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D.C.S.S. -ダ・カーポ セカンドシーズン-
初音島に、ひとりの少女が降り立った……
初音島にもうひとつの風が吹いた
初音島に舞い降りた、亜麻色の髪の見習い魔
法少女
初音島でふたたび始まる、もうひとつのエピ
ソード
初音島だけに存在していた不思議な現象で
あった、花が枯れないはずの桜が枯れてし
まってはや二年。主人公・朝倉純一は、風見
学園付属から本
校へ進学し、相変
わらずの学園生活を過ごしていた。あれから
彼の口から「かったるい」の言葉は消え、見
違えるほどはつらつとしていたのだった。友
達である白
河ことり、天枷美
春、水越眞子、杉並といった面々と、いまま
でとなにも変わらぬ日常を過ごしている。た
たひとつの大きな変化をのぞいて――。
ある日、そんな初音島にひとりの少女がやっ
てきた。彼女の名はアイシア。純一の祖母に
魔法を教わるため、はるばる北欧からやって
きたのであ
る。しかし純一の
祖母はすでに他界してしまっており、アイシ
アは唯一の当てを失ってしまう。純一も祖母
から教わった、和菓子を手のひらに生み出す
というささ
いな魔法を使える
ことは確かだが、そこで彼女が選んだ道とは
なんと……!?
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FORTUNE ARTERIAL
桜舞う四月。
俺-支倉孝平-は、記念すべき10回目の転校を果たした。
新しい学舎は修智館学院。
かなりの進学校だとか、キリスト教精神に基づく伝統校だとかは
割とどうでもよくて
いちばん大切なのは《全寮制》だってこと。
これなら、転勤族の親父に連れ回されることもない。
俺はようやく自由を手に入れたのだ。
寮の一室で目覚め、友人と登校。
充実した授業を受け、帰寮。
夜は思い思いの時間を過ごし、就寝。
そんな、落ち着いた毎日が待っているはずだったのだが……
気力体力ともに溢れる副会長、
はかなげで清楚な後輩、
ミステリアスなクラスメート、
常識から大きく外れた寮長、
気苦労の絶えない幼なじみ、
知り合ったのは個性的すぎる人ばかり。
賑やかにならないはずがない。
転校ばかりの過去に置き忘れたものも
得ることができなかったものも
ここでなら、取り戻せる気がする。
今はまだ、おぼろげな形しか見えないけれど。