• プリムラとラクリマと流星群と(ミリオンライブ4th2日目を振り返るその1)

    2017-03-16 23:30



    昨日に引き続いて、ミリオンライブ4thの振り返り! 今回は2日目の『Bluemoon Theater』! 嬉しいことに、この日だけは現地参加できました。

    さてこの日のライブ、モチーフとなったCD盤『Bluemoon Harmony』は、

    世はアイドル戦国時代! 戦わなければ生き残れない!!
    『Raise the FLAG』

    愛する人を見送る女の強かさをセクシーに歌い上げる!
    『P.S.I Love You』

    初恋の甘さ切なさ苦さを、ちょっぴり懐かしい旋律とアレンジに乗せて贈る!
    『プリムラ』

    90~00年代調のメロディで、悲恋の雪に埋まる冷たい心を、氷柱にように鋭く美しい歌声に乗せた
    『待ちぼうけのLacrima』

    この4曲を通じて、それぞれのユニットが、込めた魂の強さを競い合うかの如き、ミリオンライブ史上一二を争う熱いアルバムでありました。まだ聴いてない人は聴いてね!

    そして武道館公演では、前半で上記4曲と各メンバーソロ曲を一気に駆け抜ける大盤振る舞いのセットリストを展開!
    正直音源の時点でかなり良かったので、舞台で聴けば全部良さ倍増です。

    別格だったのは、『待ちぼうけのLacrima(以下ラクリマ)』

    ただ実を言うと、勝ち負けとかそんなのは、多くの人にとって大した問題ではないということを承知の上あえて書きますが、CD盤を聴いた時は『プリムラ』が優勝曲、すなわちマイ・フェイバリッド・チューンだったんです。
    元々KOH曲が好きだったというのもあったけど、それ以上にこの曲を歌う静香(田所あずささん)百合子(伊藤美来さん)昴(斉藤佑圭さん)の歌声が、曲の持つ世界観にがっちりフィットしすぎてたんです。
    『ラクリマ』も文句なしにいい曲だったのだけれど、自分のマインドの中では、『プリムラ』が優しく表現する、十代の透き通った片思いの物語にはどうしても、ジュリア麗花紗代子の歌唱力を持ってしても敵いはしなかった。

    それだけ『プリムラ』がいい曲だったことは、僕にとって幸せなことでありながら、また悔しいことでもあったのです。なぜなら僕はジュリアP。それがジュリアの歌った曲より、同じアルバムにあった別の曲に、心揺さぶられてしまったのですから。しかも、これは「『プリムラ』をジュリアが歌えばいい」という問題ではありません。『プリムラ』は静香と百合子と昴が歌ってこそ、少女の切ない片思いを歌った名曲として完成するのです。彼女たち以外が歌ったとしても、それは100%の『プリムラ』にはなりません。ちなみにこれは、LTF曲の全てに言えることです。

    しかし、武道館では『ラクリマ』がそれを上回るパワーアップを見せてくれました。極めつけが2コーラスを終えてのCメロ出だし、愛美さんの絶唱から始まる凄まじい音圧。現地は2階席正面で表情はなかなか確認できずじまいでしたが、自分の耳を通して、
    ・歌に対してとことん真摯で、妥協を許さないジュリア(愛美さん)
    ・どんなときも絶対弱音を吐かず、自分の限界に挑み続ける紗代子(駒形友梨さん)
    ・他の人が尻込みしそうな苦難にも、決して物怖じせず、常に先を行く麗花(平山笑美さん)
    の、『ラクリマ』に込める本気が、もう痛く突き刺さるほど伝わってきました。
    『ラクリマ』は聴いてたらわかるかと思いますが、大変キーがキツイ曲です。それを、ライブの強者である田所さんや伊藤さんですら声が途切れることのあった武道館の音響で歌うことの苦しさ。それを乗り越えようとする3人の絶唱が、物語の1ページを刻むその瞬間を、僕は体感したのです。

    ワイも参加したフラスタ(^^)

    そんな、「戦いと挑戦」の物語は、ジュリアのソロ曲『流星群』でも、ひしひしと感じ取ることが出来ました。

    ジュリア、もとい演者の愛美さんは、メンバーで唯一ギターを抱えて歌います。戦隊ヒーローの追加戦士が、特別な武器を持っているように。しかし、その特別な武器は使い手を「目立つ飛び道具を持っている、それだけ」という評価に留まらせかねない両刃の剣でもあります。
    しかし愛美さんは絶対そうなりません。ライブのたびに、歌を通じて、ジュリアの多様な表情を見せてくれるからです。
    もう何度となく『流星群』を聴いてきましたが、その度、彼女が歌に込める楽しさの量が増えていくのが分かるんです。まるで、手違いでやってきた余所者のジュリアが、出来ることをどんどん増やしていって、シアターの空気に溶け込んでいくかのように。

    そうして、ライブを通じてジュリアが知った世界の広さと、その感動を伝えることが、愛美さんの戦いなんです。
    今回はライブハウス武道館で、見事なイントロから始まり、さらには会場の我々をジュリアの隣に誘うかのように、マイクを向けてくれました。その一時だけ僕は、本当の本当に、ごっこでない彼女の相棒……プロデューサーになれた気がします。

    そう、まさにこれは、
    「僕がプロデューサーだ!」「私がプロデューサーよ!」「僕が……プロデューサーになってる!」

    ガナティガベイビーテイクミーハイヤー♪
    ……アイマスの話が、いつの間にかジャニーズの話になってしまいそうでした。閑話休題。
    ありがとう、愛美さん。
    考えてみれば全体的に、今回のライブは「皆が物語を共有できる」ことに重点を置いた、そんな演出がなされてたと受け取れます。

    はっきり言って2日目はこだわりが強すぎて書きたいことがまだまだある(クレブルとか阿部里果さんとかレイザッとか)んですが、時間がモグモグ食われる音が聞こえてくるので、今日はこの辺で。


    ”嬉しくなって優しくなって未来にちょっと夢を見るの
    ほらあたしにだって出来ることが少しずつ増えてゆくよ”

    ―ジュリア『プラリネ』


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  • 1日目簡単にまとめるね(ミリオンライブ4th武道館)

    2017-03-15 21:32
    本気で振り返ると、何もかもが手につかなくなる。
    でも感想のアウトプットは速さ命。
    つーわけでサクッとミリオンライブ4thライブの感想です。

    まず、1日目。

    大変失礼というか、プロデューサーとしての資質を疑うことのですが、Sunshine Rhythmに関しては僕、無意識のうちに期待のハードルを下げてたみたいなんです。皆ミリオンへの期待値を下げろってブログでほざいてた、それ以前に。

    そんな状態に喝を浴びせてくれたのが、島原エレナ役の角元明日香さんでした。
    彼女は去年の大阪でのライブが初参戦だったのですが、その時はどうも表情がこわばって見えることが多いな、というのが僕の正直な感想でした。
    それが今年は、信じられないくらい柔らかく豊かなな表情を見せて、我々のもとに歌を届けてくれたのです。『ファンタジスタ・カーニバル』のような明るさから、『Emergence Vibe』のセクシーさまで、彼女は確かにエレナを表現しきっていました。たった1年という短い歳月で、人はここまで成長できるものなのか! と、僕自身の現状が停滞気味なこともあるかもしれませんが、感激してしまいました。

    他のメンバーに関しても、もはや言わずもがなです。
    歌でもトークでも昨年と比べて段違いに、個人の能力はもちろん、ユニットとしての一体感も高まっており(『HOME,SWEET FRIENDSHIP』にその辺りがよく出てました)、先述した大阪でのライブで「慣れっこの人たち」と「まだ若い人たち」のギャップの開きへの危惧をかすかに覚えてしまった僕にとって、それを払拭し、更にはその先の「まだまだ走り続けるミリオンスターズ」を期待させてくれる、初日にふさわしいパフォーマンスに仕上がっていたといえます。

    個人曲の合間に掛け合いを入れてシームレスに進行するセトリ構成は、声優が主体となるライブの世界と、キャラクターが主体となるゲームの世界という、どちらかが好き勝手に突っ走れば乖離してしまう2つの世界をいい塩梅に繋ぎ止める、素敵な試みでした。特に印象に残ったのは、『りんごのマーチ』『ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン』かな? でも田村奈央さんの「北国の星」が僕には、「栃木の星」に聞こえてしまい、あとのトークでやっと理解出来たんです。聴き下手でごめんなさい。

    ユニット曲で特にお気に入りは『ランニング・ハイッ』でしたね。ハイテンポな曲で、渡部優衣さんはやっぱり動きのキレが良いし、郁原ゆうさん田村さんも、普段おとなしめのキャラクターが、こうした元気な曲を歌うときの楽しさやはつらつさを上手に出していました。
    サンリズ曲は似た傾向のが多くて退屈だと音源では感じてしまった僕も、ライブを経てまた改宗されてしまいました。サンリズ行けるじゃん!と
    ぶっちゃけサンリズだけでかなり満足だった僕ですが、中盤予期せぬものが……。

    『創造は始まりの風を連れて』!?
    曲名の段階で驚きなのは言わずもがな。しかもステージに並んだのは、CD音源と全く同じキャスト!
    バリバリのアニソンロックサウンドなので個人的にも大好きな一曲ですが、それをオリジナルのメンバーで歌うっていうのは、とても特別なんです。
    知らない人のために解説しますと、この曲は、CDドラマ劇中劇を演じるキャラクター同士の役争奪選挙を勝ち抜いたメンバーに与えられた、いわば伝説の武器のような曲なんです(詳細はこちらを参照)。となれば、オリジナルが揃えば、それを100%のパワーで歌い切れる! という事となるわけで。
    それを、今回告知されていない、いわばシークレット枠のメンバーを呼んでまで実現させたことは、同様の経緯で幕張以来の音源メンバー勢揃いを実現させた『Growing Storm!』と共に明日以降の展望にこれまで以上の大きな期待を抱かせることとなりました。

    長くなって来たので2日目編に続く!
  • 反省します

    2017-03-05 02:38
    先日好き勝手書いてしまいましたが、流石に大人げない側面があったと反省しています。ただ、その大人げない文章にしても、自分がその時感じた事柄としては、偽らざるものであったという確信の上で公開したものである以上、削除ならびに非公開にはしません。不快に思われた方、ごめんなさい。

    結局のところ、自分たちがいくらてんてこ舞いに焦ったり、煽ったり煽られたりしているところで、作っている側からすれば「そんなの言わせとけ」って姿勢でいないとやっていけないんだろうなぁと、ここ最近の『ウマ娘』や『バンドリ』の動きを見ていると思えてしまう。なんだかんだ言って、作り手の掌の上で踊ったり踊らされたりしているのが、私らオタクなのだ。

    受け手の姿勢がどうあろうと、主体が送り手である以上、彼らの考え次第でコンテンツはあっさり死んだり、息を吹き返したりするものだと捉えているし(ラブプラスは覚えているね?)、ニコマスにしたって、公式からは「ズレた導線」と見られているフシがあるので、どうも自分は「二次創作の力」「ファンの力」と言うものに全幅の信頼を委ねきることができない。

    そんなちっぽけな自分でも「送り手の人達を信じる」ことだけは唯一、裏切られるかどうかは別にして確実にできることなのだから、ミリオンライブが自分にとって特別な存在である以上、やはりどこまでも見守っていきたいと考え直された日々だった。

    ただ、信じているからこそのジレンマで、不満の一つや二つ出てしまう時というのもあるので、その時は改めて、ごめんなさい。
    ”永遠の花 ひとつ場所に咲いた ふたつの想い 愛と呼ぶのなら
    花冷えの朝 長い夜でさえ 愛を育てる 離れていたって
    あの未来へと どこまでも”


    ージェミニ(周防桃子、豊川風花、馬場このみ)『永遠の花』