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ラーメンレビュー 山本増刊5号
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ラーメンレビュー 山本増刊5号

2014-04-05 12:00

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    ■「ラーマガ」本誌に載せきれなかったレビューを掲載する「ラーメンレビュー増刊号」です

     「ラーマガ」本誌では、各号で一人最大5件のレビューを掲載しています。遠征や連食などで、そこに収まらない私のレビューを、随時「ら~マニア共和国」で掲載します。

     今回は以下の9杯を紹介します。まずは「ラーマガ」#017のレビューで触れた「わぽ会新わかめラーメン限定」のうち、1日限定のために紹介できなかった「饗くろ喜」の「木曜限定わかめそば」。こちらは既に販売終了しているので、無料公開で紹介します。続いて、
     #018のレビューで紹介した「船橋ソースラーメン」で、紹介しきれなかった5軒のラーメンをレビューします。こちらは5月6日まで予定の限定販売です。

    1、【わぽ会限定:饗くろ喜、木曜のわかめそば】

    ・饗くろ喜<鯛出汁わかめそば>
    ・饗くろ喜<煮干し味噌わかめそば>
    ・饗くろ喜<醤油わかめそば>
    ・饗くろ喜<浅蜊出汁わかめそば>


    2、【船橋ソースラーメンプロジェクト】

     <本誌018号にて「やまらぁ@人形町」「阿修羅@船橋」「大輦@船橋」を紹介>
    ・963@船橋<スパイシーな一杯>
    ・ura963@船橋<ソースなのに白い一杯>
    ・零や@船橋<目玉焼きがソース煮あう一杯>
    ・讃岐饂飩まるは@船橋法典<揚げ物の油が調和する一杯>
    ・ゆきち@北習志野<あっさりして身に馴染む一杯>



    ■饗くろ㐂@秋葉原
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    鯛出汁わかめそば(1,000円)
    ※3月6日のみ販売(販売終了)

     「日本のラーメンを変える若手っぽい会(わぽ会)」では、3月は石巻市十三浜の新わかめを販売。各店舗では限定数を設けて連日提供していたが、くろ㐂だけは木曜日を限定の日として限定メニューのみの販売にし、各日200杯の販売にしたとのこと。
     しかも3月に4回ある木曜日にそれぞれ異なる味を提供するとのことで、当初は「無理して行かなくてもいいかな…」と思っていたが、1回目のこの日が荒天で、意外と遅い時間帯まで販売されていたので21時頃に訪問。サイドメニューの「めかぶご飯」は完売していた。
     塩ダレに細麺は通常のものを用いているが、今年からブラッシュアップされたじんわりしたもの。スープは鯛出汁をベースにしつつ、ワケギと、豚バラ肉のハーブ焼豚をトッピング。そこにコリっとした固さを残した石巻十三浜のワカメをたっぷりとトッピング。桜鯛を酒塩で軽く炊いた身を乗せて、豪華さもしっかり感じられる一杯。最後の乗った柚子の香りを鼻にまとわりつかせながら、鯛と焼豚はスープに馴染ませてから食べると美味しさもひとしお。

    春告げる わかめに絡む 鯛の味

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    饗くろ㐂@秋葉原

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    煮干し味噌わかめそば(1,000円)
    ※3月13日のみ販売(販売終了)

     「くろ㐂」のわぽ会限定3月わかめそば。2週目は「煮干し味噌」。こちらも雨の木曜日で21時頃まで残っているという情報を聞いたので立ち寄り。この日は、めかぶご飯(200円)もあったので一緒に注文。煮干オイルを加えて煮干っぽさを増した煮干し味噌味のスープにはピロピロした平打ち麺。「くろ㐂」初のあっさりスープの味噌ラーメンだそうだが、煮干の苦味がしっかりと感じられる味は確かに「くろ㐂」には珍しいかも。具には「若ごぼう」「赤かいわれ」「豚バラ肉の味噌漬け」をトッピング。若ごぼうはやや固さを残しながら、スープに竿さす苦味も感じられる。印象的なのはやはり「豚バラ肉の味噌漬け」。軽く炙られているが、味噌が豚の脂と馴染んでいて、これだけでも食べたくなる逸品でした。
     めかぶご飯はたっぷりのめかぶをご飯に乗せているので、まずはそのまま、後半はスープをかけてワカメを乗せて、「わかめかぶご飯」にする。めかぶとワカメの食感の違いを一気に口にすると実に楽しい。

    にぼみそも ワカメを加え 豚馴染む


    饗くろ㐂@秋葉原
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    醤油わかめそば(1,000円)
    ※3月20日のみ販売(販売終了)

     「くろ㐂」のわぽ会限定3月わかめそば。3週目は醤油味と聞き、少し早めに行けると思い訪問。雨が降らなかった事もあり、この4回の「わかめそば」限定の中で一番並んでいた。今回は醤油ダレに、小豆島「ヤマロク醤油」の非売品「鶴醤(つるびしお)」のもろみを隠し味に使用。ベースは「ヤマロク醤油」の「新桶初絞り醤油」。スープには煮干し、サンマ節、昆布、サバ節、豚の背ガラを使い、豚背脂もサンマ節で煮て味を調和させている。手揉み麺に玉ネギ、そしてたっぷりの十三浜ワカメを乗せ、福岡産の極上な筍を茹で、スープに馴染むように隠し包丁で一仕事。チャーシューには鶴醤のもろみを使って焼き上げた焼豚。これがまた美味しい!麺の縮れに掬い取られたスープを楽しみ、玉ネギと相性がよい醤油味のスープも楽しめた。やや柔らかめなワカメの食感も嬉しく、焼豚の後を引く味わいも印象に残った。

    三陸の ワカメに醤油は 瀬戸内で


    饗くろ㐂@秋葉原
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    浅蜊出汁わかめそば(1,000円)
    ※3月27日のみ販売(販売終了)

     「わぽ会限定」、一日ずつの「わかめそば」を提供してきた「くろ㐂」、4つ目の味は当初から「???」とされていたが、「浅蜊出汁」と発表。「くろ㐂」では定評ある浅蜊出汁ならばということなのか、多くの人が並んでいた。香味油には烏賊煮干しを加え、そこに浅蜊ベースの塩ダレ、スープには鶏出汁と浅蜊出汁をブレンドし、薬味には茗荷とカイワレを使用。細麺にワカメ、ローストトマトにハーブチキンを乗せ、「行者ニンニクのお浸し」をトッピング。あっさりした塩ベースのスープの中には、浅蜊の旨みが存分に感じられて飲みごたえもすっきり。鶏肉やトマトの旨みに引き込まれつつ、細麺とワカメを食べればまたスープを飲みたくなる逸品。さすがでした。
     4回の「わかめそば」限定。気づけば全部食べてました。同じ店ばかり通うのもどうかなぁと悩みつつ、美味しいからついつい逃せなくなってしまう味。レギュラーメニューもリニューアルしたそうなので、それも改めて食べないといけないし、これからも限定が出てくるみたいなので、やはり足しげく通わなくてはと思わせてくれます。来年3月の「わかめそば2015」ももちろん期待しています。

    日本を 緑に染める ワカメ色


     
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