MMDカメラtips 補間曲線(09/15更新)
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MMDカメラtips 補間曲線(09/15更新)

2017-09-12 23:20
  • 37

(09/13誤字修正)
(09/13ちょこちょこ追記)
(09/15もうひとつ書き足し)


こんばんは、煎餅といいます。隅っこでちまちまとMMDカメラを作っています。

補間曲線の解説はモーション関連のものが多く、カメラ側の解説が少ないな・・・と感じたので、私が普段気をつけていることをつらつら書いてみました。
長ったらしいですがよろしければお付き合いください。説明下手でしたらすみません。
遊びながら覚えていったひとつのやり方に過ぎませんが、どなたかのMMDカメラの足しになったら嬉しいです。

なお筆者はカメラの知識はほとんどありませんし数学もからっきしです。感覚だけでもできるから補間曲線難しくないよ!ほんとだよ!!

・補間曲線の機能とカメラでの役割

移動におけるアクセルとブレーキを可視化しています。カメラの移動や回転などに加速・減速をつけられます。
これによりキーフレームひとつぶん(0.2秒)よりも細かく、滑らかな調整を可能にします。
「今ここを映したい」「次はあっちから映したい」というMMDerのわがままをより忠実に、目で見てわかりやすく叶えてくれる機能です。

MMDカメラは主にスタートとゴールと中間点のキーフレームによって成り立っています。場面を区切るのがモーションと違うところですが、基本は変わりません。加速と減速をつけられる、というのはスタートとゴールのどちらにより重きをおくか、という話でもあります。
極端に言うとじっくり見せたい場所に平らな部分を持っていけばOKです。

補間曲線はキーフレームひとつずつに指定でき、慣れればひとつに複数指定して複雑な動きもできるのですが、ややこしくなるのでこの解説では1フレームにつき1種類だと思ってください。
縦軸が移動量で横軸が時間を表します。
指定したキーフレームは左側に作用します。


・補間曲線の種類

下に補間曲線の種類と、私がそれをどんな場面で使っているかを例にあげて大雑把に書きました。
この場面でどんな風に線を引いていいかわからん!という方の参考になればと。カメラ全般に言えることですが、この場面には絶対これ!などということはないです。とっかかりとして使ってください。

直線



いつもの。
初期状態の直線。等速で均一に動きます。
カメラで覚えておきたいのは「最初から最後まで動きっぱなし」ということ。
長回しや低速ならこれで十分な場面も多いのですが、体感では画面が動けば動くほど酔いやすくなりがちです。視野角や移動の程度にもよりますが・・・。
特に視野角が小さいと背景がガンガン動いて止まらないのでご注意ください。
動きっぱなしからぴたっと止めることもできるので、使いようによってはとても映えます。


S字



曲線で使う時の基本形です。加速からの減速。応用形も多く、一番よく使うパターンです。
オールマイティでカットの長さを問わず出番があります。
特殊な効果を求めなければだいたいのことはS字とその亜種でできる・・・はず。たぶん。




上下の辺にくっつけなければ効果が緩やかになります。交差させてS字をきつくするとつんのめるような急ブレーキ感が増します。いろいろ試してみてください。

減速


S字に次いでよく使います。スタートはどうでもいいから着地点重視だったり、勢いや動いた痕跡だけほしい、余分な移動をとっとと済ませたい!という時はだいたいこれの出番。バッとかサッとか表現されそうな動きとも相性がよいです。
ただし、左の辺に接すると開始地点寄りのフレームを吹き飛ばすキング・クリムゾン状態になるので、多用するとぶつ切りっぽくなってしまいます。これは加速でも同じ。

加速


減速とくっつけてワープ作る時ぐらいしか使ったことがないので、あまり書けることがありません。加速で終わる曲線は着地点を吹っ飛ばしてしまうので、次のカットが減速とセットじゃないと落ち着かないんですよね・・・。

減速→加速(逆S字)


使ったことないのでもっと書くことがないんですが、類型として一応載せておきます。どんな時使うといいのか私が教えてほしいです。


線の種類で減速とか加速って書いてますが、減速では大移動が前に来て、加速では後ろにくると考えると動かす時理解しやすいかなと思います。ゴム紐というかシャツの皺というか・・・どこかを伸ばせばどこかが縮む。
後半減速してスピードを緩めるために、前半が急加速になるわけです。
大事なことは『移動量そのものは直線時と変わっていない』ので
移動量が大きすぎるといくら補間曲線を駆使しても無理が出ます。
尺にあった移動量を心がけると滑らかにできます。最後の方でまたちょっと触れます。


・曲線同士の接続例

S字同士をふたつ接続する場合、ブレーキから次のアクセルまで時間がかかります。このタイムラグを必要な分だけ利用したい時、余分な時間を削る一例です。

こう。





左側が0~80、右側が80~100に作用している曲線になります。
画像見てぴんときた方はもう補間曲線の仕組みをなんとなく理解できてるんじゃないかなー。

80フレームと20フレームでは同じ補間曲線でも速さや加減速までの時間が違います。加速までの尺を減らし、目標地点への到達を早めれば、移動先の画面を見せる時間も確保できるようになります。
人間が切り替わった画像を認識するために必要な時間は決まっているので・・・個人的に3、4フレームは欲しいなと思っています。

(追記1)
「フレーム量でどんな風に時間の分配が変わるのか?」と思った方は、補間曲線の四角を脳内で縦半分に割ってください。



(画像は四分割ですが気にしない)
1カットが80フレームならば半分は40フレーム。20フレームなら10フレームです。
あとは半分の地点で曲線がどの高さを通っているかをみれば、どんな風に引けばいいかわかってくる・・・はずです。すみません。現時点ではこれ以上の説明が思いつきません;;
(追記3)
縦軸が変化量なので、例えばY軸が30動くとすると、半分の地点で3分の2の高さにあれば
40フレーム地点までで20動く・・・という風に予想をつけて「読む」ことができます。
割り切れない数字の時?考えるな、感じるんだ(※座標見ながら動かせば数字の動きもわかりますし、概算でも大丈夫です)



あとは、尺に余裕があれば、S字を緩くして、静止する部分を確保するのも一つの手です。



こんな感じ。

(追記2)
説明が抜け落ちていたのですが、真ん中と右のフレームは同じ座標(=動かない)だと思ってください。S字のブレーキ最大は「ほぼ静止」であり厳密には静止と違うものですが、静止部分がしっかりと欲しい場合はS字を分解して作る手法もあるよ~という話です。

私自身はS字同士を繋いだだけではタイムラグが足りない時、尺に余裕はあるけど移動に余裕がない時などに使っています。

とにかくキーフレームの位置は裏切らないので、加速・減速までの間の取り方がうまくいかないなーって方は補間曲線をいじる前にキーフレームを前後させてみたり、移動量減らしたりしてみてください。減らせば減らすほどコントロールしやすくなります。
カメラの軌道を想像できるようになればもっと作るのが楽しくなりますよ!


・おまけ・予告編(?)カメラのブレについて

もうひとつ、カメラのブレを減らす方法について説明します。次回書いた方がいいような気もしますが次回があるかどうかわからないので・・・。

対策は単純で、動かす軸を減らすことです。もっと言うならあらかじめ「動かす軸」「動かさない軸」を決めることです。
ちなみに私の場合20以上動く軸は「動かす軸」です。Y軸回転、お前のことだよ!


MMDのモーションはキーフレーム間を補完して勝手に移動するので、カメラにおいては3つの軸の移動と回転+距離+視野角がいっせいに動きだします。
ここで重要なのは軸ごとに移動量が違い、それぞれの軸で動く方向とスピードが違うということ。
異なるスピードの軸がいくつも重なり、なおかつ移動量が多いとブレは大きくなっていきます。特に回転は補間曲線も一括でしか動かせないのでやっかいです。

逆に、派手な移動のあるカメラでも、一個でも動かさない軸を作ると画面の揺れが緩和されます。なかでも距離や視野角は効果が大きいです。私が勝手に作っている縛りですが、メインで大きく動かす回転は1、移動は2ぐらいを心がけています。単純化は見やすくできていいぞ。

座標移動を掌握すれば複数の移動を反対方向に組み合わせてカメラの勢いを殺し、移動量を維持しつつ速度を落とすことも可能になります。酔わせずぶん回すテクニックのひとつですね。
わかりやすい動きの方が視聴者も予想しやすいので、一石二鳥です。

いかがでしたでしょうか。軸分けについては複雑なので今回省略しました。
あるとしたら次回、「座標の適切な移動量」について書ければなーと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。よきMMDライフを!

最後に、私自身がお世話になった教材をいくつか紹介します。



一番お世話になった動画。カメラの基本のその先が知りたい!という方はどうぞ。
「見やすさ」とは何なのか、観客の焦点や誘導の仕方などとてもわかりやすいです。定期的に見返しています。



既に見ておられる方も多いかと思いますが・・・補間曲線講座といえばこの動画。実践編とあわせてどうぞ。



モーションが例なので少し勝手が違いますが、軸分けの解説がとても丁寧で親切です。Y軸軸分けは一番お手軽なのでカメラでもおすすめです。



エフェクトにも補間曲線を使えることをこの動画で知りました。感動。



作業風景をほぼそのまま動画にしてくださっています。みんなグローバル移動使おう。


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