ソシャゲ運営のブラック体制を書いていこうと思う(20180203更新)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ソシャゲ運営のブラック体制を書いていこうと思う(20180203更新)

2018-02-03 19:20
  • 63
  • 7
お疲れ様です。らずろうさんです。
今日は、ソーシャルゲームの運営について書いてみようと思います。

みなさんは、ソーシャルゲームの運営と聞いて、どのような仕事を想像するでしょうか?

・新しいイベントを企画する
・デザイナーやプログラマーの進行を管理する

……などを思い浮かべるでしょうか?
いわゆる、ゲームの中身を面白くするためにどうするべきかというのを考えるポジションに"見えますね"。
では、今日は上記のような仕事がいかに大変かというのを説明しようと思います。

新卒でコンシューマーゲーム会社行きたかったけど、泣く泣くソシャゲ会社に行くことが決まっている若き少年少女たち―。
コレが現実だから、ちゃんと見ておこうね。
----------------------------------------------------------------------------------------
<記事更新履歴>
(2018/02/02)記事に補足情報を付けて、最新版に最適化しました。
(2016/09/06)初期投稿
----------------------------------------------------------------------------------------
1.スケジュールが異様に厳しい

ソーシャルゲームは数日〜数週間に1度でガチャやイベントが有りますよね?
あれって、毎回毎回新しいのを作っているんですよ。

現場ではこんな会話が繰り広げられます。
「来週○○があるから、絶対締め切りに間に合わせろ」と。

現場は常に近い締め切りに追われながら、仕事に励んでいます。
遅れるなんてことは絶対に許されません。
しかもソーシャルゲームは売上が不安定ですので、人も中々増員されません。

誰かが1日でも休んだら、運営に影響が出るくらいに現場はカツカツしています。
※ベンチャーや中小なんて特に

仕事が終わらないということはありえないですので、みんな残業してでも終わらせないといけません。
20時、21時に帰れたらソシャゲ会社では早い方で、22時〜23時、終電で帰れないという人まで普通にいます。

なぜなら、仕事を終わらせないといけないからです。


2.時間拘束が異常

ソーシャルゲームの開発は、上記の通り、毎回毎回近い締め切りに追われているので業務の終了が遅くなりがちです。

これだけならまだブラックなIT企業ってだけなのですが、ここから更に上乗せ。

ソーシャルゲームってオンラインに繋げて24時間いつでもプレイできますよね。
※メンテナンスとかを除いて

でも、たまに不具合とかで夜とか夜中とかにゲームにつながらないっていうことありますよね?
そういう時、現場はどうしていると思いますか?

夜だろうが、夜中だろうが、休みだろうが、いつでも仕事させられます

なぜなら、ゲームをすぐに復旧されないと、人が離れていくし、売上も落ちるし、ゲームの知名度も落ちるからです。
だから、迅速な対応というのがリアルタイムで求められるのです。

会社連絡用に、LINEとかチャットワークとかSkypeとか強制的に入れさせられて、連絡絶対でろって言われます。

なので、ソーシャルゲームを作った人達っていうのは、24時間365日不具合が起きないかどうかというのをビクビクしながら運営しています。
そういう意味では、仕事が終わった後や、休みの日などを心から安心して休むことが出来ないという心労をかけることになります。
辛いですね。

ちなみに時間外にそういう対応しても、一切評価されないし、お金も出ません。
つらいね。理不尽だね。


3.(人によるが)給料体制がクソ

ソーシャルゲームの会社って、ぶっちゃけ給与が結構クソです。
基本給+残業代 そして賞与というのがいわゆる一般企業の報酬体制かと思いますが、ソーシャルゲームは違います。
ソーシャルゲーム会社では、固定給が最も採用されています。

固定給(月給、年俸)
…予め金額設定をして、その給料で働いてくれというものです。(例:月25万固定など)

企業が固定給にする理由は1つ。残業してもお金がかからないということです。
前述のとおり、ソーシャルゲームの運営は常に締め切りに追われて残業しまくっているというのが現状。
残業した分を給与で支払うと、とんでもない額になってしまいます。
ソーシャルゲームはいつ人気がなくなるか分からないコンテンツですので、企業はお金をあまり積極的に捻出したがりません。
だから、予め給料を価格設定することで、残業代が発生しないようにしているのです。

頑張っても頑張っても給料が増えることはないし、残業した分だけ疲れだけが蓄積していきます。
じゃあ残業しなければよいのでは? と思うかもしれませんが、仕事は残業しても終わらない人がいる環境です。
残業がデフォルトになって定時で抜けることなんでまず出来ないです。

実力がある人は、最初に高い給与で働くことも出来ますが、新卒や実力がない人がソーシャルゲーム会社に入ると、安月給で長時間労働を強いられます。
大手ならじわじわ上がるでしょうが、ベンチャーの場合は完全にバイト扱いで利用している場合が多いと思います。

小さい会社だと、タイムカードを採用していないところもあります。
どうせ残業するんだろっていうクソみたいな精神です。


4.教育体制がクソ(技術が高い人がいない)

ソーシャルゲーム会社って結構必死に会社運営しています。
iOSやAndroidで誰でもゲームが出せる時代になりましたので、自分たちの会社以外の個人・企業は全員敵です。
常に新しいことを作り続けないとという必死感を持ちながら仕事に励んでいます。

なので、新しい人が入っても仕事が忙しすぎて教育なんでしてられっか!な企業は普通に多いです。というか、ほぼそういうとこばかりです……。

なので、
仕事は教える時間ないけど即戦力になってね♪ 出来なきゃ首だぞ☆
っていうのが大多数ですね。

そんなのおかしいだろ? って思う人。あなたは正常です。
でもね、そういう反論をすると、大抵こう返事されます。

うちはベンチャーだからね」って

いや、ベンチャーだから教育しないって意味わかんねえから。
単に教える能力がないおバカちゃんですっていうのをかっこ良く言ってるだけじゃねえか。

だから、上記のコメントを聞いて人は下記の二択をします。

1)こんな会社クソだ!辞める
2)耐えぬいてやる……

なんとも不幸せな二択ですが……。

(2018/02/02追記)
ああ、あとちなみに今の時代の小さな会社の20代〜30代は出来る人とできない人の差がかなり激しいから注意しようね。
昔は全員コンシューマーだったから、ある程度最低限の技術は殆どの人が持ち合わせていたけど、ソシャゲ運用とかの需要が増えたこともあって、マジで何も出来ない人が結構増えているのが目につく。
中長期的にゲーム産業の技術が落ち込まないかほんとうに心配になる。


5.【重要】ソーシャルゲーム会社だと、ゲームを作るプロになれない

コンシューマーゲーム会社とソーシャルゲーム会社の企画の仕方に違いがあることを知っていますか?

コンシューマーの企画は「いかにゲームを面白く出来るか」
ソーシャルゲームの企画は「いかにお金を長く絞れる仕組みができるか」

コンシューマーの開発中、常に企画→何でそれが面白くなるのかというのを追求していきます。
ソーシャルゲームでは、金目になるものを作れ→金になる販売を考えろというのを追求していきます。

コンシューマーも最終的に売れるためという目標で作っているのは確かですが、ソーシャルゲームほどガツガツしていないです。お金についてはプロデューサーが考えることですので。

対して、ソーシャルゲームは常に金の事しか考えていないです。
プランナーに金になる企画をさせ、デザイナーに金になる絵を描かせ、プログラマーに金になる誘導の仕組みを作らせます。

上記の違いがある中で、例えば数年経験したらどうなると思いますか?

コンシューマーではゲームを作る仕組みを覚えられ、
ソーシャルゲームでは金を絞る仕組みだけを覚えられます。

だから、ソーシャルゲームを作ったことがある人でも、コンシューマーの方に行きたいって志願しても「畑違いだよね」って言われてしまうんです。
面白い仕組みを作る経験してないよね? 金を絞る協力しただけだよね?って

だから、いくら長く経験したところでソーシャルゲームの運営経験っていうのはゲーム開発に役立たないんだよね。だから、コンシューマーの会社に行こうとしても採用されない。
※ソーシャルゲームを開発することだけをしている会社だと、また別かもしれないですが……

ソーシャルゲームしか経験していない奴に面白い仕組みの企画書とか仕様書作らせたら相当ひどいのができるよ。まじで。
面白い仕組み作ることに関しては素人だから。

(2018/02/02追記)
何で未経験の人がソシャゲ運営に歓迎されるのか、良く考えてみようね?
ゲーム開発する人って、普通にチャレンジ欲が高くてバリバリ働きたいって人が多いのよ。
完成したゲームを維持するってところなんてやりたくないわけ。
だから人を入れて仕事を押し付けるわけなんだけど、業界を知っている人的には、運用は魅力のないポジションだってことは百も承知だから、極力応募は避けようとするんだ。
だから、情報を知らない未経験者を募集して積極採用するってわけ。

右も左も知らぬままにとにかく他人が作ったゲームを維持させて、
もしやこれってゲームづくりじゃないんじゃね?って気づいた頃には、
ソシャゲ運用以外の仕事は選べなくなってるという罠。

ガ◯◯◯とかの中途求人見てみ?
ソシャゲ運用、ソシャゲ開発、コンシューマー開発の3つの求人あるけど、
ソシャゲ運用しかしたことない人は、開発の仕事の応募資格ないって書かれてるよ。

大手のソシャゲ会社がそうだってことは、つまり業界的に運用担当の市場価値ってのは決して高くないんだよね。
可哀想にとしか言いようがない。



7.(環境によるが)人間の性格が悪い(2018/02/02追記)

ソシャゲの運用は上記に色々と書いている通り、毎日がツライわけですよ。
そうすると、優しかった性格がドンドンと風化していって、ストレスが溜まって職場内がギスギスるんだよね。
ゲーム会社って、本当は結構ラフでフレンドリーな人が多いんですけど、どこの昼ドラだよとツッコミを入れたくなるような性格のやつが本当に多い。
中途半端に中規模なソシャゲ会社ほど、そういう人が多かった記憶がありますので、注意したほうが良いです。


6.最後に

いかがだったでしょうか?
ソーシャルゲームが提供されている裏側っていうのは、結構人が苦しんでいる上で成り立っているんですよ。

この記事を読んで、どう思われるかは人それぞれですが、これだけは言いたい。

「安定した将来を求めるなら、ソーシャルゲーム会社はやめとけ」
「本気でゲーム作りたいなら開発会社で頑張れ」

以上です。
ありがとうございました。
広告
他53件のコメントを表示
×
じゃぶじゃぶしていってねの語源になったフラワーナイトガールの画像を見れば一発で察することが書いてあるな。
例としてだがDMMゲームでよく見られるのがスタッフが24時間戦ってたり、オープンしたのに開発会社がサーバー管理者とかプログラマーを募集してたりするのなんて日常茶飯事だからなぁ。
他のだとソシャゲ立ち上げたけど頓挫した会社の社長のインタビュー記事なんてのも、分かりやすい例だったな。
まあパチンコやビットコインと同じくソシャゲは作る側もガチャをする側もギャンブル脳だと思うわ。
4ヶ月前
×
ネトゲ運営を以前していましたが同じような環境で頷くしかありませんでした…いくら面白い企画を作ったところで、工数が、〆切が、売り上げが、で決定権は常にPが握っているので(当然ですが)モチベーションはどんどん下がっていく…給与面も完全に同じで笑いましたw パチ屋の店員と一緒でユーザーには恨まれ、評価はされず…ネトゲが嫌いになりそうだったので配置転換の際に辞めましたが

4ヶ月前
×
どうりで地方の求人に時給900円で募集掛けてるわけだ。TI企業で働いてたからこれ技術者取りたいわけじゃないなって直ぐ分かった。
DMMは最近技術面での退化が著しいからな。まさかガラケー時代のゲームを出してくるとは思わなかった。
案の定二月で死んだが。
4ヶ月前
×
日本は好きだけど、こういうのが許されてるのはマジでクソ。
4ヶ月前
×
面白いゲームが売れなかった結果、課金ゲーが残っていくから未来はゲームが消え課金が残っていく
3ヶ月前
×
資金繰りが良くなったという点では、ソシャゲ自体も決して悪とは言い切れないですが、
さすがに現状アプリのリリースが乱発しすぎて、ガチャのビジネスモデルもやりすぎかなって気はしています。

一本一本の収益を大事にして、しっかりと味の濃い作品を海外にもウケるように作れると良いですね。
3ヶ月前
×
ゲームではないけど近いモノで働いてるのでなんとなく分かります…。
特に人を育てない という所はほんとに深刻でした。
昇給の基準が特に曖昧で、賃金は上がることもなく、うまい人はすぐ見切りをつけて辞めしまうことが多く、ノウハウのある人が全くいない状況が長く続いてましたね…。
1ヶ月前
×
コンシューマやエロゲ作ったところで、購入する人ほぼいないから課金ゲー作ってた方が全然いい
1ヶ月前
×
余裕の無い人間を作り溜め込んだカネを短時間で消費できるガチャやパチンコに出させる
負の経済循環が日本経済の基軸になってるからどうにもならんし日本はもうグローバルでも勝てなくなって沈むだけ

車などの極一部の製造業以外は詐欺同然のベンチャーしかないからルールの厳しい海外では勝負の土台にすらあがれない
だからこそ詐欺ベンチャーや和製ガチャはパイがないと分かりつつも日本から出られない
1ヶ月前
×
そもそもゼロから毎回作ろうという発想に至るのが頭悪いなあw
2週間前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。