歩は「光復節」に、それぞれのイベントを払わなければならいた。 文化体育観光部は、建国60周年記念事業委員会と共同で臨時政府の法統を否定する広報冊子を発刊し、全国中・高等学校や公共機関に配布した。

    2008年3月に保守右翼学者たちは、<代案教科書韓国近現代史>を出版した。 保守陣営これまで国史教科書を「左派偏向」と批判してきた(34〜36ページ付き記事参照)。 ニューライト系の歴史教科書は、日本の植民地時代を正当化する側面がある。 「近代文明を学習し実践することにより、近代国民国家を立てることができる社会的スキルが蓄積されている時期だった」と規定している。 金九先生の独立運動については「抗日テロ活動」という表現を書くこともした。

    保守右翼の動きについて、光復会のメンバーと民族運動家陣営で装飾を返却すると対抗しながら、建国節の議論と歴史教科書の問題は、水面下での下りように見えた。


    保守言論"4・19と5・16精神は一つだ」

    以降はKBSと保守言論が先頭に立った。 2010年には、韓国戦争が話題に浮び上がった。 戦争映画と戦争ドラマがあふれた。 MBC 20部作<ロードナンバーワン>、KBS 20部作<戦友>がテレビ電波に乗った。 また、<飽和の中に> <高地戦> <60年前、斜線で>なんか戦争映画が10本製作された。

    特に映画<飽和の中に>は、李明博大統領の夫人キム・ユンオク女史が大統領府でこの映画に出演したトップ(グループビッグバン所属)と一緒に見ることもして話題を集めた。 以後公務員の団体観覧が並んであった。 映画監督は、「戦争映画だけ作成制作費は、政府の責任を負うという話があった。 あ監督は、政府側に並んで一役買っ得たことで有名だ」と述べた。

    静かだった保守右翼の歴史歪曲論議は今年に入って再び点火された。 去る4月4・19革命51石を控え保守新聞が一斉に李承晩オフセットに出ればてからだ。

    <朝鮮日報>は養子イ・インス氏の証言を聞い「父、李承晩、火に抵抗した学生素晴らしい仕事した」と報道した。 <中央日報>は「李承晩-4・19歴史的和解の模索」という記事を1面トップで扱った。 ""火を見て起きていない民は死んだの民」という言葉も残した」というイ・インス氏の主張を載せた。 <中央日報>「明日4・19 51周年 - 活発になった李承晩再評価」という記事でイ・インホ牙山政策研究院理事長は、「漢江の奇跡は、李承晩時代の遺産を活用したおかげだ。 4・19勢力が自由民主主義と市場経済秩序という大韓民国の憲法精神を毀損しようとしていたわけではない点で、李承晩と4・19は、同じ勢力である」と主張した。

    5月には「朝鮮日報>と<中央日報>は5・16軍事クーデター50周年特集記事を大々的に流した。 両紙は5・16軍事クーデター核心人物であるキム・ジョンピル前共和党議長のインタビューを大きく掲載した。 <朝鮮日報>は、朴正煕元大統領の人間的な姿を浮き彫りにした。 <中央日報>は、特にコラムで朴元大統領と5・16勢力は産業化と自主国防を掲げ、韓国社会の変革を主導したと、4・19と5・16精神は、最終的に一つであり、特に5・16は憂国忠誠の純粋な居士だっ記述した。


    「来年の選挙控え歴史意識歪曲」

    去る5月<東亜日報>が主導した現代史学会が発足し、6月にはバックソンヨブKBSドキュメンタリー放映、8月には李承晩KBSドキュメンタリー放映、9月には朴正煕記念館開館、12月には大韓民国の歴史記念館開館など、歴史のコンパスを右に回しておこうとする李明博政府と保守右翼の動きは止まらない。

    これに対して真実・和解のための過去史整理委員会委員長を務めたアン・ビョンウクカトリック教授(史学科)は、「李承晩治下で横行していた反テロ集団を活用した魔女狩りが今放送のセモルイ世論化を通じた極右勢力の色攻勢に再現されてている。 来年二回の選挙を控え、歴史意識を歪曲して、国民を相手にヤバウィ打とうということだ」と述べた。 歴史学界の長老ソ・ジュンソク成均館教授(史学科)は、「分断路線を合理化する保守右翼は親日派のおかげで経済発展を成し遂げた自由民主主義を守ったという論理を展開している。 保守言論でバックソンヨブと李承晩を出さ万の国民と歴史の嘲笑だけになるだけだ」と述べた。


    (※2)
    [世上万事]桜花遊び(花見)に盛りこめられた胸が痛む歴史
    KoreaDaily/中央日報(韓国語) 2016/03/15
    http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=4094231

    (一部抜粋)
    1905年に結んだ日本の朝鮮支配を認めてくれた桂-タフト密約を結んだ時、背後で大きな影響力を行使したウィリアム・タフト大統領の妻ヘレン・タフトのためのプレゼントで日本政府が贈ったのが起源だ。

    ヘレン・タフトが日本を訪問した際、満開の桜を見て感嘆すると、彼女がファーストレディになった1912年、日本側が感謝の意として3020本の桜の木を伝えたのが、今日に至っている。

    彼らの言葉通り、韓国を侵略するため米国政府に「賄賂」として渡したのが、この桜だ。観光客にとっては華やかで美しい花で見て楽しむという見所であるが、韓国人にとっては国を失わせた民族の恨が潜む花でもある。

    近い時期に、日本は朝鮮王朝を抹殺しようとする意図で1907年から昌慶宮内の建物を取り壊して王宮を苑に格下げし、動植物園にしてしまった。 そして、丘と庭には彼らの象徴である桜の木をいっぱい植えた。朝鮮王朝最後の王である純宗が民たちが気軽に来て鑑賞するよう宮を苑に下げたというが、実際には日帝の政策に屈服して始まった恥ずべき歴史の断面であることは明らかだ。




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  • 【マスコミ問題】TBS不二家捏造問題のその後 後編

    2018-09-16 20:164

    本日は前回に引き続き2007年のマスコミ不信問題となりますが、当初予定していた「TBS以外の不祥事」ではなく、ブログで過去記事にしていなかったTBSの不祥事についてとなります。

    ※完全新規なので元記事はありません。

    注意
    ・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

    ・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

    ・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

    ・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
    う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

    ・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

    ・キャラ崩壊あり

    ・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします






    youtube版
    https://youtu.be/T2B-mV7LAxk


    以下は動画のテキスト版


    レイム マリサ
    ゆっくりしていってね。


    マリサ
    さて、今回は前回に引き続きマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


    レイム
    そういえば、ちょっと前回予告から変更があるのよね。


    マリサ
    ああ、最初にそれを説明しておかないといけないな。
    当初の予定だと今回は2007年に起きたTBS以外の不祥事についてやる予定だったんだが、1年で50件以上発覚したTBSの不祥事の紹介をあれだけで終わらせるのもよくないので、他の事例も幾つか紹介する事にしたぜ。


    レイム
    なるほど。
    じゃあTBS以外の不祥事はどうするの?


    マリサ
    それは次の「マスコミ問題」動画でタイトルを変えてやることにしたぜ。


    レイム
    ああ、やらないわけではないのね。


    マリサ
    そういうことになるな。
    それじゃあ本編へいくぜ。


    相次いだ事故


    レイム
    それで、前回の事例以外のTBSの不祥事の事例って、50件以上あるらしいけど全部の紹介は無理よね?


    マリサ
    まあそうだな、50件以上あったとはいっても、当時続報が出るたびに追加していたから、実際には一つの事件だが項目は複数なんてのもあるから、やるなら多少は少なく出来るが、それでも全部やるのは無理だぜ。


    レイム
    じゃあどうするの?


    マリサ
    今回はテーマを絞って、不祥事そのものではなく「不祥事の隠蔽」に焦点を当てた紹介になるぜ。


    レイム
    なるほどね。
    で、相次いだ事故隠しって何をやったの?


    マリサ
    まずは2007年4月に発覚した、「新SASUKE2007」での事故の事例だな。

    TBS、また事故隠し タレント脱臼も警察届けず
    iza/産経新聞 2007/04/02
    https://web.archive.org/web/20070428203530/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/45822/

    ■運動能力を競う番組「新SASUKE」

     体力自慢の男性らが運動能力を競うTBS系の人気番組「新SASUKE2007」の収録で3月上旬、人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のメンバー、小杉竜一さん(33)が左肩を脱臼する事故がありながら、TBSが事故を公表せず、警察当局にも通報していなかったことが1日、分かった。TBSは昨年も同内容の番組収録中、感電事故を起こしながら警察へ通報していなかったことが明らかになっており、安全管理と情報開示の不備が改めて問われそうだ。

     関係者によると、事故は3月3日、横浜市青葉区のスタジオで発生。ワイヤにつるされた滑車付きのロープにしがみつき、水中の浮島に飛び移る競技中、小杉さんは着地に失敗して左肩を強打し脱臼した。
     事故発生後の3日午後2時すぎ、TBS側から「けが人がいる」との通報があり、スタジオを管内とする青葉消防署が小杉さんを病院に救急搬送したという。
     番組収録は小杉さんの脱臼事故発生後、一時中断したが、その後再開。再開にあたっては、ほかの番組参加者らへの説明などはなかったという。再開後の収録は深夜にまで及んだ。

     TBS系の同内容の番組をめぐっては平成18年8月、女性が体力を競う「KUNOICHI」の収録中、感電事故が起きていたことが判明している。この際にも警察当局などに通報していなかった。感電事故を起こした番組と今回の脱臼事故を起こした番組は、同じ番組制作会社が制作を担当していた。
     また、今年1月に情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」で、不二家の不祥事として放送された内容が一部不正確だとして、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議が「TBSの対応によっては損害賠償請求などを検討すべきだ」と提言。訴訟に発展する可能性もある事態となっている。
     小杉さんは平成10年、吉田敬さん(33)とブラックマヨネーズを結成。17年には若手漫才師が芸を競う「M-1グランプリ」で優勝するなど、本格派お笑いコンビとして人気を得ている。
                   ◇
     ■けが、起こりうる範囲…

     TBS広報部の話「吉本興業と小杉さんにはすでに謝罪しており解決済み。けがは通常起こりうる範疇(はんちゅう)のもの」


    マリサ
    記事では、収録中にお笑い芸人が左肩を脱臼する事故があったんだが、TBSは事故があったのに警察に報告をしていなかったそうなんだぜ。


    レイム
    記事見ると、前の年にも感電事故があったのに当初報告していなかったみたいね。
    他の企業がこんな事故隠蔽したら、それこそワイドショーで大騒ぎするでしょうに。


    マリサ
    でな、この事故実はこれだけじゃなかったんだぜ。


    レイム
    どういう事?


    マリサ
    最初の報道の2日後にわかった事なんだが、どうもこの収録では他に一般参加の人も5人怪我をしていて、その事も報告していなかったそうなんだぜ。

    TBSの「新SASUKE」、番組収録中に骨折事故
    朝日新聞 2007年04月06日
    http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200704060055.html

     TBSは6日、出場者が運動能力を競うバラエティー番組「新SASUKE2007」(3月21日放送)の収録中に、一般参加者の男性が右足を骨折していたことがわかり、警察に届けた、と発表した。

     TBSによると、事故は3月3日、横浜市のスタジオで起きた。ロープを使って浮島に飛び移る競技で、この男性が着地した際に右足を複雑骨折した。この競技では、ほかに3人の男性がねんざ、脱臼などのけがを負ったという。

     同じ競技では、参加したタレントが左肩を脱臼する事故もあったが、TBSは公表していなかった。一部新聞によってタレントの事故を報じられ、事実を確認する中で、一般参加者の事故が判明したという。

     TBSは「今後、事故への事前対策等を再点検し、こうした事故が起こらないように努めてまいります」とコメントしている。


    「新SASUKE」収録で5人重軽傷
    スポニチ 2007年04月06日
    https://web.archive.org/web/20070408020254/http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070406020.html

     TBSの人気番組「新SASUKE2007」の収録で3月、一般の男性出演者ら計5人が骨折などの重軽傷を負っていたにもかかわらず、同社はその際に警察に届けず、公表もしていなかったことが6日、分かった。

     TBSによると、番組は一般の参加者やタレントら男性が複数の競技で運動能力を競う内容。3月3日午後2時すぎ、横浜市青葉区のスタジオで本番収録中、30代男性が水上の島に飛び移る競技「ロープグライダー」で着地に失敗し右足を負傷。救急車で病院に運ばれ、6カ月の複雑骨折と分かった。

     このほか、同じ競技でお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一(33)ら2人が脱臼、2人がねんざしていた。収録は一時中断後に続行、番組は21日に放送された。

     TBSは「担当者が詳細を把握しておらず、4月2日に詳しい経緯が判明した」として、3日に事故を神奈川県警青葉署に届けた。同社広報部は「今回、事前にスタッフが安全を確認していた。収録時には安全管理責任者を必ず置くように指導している。原因は調査中」と話している。TBSでは、2002年にも類似の番組「筋肉番付」の収録で、参加した男性3人が頸椎損傷や頸椎ねんざの重軽傷を負う事故があり、番組が打ち切りになっている。 (共同)



    マリサ
    朝日とスポニチの記事によると、お笑い芸人の事故が最初に発覚して、その後TBSが行った事実確認の最中に更に5人の事故が発覚したとなっているけど、状況が状況なうえに前年にも事故隠蔽をしているから、どこまで本当か解らんけどな。


    レイム
    それにしても、この件はマスコミがちゃんと報じてるのね。


    マリサ
    一応な。
    流石に2007年の4月頃になると不二家の件や前回のK-1が大騒ぎになっていて、「なんでマスコミはちゃんと報じないんだ」と問題になっていたし、芸能人も怪我をしていたってのもあったんだろうな。


    レイム
    というか、一般人の扱いが軽すぎない?
    内輪(芸能人)の事故があったから報じたって疑われても仕方がないわよね。


    マリサ
    でもそれでも、報じただけまだマシなんだぜ。
    他にもこんなのがあるな。

    つまみ枝豆の妻・江口ともみ腎臓摘出!TBSまたロケ中事故
    スポーツ報知 2007年4月26日
    https://web.archive.org/web/20070428034447/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070426-OHT1T00045.htm

     タレントの江口ともみ(39)が25日、TBS系「第二週刊アサ秘ジャーナル」(関東及び宮城県地区、水曜・深夜1時25分)の収録で四輪駆動のバギーを運転中、バギーから放り出され、腰を強打。右腎(うじん)を損傷し摘出手術を受けた。病院には夫でタレントのつまみ枝豆(49)も駆けつけ、容体を見守っている。

     TBS、江口所属のオフィス北野によると、収録現場は栃木・那須町の「那須バギーパーク」。ロケ地は朝から雨で、司会の浅草キッド、ゲストのダチョウ倶楽部の寺門ジモン(44)の4人で、600メートルの周回コースを使い、タイムトライアルの競技を行っていた。競技は125ccの大人用バギーでヘルメットを着用、1周目は試走。午後1時30分ごろ、江口は3人目に挑戦し、コースカーブを曲がりきれず、木製の柵に激突。バギーから放り出された。腰を強打した江口は救急車で病院に搬送。意識はしっかりしていたが損傷の度合が強かった。担当医師は「今後の日常生活に支障はない」と話している。

     TBSでは3月の「新SASUKE2007」収録でも5人が重軽傷を負う事故があっただけに「収録中での事故であり、大変申し訳ない。江口さんと関係者の皆様におわび申し上げます」としている。

     江口は96年、つまみ枝豆(49)と結婚。番組では浅草キッドとともにレギュラーを務めている。

     ◆NHKでは市瀬秀和が骨折
    NHKでもこの日、横浜市青葉区のスタジオで時代劇「夏雲あがれ」(6月7日スタート、木曜・後8時)を収録中、市瀬秀和(32)が右足首上部を骨折する事故があったと発表。高さ1・8メートルの塀の上から飛び降りるシーンで着地に失敗した。手術する予定で退院まで1か月程度かかる見込み。


    マリサ
    これも4月の事なんだが、タレントの江口ともみさんが那須バギーパークでの収録中に事故に合い、右腎摘出の大怪我を負ったって事故だな。


    レイム
    これも酷いけど、まあ「芸能人が怪我をしたから」報じたんでしょうね。
    でもまあ隠蔽しないだけ「マシ」と思うしかないわね。


    マリサ
    事故そのものの隠蔽はな。


    レイム
    どういうこと?


    マリサ
    その後TBSが事故のいきさつを説明したんだが、

    TBSバギー事故 パーク代表「注意した」
    日テレNEWS24 2007/5/4
    https://web.archive.org/web/20070509031407/http://www.news24.jp/83169.html

    先月25日、タレント・江口ともみさんが、バギーでタイムを競う「TBS」の番組の収録中に大ケガをした事故について、「那須バギーパーク」永本悦巳代表が取材に応じ、「雨でコンディションが悪く、危険な走行はやめるよう注意した」と話した。

     TBS側は、「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」と反論している。


    マリサ
    TBS側は「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」と主張していたんだが、那須バギーパーク側は、「雨でコンディションが悪く、危険な走行はやめるよう注意した」と、主張が明らかに食い違っていたんだぜ。


    レイム
    これ、どっちかが嘘をついているって事よね。


    マリサ
    それなんだがな、TBS側はこれ以降一切の説明をしていないんだが、那須バギーパーク側は公式に事故のいきさつをプレスリリースって形で公表していてな。

    プレスリリース『テレビ番組収録中の事故について』
    那須バギーパーク 2007年4月29日
    https://web.archive.org/web/20070505064826/http://www.nasu-buggy.com/press_070502.htm

    那須バギーパーク
    代表 永本悦巳

    4月25日(水)、TBS系番組「第二週刊アサ秘ジャーナル」の撮影中に起きた、江口ともみ様の事故について、経緯をお知らせいたします。なお、現在栃木県警那須塩原署とともに原因等調査中であり、調査に支障をきたす場合もございますので、お知らせできる点には限りがあります。その点、あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。

    ■撮影までの経緯
    当施設ホームページを見た、TBS番組「第二週刊アサ秘ジャーナル」の担当者より、取材をしたいとの申し入れがあり、了承いたしました。
    当初4月18日(水)に予定されていた撮影ではありましたが、TBS番組担当者より、延期の申し入れがあり、改めて4月25日(水)に撮影をすることとなりました。(水曜定休のため次定休日に設定)

    ■撮影当日
    4月25日(水)当日は、雨模様でコースコンディションは悪化しておりました。
    事前に台本などを受け取っておらず、撮影本番直前に番組内容で「タイムトライアル」があることを知った那須バギーパークでは、雨天のコースコンディションにおいて安全性が確保できない旨を番組担当者に伝え、体験走行程度にとどめ危険な走行や競争に類する行為を行わないよう申し入れました。しかしすでに多くの番組スタッフや出演者により準備は進められており、当施設として改めて注意を喚起したうえ、やむなく走行を許可いたしました。残念ではありますが、そのような状況で江口ともみ様の事故は起きてしまいました。

    ■那須バギーパークの安全対策について
    当施設は日頃より安全面には特段の配慮を行っております。通常、雨天などのコースコンディション不良の際はコースを閉鎖しております。またコース内を走行するバギーは速度制限装置をつけており、走行時はヘルメットを着用していただくことになっております。
    走行前のインストラクションでは、映像モニターを使用しての説明に加え、速度超過などの危険行為や競争行為などの禁止を徹底してまいりました。開設以来3年間、事故は軽微なもの1件にとどまっております。

    しかしながら今回、このような事故が発生したことは誠に残念であり、怪我をされた江口ともみ様、ならびにご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

    当施設といたしましては、今後ともより一層の安全対策に努めてまいります。


    マリサ
    どうも雨が降っていたのでバギーパーク側は「安全性を確保できない」と中止を呼びかけたんだが、TBSの取材クルーはそのまま準備を始めてしまってな、それでも注意喚起をしたがやめなかったので、やむなく走行を許可したって経緯なんだそうな。


    レイム
    これが事実なら、那須バギーパーク側も結局走行を許可してしまったから全く落ち度が無いってわけじゃないけど、直接の原因は明らかにTBS側の落ち度よね。
    なのにTBSはバギーパーク側に全責任を押し付けようとしたと。


    マリサ
    そうだぜ。
    でな、この件でTBS側は「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」って釈明以降、一切の説明も反論もせずだんまりだったから、まあ「そういう事」なんだろうぜ。


    マリサ
    んでな、新SASUKE2007の事例も第二週刊アサ秘ジャーナルの事例もどっちもそうなんだが、こんな事を普通の企業とかがやったらどうなるかって事だぜ。


    レイム
    まあ、各テレビ局や新聞社が一斉に大バッシングするでしょうね。


    マリサ
    でもこの2つの事例では、各マスコミは「報じた」ってだけで特にバッシングなども一切していないんだぜ。


    不祥事が次々と発覚


    マリサ
    まだまだTBSによる「不祥事隠し」は続くぜ。


    レイム
    なんかこれだけあるとだんだんと感覚が麻痺してくるわね…


    マリサ
    前回、ゴルフの石川遼選手に対して、TBSが同じ組で回る選手や関係者に盗聴依頼をしたって事例紹介しただろ?


    レイム
    ああ、あったわね。
    で、依頼を受けた相手が怒って詳細が公表されたのよね。


    マリサ
    あれには続報があってな、

    TBS社長「ばっかじゃないか」 別選手にも接触していた
    iza/産経新聞 2007/06/06
    https://web.archive.org/web/20070609125733/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/55727/

     TBSの情報番組が、ゴルフの関東アマチュア選手権に出場した石川遼選手(15)のプレー中の声を無断で拾うため、同じ組の選手にマイク装着を依頼した問題で、番組のスタッフが別の2選手にも依頼を試みていたことが、六日分かった。

     同局によると、2選手も石川選手と同じ組。1人は所属先に問い合わせたが本人には接触できず、1人は所属先にも連絡がつかなかった。

     一方、依頼を受けた選手は「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」と証言しており、この点についてTBSは「調査中」としている。

     TBSの井上弘社長は同日の定例会見で「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」と話した。


    マリサ
    どうもTBSは同じ組で回る他の二人の選手にも盗聴依頼をしていてな、記事にもあるように依頼を受けた人が「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」と証言したそうなんだぜ。


    レイム
    この人達なんでこんなに盗聴に必死なの?
    しかもTBSの社長がこの件で「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」とか、なんでこんなに他人事なの???


    マリサ
    それなんだがな、この時期TBSがネット上で叩かれまくった原因にはな、同じ問題を何度も起こしたり、この社長みたいに問題起こしても他人事で居直っていたりしたからってのもあったんだぜ。
    要するに、問題を起こしているって自覚自体がTBSの社員の中に無かったわけだ。


    レイム
    なるほど。
    マスコミ問題では良くある事だけど、問題を起こした事よりも「その後の対応」で叩かれたってわけね。


    マリサ
    そういうことだぜ。
    しかもな、こういう態度は不二家の件でも発覚していてな。

    TBS「朝ズバ!」こっそり処分…毎日とスポニチも報道
    iza/産経新聞 2007/09/06
    https://web.archive.org/web/20071103130337/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/82820/

     放送倫理・番組向上機構(BPO)から「重大な問題があった」と指摘を受けたTBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家不祥事報道を受け、TBSが役員を懲戒処分にしていたことが5日、分かった。別の2番組の関係者が不祥事で処分を受けていたことも判明。同社は「社内処分は通常公表していない。隠したわけではない」と説明するが、関係の深い新聞社は5日付朝刊で処分内容を報じている。

     5日付の毎日新聞朝刊とスポーツニッポンの紙上で公になった、TBSの社内処分。「朝ズバッ!」の報道をめぐり、子会社のTBSラジオを含む取締役(社外取締役を除く)19人を5~10%減俸とする懲戒処分にしていた。処分は3日付。
     ほかに、制作局長を出勤停止3日、情報センター長を同2日、プロデューサー3人を減俸とした。両社の社長を兼務する井上弘社長(67)は、1カ月分の報酬の20%を自主返上する。
     「朝ズバッ!」は1月の放送で、不二家の神奈川県内の工場で賞味期限切れのチョコを回収、日常的に牛乳を混ぜ、新品として出荷していたと報道。4月に訂正した。しかし、BPOの放送倫理検証委員会が審理し、8月に「取材調査が不十分なまま断定的な表現で放送し、重大な放送倫理上の問題があった」との見解を発表。これを受け同番組は「視聴者の方におわび申し上げます」と謝罪した。

     TBSをめぐってはまた、ゴルフ界の“ハニカミ王子”石川遼選手(15)への盗聴未遂問題などで、別の2番組の関係者10人をけん責などの懲戒処分にしていたことも分かった。懲戒処分を受けたのは、3番組で計32人(延べ34人)に及ぶ。
     同社広報部によると、一連の処分内容については3日から社内で掲示。公表しなかったことについて「懲戒解雇の対象となる犯罪にまつわることであれば、処分も当然公表するが、今回はあくまで社内処分。通常、公表しておらず、隠したりするわけではない」(広報部)と説明する。3番組は5日までに、放送枠内でいずれも処分については触れていない。

     とはいえ、毎日新聞とスポニチが他社に先駆けて報道したことは事実。広報部は「社内の張り出しを見た人に内容を聞かれれば、どこの社(報道機関)にも『こういう話です』とお答えする」と釈明し、問い合わせがあったのは先の2社のみからだったとしている。

    ◆放送評論家、志賀信夫氏「TBSでは『朝ズバッ!』で行き過ぎた点があったとすでに認めているわけですから、それに対してどう処置したかを公表するのは当たり前のことじゃないですか。自主ルールに基づいて処分内容を公表しなかったということですが、こうしたところに官僚的になったといわれる原因があります。視聴者との関係を断ち切ってしまっては見放されてしまいます。視聴者に直接語りかければ愛されるTBSになると思うんですが」

     TBSは、情報番組「ピンポン!」が6月のゴルフの関東アマチュア選手権(千葉県)の際、注目の石川遼選手の声を無断で拾うため、同じ組の選手に小型マイクの装着を謝礼付きで依頼した問題で、チーフディレクターを減俸、情報センター長ら4人をけん責処分にした。また、報道番組「イブニング5」が同じ大会で、主催者に無断で取材ヘリコプターを飛ばした問題でも、プロデューサーら5人をけん責処分とした。


    マリサ
    記事にもあるように、不二家の件で社内で処分があったにもかかわらず、その事を公表していなかったり、あれだけの事をしておいて処分が出勤停止2~3日と「減俸」だけだったうえに、「懲戒解雇の対象となる犯罪にまつわることであれば、処分も当然公表するが、今回はあくまで社内処分。通常、公表しておらず、隠したりするわけではない」とか言い訳したものだから、余計に批判されたわけだ。


    レイム
    なんというか、これじゃ確かにTBSって自分達が問題ばかり起こしているって自覚が無かったと思われても仕方がないわね。
    反応を見るに他のメディアが問題を報じていること事態が予想外だったっぽいし。

    「みの氏のおわびあってよかった」 TBS検証委 
    産経新聞/yahoo 2007年11月20日
    https://web.archive.org/web/20071122224805/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071120-00000088-san-soci

     TBSは情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道を検証するため、弁護士らで組織した第三者機関「TBS検証委員会」のまとめた報告書を19日、公表した。

    同委員会は取材メモの紛失や、放送から謝罪まで3カ月かかったことなど対応の不備を指摘。また、みのさんの対応についても、「率直なおわびの言葉があってもよかった」とした。検証委は、番組担当プロデューサーら関係者14人から聴取を進めた。その結果、問題があったとする商品を他の商品と混同したことや、元従業員が「問題があった」と証言したのは「10年くらい前」だったのに、時期を明示しなかったことなど、取材、放送にいたる問題点を指摘。

     さらに、4月18日の謝罪放送でも、「行きすぎた表現やコメント」の内容が何なのか視聴者に分かりにくく、「みの氏の口から、率直なおわびの言葉があっても良かった」と結論づけた。

     TBS広報部では「指摘された点は新体制の中で生かしたい」と話しているが、現時点で、みの氏が改めて謝罪する予定などはないという。


    マリサ
    そうなんだぜ。
    しかも、不二家の件で紹介した例のTBSの「自称」第三者機関「TBS検証委員会」がな、「(みのもんた氏の)率直なおわびの言葉があってもよかった」という声明を発表したんだが、その件を問われると、「現時点で、みの氏が改めて謝罪する予定などはない」とか言い出したんだぜ。


    レイム
    は?
    というか彼は元々謝罪していなかったのよね。
    で、自称とはいえ第三者機関で「お詫びの言葉はあっても良かった」って声明出したのに、結局謝罪しなかったの?


    マリサ
    そうだぜ。
    デマで会社一つ潰しておいて、問題を起こした社員は数日の「出勤停止」と減俸だけ、社長は報酬の20パーセント返上1ヶ月のみ、みの氏の謝罪は結局無し、他社の報道も多少産経が「多め」に報じたくらいで実質その後の追求無しという、殆ど何のペナルティーもないのと同じような状態だったんだぜ。


    レイム
    これはなんというか、もうTBSは勿論だけどマスコミ業界全体が信用を失って行っても当たり前よね。


    業界の腐敗


    マリサ
    でな、さっき産経は他の大手新聞社やテレビ局に比べたら多少は問題を報じていたって言っただろ?


    レイム
    まあ、これまでの流れを見る限りほんとうに「多少」だから、評価できるほどではないけどね。


    マリサ
    TBSはそれすらも気に入らなかったらしくてな、当時産経が文化面で掲載していた「月間ワイドショー評」という記事の内容で記事内容の確認をTBSに求めたら

    【変】TBSの情報制限
    産経新聞/msn 2007.12.18
    https://web.archive.org/web/20071220185602/sankei.jp.msn.com/life/trend/071218/trd0712180814000-n1.htm

    「批判的な記事を書くのなら資料は出せません」

     ワイドショーがどんな話題を放送したかというリポートを放送時間のデータとともに、毎月文化面で掲載している「月間ワイドショー評」。内容の確認を求めると、TBSから、こんな理由で断られた。

     TBSが問題にしているのは、ボクシングの内藤大助選手対亀田大毅選手をめぐる騒動について書いた先月の記事だ。記事では、亀田選手寄りの放送をしたTBSの姿勢に対し、「反省と謙虚な姿勢が求められているのは亀田家だけではない」と投げかけた。

     その結果、「今後情報は出せない」と通告された。

     問題の試合後、TBSには1日で約1500件もの苦情が視聴者から寄せられている。視聴率さえ取れればいいという中継に対し、他局の社長からも批判の声が相次いだ。「こんな声を謙虚に聞くべきでは」と指摘したつもりだが、「局が何か放送したらそれぐらいの苦情はくるのが当たり前」(広報室)なのだそうだ。

     「ワイドショーではなく、ドラマの批判記事でも同じ対応なのか?」

     「同じです。批判的な記事になると聞いて、ビデオの貸し出しをやめた例もあります」(広報室)

     民放といえども、営利を追求する民間企業。しかし、番組とはたんに自社の利益のみを追求する商品ではないはずだ。そこにはいつもメディアとしての公平・公正な姿勢が求められる。記事では、視聴者のためにより良い番組を作ってほしいという思いから、あえて課題や反省点を指摘しているつもりなのだが…。

     「情報提供」がなくても、きょうも公共の電波でワイドショーは流れ続けている。ワイドショー評は今後も続く。


    マリサ
    記事にもあるように、「批判的な記事を書くのなら資料は出せません」と、いきなり実質的な取材拒否を受けたそうなんだぜ。


    マリサ
    原因はな、当時TBSが中継したボクシングの内藤選手対亀田選手の試合で、亀田選手は反則をしまくったうえに、セコンドからも反則を促すような声があった事を試合中のマイクで拾われてな、前編で紹介したK-1と同じような事態になっていたんだぜ。


    レイム
    で、産経はその批判をそのまま記事にしたら、TBSが逆ギレしたわけね。
    これ不二家の件のJ-CASTへの対応と全く同じよね。


    マリサ
    そうなんだぜ。
    これまでも「批判されたから取材を拒否します」なんてことがマスコミ業界限定で日常化していたから、本来これも大問題のはずなのにまかり通ってしまっていたんだぜ。


    レイム
    これ、産経は流石に反発したんじゃない?


    マリサ
    恐らく内部的には何かしらあっただろうな。
    でも、そういう事は記事にならなかったし、この問題も「これだけ」で終わってしまったんだぜ。


    レイム
    他業種がやったら大問題になるような事を内々に処理してしまったと。

    今回のまとめ
    ・TBSは不二家事件以降、番組収録で相次いだ事故を隠蔽したり、更に責任転嫁までしていた。
    ・不二家の件で社内処分を隠蔽したり、処分が事件の重大さに比べて軽かったり、みの氏の謝罪を拒否したりしていた。
    ・相次ぐ不祥事を指摘されると逆ギレ。
    ・あちこちで問題の論点がイデオロギー問題に変わってしまった。


    マリサ
    そう、しかも問題はこれだけじゃなくてな。
    これは当時のネットにも問題があるのだけど、この問題を「イデオロギー上の左右の問題」として捉えてしまう人が相当数いたんだぜ。


    レイム
    あー…。
    それ今もあるわよね、「それ右とか左の問題?」ってなること。


    マリサ
    そう、この件なら産経を右としてTBSを左として、本来「そういう問題じゃない」のに、TBSを擁護する側も批判する側もそういう方向で話をする人が結構いたんだぜ。


    レイム
    今でもマスコミ問題が「全く同じ状態」で続いているのにも、本来これは「一般常識の欠如の問題」なのに、それを無理やり左右の対立にしてしまうからってのもあるものね。


    マリサ
    そういうことだぜ。
    それでな、この「強引にイデオロギー問題に持っていこうとする」人々が目に付きだしたのもこの頃なんだぜ。


    レイム
    なるほどね。


    マリサ
    そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


    レイム マリサ
    ご視聴ありがとうございました。


    大口
    おつかれ~


    レイム
    というか今回の件、過去動画の「【マスコミ問題】マスコミの行いが注目された年」からずっと連続している動画だとすると、随分長いわね。
    ほぼ3ヶ月やってる事になるわよ。


    大口
    まあ、それだけこの年はいろんな意味でマスコミ不信に様々な影響を与えた年だったからね。


    マリサ
    しかもあと最低でも1回、2007年の動画をやるんだよな。


    大口
    更に言えば、過去動画のTBS初音ミク事件とか、毎日のネット君臨やデブリの件、日テレの盗聴問題、NHKが拉致問題を棚上げにするようアメリカの国務次官補に提案した件、愛知長久手立て篭もり事件の件とかも2007年だからね。


    マリサ
    で、来週もあるんだよな。


    レイム
    そうやって並べると、この年にマスコミがどれだけ信用を失ったかが解るわね。


    大口
    そういう事。
    しかもそういう事が色々あって今があるのに、それでもこの問題を「イデオロギー対立の問題」としか認識していない人がいるんだよね。


    レイム
    そういう人達って、裏を返せばこの問題そのものが「大した事が無い問題」と考えているって事になるのだけど、その意味に気付かないのかしらね。


    大口
    イデオロギーしか見えていない人達ってそんなもんだよ。


    マリサ
    ま、そんなわけで今回はここで終わるぜ。


    レイム マリサ 大口
    またらいしゅ~



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  • 韓国は北朝鮮の言いなり

    2018-09-12 23:4531

    さて、本日は「自主外交」をするといいながら、実質北朝鮮の言いなりになっている韓国について手短に書いて行きます。

    初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

    ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


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    ・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

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    ・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
    う思うか」という客観性を常に持ちましょう

    ・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。

    1:北朝鮮の狙い


    まずはこちらの記事から

    [社説]与野党、平壌の南北首脳会談成功のため意を結せよ
    ハンギョレ新聞 2018-09-10
    http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/31595.html

     大統領府は18日に平壌(ピョンヤン)で開かれる文在寅(ムンジェイン)大統領と金正恩(キムジョンウン)北朝鮮国務委員長の南北首脳会談に国会議長団と与野5党の代表の同行を要請した。イム・ジョンソク大統領秘書室長は10日「国会が一緒になってこそ南北交流協力が安定すると言われている」として「皆さんが招請に応じれば国会・政党特別代表団を構成する」と話した。しかし大統領府の発表に先立ち自由韓国党のキム・ビョンジュン非常対策委員長と正しい未来党のソン・ハクキュ代表は拒否の方針を表明して、5党代表同行の北訪問は実現しにくくなっている。

     今回の平壌南北首脳会談は金大中(キムデジュン)、廬武鉉(ノムヒョン)大統領に続く3度目の北朝鮮訪問会談で、北の核の解決と南北関係進展の重大な山場といえる。大統領府の望み通り5党代表が一緒に北を訪問して国会・政党レベルの対話がなされるなら錦上に花を添えるものだが、首脳会談に野党代表が同行するのは容易ではないことだ。南北首脳会談の日程が多少急に決められたし、北と米国の交渉が膠着状態にある点も野党としては負担だろう。大統領府もこのような事情を考慮して5党代表を公式招請しているものの、民主平和党のチョン・ドンヨン代表と正義党のイ・ジョンミ代表ら一部代表の同行を念頭に置いていると見られる。ムン・ヒサン国会議長も定例国会に専念するために今回同行しないことにしている。

     文大統領と5党代表の同行訪問は難しくなったものの与野党政界が今回の首脳会談成功のために意見交換することは緊要だ。大統領府は最後まで野党代表の北朝鮮訪問のために誠意を尽くして説得して協議しなければならない。自由韓国党と正しい未来党も党代表が難しいならば党内外交安保関連の幹部でも同行させる策を考慮するのもいい。今回の会談を機に南北間の国会次元の会談を着実に準備する必要がある。

     ムン国会議長と与野党の国会代表は政府が11日の国会に提出する予定の板門店宣言批准同意案を今回の首脳会談の結果を見ながら処理することで合意した。首脳会談を控えてこの問題を政争化すまいとの趣旨という。南北問題は与野党ができるだけ合意に基づいて静かに進めるのが良い。政府・与党は欲を出して強く押しつけようとしてはならない。野党は南北問題に関する限り非協力で一貫する態度は捨てるべきだ。

     与野党とも歴史的な平壌首脳会談の成功のために互いに配慮して知恵を集めて協力する道を見い出すべきである。


    この記事なのですが、要するに文政権が野党に対して「一緒に平壌を訪問するべき」と要求したが、保守系野党は拒否したという記事です。


    この件での文政権の狙いは明白です。
    元々野党がそんな要求を受け入れられるわけが無い事を知った上で、「南北の和解に協力しない保守」というイメージを作りたかったのです。


    この事は以下の記事からもわかります。


    野党の首脳会談同行拒否、文大統領は「党利党略」と批判 朝鮮日報 2018/09/12
    1/2ページ) (2/2ページ
    【社説】国会・野党を金正恩氏の前に連れていきたい文政権 朝鮮日報 2018/09/11


    要するに文大統領は、「野党は党利党略のために南北の和解を妨害している」と宣伝し、まさに文大統領自身がこの問題を党利党略のために利用しているのです。


    ではこの「平壌南北首脳会談」は文大統領の支持率稼ぎが主な目的かといえばそれも違います。


    恐らくですが、元々この「野党も平壌に連れて行く」という計画は北朝鮮が考えたものであり、文政権は単に利用されているだけです。


    では北朝鮮の目的は何かといえば、これはご存知の方も多いでしょうが「核廃棄をしないままの経済制裁解除」であり、もし文政権が野党を連れて平壌へ向かえば、明確な核放棄をしないままの経済制裁解除を「韓国の総意」として宣伝できます。


    また、野党が上記記事のように同行を断った場合には、文政権と一緒になって「和解を妨害する積弊だ」と攻撃できますから、現在の韓国の情勢では北朝鮮にとってどちらに転んでもメリットしかありません。


    もし仮にこの件で大きな失敗があったとしても、ダメージを受けるのは実際に行動に移した韓国側だからです。


    実際、北朝鮮は表では核廃棄交渉をしながら核兵器の増産をしている可能性が高く、また核施設の放棄も中途半端なまま止まっており、そのうえで韓国に対して実質制裁解除になるような要求をし続けており、巧妙に韓国を手駒として動かしています。


    「北朝鮮、今年に5~8個の核兵器生産した可能性」 米NBC報道 東亜日報 September. 12, 2018
    金委員長「一方的非核化措置取る計画はない」 ハンギョレ新聞 2018-09-11
    【萬物相】韓国とイスラエル 朝鮮日報 2018/09/09 (1/2ページ) (2/2ページ


    そして北朝鮮は、「南北和解という得点を稼ぎたい」文政権に対して、事あるごとに注文をつけ、「成果を出したいなら言う事を聞け」と圧力をかけ続けています。
    実際上記の「【萬物相】韓国とイスラエル」では、北朝鮮の要求でイスラエル大統領の訪韓を拒否したのではないかと問題を提起しています。


    北朝鮮「南朝鮮の所得主導成長は虚構」 朝鮮日報 2018/09/08


    要するに文政権は、自分達は自分達の党利党略のために北朝鮮を利用しているつもりなのでしょうが、実際には北朝鮮の「思惑通り」に動かされているだけなのです。


    2:韓国内の「自主派」


    ではなぜ文政権はここまで北朝鮮の「言いなり」なのか、大雑把には「親北朝鮮だから」という説明で終わってしまうのですが、韓国の「親北」にも色々あり、文政権の支持母体となっている労組や慰安婦団体などは明らかに北朝鮮と直接繋がっていますが、文政権には恐らくですが直接のつながりはありません。


    (もし文政権に直接の繋がりがあったのなら、アメリカや韓国三大紙はとっくにそこを突いているでしょう)


    では文政権はどんな「親北」なのかといえば、それは「自主派」とよばれる考え方に基いた親北であり、この自主派というのは以下の朝鮮日報の鮮于鉦記者の記事の説明がわかりやすいです。


    【コラム】「わが民族同士」で韓半島の未来は決められない 朝鮮日報 2018/09/09 (1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ


    少々長い記事ですが、自主派を民族主義に根ざした「わが民族の運命はわれわれ自身で決定する」という考えに基き、記事では「我族の国は我族が主張するという主義」という解釈をしています。


    要するに、他国の判断を排除した独自の外交によって朝鮮半島を統治していくという、ある種の孤立主義とでもいうような考え方で、北朝鮮は度々韓国に対してこの主張をしており、韓国内の「自主派」というのはこれに同調した民族主義者の事です。


    文政権はこの考え方を持つ人々が集まった政権で、過激な韓国労組や慰安婦団体のように単純に北朝鮮の利益に追従するのではなく、「自分達が朝鮮半島情勢や核をコントロールするのだ」「周辺三国(日本、中国、ロシア)やアメリカの意向は拒否する」というスタンスから、北朝鮮に同調するという考え方になってます。


    しかしこの考え方は、結果的に最初のほうで書いたように北朝鮮が「核を維持したまま経済制裁を解除する」という方針に利用されており、現在のアメリカと韓国の軋轢はここから生まれています。


    そのため、以下のハンギョレの記事のように


    [寄稿]恵山市の変化と金正恩の非核化の動機 ハンギョレ新聞 2018-09-10


    「北朝鮮への経済制裁は効果がない」という論調をされると簡単に同調してしまい、それが結果的に先月に発覚した北朝鮮からの石炭輸入問題を引き起こしたり、北朝鮮への経済制裁を有名無実化しかねない南北連絡事務所の設置問題などに繋がるわけです。


    こうした外からの北朝鮮への核放棄の働きかけを「自主派」は「外国からの不当な介入」と考え、「恨(ハン)」を感じるからです。


    米国、南北の連絡事務所開設に「同意」へ転換 東亜日報 September. 10, 2018

    ※恨(ハン)とは
    あくまで個人的な見解となるが、「主観的な正しさ」を絶対視する韓国社会において、この主観的正しさが相手や社会から受け入れられない場合に、彼らが感じる理不尽さを根底として、そこから派生する様々な感情の総称。

    また恨には「解消」という概念があるが、これは完全に恨が消失するものではなく、「一過性」のものでしかない。

    韓国人の中にある「主観的正しさ」と「恨(ハン)」



    また、最初のほうで取り上げた平壌訪問問題でも、野党の同行と共に韓国の経済界関係者の同行を要求しており、明らかに北朝鮮はこの南北会談を核放棄の場ではなく経済協力の場にしたいのが明白にも関わらず、文政権は経済界に圧力をかけてでも同行を強要しようとしています。


    南北首脳会談に同行すべきか、頭を抱える韓国財界 朝鮮日報 2018/09/12 (1/2ページ) (2/2ページ


    恐らく文大統領の思惑としては、経済協力によって韓国企業を北朝鮮に進出させ、それで低迷する韓国経済の好材料にしたうえで、低下した自身の支持率を立て直しをするという「二兎」を想定しているのでしょうが、そこを北朝鮮に見透かされ利用されているわけです。


    つまり現在の韓国の動きは、韓国内の民族主義系「自主派」が、「外国の思惑で動いてなるものか」という考えを先鋭化させ、更に自主派の文政権が韓国内での支持や国際的評価のために現状を利用しようとしたため、北朝鮮にそれを見透かされた結果なのです。


    ある意味で、現在の韓国内の動きは、先鋭化した民族主義に根ざした「自主派」の動きを、北朝鮮が北朝鮮の国益のために利用しているとも言えます。



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