第3回裏サントーナメント決勝戦の感想をしてみる
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第3回裏サントーナメント決勝戦の感想をしてみる

2014-11-09 21:48

    先月10月に発売された間宮さんは初週500位以内に入る快挙。
    猛禽ちゃんは1巻の重版もされ、Pixivの作画コンペ企画は盛況。
    時代がきてる…きてるぞ!裏サン!
    …と思いきやジャンプがwebコミックサイトに参戦してくるなど今のwebコミック界隈はまさに戦場。
    ついでに第1回出身で現在唯一裏サンで連載していたとうf…あの人が別マガで連載開始だったりもはや面白い。
    連載が始まって来月には2巻が出始める見込みのトナメ組4作品もそれぞれ話が動き始めてきています。

    そして、とうとう始まった第3回連載投稿トーナメント決勝!
    激戦を勝ち抜いた10作品。優勝はどの作品なのか!?そして今回連載に進むのは何作品なのか!?
    あ、ちなみに例の55新連載、まだ20ぐらい残ってるのでまだ余裕ありそうです。


    【ところで】
    前回の決勝でもやっていた記憶がありますが、やはり決勝。勝てば商業作品ということになります。
    トナメでは凄くても、連載作品となってしまえば評価は大きく変わりかねない。
    ということで、2回戦より厳しく見たいところ。
    …見れたら、ね?



    3001 『たびしカワラん!!』 江野スミ
    2回戦で内容的には沈んだ印象だったが、今回は絶妙なギャグが印象的で面白い。
    それにしてもやはり描き込みは圧倒的である。
    序盤に関しては何度もリメイクされているだけにある程度の道筋が整っているのは大きそう。
    むしろ問題はこの先の展開になりそうだが…?


    3002 『妖護学級ハヴリダ』 しゃど地蔵
    もっとほのぼのとした雰囲気で進むものかと思っていたのでこの流れは予想外。
    しかも非常に気になるところで引きを作ってくるあたりなかなかにくい。
    内容と絵は全作品で一番安定している感じがあって非常に読みやすい。
    大きく化けるかは未知数だが、安定して伸びるかというところか。


    3003 『IT’S MY LIFE』 成田芋虫
    この3話をプロローグという形で考えれば非常に綺麗に纏まっている。
    3話で一区切りまとめた作品は第1回のあの作品以来だが、こちらは続きは上手く広げられそう。
    それにしても、やはりカラー絵はトップクラスといえる。本編ページのカラーは単行本ではモノクロになるのだが。
    第1回からここまでの流れを見てきて、非常にうれしいというか、妙な親心を感じてしまう。


    3004 『魍魎くん』 口橋π
    2話までの鬱蒼としたダークさが少し抜けてしまったのが残念なところ。
    それにしても良い感じにかき回してきている。
    ラストのインパクトは中々強い。
    今後どうするのか、非常に気になるところ。


    3005 『四谷快談!』 玉川ユキ
    なんだか気づけばいいラブコメ風味になっていた。
    しかし、ここにいたって間に合わなかったのは非常に痛いところ。
    話の内容は、話の根幹を見せてきて非常に満足なところ。
    ラブコメ枠はすでに一応2つはあるのだが、ある意味正統派として輝けそうだが…。


    3006 『雨垂れは殻を穿つ』 サカズキ九
    優勝候補と言われるも失速し優勝を逃した第1回の不安を一気にかき消してきた。
    勢いが落ちることもほぼなく、引きで一気に持っていったのはまさに天晴れ。
    アーチェリー要素が正直薄いのは不安しかないが、この絶妙な関係は描きづらいところ。
    今度こそ優勝、または連載を勝ち取れるのか…!?


    3007 『最低のリングスター』 相川 源
    どうやらデジタル原稿に切り替えたようで、最初のページの女子に少し違和感が。
    それ以外は内容といい、絵といい1年ほど前よりも更に成長している。
    試合も勢いがあって思わず読み込ませてくれる。
    …それにしても、やはり表が似合いそうな作品だ。もちろん良い意味で。


    3008 『堕天作戦/虚空処刑』 山本章一
    1話の引き上げ柵から、ここまで一気に印象を強めるとは誰も思っていなかっただろう。
    何となく、華があるわけでもないと感じていたがここで大きく見せ場を作るとは。
    特にラストの表情はインパクトが強い。
    経歴から考えて、どうか報われて欲しいと思うのだが…。


    3009 『さよなら、ほずみ先生』 原作: 木村兵吉 漫画: 内野麻衣子
    3話目で話の全体像が少しずつ見えてきて次第に面白くなってくる期待感。
    地味ながら安定感があって非常に読みやすい。
    このコンビネーションは原作作画分業ではそうそう無いレベルではなかろうか。
    正直、終わりが分かっているだけに安心した連載が見られそうなのは大きいメリットだろう。


    3010 『人生万事吹矢の的』 吉田鋭角
    相変わらずの独特な作品。
    グダグダしているはずなのに、わけのわからない勢いで突き抜けている気がする。
    それにしても、本当にゲス顔が多い主人公。正直な反応なのでいい。
    荒々しい何かがうごめいているが、いろんな意味で完成されすぎて語るところがない…。


    【総括】
    前回の決勝に比べると、どの作品も粒揃い。
    …なのですが、逆に決め手に欠けるところ。
    1作品だけというのも何となくアレですし、できることなら全部連載してもいいんじゃないのかってくらい。
    前回に乗っ取って3作品選ぶのでさなかなか苦労しそう。
    何気に前回の決勝作品8人中7人が商業に進出しているだけに、今回も外部での活躍も期待できるメンツかなあと思います。
    …個人的なランキングだとまた4位の座を手に入れそうな作者がいる感じなんですけども、どうなるの。


    【ところで】
    第1回から3回も行われてきた裏サントーナメント。
    裏サン内での連載こそ無かったものの、外部での連載なども多数出ているわけですが。
    そういえば、全然触れてないなーと思ったのでここで一回触れようかなと思います。
    (ちなみに作品の未読率は圧倒的なので軽く触れるだけです。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだからな!)



    ・大槻俊也 『IREVERN(アイレヴァーン)』 GANMA! 2013/12/12 1号~
    ・一色美穂 『猫はまたたび』 GANMA! 2013/12/12 1号~
    ・空想虫『ラプラスの悪魔』 GANMA! 2014/03/20 21号~
    ・宮川大河『セカイエンジン』 GANMA! 2014/04/10 30号~
    コミックスマートが展開するガンマで連載している層が一番多い様子。
    先月から単行本も出し始めており、単行本化の期待も出来る…のか?
    (そもそも単行本を出すレベルなのかが怪しいところ…?)


    ニャロメロン 『ベルリンは鐘』 Championタップ! 2013/12/19~
    秋田書店が展開する無料webコミックサイトで連載中。
    元々インターネットでは実績があるだけに安定している印象。
    …ただ、4コマなので展開が遅い。出版社としては出せる力はありそうなのだが。


    浦田カズヒロ 『僕のおじいちゃんが変な話する!』 マンガボックス 2013/12/06~2014/11/01
    岩田ナヲヤ 『邪風のストラ』 マンガボックス 2013/12/09~
    日高トラ子 『たわら猫とまちがい人生』 マンガボックス 2014/02/24~
    DeNA×キバヤシという地味に強力なタッグなせいか、単行本に関しては積極的な印象。
    しかし、なんと言うか3作品ともにあまり伸びてない印象が…。
    今後の展開次第かなといったところ。


    青空明
    『おしりマカロン』 モーニングツー 2014/04/22 6月号~
    講談社のモーニングの増刊扱いである月刊雑誌で連載中。
    通常の雑誌としては実質初の快挙といっていいのか…?
    並行してトナメに参戦はしているので、一応それでいいということにはなりそう。


    九段そごう
    『俺とヒーローと魔法少女』 COMICポラリス 2014/06/12~
    自身のセルフリメイクという形でアプリックスのポラリスで連載中。
    今月単行本発売と連載してから半年も経たずに出版というスピードは驚異的。
    しかも、サイン会もやるとのことで、かなりの待遇の様子…。


    pontogotanda 『婚活は魔道書から』 comico 準備中
    歴代…というより第3回でも出てましたが、どうやらコミコで連載の様子。
    カラーで出来るという武器があるのはかなり大きそう。
    CMこそ大量に出しているものの、母体がNHNということが一番の心配の種だが…。



    有田恵一 『嗤う石』 別冊少年マガジン 2014/11/08 12月号~
    おそらく今年最大の衝撃ではないだろうか。
    むしろ、これがメインといっていいだろう。

    …2013年、裏サンを衝撃の渦に巻き込んだ「豆腐」こと「マワリの情景」の有田ヨシノが別名義で、
    実はすでにビックガンガンで連載経験のある人間だったということに。
    そして、あのお方も名前を出した進撃の巨人で有名な別マガで連載するということに。
    こんなことは予想していた人間はいなかっただろう。
    ちなみに角川のヤングエースで読みきり経験もあった。タイトルは「豆腐クラブ」…ウッ、頭が…。
    裏サン連載経験者だと、SQに連載した春原に次ぐ大出世になるのではないだろうか。
    まさか、である。しかも今回はホラーらしく、どうなるのか予想できない。

    というわけで、ネットを探してためし読みが出来ましたので読んでみました。
    なんというか、良い意味で新境地を開けそう。
    別マガという土俵で上手く行きぬければ、裏サン連載メンバー一の出世もありうるが…どうなるんでしょうか。



    【ところで~その2】
    上のことを書く際にもう一つ触れておきたいことがありましてね…。

    >カミガミエビデイ
    >~凡神と愉快な仲間たち~
    >ぱげらった


    今冬新連載、約2年間の秋を越えついにかなうことに!?
    なおcomicoなのである。
    …確かに、ぱげらった先生はカラー絵なので、カラー限定といわれるcomicoとの愛称は抜群だろう。
    そんなことより、こんなところでなにやってんすか先生といいたいレベル。
    …とにもかくにも、新連載おめでとうございます。


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