マンガワン連載投稿トーナメント2016の感想をしてみる(決勝戦)
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マンガワン連載投稿トーナメント2016の感想をしてみる(決勝戦)

2016-05-02 23:50

    平成28年度も1ヶ月が経ち、新生活が始まった人も慣れてきたころではないでしょうか?
    予断ながら自分もまた新たな一年を歩みだしているところです。


    …ところで、4月中旬に発生した熊本での地震。
    これを書いている当人は大きな被害はなかったものの、現地には知り合いもいたりと非常に気になるところです。
    被災された方のことを考えると、非常に胸が痛いものです。近いうちにお金を落とすという意味での支援をしたいとは思っていますが…。
    自分の好きな漫画の舞台のモデルが熊本市ということもあって、熊本城の被害もどうにか力になりたいところです。

    しかし、立ち止まっているばかりではないな、と思っています。
    ひとつでも、何かしらの力になれば、と思いつつ、今回の記事に参ります。


    エントリー開始から早4ヶ月近く、とうとう決勝戦となりましたマンガワン連載投稿トーナメント。
    開催に大幅な変更もあったものの、130を越える数多くの力作が揃った今回。
    そして、これで今回の優勝が決まることになります。

    因みにこのGWまでに第4回の参加者3人が連載開始するなどホットな流れですが…
    過去の参加者も続々連載が決定している中、連載を勝ち取るのは何作品なのでしょうか!?



    【評価の基準】
    決勝戦に進むという作品ですから、最後は連載作品としてやっていけるかを評価したいところです。
    まあこれは毎度のことなんですが…
    今回は5段階評価(なお激甘)も独断で入れたいなと思います。
    本当に独断なので参考になるかは別ですけど!

    …5段階
    ☆☆☆☆☆・・・単行本でたら全部揃える
    ☆☆☆☆ ・・・連載していたら追いかける
    ☆☆☆  ・・・連載していたら読むかも
    ☆☆   ・・・新都社などのWeb漫画サイトでなら読む
    ☆    ・・・読まない




    1 『オレ達のパーティーは間違っている』  エヌシ
    ☆☆☆
    エクスカリバーという文面で「あっ(察し)」とさせてくれるその姿勢中々好き。
    3話通してみると安定感は高いのは間違いない。
    ギャグ要素もちょいちょいあるところでクスリとするし、
    画風にどうこういうのも野暮なのだが、少し白黒すぎてたまに見づらいのはキズな気も。


    2 『ガンズサウド』 雨宮玄
    ☆☆☆☆
    砂人のフォルムのかっこよさは間違いなく桁違いだろう。
    全編通しての画力の高さはこのメンバーでもトップの実力なはず。
    …なんだけども、たまになにをやってるか分かりづらいことがある。
    これが最大のネックだろうが、乗り越えられれば高い評価もらえそう。
    少なくとも、連載として読みたいのは確か。


    3 『おっぱいファンタジー』 猫丘朝生
    ☆☆
    本当に何でここまで残ったんだろう…とは思うのだが、読めば分かる。
    タイトルからおっぱいにフォーカスを当て、とにかくおっぱいに突き抜ける。
    若干エロをするなら力不足な面も否めないがこの姿勢とてもすばらしくよい。
    …のだけど、どうして最後の最後におまたにまで手を伸ばしたのか!
    それだけは絶対に赦すべし・・・!


    4 『結晶術師クロード』 響真
    ☆☆☆
    絵柄自体はかなり人を選びそうなのだが、作品にマッチしている。
    緊迫感のあるシーンは思わず息を呑むほど。
    攻撃に派手さがあるわけではないのに、ここまでやってくれるとは…。
    それだけに、地味な立ち位置っぽいのが惜しい。
    他の作品と存分に戦える存在であるだろう。


    5 『死にあるき』 了一
    ☆☆☆☆
    1回戦のときは間宮さんを髣髴させえるという声も多かったがまさかこうなるとは。
    中盤の怒涛の展開は鳥肌が立つほどのものだった。
    物語も大きく動きはじめたかと思ったところで、衝撃のラスト。
    最初から最後まで見逃せない序盤となった。
    結果に関わらず、連載になってもおかしくないクオリティではないかなと。


    6 『ぼくがかんがえたさいきょうのしゅじんこう』 木戸ゑ留
    ☆☆☆
    1話の最初から読むと、作者の絵の上達が目に見えてとても感慨深い。
    息をつかせないハイペースで進んでいく展開は相変らず。
    さまざまなジャンルのキャラを料理していく様は実力の高さが伺えられる。
    そして、散りばめられた伏線はうならせてくれる。
    正直、連載してほしいところではあるが、作画はほしくないしなあ…。


    7 『荒原のジュピター』 立早 了
    ☆☆☆☆
    3話でひとまず一段落つけたが、上手いまとめ方。
    ここらへんはさすがに新人賞での実績がある氏なだけあるだろう。
    ただ、2話までの盛り上がり方からすると少し物足りないところもある。
    そこらへん含めて明らかにしていってほしい。
    第1回のときに取れなかった連載権を今回掴めるか、最大の焦点になりそう。


    8 『どんぶらこ!』 雪永めりを
    ☆☆☆
    サムネからすでに卑怯だろう。特に左側。
    1話目から謎の存在感を放っていたが、ぶれなかった。凄い。
    4コマ型ストーリー漫画という感じだが、それを利用したコピー術はちょっと笑う。
    散りばめられた小ネタの数々がテンポよいのも中々。
    連載されたらどうなるか分からないが、安定感はありそう。


    9 『狩り魔導』 十九島 信
    ☆☆☆☆
    完全に物理で戦う主人公であるが、見ていてスカッとする。
    しかし戦闘シーンを書きたいという思いが強いのがいい意味でも悪い意味で作用している。
    ヒロインが早速解説メインになってるのが面白い。
    画力も相当なものであるし、実力もある。
    あともう一伸びあれば圧倒的な存在になりうるのだが…。


    10 『閲覧注意』 愛田
    ☆☆☆
    こういうオムニバス形式でここまで上り詰めたのは凄いとしか。
    システム上不利なだけに、いいところを突いたな、というところ。
    今回の内容は、今までに比べると破壊力が高い。
    深夜に見るものではない(確信)
    ひとつ言うなら、案内役の女の子がいないことの物足りなさ…。


    11 『給食の時間です。』 飯田
    ☆☆☆☆☆
    3話ともにほっこりとさせてくる内容。
    今回は保護者参観で、懐かしさとあるあるが入り混じる感情に。
    給食をテーマにここまで話を広げられるのは凄い。
    今回の2回戦トップ塚の実力は伊達ではないのだろう。
    全作品の中でも連載にもっとも近いかもしれない?



    【トーナメントを通して】
    今回、レギュレーションの変更もあってどうなるのかな、と思っていたのですがここまでえいいものが揃うとはなあ、というところ。
    おれにしても、かなりまとまった出来の作品が多かったです。
    いい意味でも悪い意味でも完成度が高く。レベル自体は全体的に高かったのかなと。
    一部では圧倒的な実力の高さがあり、一方ではむしろ非商業のwebマンガぽい作品もあり、いい具合にばらけていました。
    ただ、個人的にはもっと尖ったやつもあっていいのかなと…。
    読者層の違うマンガワンを主戦場にた以上、今までとは同じようにならないのは事実なので、その欲が通るわけではないんですけどね。


    この春からアニメ化もちょくちょく出てきて、今後もありそうな感じの連載陣ですし、まだまだ伸びしろが大きそうなトーナメント。
    参加者たちの飛躍を楽しみにしたいところです。


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