• 「何が問題なのか」に気付けない韓国

    2018-02-21 23:21143

    さて、本日は2月9日に行われた日韓首脳会談に関連し、韓国側の態度がもたらした「大きなツケ」について書いていきます。


    今月9日に韓国で安倍首相と文大統領との会談が行われたが、その中で安倍首相が米韓合同演習の重要性や慰安婦合意に関する確認などを行ったが、文大統領は前者には「内政干渉」と反発、後者に関しては後に青瓦台が「日本政府の発表は事実と異なる」と反発していた。


    この件、後の日本とアメリカの反応を見ると韓国に対して「一体どちら側なのか」と踏み絵をしていた事がほぼ間違いなく、文大統領や青瓦台はその事に気付かず「いつもの反応」をしていた事になる。


    その後アメリカ側による韓国GMの群山工場閉鎖や通商圧力が加速した事を見ると、この日韓首脳会談の韓国側の反応が「決定打」になった可能性が高い。



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:勢いよく日本に反発


    まずはこちらの記事から

    文大統領、韓米訓練の進行を主張した安倍首相に「内政干渉」と一針
    ハンギョレ新聞 2018-02-10
    http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29759.html

    9日の会談で「主権であり内政に関する問題」強い遺憾表明 
    慰安婦問題、北朝鮮核解決法に対しても顕著な見解の相違

     文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日、韓米合同軍事演習問題に言及した安倍晋三首相に「内政に干渉するのは困る」として強い遺憾を表明したことが10日知らされた。

     ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通首席はこの日、記者たちと会い、前日の文大統領と安倍首相の非公開会談の内容を紹介した。ユン主席は「安倍首相が『オリンピック以後が峠だ。非核化に対する北朝鮮の真摯な意志と具体的行動が必要だ。韓米軍事演習を延期する段階ではない。韓米合同軍事演習は予定通りに進めることが重要だ』と話した」として「これに対して文大統領は『安倍首相のお言葉は北朝鮮の非核化が進展する時まで韓米軍事演習を延期するなという言葉と理解する。しかし、この問題は私たちの主権の問題で、内政に関する問題だ。首相がこの問題を直接論じてもらっては困る』と話した」と明らかにした。

     文大統領と安倍首相は、前日行われた3回目の首脳会談で、日本軍慰安婦問題と北朝鮮の核解決法をめぐり、顕著な見解の差を表わした。「慰安婦合意は国家対国家の合意であり、政権が変わっても守らなければならないというのが国際原則だ。日本はその合意を最終的かつ不可逆的として受け入れ約束を守ってきただけに、韓国政府も約束を実現することを希望する」という安倍首相の話に対し、文大統領は「慰安婦合意により問題が解決されていないという決定は、過去の政府の合意以後に慰安婦被害者と国民が合意内容を受け入れなかったため」と反論した。また「北朝鮮は平昌(ピョンチャン)五輪期間に南北対話をしながらも、核とミサイル開発に注力している。北朝鮮の微笑外交に注意を注がなければならない」とした安倍首相に対し、文大統領は「南北対話が非核化をぼやかしたり国際協力を乱すということは取り越し苦労に過ぎない」と一蹴した。
    ソン・ヨンチョル記者


    先々週の記事なのですが、この日韓首脳会談で安倍首相が米韓合同演習に触れた件、会談の前日に安倍首相がペンス副大統領と会談していたことも考えると、日本とアメリカが文政権を「ためした」可能性が極めて高いです。


    どういう事かといえば、この回答次第で韓国が日本と北朝鮮のどちらを「優先するか」がはっきりするため、今後韓国が日米韓で対北朝鮮の連携を取る事ができるかどうか、文大統領の意思を直接確かめる事が出来るからです。


    またもう一つ、合同演習そのものを韓国が「負担に感じているかどうか」もこの質問から推測できます。
    なぜかといえば、北朝鮮が韓国に対して何度も「合同演習をやめれば対話とする」といった、主張をしており、これは「中国の意向」でもあるので、北朝鮮や中国と「同盟国」どちらを重視しているかがわかるからです。


    そしてこの北朝鮮の意向を受け、韓国政府内では「再延期」の議論が当時始まっていたことも重要です。


    【社説】韓米合同軍事演習にあいまいな態度を取り始めた韓国政府 朝鮮日報 2018/02/13 (1/2ページ) (2/2ページ
    韓米合同軍事演習の再開は…?規模・期間縮小の可能性も ハンギョレ新聞 2018-02-13
    北朝鮮、1カ月後に迫った韓米合同軍事演習を牽制 ハンギョレ新聞 2018-02-20
    韓国統一相「平昌五輪で延期中の合同軍事演習実施に向け米国と協議」 Newsweek/ロイター 2018年2月20日



    このような背景のある質問に対して、文大統領は「演習はする」としながらも「内政干渉だ」と突っぱねたわけです。
    しかも韓国の多くのメディアはこの文大統領の態度を肯定しました。


    その後文大統領は一応アメリカには「演習は重要」とフォローを入れたようですが、これで現在の韓国では日本と対北朝鮮の連携がとれない事、文大統領が合同演習を負担に感じている事がはっきりしたわけです。


    文氏の「内政干渉」発言でビンタ食らった安倍氏、トランプ氏に「米韓演習は重要」 中央日報 2018年02月19日


    演習に負担を感じていないならば、そもそも安倍首相から「演習は重要」といわれた程度で「内政干渉だ」などと過剰反応する必要が無いからです。
    そして韓国側は事の重大さにまだ気付いていません。


    2:韓国側からの訪朝問題


    もう一つ問題なのが、平昌に金正恩の妹がやってきた事の返礼として、韓国側からも「同格」の人物の訪朝が話し合われているうえに、文大統領の訪朝依頼を金与正氏が伝えた事です。


    これに関して、核問題の進展が本来必要にもかかわらず、既に韓国政府内では条件無しの政府高官訪朝に前のめりになっています。


    [ニュース分析]南北首脳会談の地均し…対北朝鮮特使?高官級会談? ハンギョレ新聞 2018-02-13
    [社説]南北首脳会談、今こそ本当に韓国が朝鮮半島の「運転席」に座る時だ ハンギョレ新聞 2018-02-12


    しかも上記記事にもあるように、これら会談で韓国が「主導権を握れる」と考えている人々が韓国政府内にかなりの数存在しており、その中には恐らく文大統領自身も含まれているのです。


    ただし、一応韓国の三大紙はこの訪朝に批判的で、例えば中央日報はこんな記事を掲載しています。


    【グローバルアイ】金与正の帰還報告 中央日報 2018年02月13日


    最近になり、文大統領は訪朝に対して少しだけ慎重になり始めていますが、これは恐らく日本とアメリカが文大統領に何かしらの圧力をかけたからでしょう。


    そして先日朝日新聞が、昨年末に平壌で韓国の政府関係者と北朝鮮政府関係者が接触し、平昌参加の協議を行ったという報道に関して韓国側が猛反発しましたが、私はこれを文大統領の上記態度変化が関係していると見ています。


    「南北が昨年平壌で接触」 朝日の報道は「誤報」=韓国大統領府 聨合ニュース 2018/02/19


    どういう事かというと、訪朝に前のめりになっていた文政権がいきなりその態度にブレーキをかけたため、北朝鮮が恐らく朝鮮総連を通じて朝日新聞に「過去の接触」をリークさせ、更に日米との足並みを乱させると同時に、文政権に「余計な事をするとまた情報を出すぞ」と牽制したのではないかというわけです。


    以前から書いているように、朝日新聞は朝鮮総連と「近しい関係」にあるうえに、朝鮮総連の機関紙である「朝鮮新報」は北朝鮮政府の声を代弁する関係にあるほど密接である事は周知の事実だからです。

    参考記事
    韓経:「南北関係改善期間中は核実験・ロケット発射しない」 中央日報 2018年02月13日
    http://japanese.joins.com/article/584/238584.html
    北朝鮮の立場を対外的に代弁する在日本朝鮮人総連合会

    北朝鮮「関係改善・平和的環境に有意義なきっかけ」 ハンギョレ新 2018-02-13
    http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29776.html
    北朝鮮の立場を対外的に代弁してきた在日本朝鮮人総連合会機関紙


    3:アメリカからの警告


    このようにして、現在韓国の文政権は北朝鮮の核問題よりも友好を重視している事、日米韓による対北朝鮮の連携が実質不可能である事、米韓合同軍事演習を文政権が負担に感じている事などが、一連の「オリンピック外交」によってはっきりしました。


    そして実は、これと似たような状況が過去、文政権と同じく「親北」だった盧武鉉政権(2003年2月~2008年2月)時代に発生しており、その時は日米からの警告で盧武鉉政権が「折れた」のですが、今回文政権は警告があってもそれをほぼ無視しています。


    その結果、アメリカが韓国に対して「痛みを伴う警告」をしてきたのではないかと見て取れる反応をしてきています。


    例えば、日韓首脳会談の少し前から、韓国GMが稼働率の低い韓国の工場を閉鎖するという「噂」を流していました。


    韓経:撤収説流す米国GM…知らぬ振り貫く韓国政府 韓国経済新聞/中央日報 2018年02月09日


    そして日韓首脳会談が実質対立のままで終わると、数日後にGMは特に稼働率の低い郡山工場を閉鎖すると発表、更にトランプ大統領が「GMがアメリカに帰ってくる」とこれを歓迎しました。


    トランプとGMの挟み撃ちに遭う韓国 朝鮮日報 2018/02/15 (1/2ページ) (2/2ページ


    韓国ではこれによって関連企業も含め数千人の雇用が失われる事になります。
    勿論、韓国の過激な労組問題に苦しんでいるGMがもうどうにもならなかったのは事実ですし、トランプ大統領が雇用をアメリカに戻そうとしていたのも事実ですから、原因は「それだけ」ではないでしょうが。


    また、今週になると更なる動きがあり、アメリカは韓国の鉄鋼メーカーなどに制裁関税を行うとの発表をしました。


    「米国の韓国たたきも度が過ぎる」…文大統領「通商摩擦も辞さず」強く対応 ハンギョレ新聞 2018-02-19
    政府「同盟国のうち韓国だけがなぜ鉄鋼制裁を受けるのか明確でない」 中央日報 2018年02月20日


    記事にもありますが、他国も制裁対象になっているとはいえ、アメリカの同盟国で韓国だけがこのような措置を取られた事に韓国はかなり不満をもっているようですが、タイミング的にこれはアメリカから「対北でそんな態度を取っているならもう保護はしないぞ」というメッセージでしょう。
    (韓国が現在制裁中の中国鉄鋼材の対米迂回輸出ルートになっているという問題もあります)


    先ほども書いたように、盧武鉉政権はこうなる前に「気付いて」折れたわけですが、文政権はこの意味に気付かず折れないどころか、アメリカとの対決姿勢を明確にしつつあります。
    貿易依存度が高く、その依存先はアメリカと中国であり、その中国にはTHAAD関連で制裁を受け、その制裁の解除もまだ限定的であるにも関わらずです。


    米の輸入制限に「決然と対応」 WTO提訴も=文大統領 聨合ニュース 2018/02/19


    そしてこの事自体も更に日米の不信となってきています。
    なぜなら、中国が制裁したときにはWTOへの提訴を躊躇い、むしろ中国に積極的に接触し「許しを請う」態度を取っていた韓国が、アメリカには即座に「WTOへの提訴だ」と言い出したからです。


    そしてここまで事態が悪化したにも関わらず、多くの韓国メディアや文政権は状況の深刻さに殆ど気付いていません。
    まだ交渉でどうにかなると思っているのです。


    以前書いたように、「韓国は「走り終わってから」考える」からです。


    そして多くの韓国人は、平昌で文大統領が日本に対して明確な対決姿勢を示した事が問題の発端である事にまだ気付いていません。
    要するに、「友好国や同盟国よりも敵対国を優先すればどうなるか」ということです。


    これまでは、こういうときに日本が助け舟を出していたから何とかなっていただけなのです。



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  • 【マスコミ問題】マンガ嫌韓流とマスコミ

    2018-02-17 23:2935
    今回はマンガ嫌韓流を巡る騒動についてとなります。

    元となった記事
    2005年、マンガ嫌韓流をなかったことにしようとしたメディア達




    youtube版
    https://youtu.be/YhGFaxVwc8k


    以下は動画のテキスト版です。

    レイム マリサ
    ゆっくりしていってね


    マリサ
    さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


    レイム
    あれ?これってどちらかというと日韓問題じゃないの?


    マリサ
    まあ、韓国でも大騒ぎはされたんだが、日本国内での出来事の方が重要度ははるかに上なんだぜ。
    何より日本のマスコミ業界(特に朝日)はこれに関連して色々「やらかした」からな。


    レイム
    へぇ、そうなんだ。


    マリサ
    そうなんだぜ。
    それじゃ本編へいくぜ。



    嫌韓流の衝撃


    マリサ
    まずな、このマンガ嫌韓流なんだが、元々この作者は2ちゃんねるのメタル板住人だったそうでな、その頃に日本の「韓国報道」に疑問を持ち、色々と調べていくうちに2002年頃にハングル板に行き着いたって経緯があるそうだな。


    レイム
    あ、元々ハングル板の住人ってわけじゃなかったのね。
    たしかうp主もそうよね。


    マリサ
    まあ、うp主の場合には元々がマスコミ板住人で「全くの無関係」ではなかったわけだから、ハングル板に来た経緯は似ているけど背景は違うかな。


    レイム
    というか、この頃に韓国に疑問をもって色々と自分で調べて、最終的に2ちゃんねるのハングル板に行き着いた人って多かったのよね。


    マリサ
    そうだな、ネット上でさえ「本来の韓国の情報」を集められる場所は当時ほぼここしかなかったから、ほんといろんな人が集まってきていたんだよな。
    大半は「2002年のサッカーワールドカップでの日本のメディアの報道姿勢」に疑問を持ってだったことも特徴的だぜ。

    そんななかで嫌韓流の作者の山野車輪は、この問題提起をネットの外でも行うべく、自身のマンガを出版社に持ち込んだり、自身のHPで公開したりしていたんだぜ。


    レイム
    今でもそのページ残っているわよね。


    ここは、キワモノマンガ家 山野車輪のウェブサイトです。
    http://propellant.fc2web.com/index.html


    マリサ
    そうそう、だから車輪って実は嫌韓流出版前からハングル板では結構有名だったんだぜ。
    ただ、あえて言うとそのマンガの内容は既にハングル板では既出のものばかりだったので、「新しさ」は全く無かったけどな。


    レイム
    じゃあなんであそこまで話題になったわけ?


    マリサ
    そこが重要で、その事を知るためのヒントも作者のページにあるんだぜ。

    2003年7/17~7/21のぐだぐだ日記を編集・一部追加してうPしました。-車輪-
    http://propellant.fc2web.com/contents/intro.html

    (一部抜粋)
    出版社は右よりの主張が出来ないのか?
     この辺の事情を3ヶ所目に回った出版社の編集さんに教えて貰った。どうやら、朝鮮に関する内容について間違った記述をした場合、大阪にある民団か総連かその辺は知らないけど、在日の講習に編集と作家が毎週一回、それを一年間通い続けなければならないというルールがあるそうだ。この編集さんの話ぶりだと拒否出来ないっぽい。冗談じゃない。在日に都合の良い、嘘で塗り固められた講習を受けるのはまっぴらだろう。だから本気で描く場合、作家側が完全に理論武装しておかないと上記の様なことになるらしい。その編集さんの好意で、某右よりの雑誌の編集さんを呼んで貰おうとしたけど編集部にいなかったらしく、深い話は出来なかった。残念。
     それにしても在日という存在は恐ろしい権力を持っているのだな‥‥日本人を虫けらのように思っているのではなかろうか?日本のあまりにも自虐的すぎる歴史観は在日の犯罪を覆い隠している。


    マリサ
    要するにな、在日韓国・朝鮮人の意に反する内容を出版すると、編集と作者が朝鮮総連だか民団だかに呼び出されて、長期間の「講習」を受けないといけないという仕組みがあったそうなんだ。
    んでこれな、当時から「講習という名の糾弾会だよな」と言われていたぜ。


    レイム
    糾弾会ってあれよね、1人から少数の人を数十人から時には百人近くで取り囲んで、人格否定や罵倒を繰り返して、最終的に自殺に追い込んだり、人格を別のものに変えてしまったりするある種の拷問よね。


    マリサ
    そうだぜ。
    そしてこの車輪の日記によって、日本の「言論の自由」なるものの正体がはっきりしたわけだな。
    言論の自由なんてものはそもそも日本に存在しないと。


    レイム
    あれ?
    でもマンガ嫌韓流は出版できたし、作者の人は今でも普通に活動しているのよね。


    2018年2月19日21時08分追記

    この件に関しては、日記で書かれている内容などから私は目的が「広く周知される事」を防ぐ目的であって、「出版されない事」ではないと判断しました。
    そもそも、独裁国家でもない限り出版そのものを封じる事など不可能だからです。

    そのうえで、大手出版社に圧力をかけ「出版を躊躇う」状態にしておくことのメリットとして、たとえ小規模出版社が出版し問問題提起されても発行部数が少なく殆どの人の目には触れない上に、詳細さえ知られなければ韓国や在日・韓国朝鮮人への否定的な意見は「差別主義者の右翼」とレッテル貼りと印象操作が可能です。

    つまり、小規模な中小出版社などが少数の本を発行しようと、元々は彼らにとって問題が無いうえに、利益よりもリスクが高く「割に合わない」というイメージが保たれていたわけです。

    それが、マンガ嫌韓流の出版と大ヒットで、「小規模出版社の本」が宣伝もなしに大ヒットし、このカテゴリーは既存の出版物のセオリーと関係なく売れ、しかも相当な需要がある事が判明、レッテル貼りと事実上の脅迫によって「多数目に触れない事」を成立させ、出版社に「割に合わない」と思われていた固定観念が崩壊、元々「出版全てを監視」できておらず、「そういうイメージ」を植えつけていたシステムそのものが「成り立たなくなった」というわけです。




    マリサ
    そこがマンガ嫌韓流の重要なところなんだぜ。
    車輪は当時成人向けのマンガなどを出版してた晋遊舎という無名の出版社からマンガ嫌韓流を出版したんだが、ここは無名の零細だったので「言論弾圧の手」が及んでいなかったんだぜ。


    マリサ
    しかもだ、本来無名で成人向けの本ばっか出版していたところの本が発売1ヶ月で30万部という大ヒットを飛ばしたものだから、出版界の言論弾圧の仕組みそのものが崩壊してしまったんだぜ。


    レイム
    あー、そういうことね。
    それまで大手出版社を押さえ込んでおくことで成立していた言論弾圧のシステムそのものが、セオリー完全無視の大ヒットによって仕組みそのものが成立しなくなってしまったわけね。


    マリサ
    そういうことだぜ。
    マンガ嫌韓流の価値は内容よりも「仕組みをぶっ壊した」事にあるわけだ。
    以後、韓国や北朝鮮への批判本は出版界で当たり前になったからな、この事での車輪と晋遊舎の功績はでかいぜ。


    ヒットの原因


    マリサ
    2005年7月26日に出版されたマンガ嫌韓流は、文字通り出版業界の黒船となったわけだけど、実はこのマンガがヒットした背景には日本のメディア報道、特に朝日新聞が大きくかかわっているんだぜ。


    レイム
    どういうこと?
    朝日なんてそれこそ言論弾圧の中心的存在みたいなものでしょ?


    マリサ
    まあそうなんだが、発端は朝日新聞に掲載されていたアマゾンの書籍ランキングなんだぜ。



    マリサ
    当時アマゾンの予約ランキングで嫌韓流は結構話題で和書総合1位になっていたんだが、朝日に掲載されていた和書総合ランキングにはなぜか反映されていなかったんだ。


    マリサ
    それどころか、7月11日~7月17日総合ランキングから、その前には無かった「※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。」という注釈が付くようになったんだ。

    Amazon.co.jp(和書総合、7月11日~7月17日) 7月23日更新
    https://web.archive.org/web/20050727000103/http://book.asahi.com/ranking/TKY200507230145.html

     経済のニュースを一般向けに解説した「細野経済シリーズ」がミリオンセラーとなった著者の最新刊、『細野真宏の世界一わかりやすい株の本』が第1位に。トップ10のうち8冊は経済関連書籍。残りの2冊は上半期のベストセラー、復刻版『ちびくろ・さんぼ』と韓国ドラマ関連書籍。

    ※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。

    1位 細野真宏の世界一わかりやすい株の本
    2位 世界一読みたかった お金の聖書(バイブル) 幸せで豊かになる力が、絶対身につく本
    3位 ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
    4位 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
    5位 私の財産告白
    6位 ちびくろ・さんぼ
    7位 小倉昌男 経営学
    8位 人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン
    9位 人生計画の立て方
    10位 韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド


    レイム
    これ「総合ランキング」よね?
    和書の定義にマンガが含まれていなかったとかじゃないの?


    マリサ
    そんな事は無い上に、そもそも嫌韓流ってカテゴリーはマンガじゃなくて「ムック本」だったからな、マンガは含まれていなくても本来ランキングには乗るはずなんだぜ。


    マリサ
    しかもだ、10位の「韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド」ってムック本だぜ。


    レイム
    これはひどい


    マリサ
    しかもその次の週になると「スイス政府編『民間防衛』が英国同時多発テロ、地震などの影響で3位に。」とあるんだが、この民間防衛が何故売れたかというと、嫌韓流と一緒に買う人が多かったからなんだぜ。

    Amazon.co.jp(和書総合、7月18日~7月24日)
    https://web.archive.org/web/20050801180530/http://book.asahi.com/ranking/TKY200507300200.html

     ビジネス書ベストセラーの常連、神田昌典の1年ぶりの新刊『人生の旋律』が第1位。スイス政府編『民間防衛』が英国同時多発テロ、地震などの影響で3位に。9位の『フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり?』は若者に人気のライトノベル。TVアニメ化の影響で幅広く読者を増やし、トップ10にランクインした。

    ※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。


    レイム
    なんかこう、隠そうとすればするほどドツボにはまっていくのが物凄くわかり易いわね…


    マリサ
    更にその翌週にも「テロや地震の影響で『民間防衛』など防災対策の書籍にも関心が高まっている。」とかやっていたものだから、最早必死すぎてネット上で嘲笑の対象になっていたんだぜ。

    Amazon.co.jp(和書総合、7月25日~7月31日)
    https://web.archive.org/web/20050807234858/http://book.asahi.com/ranking/TKY200508060133.html

    写真を豊富に使って、性教育本をわかりやすく解説した『ラヴァーズ・ガイド』が、警視庁から修正警告を受けたというニュースの影響で逆に人気が集中した。『細野真宏の世界一わかりやすい株の本』『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』など、初心者でも手に取れそうな株関連書籍が人気を集めている。また、テロや地震の影響で『民間防衛』など防災対策の書籍にも関心が高まっている。

    ※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。


    レイム
    もうあれね、朝日はそろそろ「ごめんなさい」するべきね。


    マリサ
    これだけだと思うか?


    レイム
    まだ何かやらかしたの?


    マリサ
    更にその次の週になるとな、新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論が6位にランキングしたんだが、これアマゾンのジャンルわけで「コミック」なんだぜ。

    Amazon.co.jp(和書総合、8月1日~8月7日)
    https://web.archive.org/web/20051210122106/http://book.asahi.com/ranking/TKY200508130115.html

    1位の『富を手にする「ただひとつ」の法則』は、独自の成功哲学を構築したウォレス D. ワトルズの代表作として、1世紀にわたり読みつがれてきた幻の書。2位の『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』は、東京直下型の震災時に、自宅まで歩いて帰るために利用できる地図。8位の『民間防衛 新装版』といい、世相を反映して、テロ攻撃や災害から身を守るための本が売れている。3、4位には株の入門書がランクイン。

    ※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。


    マリサ
    しかも「※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。」という注釈はそのままだったものだから、余計に必死さが笑いを誘ったんだぜ。


    レイム
    ねえ、もしかして朝日はわざとやってる?
    こんなのもうギャグでしょ。


    マリサ
    これだけだと思うか?


    レイム
    え?


    マリサ
    更にその翌々週になるとな、何の説明もなしに除外していた嫌韓流とマンガ中国入門をランキングに入れ始めたんだ。
    「※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。」って注釈そのままでな。

    Amazon.co.jp(和書総合、8月15日~8月21日)
    https://web.archive.org/web/20050923094303/http://book.asahi.com/ranking/TKY200508260242.html

     歴史書が多数ランクイン。『新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論』は小林よしのりが靖国問題を斬る“靖国論”。『成功の女神に好かれる人嫌われる人—努力しなくても成功する人努力しても成功しない人』は実業家として成功した著者が、自らの経験から「成功の女神」に好かれるコツを説いている。白洲正子の夫で、GHQと激しく対峙しながら、日本の早期独立と経済復興に貢献した白洲次郎の評伝『白洲次郎 占領を背負った男』もランクイン。※Amazon.co.jpからのおことわり:これまで漫画のタイトルにつき除外しておりました『マンガ嫌韓流』と『マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究』を今回よりランキングに含めております。

    ※ランキングの対象書籍にコミックは含まれていません。


    レイム
    ちょっと待ってよ「Amazon.co.jpからのおことわり」ってなに?
    なんでアマゾンのせいになっているわけ?もしかして除外していたのが本当にアマゾンだったの?


    マリサ
    その可能性は限りなくゼロに近いぜ。
    なぜかというとな、同じ時期の産経のアマゾンランキング和書総合にはちゃんと嫌韓流もマンガ中国入門も入っていたからな。


    レイム
    ああそうか、同じアマゾン『和書総合』のランキングなら、朝日にも産経にも同じデータがアマゾンから送られているはずだしね。


    マリサ
    そういうことだぜ。
    それでだ、こんなグダグダな事をやらかしたら、「悪乗り大好き2ちゃんねらー」が黙っているわけないよな。


    レイム
    あ、もしかして…


    マリサ
    そのもしかしてだぜ。
    この朝日のグダりっぷりを見た当時の2ちゃんねらー達が、面白がってマンガ嫌韓流を買いまくったんだぜ。
    1000円で何ヶ月も弄れる「玩具」だからな。


    マリサ
    もちろん、2002年からの韓国関連のマスコミ報道への不満からってのもあったんだが、一番の原因はこれだぜ。


    レイム
    その結果が1ヶ月で30万部の大ヒットで、ついでに出版業界のタブーや悪習すら崩壊させたって事?
    バ、バカバカしすぎる…


    マリサ
    つまりだ、現状があるのは朝日の「お陰」でもあるってことだな。
    朝日はこの事誇ってもいいぜ。
    みんなも「言論の自由」を守ってくれた朝日さんに感謝しないとだめだぜ。


    全部グダグダ


    マリサ
    それでだ、こうしてマンガ嫌韓流はベストセラーとなったわけなんだが、その後もいろんなところでグダりっぷりが発揮されたんだぜ。


    マリサ
    例えばだ、嫌韓流には剣道の韓国起源説が紹介されていたんだがな、この起源主張の詳細はいずれ別の動画でやるとして、これに反論する人達が現れたんだ。


    レイム
    反論って、でも起源主張をしていたのは事実でしょ?
    何を反論するの?


    マリサ
    当時な、韓国の側に立つ人達は「そんな事を言っているのは一部のおかしな人達だけで大韓剣道会は起源主張をしていない」とか、「剣道の起源なんて主張していない、差別主義者がデタラメを言っているだけ」とか反論していたんだ。


    レイム
    あれ?そうだっけ?


    マリサ
    まず最初の件なんだが、元々していたうえにその1年後に「大韓剣道会の公式ページ」でこんな起源主張がされているぜ。

    KOREA KUMDO ASSOCIATION(韓国語)
    http://www.kumdo.org/deahan_kumdo/d-kumdo1-4.php

    (一部抜粋)
    これらの刃物の機能と技器が後代に日本に伝播されて、今日剣道の母胎となったのだから、これは誰も否定しない歴史的事実だ。 たとえ近代数百年間、私たちをきちんと守らないまま武を敬遠して刃物についておろそかにしながら自愧に浸漬したが、中国での「武備志」に紹介された唯一の剣法である<朝鮮勢法>と現存する世界最古の剣法である<本國劍法>は、世界剣道界に大きな光となっているのだ。


    レイム
    やっぱ起源主張しているじゃない。
    「これらの刃物の機能と技器が後代に日本に伝播されて、今日剣道の母胎となったのだから」とか書いてあるし。


    マリサ
    あと後半は単なる論点のすり替えだぜ。
    韓国でこの手の起源主張をしている団体は、どれも「近代に朝鮮由来の剣術をスポーツ化して一般化したのが日本で、それが剣道だ」とか言っているから、「”剣道の起源”なんて主張していない」とやっているわけだ。


    レイム
    それ、蕨手刀から始まる日本刀の歴史を無視しているうえに、結果的に剣道の起源の起源を主張しているってだけじゃない。
    そもそも武備志で言及されている「朝鮮勢法」って両刃の直剣の「剣舞」でしょうに。


    マリサ
    そうだぜ。
    マンガ嫌韓流で話題にされた事で、こうやって韓国の側に立つ人達の「胡散臭さ」も目立つようになったんだぜ。


    マリサ
    あと他にも大阪市立大学の朴一教授って人が「『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ―まじめな反論 不毛な「嫌韓」「反日」に終止符を!対話と協力で平和を!!」って本を出版したんだが、「出版当日」にこの本のデタラメっぷりが次々と列挙されて、むしろマンガ嫌韓流の内容の補強になったって事例もあるぜ。


    マリサ
    どれだけこの本が酷かったかは、この本のアマゾンの書評のとこを見れば解るぜ。
    何せ、嫌韓流で出典が明記されている内容を「出典すらない」とか批判している有様だったからな。


    レイム
    もうね、なんか「ヤブヘビ」って言葉以外に出てこないわね。
    こんな事になるなら何もしないほうがマシでしょうに。


    マリサ
    他にもな、あれだけマンガ嫌韓流でグダった朝日なんて、翌年の正月の記事でこんな事を書いてな、「恥の上塗り」をしているんだぜ。

    武士道をどう生かす 2006謹賀新年
    朝日新聞 2006年1月1日
    https://web.archive.org/web/20060103074801/http://www.asahi.com/paper/editorial20060101.html

     明けましておめでとうございます。

     今日はこの言葉が日本中を行き交っていることだろう。

     正月がめでたいのは、気分新たに幸せが来そうな気がするから。英語で「ハッピー・ニューイヤー」、中国語では「新年快楽」や「新年愉快」。この気持ちは世界に共通のようだ。

     あなたの願いは何だろう。入試、就職、恋愛、仕事、健康、平和……。みなさまの幸せを心からお祈りしたい。

     ところが困ったことに、幸運は平等にはやってこない。スポーツに勝者と敗者があるように、我が身の幸せはしばしば他人の不運と重なり合う。

     昨年は郵政民営化で勝者と敗者が明暗を分けた。織田信長を好む小泉首相は気迫で総選挙の勝負に出ると、造反派のもとに「刺客」を送る非情さも見せた。

     内外のいらだち

      「戦国武将に比べれば、いまの権力闘争などなまっちょろい」

     甘えやもたれ合いの時代が去ったからこそ、これが余計受けたのか。いまは能力や成果を争う「競争」の時代だ。

     しかし、それはちょっと嫌な言葉も生んだ。「勝ち組」と「負け組」である。

     IT事業や投資ブームの波に乗ったリッチな人々。一方で倒産、失業、リストラ。正社員は減り、フリーターやニートが増える。所得の差は広がり、自殺者は空前の水準。競争と二分化によって生まれる社会のいらだちは、これからの大きな課題に違いない。

     そんな折、この国の近所づきあいがすっかりこじれたのは偶然ではないかもしれない。日中も日韓も首脳間の信頼がこれほど壊れてしまうとは……。

     大きな火種は小泉首相の靖国神社への参拝だ。悪いのはそっちだ、いや、そっちの方がおかしい。子供のようなけんかは歴史の歯車を逆転させ、せっかく緒についた「東アジア共同体」の機運にも水を差してしまった。

     昨春、北京や上海で暴力騒ぎになった反日デモのように、中国や韓国には荒々しいナショナリズムが横たわる。中国の強権的な支配や軍事力膨張の不気味さなども厄介で、こちらがきちんともの申すべき点は少なくない。

     他者への哀れみは

      だが、それだけに身をただすべきこの日本は、どうだろう。

     「牙を剥(む)く中華帝国」

     「反日国際ネットワークを粉砕せよ」 まるで戦争前夜のような見出しが一部の大手雑誌に毎号のように躍る。呼応するかのように有力政治家も寄稿する。

     空前の韓流ブームは救いだが、一方で『嫌韓』の言葉を冠した漫画が何十万部も売れている。インターネットにはさらに激しい言葉があふれる。冷静さを欠いた言論は、まるで国内のいらだちを外に吐き出しているかのようだ。

     「外国の干渉を許すな」と、首相の参拝を支持する人々の声もとかく勇ましい。郵政問題を武将の流儀で押し切ったように、ここでも強気で押してこそ国家のリーダーだ、といわんばかりに。

     そういえば少し前、映画『ラストサムライ』のヒットもあって、ちょっとした「武士道」ブームが起きた。忠義のため命を捨てる潔さがたたえられがちだが、その本質は決して好戦的ではない。

     1世紀ほど前、新渡戸稲造は英語で出版した名著『武士道』のなかで、「いつでも失わぬ他者への哀れみの心」こそサムライに似つかわしいと書いた。弱者や敗者への「仁」であり、「武士の情け」「惻隠(そくいん)の情」のことである。

     最近では数学者の藤原正彦氏がベストセラー『国家の品格』でそうした側面を強調し、武士道精神の復活こそ日本の将来のカギを握ると唱えている。

     ならば「武士道精神に照らし合わせれば、これはもっとも恥ずかしい、卑怯(ひきょう)なこと」(藤原氏)だった日中戦争に、いまだけじめがつかないのでは話にならない。あの時代、アジアでいち早く近代化に成功した「勝ち組」が「負け組」に襲いかかったのがこの戦争だった。

     靖国神社はその軍部指導者までたたえて祀(まつ)っている。そこに、中国などの神経を逆なでして首相が参拝し続けるのは、武士道の振る舞いではあるまい。参拝をはやしたてる人々もまたしかりだ。

     品格を競いたい

      いま「60年たっても反省できない日本」が欧米でも語られがちだ。誤解や誇張も大いにあるが、我々が深刻に考えるべきはモラルだけでなく、そんなイメージを作らせてしまう戦略性の乏しさだ。なぜ、わざわざ中韓を刺激して「反日同盟」に追いやるのか。成熟国の日本にアジアのリーダー役を期待すればこそ、嘆く人が外国にも少なくない。

     中国の急成長によって、ひょっとすると次は日本が負け組になるのかも知れない。そんな心理の逆転が日本人に余裕を失わせているのだろうか。だが、それでは日本の姿を小さくするだけだ。

     武士道で語られる「仁」とは、もともと孔子の教えだ。惻隠の情とは孟子の言葉である。だからこそ、子供のけんかをやめて、大国らしい仁や品格を競い合うぐらいの関係に持ち込むことは、アジア戦略を描くときに欠かせない視点である。秋に新たな首相が選ばれる今年こそ、大きな転換の年としたい。

     ことは外交にとどまらない。

     国民の二極分化が進む日本では、まだまだつらい改革が待っている。競争や自助努力が求められる厳しい時代だからこそ、一方で必要なのは弱者や敗者、立場の違う相手を思いやる精神ではないか。隣国との付き合い方は、日本社会の将来を考えることとも重なり合う。

     自分の幸せを、少しでも他者の幸せに重ねたい。「新年愉快」ならぬ「年中不愉快」が続いては困るのだ。


    レイム
    無かった事にしたりヒットした事を認めたり、もう一貫性も何もないわね。


    マリサ
    だろ?
    しかも内容批判が一切無いのも特徴で、むしろ朝日が「内容批判できません」と認めたようなものだったんだぜ。

    今回のまとめ
    ・マンガ嫌韓流は内容よりも「出版した事」に意味があった。
    ・ヒットの背景には朝日新聞の『功績』があった。
    ・みんなグダグダ


    レイム
    これってさ、もしかして韓国の側に立つ人達が自滅しまくっていたって事じゃないの?


    マリサ
    そうだぜ。
    今まで言論弾圧のシステムによって何とかやってこれていただけの人達が、そのシステムのバックアップがなくなったら一気にグダったってだけの事なんだぜ。


    レイム
    マンガ嫌韓流ってほんと社会的な影響が強かったのね。


    マリサ
    そういう事になるな。
    そんなわけで今回の本編はこれで終わるぜ。


    レイム マリサ
    ご視聴ありがとうございました。


    大口
    おつかれ~


    レイム
    なんかね、嫌韓流に関連して韓国が蜂の巣をつついたような状態になったことや、そこで色々とグダグダなことがおきていたのは知っていたけど、日本国内でも凄い事になっていたのね。


    大口
    まあ、元々彼らは「反論が来る事自体を想定していなかった」からね、それに慣れきった人が「ハングル板の空気」をそのまま実社会に持ち込んだ山野車輪に対抗することができなかったってだけなのさ。


    マリサ
    ある意味で自然淘汰の始まりだったってだけだよな。
    ところでうp主、結局ブログの方で例の像について触れていたじゃないか、「深淵」だから触れないんじゃなかったのか?


    大口
    あれね、そもそも表現自体をかなり抑えているうえに、ビジュアル的なものが重要なのに一切画像とかは使用していないでしょ?


    レイム
    そういえばそうね、なんで?


    大口
    やったら規約違反で消される可能性があるから。


    レイム マリサ
    あ…


    大口
    正直言って、どこまでやっていいのかのボーダーがわからないんだよ、だから実際のところ深淵そのものにはあの記事でも触れていないし。
    そもそも、あの内容すら動画でやったらyoutubeでもニコニコでも一発アウトの可能性あるしね。


    マリサ
    あー、なるほどな。
    じゃあ動画でやるのは無理ってことだな。


    大口
    そうだね、ブログのあの記事くらいが限界かな。


    マリサ
    そんなわけで今回はここで終わるぜ。


    レイム マリサ 大口
    またらいしゅ~



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  • モルゲッソヨと外華内貧

    2018-02-14 23:03204

    さて、本日は少々旬が過ぎてしまった感がありますが、リクエストが多そうなので例の「モルゲッソヨ」に関連した内容を書いていきます。


    始めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

    ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由



    先週韓国平昌のプレスセンター前にある像があまりにも衝撃的な姿であった事が話題となり、以後この像は「モルゲッソヨ」と呼ばれるようになったが、実はこの手の「芸術品」は韓国に多数存在しており、もっと「露骨」なものもいくらでもある。


    また過激で露骨な性的表現や、或いは性的なものを含む文化・習慣なども韓国には多数あるが、実はそれと同時に韓国ではそうした性に関連した文化を徹底的に規制し取り締まる社会的な背景もあり、2つの異なる方針がなぜか両立しているため外から見ているとチグハグにみえる。


    実はこれには韓国の「かくあるべき姿」に関連した「外華内貧」という文化が関わっており、韓国には「うわべを取り繕い」それを本物とし、実態を否定してしまう特徴があるため、こうした文化が昇華されず直接的な表現のまま社会に浸透している背景がある。



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:モルゲッソヨと韓国の文化


    まずはこちらの記事から

    平昌五輪:「モルゲッソヨ」が国内外で話題
    朝鮮日報 2018/02/13
    http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/13/2018021300544.html
    https://web.archive.org/web/20180213144736/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/13/2018021300544.html

    最近の若者たちは五輪も遊びのネタにする。平昌冬季五輪ではオブジェやマスコットも遊びの対象になっている。中でも裸で頭に弾丸をかぶり、五輪メーンプレスセンター前に建っている3人の男の像が国内外のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で話題を呼んでいる。

     7日、日本のスポーツ紙「東京スポーツ」がこの像を「謎のオブジェ」「各国の報道陣の集合場所となっている」と紹介した。この像の本来の名称は「弾丸マンたち」だ。インスタレーション・アーティストの金知鉉(キム・ジヒョン)氏が2009年に発表して13年第1回平昌ビエンナーレに出品、現在の場所に設置された。東京スポーツ記者は「一体、これは何なのか?」「近くにいたボランティアスタッフに聞いてみても、口を揃えて『モルゲッソヨ(知らないです)』」と書いた。「モルゲッソヨ」は「分からない」という意味の韓国語を発音通りにカタカナ表記したものだ。これがSNSや各種サイトで共有され、この像は「モルゲッソヨ像」と呼ばれるようになった。

     ツイッターやインスタグラムなどには「モルゲッソヨ」というハッシュタグ(検索しやすいように単語の前に#を付けたもの)があふれ、パロディー作品が多数アップされている。

     9日の平昌五輪開会式で大きな話題を集めた「人面鳥」もモルゲッソヨ像と同様、パロディーの素材として多数使われている。白い服、頭に小さな冠をかぶった厳かな顔が儒教を守るソンビ(文人)のように見えるとして「儒教ドラゴン」というニックネームも付けられた。慶煕大学グローバル・コミュニケーション学科のイ・テックァン教授は「旧世代は五輪を国の名誉のためのイベントとして強調したが、若い世代はこれを風刺し、完全に個人の文化として楽しもうとする欲求を表出させている」と分析した。

    ユン・スジョン記者

    関連記事
    平昌オリンピックリゾート像モルゲッソヨ日本で嘲笑
    YTN(韓国語) 2018-02-09
    http://www.ytn.co.kr/_ln/0103_201802091430070302_001


    まずはモルゲッソヨさん、韓国の通信社聨合ニュース系ニュース専門チャンネル「YTN」に続き、韓国三大紙トップの朝鮮日報デビューおめでとうございます。


    まあ冗談はさておき、「モルゲッソヨ」という名称の背景などは上記リンクや最初の要約にあるニコニコ大百科の記事などを読んでもらうとして、ここではこの像そのものよりもこの像が登場する韓国の文化的背景について書いていきます。


    先週動画でも少し言及しましたが、韓国ではこのモルゲッソヨのような表現の造形物などはかなりあちこちに存在しており、日本人の感性からするともっと過激で下品な表現のものも多数ありますし、そういったものが子供が遊ぶ公園に普通に存在したりしています。


    また、済州ラブランド(※興味のある方は検索してみてください)のように、直接的で露骨な性表現を「芸術品」として展示している施設もあり、普通に観光地として全年齢向けに公開されたりしています。


    他にも、韓国国宝121号のタルチュムと呼ばれる仮面舞踊の演目には、破戒僧と娼婦による非常に直接的な性表現の踊りなどもあります。


    <韓国の仮面劇>土 俗 を 超 え た 社 会 劇
    ――韓国慶尚北道河回(はふぇ)村の仮面劇を見る



    更に、韓国では2000年代初頭に売春が違法となったわけですが、その結果短期ビザで日本やアメリカ、カナダ、オーストラリアに「遠征売春」という名で違法売春に従事する女性が多数現れ、日本もふくめ各国で少なからず社会問題化しているわけですが、そこにも韓国独特の性風俗文化が関係しています。


    売春:「性産業輸出大国」韓国の恥ずかしい現実
    朝鮮日報 2012/06/15 
    1/2ページ) (2/2ページ

    (一部抜粋)
     韓国人女性が海外で売春を行う要因は、何よりも需要があるからだ。海外に移住した韓国人だけでなく、韓国企業の駐在員、出張で訪れる男性たち、観光客などがこうした女性たちの顧客となる。ソウル大学国際大学院のチョン・ジェウォン博士は「韓国社会の飲酒文化に慣れた韓国人男性たちは、海外でも接待女性のいる店に行く。このような需要があるため、女性は売春目的で海外に出ていく」と指摘する。


    上記記事で言及されているように、実は飲酒と性風俗がセットになっている事の多い韓国文化になれた韓国人が、こうした「遠征売春」の主な顧客だそうなのです。
    つまり、韓国内で規制されたため、いざとなったら逃げやすい外国に「韓国内の需給」そのものが移行しただけなのです。


    他にも、2010年には以下のように


    韓国ネチズンら、米ポルノサイト殺到 朝鮮日報(韓国語) 2010.01.14


    アメリカのポルノサイトに韓国人が殺到し、非常に「目立っている」事などが書かれています。


    また上記複数の記事で「批判」をしている朝鮮日報自体も、韓国内ではいわゆるアダルトビデオのようなものは完全に違法となっていると書きながら、なぜか日本のAV女優が来韓した事を普通に記事にしています。


    日本のセクシー女優、韓国ファンミーティング大盛況 朝鮮日報  2018/01/09


    2:外華内貧


    こうしてみるとモルゲッソヨの事もあり、韓国は性に対しておおらかな国であるように見えますが、先ほど売春が違法である事やアダルトビデオの類が全面禁止である事などからも解るように、性風俗関連の「法律」は日本よりもかなり厳しく、また表面上社会的な風当たりも性的表現に対して厳しいです。


    実際、以下の事例のような事も起きています。


    韓国で再上映された『君の名は。』現地の“ホントの評価”と意外な意見「これはポルノか?」 日刊サイゾー 2018.01.30


    上記記事では、2016年にヒットしたアニメ映画「君の名は。」の韓国での再上映に際して、表現が卑猥であるとして批判的な意見が多数寄せられたとしています。


    これに関しては、日本のアニメ映画である事もあり、「他者の劣等性」の指摘から自己の優越性を証明するために批判しているという面もあります。


    そのうえで、このアニメの性的表現がそれほど露骨ではない事は明白である事を考えると、「ケチをつけよう」と思えば別に他の部分でも出来そうにもかかわらず、なぜ「その部分」にこだわったかが重要です。


    実は韓国では、モルゲッソヨのような像や済州ラブランドのもののような性的表現が巷に溢れているにも関わらず、社会的に性的表現がタブー視されているのです。
    だから「君の名は。」の”その部分”にスポットが当たったのです。


    これは一見すると矛盾に見えますが、そこに韓国独特の価値観が関わってきます。


    それが以下の「外華内貧」です。

    韓国紙が嘆く“外華内貧” 最先端技術は外国に依存
    zakzak 2016.05.06
    (1/2ページ) (2/2ページ

    「外華内貧」(ウェファネービン)とは、朝鮮民族の支配層が漢字を使っていた昔、彼ら自身が考え出した半島製の四字熟語だ。意味は、まさに読んで字の如し。「外見は華やかだが、内部は貧しい」ということで、私は、今日の韓国人の気質と行動様式を言い当てる最適語だと思っている。

     男も女も美容整形に走るのは、まさにその典型だ。

     訴訟されたら、即座に逆提訴する企業行動も、そうだ。「訴えられている」のではなく、「争っている」のだと格好をつけるためだ。その結末は、どんなに条件が悪くても「和解」案をのみ、「敗訴」を避ける。そして、「世界トップの○○社も、われわれとは和解した」と、実は涙目なのに胸を張ってみせるのだ。

     1980年代の中盤まで、韓国の一般紙はかなり漢字を使っていた。そこに、時として「外華内貧」の文字があった。そのほとんどは自嘲の意味で使われていた。

     ところが、韓国の新聞がほとんど漢字を使わなくなると、ハングル表記の「ウェファネービン」にもお目にかからなくなった。もしかしたら、それは韓国人自身が「内貧」に目をつむり、「外華」だけを気恥ずかしさも見せずに自賛する行動様式を確立していく過程だったのかもしれない。

     韓国紙の中に、久しぶりにハングル表記の「ウェファネービン」を発見したのは、朝鮮日報(韓国語サイト、4月19日)の「発電所の大型タービン、大橋の設計…外国技術だけ見上げる韓国 メイドイン・コリアの神話が沈む “外華内貧”の製造業実態を見ると」という特集記事だった。こんな記述がある。
    (後略)


    要するに内面や実態がどうであれ、「表面的によく見えるよう」取り繕えばそれでよしとする文化が韓国に存在しているのです。


    その結果、実態としては世間に露骨な性的表現が溢れていながら、社会的には「かくあるべき姿」としてそうした性的表現は良くないものとして厳しく規制する事になっている、結果「君の名は。」レベルの性的表現ですら「(外から入ってきたもので)なんとけしからん」となるわけです。


    また、過去に記事で何度か言及した以下の記事のように、自らの行いすら他者のせいにしてしまう習慣なども関連しています。
    つまり、実際には自身もそうした性的文化を受容しながら、社会的には「そんな事をやっているやつらはけしからん」となるわけです。


    韓国人、ともすれば「まず、あなたがちゃんとしろ」


    3:チグハグな文化


    こうした韓国的価値観から来る社会的な背景が、モルゲッソヨのような表現に関係しており、韓国ではいわゆる性的な表現が「直接的」かつ「露骨」である場合が多いのです。


    通常、例えば性器に関する信仰などでもそうですが、日本のかなまら祭りのようにシンボルとしては登場しても、それが直接的な性行為表現などにはなっておらず、婉曲的になっている場合が殆どです。


    これは他の国の場合も殆どの事例で同じです。


    先週の動画で「モルゲッソヨはまだ大人しい方」と言及したのはそのためで、済州ラブランドの事例や最初にリンクを貼ったタルチュムの演目の事例のように、韓国では公的な場で行われる性的表現が「直接的」であり文化として「昇華されていない状態」が殆どです。


    関連記事
    平昌五輪会場近くの「ペニス公園」、日本に照準の男性器型大砲も
    AFP 2018年2月15日
    http://www.afpbb.com/articles/-/3162506


    これは韓国の社会的背景から見ると、「他者のせい」にする文化があるにせよかなりチグハグなのですが、そこに私は外華内貧が関わっていると見ています。


    つまり、韓国では外華内貧により「かくあるべき姿」としては性的表現そのものが硬く禁じられている事になっており、実態としてどうかは別として「存在しない事」になっています。


    このため、いわゆる性的表現が社会に広く認知され普及していく過程で発生する「文化としての昇華」が発生せず、「発生状態のまま」実態としての文化に「名目上の芸術」として残った結果なのではないか、私はそう考えています。


    本来性的な表現等は人間と切っても切れない関係にあるため、どこかで折り合いをつけて社会的に許容できる状態を見つけ出さないといけないわけですが、韓国では需要があるにも関わらず性的表現を「公的に存在しない事」にしてしまったため、そうした社会の段階的変化がなされなかったわけです。


    結果、社会では性的表現が厳しく規制されているという「建前」と同時に、芸術等の名分のもとに文化的に昇華されていない直接的な性表現が社会に溢れていった、その結果が多くの外国人の目に触れる平昌のプレスセンター前にある「モルゲッソヨ(弾丸男)像」ではないでしょうか。


    日本人から見ると「シュールな像」でしかないのですが。



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