• 透過型スクリーン新製品紹介 日華化学社「ディアルミエ」

    2017-08-16 13:30

    どうも、ポリッドスクリーンのあおめです。
    今回は2017年7月に発表されたばかりの新しい透過型スクリーン
    日華化学社「ディアルミエ」ご紹介いたします。


    -2017年7月
    ■日華化学社 「ディアルミエスクリーン(DiaLumie)」
    ナノダイヤモンド粒子を用いた独自技術で開発された透過型スクリーンフィルム

    種類後方拡散タイプ(NDL-100)全方位拡散タイプ(NDL-270)2タイプがあり、
    後方拡散タイプは透過率90%高い透明度を実現しています。
    一方、全方位拡散タイプは透過率82%透明度が低めですが、
    超短焦点タイプのプロジェクターでも使用することができます。


    (動画は全方位拡散タイプで投影した様子)

    いずれもガラス面などへの貼り込みをして使用する形式です。
    また希望によって粘着性のあり/なしを選んでフィルムを購入できます。

    (たとえば貼付加工ができない場所では挟み込んだり、部分的な粘着で固定できます)

    価格はまだ未公開ですが、透過スクリーン市場の相場として
    1m×1mあたり2万円前後が相場のため、
    なんとか2万以下で安定した供給をしてほしいところです。



    2017年 透過型スクリーン紹介まとめコチラ→

    以上、今回は透過型スクリーンの新製品紹介になります。
    それでは今回はこのへんで失礼します。


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  • 同期再生するいくつかの方法

    2017-08-10 16:08

    どうも、ポリッドスクリーンのあおめです。
    今回は同期再生に関するお話になります。


    透過スクリーンでは同期再生ができることにより、大規模な投影ができるようになります。
    たとえば、横10メートルの超ワイドなスクリーンを投影するために、3画面を同期して再生したり、透過スクリーン投影+床や壁にプロジェクションマッピングすることもできます。

    しかし、同期再生かんたんではありません。。
    専用ソフト、もしくは専用機器を使って、ズレの少ない高精度の同期をしなければいけません。今回は同期再生する方法のいくつかをご紹介します。


    ■複数PCをフリーソフトで同期する


    まずは、フリーソフト「SameKm」を使った同期再生です。
    こちらはLAN経由で複数のPCを同期操作するソフトで、
    メディアプレイヤー等の再生、停止をショートカットキーで一斉に操作することができます。
    注意として、ネットワーク環境によっては3フレーム前後のズレ(遅延)が発生します。
    また再生するタイミングを合わせるだけですので、再生中にラグやフレームドロップが発生するとズレが大きくなっていきます。
    以上の点を注意すれば、現在フリーソフトでできる最善の同期方法だと思います。


    ■複数PCで有料ソフトで同期する


    同期再生できる有料ソフトとして「AMATERAS Dome Player」などがあります。
    このソフトはプラネタリウム投影を想定した「ネットワーク同期再生」機能がついており、
    投影補正などプロジェクションマッピングに特化した機能もついています。
    こちらフリー版(お試し)には同期再生が使えないため、有料版を購入してお使いください。


    ■1台のPCで複数の画面を出力する

    こちらはPCにグラボを複数増設したり、Matroxグラフィックボックス等の機器を接続して、
    3画面以上のPC環境で動画を再生するという方法です。
    高解像度が再生できるハイスペックPCを用意すれば、PC1台で複数の画面が出力でき、
    Unity等で制作したインタラクティブなプログラムマルチディスプレイで出力できます。


    ■同期再生ができる再生機材を使う




    こちらは「Blackmagic」等の再生専用機器を使って、信頼性・安定性に特化した同期再生ができます。
    たいていの投影ライブイベントではこの方式が使われており、
    再生機器音響・照明が連動して、タイミングぴったりの演出を行うことが可能です。
    PC等の汎用OSとは違い、専用OSで動作するためラグやフレームドロップ
    ほぼ100%防ぐことができます。


    ■複数PCを根性で同期する(キーボード入力)


    こちらは複数のPC、または再生機器手動で同期させる方法です。
    再生キーを同時押ししたり、一時停止を繰り返してタイミングを合わせます。
    イベント等では使えませんが、映像チェックや投影実験の際に同期システムを組むのに時間がかかる場合に使います。
    非常に原始的な方法ですが、アナログな同期も精度が高く、私もよく使います。


    以上が同期再生のいくつかの方法になります。
    基本的にコストが低いと精度の低い同期でやることになり、コストをかければ精度の高い同期が可能という、予算次第ということになります。
    精度の低い同期の場合、上演中にトラブルが発生する確率が高くなるため、
    そのあたりのリスクコスト(予算)を天秤にかけて同期再生の方法を選びましょう。

    それでは、今回はこのへんで失礼します。
  • 透過型コンテンツ制作、あなたはリアル派?SF派?

    2017-08-03 21:02

    どうも、ポリッドスクリーンのあおめです。
    今回は投影映像(透過コンテンツ)映像演出についてお話します。

    皆さんは投影映像を作る時、まず何から決めていきますか?
    私の場合、必ず最初に「SF派」にするか「リアル派」にするか方向性を決めて演出を構成します。この透過コンテンツならではの映像演出の違いについてご紹介します。
    まずざっくりと説明しますと、

    SF派・・・エフェクト映像をふんだんに追加し、スクリーンサイズ最大限まで活用して画面全体華やかさを重視。主にパーティクル3Dオブジェクトを使った演出

    リアル派・・・エフェクト極力なくし、キャラクターへのライティング(照明同期)などで「その場にいる」感を重視。主にライティング照明機器との連動システムを使った演出

    【SF派の演出例


    【リアル派の演出例


    これらは楽曲のテーマイベントの演出方針によって大きく分かれます
    ただ基本的投影映像は、メインとなるキャラクター(人物)以外映像素材を追加すればするほど、リアリティ(現実感)が失われます。
    そのため、投影映像の演出を考える前に演出の方向性を決めるのが大切です。


    また、このような投影映像を制作する時気をつけること
    「モニターで見るコンテンツでなく、透過スクリーンに映すコンテンツ」だということです。例えば先ほどの例も、実際には以下のような背景があることを忘れないようにして映像を制作しましょう。


    【SF派映像の投影例】


    【リアル派映像の投影例】



    このようにモニター上では黒地に見える箇所も、投影時には透けるので、
    たとえエフェクトが一切ない投影映像でも、透過コンテンツとして十分見応えがあります。
    それでも演出としてエフェクト映像を追加する場合は、リアリティ(現実感)を落とし過ぎないよう気をつけましょう

    以上、投影映像(透過コンテンツ)映像演出に関するお話でした!
    ちょっと次回から少し更新のペースを下げていきます。。_(:3 」∠ )_
    それでは今回はこのへんで失礼します。